まぶらほ
管理人サンと一緒13
校門で言い合いを始める玖里子と夕菜。
「まったく、素直でないな。おぬしも、もっと分かりやすい行動を取ったほうが良いぞ?」
その二人を見ながらエリザベートが凜を、煽るかのごとく言う。
「なっ、何のことだ!わ、私は!!」
「式森は、かな~~~り、ニブイぞ?普通にしておったら、あやつは気付かぬぞ」
その言葉に焦る凜に、追い討ちをかけるように言う。
「う゛、、、確かに、、、式森は鈍い。だが、、、私は、、、、、、」
複雑な視線を、、、和樹へと送る。
ほのかな想い。だが、、、それを言えば、今の関係が壊れるかもしれない。
ならば、、、その想いは、、、、、、
「ふう~~、、、素直になったほうが良いのだがな。後悔するぞ?」
「、、、後悔は、、、しない。ただ、、、今はまだ、、、、、、」
今は、その胸のうちに、、、
でも、、、
いつか、、、
きっと、、、、、、
「ふふふっ♪」
ちりとりに集めた、綺麗な塵を眺めて微笑む尋崎。
「さてと、、、なくさないように、小瓶に入れておかないと」
塵をこぼさないように気を付けながら、自室へと戻っていく。
「うふふ、、、うふふふっ♪」
はてさて、尋崎はこれからどうするのでしょう?
おまけ
“クワーーーン!”
「待ちなさーーー!!」
「うわわわわっ(汗)ど、どうするんですか!夕菜、空飛んで追いかけてきていますよ!?!」
くっ、大丈夫だ和樹君!
「てえぇぇ~~~い!!」
くっ!
“キュキュキュッ!キュキャキャ!!”
「うわわわわわ!」
ドカン!ズドーーン!!
「ちっ、あれを交わすなんて!おとなしく当たりなさい!!」
「ひええええ、ほ、本当に大丈夫なんですか?!」
まかせろ!
「くっくっくっ、この先は急カーブです。減速した時が最後です!」
「って、言ってますよ!」
ふっ、大丈夫だ!あのくらいのコーナー!!
「なっ?!減速しない?!?」
「げ、減速してくださーーーーい!!」
GDBCは!
“クォン!クォン!!”
ダテじゃない!!
“キュキョキョキョッ!”
「なんですって!ま、、、曲がった?!あ、きゃ~~~!」
“ズガボキベキバキ!”
ふう、、、どうにかなったな。
「、、、あの、、、夕菜、木を倒しながら、林の中に突っ込んでいきましたけど、、、」
和樹君、、、
「はい?」
彼女があのくらいでどうにかなると思っているのかい?
「、、、、、、早く行きましょう!」
おおっ!!