三人寄れば・・・
「ふ〜、お茶がおいしいわね」
「ええ、こんなにおいしいお茶、私飲んだ事なかったです」
ちゃぶ台を囲んでお茶を飲んでいる、水守とかなみ。
「あ、これ私が作ってきたんです」
「、、、、、、」
「わ〜、おいしそう〜。頂くわね」
「、、、、、、、」
「はい、どうぞ」
お茶請けに作ってきたクッキーを差し出すかなめ。
「おいしい!さすが、『主婦』しているだけあって上手ね」
「、、、、、、、、」
「えへへ、ありがとうございます」
「、、、、、、、、、」
「今度、、教えてもらえるかしら?」
「、、、、、、、、、、」
「はい、良いですよ!」
和気あいあいと、平和な会話を続ける二人。
「だ〜〜〜〜〜!
なんなのよ!あんたたちは!!
いきなり和んでるんじゃないわよ!!!」
二人の世界についていけなくて、イラついているシェリス。
「どうしたの?カルシウムがたりないの??」
「気をつけたほうが良いですよ。唯でさえ年を考えない、露出過剰な服で、風邪をひき易いんですから」
「ちょっと、、、どういう意味かしら?!」
かなみの言葉に血管を浮き上がらせながらたずねるシェリス
「いえ、、、」
「『いえ、、、』何かしら!」
「今時、色気だけではヒロインにはなれないですよ」
「!!!」
「やっぱり最近は私たちみたいに『けなげ』が流行よね」
「!!!!」
グサグサと突き刺さる言葉の矢。
「そうですよね、『バカ亭主』の帰りを『けなげ』に待ったり、、、」
「幼馴染を『けなげ』に想ったりね」
「あたしだって、、、劉鳳のこと、『けなげ』に見守ってるじゃん、、、」
「「あれは、『ストーカー』!!」」
「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
とどめの一言で泣きながら走り出すシェリス
敵に回すと一番怖いのは、あの二人かも、、、