おね*2
「双子?三つ子??」
ルーム1
『同じ色の瞳、、、俺と、、、』
玄関で倒れた少女、樺恋。
しかも、、、彼女も、「ここが私の家」だという。
『どう、、、なっちまうんだ、、、俺の生活、、、
アイツだけでも、、、戸惑っているのに、、、
この子まで、、、家族だってのか?』
困惑する麻郁。
ただでさえ、深衣奈が現れ、ペースがみだれているのに、、、
『俺は、、、どうすればいいんだ?
彼女達を、追い出すのか?
、、、でも、、、そんなこと、、、』
突然、麻郁の前に現れた、深衣奈と樺恋。
動き出す、過去との、、、つながり。
唯一残された、家族への、記憶。手がかりの写真。
その写真に写るのは、男の子と女の子が一人ずつ。
本当に双子?それとも、、、三つ子?
三人の、過去(写真)が今、重なりあう、、、
それは、熱い夏の始まり、、、
三人の、、、夏の始まり、、、
「ねえ、桂君、『まりえ』、、、知らない?」
「いいえ、見てませんよ」
「おかしいわね、どこに行ったのかしら?」
「、、、いないんですか?」
「ええ、いないの、、、」
「と言う事は、、、(ゴクリッ)」
「な、なあに?」
「今は、、、完全に、二人だけ、、、なんですよね?」
「う、うん(テレ)」
「、、、」
「、、、」
「、、、」
「、、、」
「せ、、、みずほ、、、」
「桂、、、」
見詰め合う二人。
そして二人の影は重なり、一つへ、、、
「みずほーーーーーーーーーーーーー!!!」
「けーーーーーーーーーーーい!!!!」
完全な、二人っきりになるのは、ほとんど無いが為に、二人の炎は燃え上がる。
翌朝まで、、、
『果てること』なく、、、
、
「ふっふっふ、草薙君にみずほ先生。そんな事までしているのね。
、、、アクロバティックな事をするのね、二人とも。
それに、奇数日だから、一緒にお風呂にはいるだけのはずよ。
規則違反は、許さないわ。
ふっふっふ、ふっふっふ(ニヤリ)」
自室にて、怪しく笑う苺
彼女の視線の先には、なぜかTVに写っている、みずほ先生と桂。
、、、いつの間に盗撮を?!
「この間、遊びに行った時によ。
ちなみに、楓の部屋にも仕掛けてあるわ」
、、、そりは、、、犯罪です(汗)