三栗智和の華麗(?)なる日々

ゆめ5

 

 

「しっかし、、、」

「何、智兄?」

戦闘で力を使い果たし、疲れて水に浮かんでいる九葉へと、顔をにやけさせながら話しかける智和。

「いや、九葉って、胸ないんだな〜、っと思ってな」

「なっ?!」

「こう、、、なんていうんだ?『ふにっ』じゃなくて『ふに』って感じだったもんな」

そういいながら、感触を思い出しているのか、頬を緩ませる。

「もねもね!」

「ん?もねか?」

「もね!」

「そうだな、、、もねとねねこは『ぷに』って感じかな?」

「もね、、、」

自分の評価をねだったが、その評価を聞いて、智和の腕の中で落ち込むもね。

「ううぅ、、、じゃあ、『ふにっ』て言うのはどういうのを言うのよ!」

「そうだな、、、」

悔しそうに言う九葉の言葉に乗り、しばしの間考え込むと視線をみづきへと向ける。

「ちょうどあれが『ふにっ』くらいだな!ちなみにシルクさんは『ぼよ〜ん』だ!」

そう、言い切る智和。

そして、、、そのまま暴走する。

「シルクさんくらいだと、こう、、、埋もれてみたいって言うかな(にへら)そんな感じだけど、

みづき位だと、ちょうどこう、、、いいんだよな。

ちょっと余るって言うか、、、そんな感じがな。

九葉だと、、、あんまり嬉しくないけどな。薄すぎて」

「も、もね、、、」

うなずくように頭を上下させる智和。

その智和の腕の中から、もねは額に汗を浮かべながら離れた。

「ん?どうしたんだ、もね?まだ疲れている、、、、、、んだろ(汗)」

背後から感じる殺気と、頭部に当たる硬い感触。

その二つに、智和が凍る。

そこには、、、

「と〜〜も〜〜か〜〜ず〜〜く〜〜ん〜〜」

コメカミをピクピクさせながら、にこやかな微笑みを浮かべるみづきの姿があった。

「イ、イヤ〜〜〜、ミヅキサン ドウシタノカナ」

「(ニコニコニコ)」

笑みを浮かべたまま、炎が集まる。

「あ、、、あの、、、、、、(滝汗)」

「『スパイラルフレア!!』」

「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

ゼロ距離『スパイラルフレア』が炸裂し、悲鳴が響き渡る。

もうすこし、考えて発言したほうがいいぞ智和。