やっぱりヒロインじゃない!EX

 

「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!

うひゃ!うひゃ!うひゃうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

怪しい笑い声を上げ、勝ち誇ったように拳を握り締めるエリス。

そんな奇行をとる彼女を、遠くから見守る影二つ。

「「、、、」」

「ふはははははははははははははははははははははは!

ふは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜はっはっはっはっはっはっはっ!!」

「「、、、、、、」」

「やっぱり!やっぱり、私がヒロインじゃない!!

ふっふっふっ!ふは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜はっは!」

そう言いながら、高笑いをあげる。

「「、、、、、、、、、」」

二人の視線は、逆に冷めた視線になっていった。

「くっくっくっ!わ〜〜〜〜〜〜〜〜はっはっはっはっ!!!!

前回登場した時みたいに、ろくに出番がないと思っていたのに、こんな扱いだなんて!!

これはもう!私がヒロインと言う証明でしかないわ!!!」

「「、、、、、、、、、、、、はぁぁぁぁ、、、」」

「くはっはっは!こうなったら、どんどんヤルわよ!!

ヤってヤって!ヤりまくるわよ!!」

エリスの叫びが、GEARに木霊する。

でもね、、、

「はぁぁぁ、、、エリスのやつ、また発作かよ、、、、、、」

「だね。暴走しやすいからね、エリスって」

「まあ、、、俺達もまさかエリスが『声付き』とは思わなかったしな」

「そだね。僕なんかエリス、絶対出ても『声無し』だと思ってたし、、、、、、」

「ま、ち〜〜〜いとくらい、夢見させてやるか、、、、、、」

「いままで、、、扱い悪かったもんねエリス、、、」

エリスの行動を見て、もう突っ込みを入れる力も無いのか、疲れた顔して言う、銀河に北斗。

「ま、とりあえずほっとくか?」

「そだね。遠くから見ている分には、こっちは被害がないしね」

「んじゃ、帰るか?」

「うん帰ろう。そうだ!父さんが来週ある、C−DRiVEの公開ライブ録画の入場券くれたんだけど、行く?」

「マジか!?行く行く行く!!!何があっても行く!!!」

「言うと思った。じゃあ三枚あるから、スバルも誘って行こうか?」

「おう!く〜〜〜〜〜〜〜!!楽しみだぜ!!!」

そして二人は、ブレーキの壊れた列車のように暴走するエリスを残し、その場を後にするのだった。

えと、、、危険物を放置してはいけません。