がんばれ乙女達!
局面26 「も〜めんと」
「はあ、、、」
「テヤンデー!」
自室のベッドに、寄りかかるように座る『歌姫』
ため息をつき、アンニュイな表情をする彼女を心配し、その周りを跳ね回る『ピンクボール』
だが、彼女は視線を窓へと向け、コロニーの空を見つめる。
きっと地球へと降りて行った『幼馴染』を心配しているのだろう。
「、、、最近、、、わたくし達、出番が無いですわね、、、」
「、、、マッタク、、、」
をひをひ、、、
仮にも、、、婚約者なんだから、心配してやれよ、、、
「、、、これが、、、『放置プレイ』、、、というものなのでしょうか?」
「ミトメタクナイ!ミトメタクナイ!」
、、、そのような言葉を、、、どこで覚えたんだ(汗)
「わたくしも、、、あの方の所に行きたいですわ、、、
そうですわ!お父様が確か、、、新しいMSを作っていると言っていましたわね。
それで、、、地球にいるあの方の所に、、、」
そう言って、頬を染める『歌姫』
、、、まさか、、、あの方って、、、
「きっと、、、色々と悩んでいるのでしょうね、、、
優しい方ですから泣いているかも、、、知れませんね」
、、、やっぱり、、、
「この作品最大の、『癒し系キャラ』のわたくしが行けば、あの方も喜んでくれるでしょう。
そうとなったら、後はタイミングですわね!協力して下さいね?」
「マカセトケ!」
、、、そう言って、意思を固める『歌姫』であった。
『幼馴染』の事は良いのか?