がんばれ乙女達!
局面12 「ショタの選択」
「口には出さないかもしれないけど、皆あなたには感謝しているのよ」
『パイロット』に会心の笑みを浮かべ、見つめる『艦長』
そのまま、彼の瞳を見つめ、言葉をつなげる。
「こんな状況だから、地球に下りても大変だろうけど、がんばって」
そう言って、右手を差し出す。
そしてそれに答え、彼も右手を差し出し、彼女の手を握る。
「、、、」
「、、、」
「、、、、、、」
「、、、、、、」
「、、、、、、、、、」
「、、、、、、、、、」
「あの、、、」
「なあに?」
「いや、、、その、、、」
「な・あ・に?」
「その、、、そろそろ、、、手を、、、」
「い・や(ハート)そうだわ、コクピットに入らない?」
「え、、、ちょ、、、ちょっと、、、、」
ガコン!
コクピットハッチを片手で開け、手をつないだまま入っていく。
「うふふ、さあ、いきましょう!」
怪しい笑みを浮かべて。
「ま、、、まってください!!だ、誰か!!!大尉助けて!!軍曹!見てないでお願いします!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ガコン!
少年の悲鳴を残しながら、二つの影は消えていった。
大尉と軍曹の、生暖かい視線に見送られて、、、
「、、、坊主、、、大人になって来いよ」
「ま、初めての相手としちゃ、、、、最高かもな」
おいおい、、、