まぶらほ
管理人サンと一緒09
「もっと飛ばしてください!!」
「そうです。急いでください!」
「無茶言うな、コイツは普通のミニバンなんだぞ」
助手席から伊庭へと怒鳴り、急がせる夕菜と凜。
だが伊庭は、普段と変わらない口調で答えるだけだった。
「くっ、こうしている間に和樹さんは、、、和樹さんは、、、
『和樹、、、(パサッ)』
『く、、、玖里子さん、、、』
『好きにして、、、良いのよ』
『、、、(ゴクンッ)く、、、』
『?』
『くっりっこっさ〜〜〜ん!!!』
『あは〜〜〜ん♪』
とか、玖里子さんの誘惑に負けて、なってるに違いないです!!」
「そうです!そして、、、
『そう、全部頂戴』とか
『そのまま!来て!!』とか
玖里子さんが、言っているかも知れません!!
くっ!、なんてうらやま、、、あ、いや、破廉恥な事を!」
玖里子と和樹の現状を想像して、エキサイトする夕菜と凜。
だが凜、、、なんて言おうとした?
「先生!フルスロットルです!!
ゲームが得意なら、こんな道簡単でしょう」
「全開で行ってください!!
あなたの教え子の危機です!!」
「、、、わ〜〜たよ、出来るだけ急ぐから静かにしてくれ!!」
夕菜と凜の、血走った瞳と暴走する妄想に、根負けした伊庭は、さらに加速させる。
こうして、、、彼女達は目的地である温泉へと向かった。
一方その頃、、、
「じゃあ、、、入りますね、、、」
「う、うん、良いわよ、、、」
玖里子が先に入っている湯船へと入って行く和樹。
そんな和樹を、顔を赤くしてチラチラと横目で見る玖里子。
「(え?!か、、、和樹のって、、、あんなに?!?うそっ!)」
そして、こぶしを湯船の中で縦に数回重ねる。
「(その、、、こんなにあるの?!?)」
湯船の中で、何かを握る手つきをする。
「(わ、、、わたし、、、大丈夫かしら?
始めは、、、その、、、、、、大変だって言うし、、、
ううん!ダメよ弱気になっちゃ!!がんばるのよ風椿玖里子!!!)」
、、、、、、ナニをがんばるんだ(汗)
「、、、くすん、、、温泉、、、」
自室で、ワイシャツを手に涙ぐむ尋崎。
「今日は、、、これで我慢するしかないですね」
そう言うと、ワイシャツを抱きしめる。
、、、なにをしているんだか、、、
おまけ
遠くに行きたい
今回のも凄いぞ〜
「どう凄いんですか?」
今回のは人外まで落とした男だ!
「誰がだ!誰が!」
君!だって、、、妖孤まで落としているじゃないか。
「うっ!」
「え、そうなんですか?」
ああ、先輩から同級生、後輩に妖孤とね。
「あ、、、なんか一部が僕と被る気が、、、(汗)」
「、、、ああ、そうだよ!どうせWEBでは叔母まで落としてるよ!」
おまけに、CDドラマだと、サブキャラであるはずの後輩まで、落としているんだな〜
しかもそのキャラ、妄想がひどくてね〜
「、、、確かにアイツは暴走していたけどよ、、、」
「な、、、なんか、ますます親近感を感じますね、、、妄想が暴走する人がいる所なんて」
「おおっ!君もなのか!!」
「はい!もう大変なんです。独占欲が強くて、すぐ『浮気だ!』って怒るんですよ。
別に僕、彼女とつき会っていないのに、、、」
「ううっ、分かる!分かるぞ!」
、、、なんか、意気投合したみたいだね〜
まあ、確かに似たところがあるかもな。
両方とも『奇跡』をおこすし。