あたしがヒロインよ!

 

「なんで、、、なんで、、、」

「おい、あいつどうしたんだ?」

「さあ、さっきからああだけど?」

何かに悩むエリス。

そしてそれをそばで見ている銀河と北斗

なにを彼女が悩んでいるかというと、、、

「なんでベガさんが、さらわれるヒロイン役なの!!

あたしがヒロインでしょ!!!」

どうやら、ヒロインとして今回の事を悩んでいたようだ。

まあ、今回セリフなかったし。

そう言えばラジオでも、セリフがない事を文句言ってたな

「んなこと、簡単な理由じゃん」

「ま、そうだね」

「え、どう言う意味?」

銀河と北斗の言葉に反応して尋ねるエリス

しかし、彼らの口からでた言葉は、彼女にとってはキツイ内容だった

「「だって、エリスはヒロインじゃないもん!」」

「はうっ!」グサッ!

彼女に突き刺さる言葉の矢。

「まず、メインのヒロインがベガさんだろ。

そんでもって、今までヒロインやったのはユキちゃんに、乙女だろ」

「あと、愛子さんもそうだよね」

「はううっ!」グサ!グサ!

「ベガさんみたいに強くないし、

ユキちゃんみたいに歌を歌う訳でもねえし、

乙女みたいに子供らしい愛らしさはねえし」

「愛子さんは『メテオ』にチェスで勝っちゃうほど頭良いし、

家事全般が上手だし」

「はうううっ!」グサ!グサ!グサ!

次々と突き刺さる言葉の矢

しかし彼らは最後の一本をはなつ

「ま、最大の理由は、、、」

「色気とサービスだね」

「はうっ!!!」グッサ〜〜!

「愛子さん制服だとスタイル良いのがものすごく分かるし、

ベガさんもレオタードでサービスしてるし、、、」

「ユキちゃんもスタイル良いし、

ピンのポスターではサービスしてるしな!」

「じゃあ、乙女ちゃんはどうなのよ!!」

むきになって突っかかるエリス

「お前、、乙女の『無邪気な子供の心』に勝てると思ってんのか?」

「エリスって、結構すれてるもんね」

「な!そ、、、そんな、、、」

「それに半ズボンじゃ、、、」

エリスの服装を見てつぶやく北斗

「北斗が穿けば喜ぶ人たちも多いだろうけどよ、

お前じゃ色気をなくすだけだぜ」

「なんですって、、、そんな、、、」

驚愕の事実(笑)をつげられ、驚くエリス

「でも、あたしだって、DWたちが消えそうになった時、

涙をこぼしてヒロインしてたし、そりゃ、、、服装とかは、

ヒロインしてないかもしれないけど、、、」

「え?あのときのヒロインって、乙女ちゃんじゃなかったの!」

「おれも、乙女だと思ったけど?」

「北斗と銀河のバカ〜〜〜〜!」

その言葉を残して、走り去っていくエリス

「あ〜あ、行っちゃった」

「ま、事実だからしょうがねえだろ?」

「そうだね」

結構非情な二人だった

 

「わたしが、、、わたしが、ヒロインよ〜〜!」

、、、ちがうと思うぞ、私は。

 

 

今回本当にセリフないんだもんな彼女(笑)

でも、この世界って、どうなってるの?

「ニュータイプ」とか「俺を踏み台にした!」

とかのセリフはあるし、

今回なんて北斗が見ていた番組ではどう考えても、

ランドルとあすかの会話があったし、

いくら声優さんがいるとはいってもね(笑)