シューゴのみらくる大作戦!
その6
夜明け前、、、
「うにゃ、、、おはよう、おかーさん、、、」
「あらあら、こんなに早く起きて、、、どうしたの?」
キッチンで、朝の準備をしている母親に、眠い目をこすりながら、挨拶をする幼女
「にゃ?うん、ちょっと、、、用事があるんだ、ボク」
「あら、ゲームでかしら?」
「うん。ねえ、、、おかーさん、、、」
「なあに?」
深刻そうな声で問いかける娘に、手を休め、視線を合わせ返事をする。
「もしも、、、もしもだよ。ボクが、、、ボクに、、、何かあったら、、、」
「、、、『おかーさん』は何があっても、あなたを信じているわ。
あなたが無事戻ってくることを」
「おかーさん、、、」
その両腕で、胸元に抱きしめ、やさしく語りかける。
「『あの世界』で何が起こっているかは、、、想像がつくわ。
でも、、、、わたしは、あなたと、あなたの仲間を信じているの」
「え、、、おかーさん、、、あった事ないのに?」
「ええ。だって、、、あなたが、パーティーを組んだ人達ですもの。
だったら、信じるわ」
「ありがとう、、、おかーさん」
娘を信じ、その娘が選んだ仲間を信じる。
かつて自分が選んだ仲間を信じたように、、、
「はい、顔を洗ってきなさい。そして、、、がんばるのよ」
「うん!」
信じあう、母と子の一幕であった。
おまけ
「ねえ?」
「にゃ??」
「『シューゴ』君とは、、どんな関係なの?」
「にゃにゃにゃ!!!な、、、なんでおかーさんが『シューゴ』の事知っているの?!」
「あら、、、寝言で言っているわよ。『シューゴ』って。で、どうなの?好きなの??」
「う〜〜〜、、、好き、、、だと思う。『シューゴ』と一緒だと楽しいし、そばにいてくれると嬉しいし、、、」
「まあ。じゃあ、コレがあなたの初恋なのね?」
「そう、、、なのかな、、、」
「そうか〜〜、それであんな事やコンナ事をしちゃったんだ〜」
「お、、、、おかーさん、な、、、なんで、、、」
「うふふ、そう言うことをするときは、部屋に鍵をかけなくちゃね!で、どうするの、この後は?」
「でも、、、『シューゴ』もネットでは相手してくれるけど、、、ボク、、、リアルでは子供だし、、、」
「大丈夫!今からあなたの魅力で、メロメロにしちゃえば良いんだから!!
おかーさんが、最強の技を教えてあげる♪
これなら彼みたいな『妹属性』な子はイチコロよ」
「本当!教えておかーさん!!」
「ええ、本当よ。今度の事が終わったら、オフ会でも開いて、その時にやって御覧なさい。
そうすれば落ちるわよ」
「うん!がんばる!!」
、、、なんつう母親だ、、、
年端もいかない娘をけしかけるとは、、、