がんばれ乙女達!

局面13 「宇宙に降る陰謀」

 

 

 

「、、、、、、」

戦闘中だが、自分の居場所が無いため通路をさまよう『お嬢様』

口元に指をあてて、なにやら思案する。

そして先ほどの事を思い出したのか、体を震えさせる。

「、、、くっくっくっ!!これで彼は、私の虜ね!私の復讐劇に協力してもらうわよ!!」

突如、笑いながら身をそらし、歓喜の声を上げる。

「同胞同士で殺し合いなさい!

昔の友人を、、、自分の手で殺しなさい!!

そして、、、後悔すると良いわ!

いいえ、後悔させてあげるわ!!

パパを、、、パパを、見捨てたんだから!!

アハハ!!!!アハハハ!!!!!!!」

闇に包まれた、歓喜の声を、、、

「、、、早く、、、ゆすがなきゃ」

そのまま、洗面所へと向かう彼女。

彼女の、、、心の闇に、光が刺す事は、、、あるのだろうか、、、

 

 

 

 

お・ま・け

 

 

艦長席とCIC

その間で、飛び交う視線と言う名の火花。

「また、、、そうやってポイントを稼ごうとして!卑怯よ!!」

「私は彼の要望を受け入れただけです!」

「なんですって!!」

「それに、、、コクピットに連れ込んで、ナニかをしようとした人は、どうせ嫌われてますよ」

「うぐっ!」

「ま、すぐ逃げられたようですが。彼には私のようなタイプの方が良いでしょうから、

今後は、『艦長』は『大尉』でも相手していてください」

「むき〜〜〜〜〜!!!!」

宇宙(そと)よりも激しい戦火

こちらの戦いは、いつまで続くのか、、、

 

 

「、、、『でも』って、、、そりゃ無いだろよ、、、なあ坊主?」

「た、、、『大尉』、、、僕に振らないでくださいよ、、、」

「つうか坊主、何にもしなかったのか?!あんな巨乳、目の前にして!」

「だって、、、目が血走っているんですよ!?口がゆがんでるんですよ?!

怖くて、、、そんな気になりませんよ!」

「、、、大変なんだな、、、坊主(涙)」

「ええ、、、(滝涙)」