おさな妻日記スペシャル2!

 

 

暑くなってきた日の光が、『崩壊した大地』を照らす。

その日差しの中、パラソルの下でくつろぐ、複数の陰。

「はあ〜〜〜、、、」

「あの、ちみ、、、」

椅子に座り、片手に単行本を持ち、ため息をつく『おさな妻』

そして、なぜか椅子に縛り付けられている『ダメ亭主』

「はあぁ、、、いいな〜、こっちの私、、、」

「もっしも〜〜し、、、この縄、、、ほどいてくんねえかな、、、なあ、、、」

「きちんと帰ってきてくれたんだもん、、、それに比べて、、、はあ、、、」

そう言うと、『ダメ亭主』の方を、ちらりと見ると再びため息をつく。

「しょうがねえだろ?!っうか、なんでお前らが捕まえにくんだよ!!

それに、どうやって俺を見つけ出したんだ!」

「悪い、、、僕も、、、自分の家族と会社が大事なんだ、、、」

「いや〜〜、スイカ畑がかかっててよ、、わりいな」

と、謝る『社長』に『スイカ男』

どうやら、自分の中の譲れないものを守るために彼を捕まえたようだ。

「え?頼んだらすぐ見つけてくれたよ、ね?!」

「う、うん、、、(のぞきがばれたら大変なんだ、、、『断罪する』とか言いそうだし)」

『おさな妻』の問いかけに返事をする『のぞき見君』

、、、どうやら、『お嬢様』の風呂でも、のぞいていたらしい。

犯罪だ、それは、、、

「あのね、おねがいを聞いてくれたら、ほどいても良いよ?」

「、、、『おねがい』って、、、なんだよ、、、」

「えへへ、、、」

椅子から立ち上がり、彼の前に回ると、彼女は目線をあわせ、微笑んだ。

別れた時より成長し、すこし大人の顔をする『おさな妻』に『ダメ亭主』は赤面すると、

テレを隠すかのように、ブッキラボウに答えた。

「分かったよ、、、聞いてやるから言えよ」

「本当?!」

「、、、ああ、、、本当だ、、、」

「やった〜〜〜!」

彼女の喜ぶ顔を見て、自分も嬉しくなったのか

自然と頬が、ほころんでいた。

「おいおい、、ほんまもんかよ、、、」

「知らなかったのですか?真性ですよ、彼は」

「さすがだよね、世間に『反逆』してるんだもの」

そんな『ダメ亭主』を口々にほめる(?)『スイカ男』、『社長』、『のぞき見君』

確かに、反逆してるな、世間から、、、

「あのね、、、、あのね、、、たまには帰ってきて!」

「、、、けどよ、、、」

「半年に一回くらいで良いから、、、、おねがい、、、」

「、、、分かったよ、、、気が向いたら帰ってきてやるよ」

潤んだ瞳で見つめる『おさな妻』

そんな彼女のおねがいを、真性ロリコン野郎な『ダメ亭主』が拒否するはず無かった。

「やった〜〜、それと、帰ってきたときは、一緒に寝てね?

もちろん、私を抱き締めてだよ!

あ、、、そのね、、、もし我慢できなかったら、、、私は我慢するから、

その時は、その、、、良いよ、、、(ポッ)」

「お、、、おおう!」

、、、バカップルか、あんたら、、、

 

 

Z月A日

ふふふ!

約束しちゃった!

早速、今夜から『おねがい』守ってもらおうかな?

で、、、我慢できなくなって、、、キャッ!!