がんばれ乙女達！

局面３６　「愛欲の名のもとに」

「坊主、、、変わったな、、、」

「ええ、、、」

「『何と戦わなくちゃいけない』か、、、」

マグカップを片手に持ち、『パイロット』の行った言葉を思い出し、

その言葉の意味を、考える『少佐』

「本当、、、格好良くなっちゃって（ポッ）」

「、、、おいおい（汗）」

しかし、『艦長』は違うことを考えていた。

「もう！お姉さん、ますます惚れちゃったわ！！

そ・れ・に！名前で呼んでくれたし♪

ぐふふ、もう遠慮なんかしていられないわ。ここはすばやく行動を起こさないと、、、」

「も〜し、も〜し（大汗）」

「今なら、、、あの余計なガキも居ないし、『中尉』もいない。よ〜し！がんばるわよ！！

そう言うと、彼女は上機嫌で部屋を出ていった。

変な汗を浮かべた『少佐』を残して。

「、、、俺、、、戻ってきて、、、失敗か？」

、、、、、、難しいところだな、、、

おまけ

「お話されてはいかがですか？お友達とも」

「、、、」

その、『歌姫』の言葉に沈黙する『幼馴染』

自分の戦う理由、、、

それは、、、なんなのか、、、

その迷いと共に、、

「あ、私の心はすでにあの方の元ですので、もうわたくしの事は忘れてくださいね♪」

「な？！ちょ、、、ちょっと待ってください！！それは、どういう意味ですか？！」

「あらあら、言葉どおりの意味ですか？それと、この子を連れてきてくれた事を、慰謝料の代わりとしますね」

「、、、、、、そ、、、そんな、、、」

驚愕の事実に硬直する『幼馴染』

しかも、追い討ちをかけるように、ダメージを与える『歌姫』

そして、、、

「それでは、さ〜〜よ〜〜な〜〜ら〜〜」

笑顔で手を振り、その場から消える『歌姫』であった。

「、、、、、、、、、、、、、（ガクッ！）」

ひざを付き、崩れ落ちる『幼馴染』であった。

強くなれよ、、、