ほいっする!2
『すごい!すごい!!風祭さん!!!
武蔵森の攻撃から守ってる!
かっこいい〜〜〜〜!
私とあんまり背は変わらないのに、、、
他の選手と比べたら、すごく小さいのに、、、
それなのに、あんなに頑張ってる!
体が小さい事なんて関係ないみたいに、あんなに活躍してる!
すごい、風祭さん!
頑張って!風祭さん!!』
少女の瞳は、少年の姿を追いかける。
決してうまいとは言えないが、ひたむきな彼のプレーに魅了されて。
少年は走る。
自分の存在、可能性を信じ、、、確かめるために、、、
『そういえば、、、前にいる男の人と、おじさん、風祭さんの事、名前で呼んでいたよね?
風祭さんの、知り合いなのかな??
あっ!
ひょっとして、家族の人?!
そうだったら、しっかりアピールしとかないと!!
そうすれば風祭さんと、、、えへ!
そうだ!髪型は、大丈夫よね?
うん!よ〜〜し、大丈夫よみゆき!!
まずは外堀からよ!!!』