おね*2

「双子?三つ子??」

ルーム2

 

 

『私の、、、お兄ちゃんか、弟かも、、、知れない人、、、麻郁さん』

二階から聞こえる声を聞きながら、笑顔を浮かべながら、台所で食事の用意を進める樺恋、

『私が想像していた、「お兄ちゃん、もしくは弟」とは、、、

違うけど、優しい人。

いきなり押しかけた私達を、、、信用してくれた、、、』

その口から出る言葉とは違い、樺恋と深衣奈を心配し、探しに出かけてくれた、麻郁。

そして、、、ここに住んで良い、と言ってくれた事。

そこから、、、感じるのは、『ぶっきらぼうだけど、優しい』麻郁の性格。

『私、、、できる事をします。

お料理、、、がんばりますね。

男の人は苦手だけど、、、お洗濯も、、、がんばります』

 

 

始まる、『肉親かも知れない三人』の生活

帰るところが無い三人。

両親の記憶が無い三人。

その三人が、すがる物は、、、一枚の写真。二人の子供が、水浴びをしている写真。

新稲と樺恋、どちらかが他人。

二人の可能性は、ゼロではない。

だから、今は、、、

三人で、、、

歩んでいく。

 

 

 

「みずほ先生って、、、お人よし、なんですね」

「ええそうよ。だから、、、草薙君との事をからかうと面白いのよ(ニヤリ)

草薙君も、基本的にそうだから、楽しいわよ」

ニヤリと、怪しい笑みを浮かべる苺。

そんな彼女を見て、椿は思いっきり引くのだった。

「、、、か、、、会長(汗)」

「そうそう、あなたもからかうと面白いわね」

「なっ?!」

「たとえば、、、神城君とか、、、ね(ニヤソ)」

「な、、、何のことですか(大汗)」

「フフフ、お弁当食べてもらえなくて、残念だったわね」

「!!」

「フフフ、フフフ、フフフ、、、」

「、、、(滝汗)」

、、、苺、、、お前は、、、(汗)