女性と少年5

 

 

 

「どこに、、、行っちゃったの、、、」

彼が行方不明になったことにショックを受ける彼女

戦いが終わった後、忽然と姿を消したのだからしょうがないだろう。

「無事でいてね、、、お願いだから、、、」

手を合わせ、祈る彼女

「大丈夫よ、彼なら」

「え?!」

その彼女に声をかける、栗色の髪の女性

「信じてないの、彼の事を」

「し、、信じています!でも、、、」

「そんなに弱気なら、、、私が彼を取っちゃうわよ」

 

 

 

「おお〜〜、あいつ年上にもてるな〜〜」

「ななななな!!」

感心しているイガグリ頭と、焦っている副指令

 

 

 

「そ、、、そんな!」

「あら、だって彼、、、可愛いし、結構タイプなのよね」

口元に指先を当て言う、栗髪の女性

「か、、、彼は渡しません!!」

「あら、私だって負けないわよ。なんてったって、彼の発進管制をやってるんだから」

「そ、、そんなのは関係ないです!私と彼との絆はそんな簡単には切れないんですから!!」

「でも、まだ彼とは関係を結んでないんでしょ?」

「それは、、、そうですけど、、、」

「私なら、いつでもOKしちゃうけどな」

 

 

 

「す、、、すっげ〜〜、これが『女の戦い』か?」

「い、、、いや、、、確かにそうだがね、、、小学生を巡る戦いとは、、、」

イガグリ頭の言葉に、額に汗を浮かべながら突っ込む、指令。

「ああああああああああああああ!!」

そして崩壊し始めている副指令

 

 

 

「だったら、勝負です!!」

「ええ、良いわよ。負けないから!」

少年のいないところで始まる、彼を巡る戦い。

良いのか、、、

「良くないわよ!!」

「「え??」」

「あなた達!うちの子に、、うちの子に、何をする気なの!!」

エキサイトする副指令。

まあ、自分の息子の事だから当たり前だが、、、

「「何でしょう、義母様?」」

「あなたたちに『義母様』なんて言われる覚えはありません!!!」

「そんな、、、初孫は抱かせてあげますから」

「そうです、家事洗濯、お店の手伝いもきちんとしますよ?」

「そう言う問題ではありません!!」

早くも嫁姑のバトルが始まる。

果たしてこのバトルの結果はどうなるのだろうか?

 

 

「大変だな〜、『おばさん』も」