GEAR戦士電童
「サービスサービス!」
ちゃらら〜〜らら♪ ちゃらら〜〜らら♪
「おい北斗これ見たか?」
DVDケースを手に北斗に話し掛ける銀河。
その表情には困惑の色が浮かんでいた。
その訳は、、、
「うん、見たよ。でもさ、銀河、、、これ見ると長官さん、なんか嬉しそうだよね」
「博士も嬉しそうにしてるし、スケベ中年だよな」
「だけど、、、『電童』初めてのお色気カットがジャケットイラストだなんて、、、」
「ほんと、訳わかんねえよな」
「うんうん、、」
心の底から、うなずきあう二人だった。
まあ、TVではそんなもの一箇所も無かったからな。
「と言うわけで!私と久美がメインイラストの」
「おわ!リンダさん!!」
「『GEAR戦士電童』11巻、好評発売中よ!」
「く、、、久美さん、、、」
突然現れた二人に背後から抱きしめられ、まんざらでもない表情の二人。
ひそかに背中に感じる、柔らかい感触に顔を赤く染めていた。
「私の脚線美に見とれちゃダ・メ・よ!」
「お姉さんの太股とスカートの裾に注目よ。サービス・サービスよ!」
そう言いながらウインクをするリンダと久美。
「なあ、キャラ変わってねえか、、、」
「て言うか、、、久美さん、それじゃ母さんのセリフだよ、、、」