神魂合体ゴーダンナー
奥様は16歳?!08
「おや、『撃墜王』ならここのベースにもいるじゃないか?」
「おお、確かにそうですな」
ナイトの渾名を、杏奈に教えた豪の後を告ぐように言う、霧子と影丸。
その場に沈黙が落ちる。
「あの、、、」
「それって、、、」
その空気にいたたまれなくなったのか、桃子と小波が二人へと質問する。
分かりきった答えを、、、聞く為に、、、
「そんなの決まっているじゃないか、なあ豪?」
「う゛」
「『撃墜王』でいやなら、『ロリコン王』とでも名乗ったらどうだ?」
「う゛ぐっ」
そして、、、豪の方を見ながら言う霧子と影丸に対して、、、
豪は言葉を、、、詰まらせるしかなかった。
まあ、『真実』と言っても良いからな、、、
『豪、そんな事気にしなくても良いわよ!私ならいつでもOKだから♪』
『ねえ豪、、、ロボの操縦と一緒に教えて』
突然通信してくる静流とルウ。
その二人の言葉は、、、緊迫していたその場を、爆発させるには十分で、、、
「ちょっと静流さん!人の亭主を誘惑しないで!!
ルウ!『と一緒』ってどういう意味よ!!」
『あら、お子様相手では出来ない、色々な事よ(ニヤリ)』
そう言うと、怪しい笑みを浮かべる静流。
「な゛っ?!」
『豪は、幼いほうが萌える(ニヤソ)』
そう言うと、危ない笑みを浮かべるルウ。
「な゛な゛っ!?!」
「あ、、、杏奈(汗)」
二人の言葉に、髪を逆立て、こぶしを力いっぱい握り締め、震える杏奈に
恐る恐る、、、声をかける豪。
「なに、、、ゴーちん、、、(ギヌロッ!)」
「あ、、、いや、、、その、、、ほ、ほら、いつもの冗談だよ!二人のさ!!
なっ、そうだろ?静流?ルウ?」
鬼神のような杏奈の視線を受け、一瞬怯む豪。
だが、ここでどうにかしないといけない、と言う思いから、静流とルウに話しかける。
『、、、ええ、冗談よ』
『、、、うん、冗談』
「だ、だよな!本気じゃないよなそんな事。ははは!」
二人の答えに、乾いた笑みを浮かべる豪。
だが、、、
『10%はね、、、』
『私は5%くらい、、、』
「、、、、、、え゛、、、(汗)」
その後に出た、静流とルウの言葉に、、、豪は凍りつくのだった。
「ご〜〜〜ち〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜」
「あ、、杏奈まて!」
「なによなによ!この浮気モノ!!だからミラにも甘いのね!!
ロリなのに大人の体を持っているから!!!」
「ば、バカ!誤解だ!!」
「バカとはなによ!バカとは!!
ええぃ!ちょっとコッチに来なさい!!!」
「ちょっ、杏奈く、、、くるしい!」
「良いから来なさい!今日と言う今日は、しっかりと話しましょうね、ゴーちん!!」
「いや杏奈、だから!」
「言い訳無用!あっ、お母さん。そう言うわけだから、私達戻るわね」
鬼神と化した杏奈に、襟首をつかまれ、その巨体を引きずられながら、退室する豪。
「、、、ま、自分で蒔いた種だからしょうがないね」
「、、、そうですな」
煽った者が言うセリフじゃないぞ、霧子に影丸。
まあ、確かにそうだけど、、、
豪、、、ご愁傷様、、、