おね*2
「双子?三つ子??」
ルーム6
麻郁の腕を、両側から抱きしめ、学校内を歩く深衣奈と樺恋。
『麻郁が好き』
『麻郁さんが好き』
『でも、私達と麻郁は、、、』
『肉親かも知れない、、、』
二人の顔には、嬉しそうな笑みが浮かぶ
『『でも、、、好き、、、』』
『『だから、、、、』
『私達は、麻郁と、、、』
『麻郁さんの傍に、、、、』
『『二人ともいられるように、、、』』
彼女達の選んだ道は、共存
3人の内、誰か一人でも、居なくなるのはイヤだから、、、
だから、、、
『『今は、、、家族として、3人で、、、居たい。』』
互いの想いを知りながらも、家族として暮らす事に決めた。
それは、二人の約束。
二人の、決まり事。
そして、、、
『俺は、、、見捨てたくない。追い出したくない。
どちらかが他人でも、俺は、、、』
麻郁の想いも、3人で暮らす事。
家族として、暮らす事、、、
流れていく、3人の刻(とき)
その流れの先に、何があるかは、、、分からないが
3人の流れは、進んでいく。
その先へと、、、
「ふっ、、、」
「うっわ〜、あの二人大胆ね〜〜」
窓から、三人の登校風景を眺める苺。
そして、その隣から同じように眺める小石。
「あの子達、以外とやるわね」
「そうね。でも、小石には負けるわよ(ニヤリ)」
「え゛、、、?」
興味深々に眺めていたが、苺の一言で、小石の動きは、、、固まった。
そんな彼女を見ると、怪しい笑みを浮かべたまま、苺は続けた。
「ケンカした直後に追いかけてきた人と、ナニかしていたそうね」
「な゛、、、(汗)」
「校内では、あんまり、、、いちゃつかないほうが良いわよ。ナニかをしていた、縁川小石さん?」
「、、、(滝汗)」
、、、学校内での出来事で、彼女が把握していないことは、、、無いらしい、、、