シューゴのみらくる大作戦!
最終回
「ねえねえ、シューゴ!」
「どうしたんだミレイユ?」
嬉しそうにシューゴに駆け寄るミレイユ。
「じゃっじゃ〜〜ん!コレ見てよ!!」
そう言うと手に持っている3つの包みを、シューゴの目の前に差し出した。
「えっ、、、こ、これは!『ネコスーツ』に『メイド服』!おまけに『きら○き高校セーラー服』しかも夏服じゃないか!!」
、、、シューゴ、、、ゲームは嫌いだったんじゃ、、、、、、
「えへへ〜〜、レアだったんだよ、これ!で、どれ着て欲しい?」
「、、、なるほど、、、そう言うことか、、、それならば私は『メイド服』だな!」
さっきは、『誰が着るんだ』とか言っていたのに、、、
「それじゃあ、私は『ネコスーツ』にするね!ごろにゃ〜〜ん」
そう言う風に使うものでは無いですよ、、、
「ワタシも『メイド服』着たカッタです、、、でも、『セーラー服』も良いです」
ほたるちゃん、アナタが『メイド服』を着ると、別の話になります。
「凰花のメイドさんに、ミレイユのネコ娘、、、それにほたるちゃんの女子校生、、、」
シューゴは、その三人の言葉を聞き、頬を緩め、妄想の海へと旅立つ。
『シューゴさま〜〜〜』
『ごしゅじんたま〜、ごろにゃ〜〜〜ん』
『せんぱ〜〜〜い』
『『『だ〜〜〜い好き!』』』
『わっ!皆、ちょっと!!』
『『『さあ、、、』』』
「で、、、、でへへへへ、おっしゃ〜〜〜〜!萌えてきたぜ!!よ〜〜し皆行こうぜ!!!」
そう言うとミレイユたちの手を取り、カオスゲートのそばから離れていく。
と言うか、、、違う意味で燃えているな、シューゴ。
「もう、シューゴったら、せっかちさんだな〜」
「さすがシューゴ、獣のごとくだな」
「でもそんなシューゴサンもすてきデス」
、、、おひおひ、、、
「、、、はっ!お兄ちゃんは?!」
あまりの事に、意識を飛ばしていたレナだが、シューゴたちがいなくなってから、その事に気付き
慌てて周囲を見回すが、もうその場には皆はいなかった、、、
「、、、、、、お兄ちゃんのバカーーーーーーーーーーーー!!!」
こうだったら面白かったラスト
「もう、大丈夫だから、私が自分で持つよ」
「お前は病み上がりなんだから、良いんだよ」
病院から出てくる少女と少年。
少女は、少し前を行く少年が持つ、大きめのバックを持とうとするが、
少年は、少女の体の事を気にして、自らが持つ事をやめない。
「おっ、皆そろってるな。お〜〜い!」
「、、、??」
病院の門の所に立つ、女性と少女と幼女に向かって、少年が手を振る。
「やっと、お出ましだな」
「にゃはは、まってたよ!」
「お帰りなさいデス」
二人の前に立つと、三人は少女に声をかける。
『仲間』を出迎えるように、、、
「!え、、、まさか、、、皆、、、」
「これから歓迎会だよ!」
「退院祝いだ」
「パーティーデス!」
涙ぐむ少女。
その彼女に、にこやかに言う三人。
「さあ行くぞ、れな!」
そして手を差し出す少年。
「、、、うん!秀悟お兄ちゃん!!」
兄、秀悟の手を、幼き頃のように取り、仲間のもとへと飛び込むれな。
今、一つの物語が終わり、また新たな物語が始まる。
兄妹の新たな世界の物語が、、、