「今度はこれか・・・・・・」
ある和室で、ひとつの中年がプルプルと震えている。そりゃあもう怒りに耐えかねるように・・・・・・。
彼の事情を知るものがいたら同情もしたくはなるだろう。尤もその事情をひとが信じればの話だが。
「神は俺に恨みでもあるのか? え? 種の世界のあとは今度はナデシコの世界?
俺はそんなに神様に嫌われているんですかい、こんちくしょう。しかも、乗り移ったのが・・・・・・」
果てしなく、この世界にいるかもしれない神に呪詛の念を唱え続ける中年親父・・・・・・はっきり言って危険な光景だ。
巡回中のお巡りさんに見つかったら職務質問されることは間違いないだろう。
しかしそんな異様な光景を演出しているこの男は全くそんなことを気にしなかった。
「くっくっくっく・・・・・・はははははははは」
何やら壊れた笑いが室内に木霊する。そして・・・・・・。
「よりにもよって、今度は草壁春樹かよ!!!」
木星圏ガニメデ・カリスト・エウロパ・及び他衛星国家間反地球連合体、略して木連の実質的な指導者たる
『草壁春樹』、いや正確には彼にとりついた天城 修の絶叫が室内に鳴り響いた。
青の軌跡アフター 『草壁春樹の場合』
天城 修・・・・・・かつて種の世界における権力者のひとり『ムルタ・アズラエル』に取りついた彼が目を覚ましたのは、
先ほどの絶叫の数分前だった。当初は『よかった、あれは夢オチだったんだ』と敷いてあった布団の上で思いこんだが、よく室内を
見ると明らかに自分の部屋と異なる点が多かった。特に目だったのが壁に掛けてあるゲキガンガーのポスターと学制服のような軍服。
ゆえに『まさかナデシコ、それも木連関係者か?』と言う予感を胸に鏡をのぞいたのだ。
そしてその予感は見事に的中した。尤も的中しても何の賞品もないが・・・・・・。
「よりにもよって、今度は草壁春樹? まったく俺は何でこうも強硬派とか過激派の首領に乗り移るんだ?」
前回の苦労を思い出して、彼は頭痛を覚えた。ついでに己の不運を呪う。
(こうなった以上は今度は草壁として生きていくしかないってことか・・・・・・やれやれ)
しかしいつまでも現実逃避しているほど彼は阿呆ではない。前回の世界の経験は伊達ではないのだ。
「まずは現状の確認だ。まだ火星に侵攻する前だったらやりようがある」
まず修がやったのは草壁の記憶が使えるかどうかだった。前回はアズラエルの記憶が使えたので問題にはならなかったが、
もし今回は使えないと解ったらまずい状況に陥ることは確実だ。しかしそれは杞憂に終わる。
「よかった。草壁の記憶は使えるな」
すべてを鮮明に思い出せると言うわけではないが、ある程度の情報を引き出せることに修は安堵した。
そして彼にとって僥倖なことに現時点ではまだ火星侵攻作戦が実施されていなかった。
「2195年8月か。やれやれ、数百万人の虐殺はしなくて済みそうだ。尤も火星への侵攻を止める訳にはいかないようだけど」
草壁の記憶にあった地球連合との交渉の決裂・・・・・・ようするに地球連合による木連の存在そのものの黙殺は
木連の軍人、特に上層部を酷く激怒させていた。穏健派ですらこの地球連合のやり方に不満を唱えるものが少なくない。
「さしずめ、ハルノートを突きつけられた大日本帝国って状態か。まぁあれほど酷くは無いが」
ハルノート、戦前の日本がアメリカから突き付けられた最後通告のことだ。
あの最後通告こそが日本を太平洋戦争に駆り立てた元凶などと言う人がいるほどの内容の通告。
あれを受け入れて倒れない内閣はないであろう通告で、当時の政府高官からすれば宣戦布告に等しいふざけたものだ。
まぁ木連はそれに比べれば多少はましな状況だが、地球連合に無視されると言う状況は彼らにとっては好ましいものではない。
「木連が完全に独立してやっていけるんだったら、問題なかったんだろうけどね」
いくらプラントの生産力があるからと言っても限度がある。
人口の増加によって食糧事情は逼迫しているし、資源の採掘についても進んでいるとは言えない。
さらに100年もの閉塞した環境は、社会の停滞を生んでいる。これを打開するにはどうしても地球連合と国交を開く必要があった。
しかしその願いはあっさり退けられた。地球連合は木連を国家として見なしていないのだ。
「せいぜい、100年前の生き残りが意気がっているとしか思っていないんだろうな〜」
相手がこちらを国家として見做してくれない以上、交渉しようがない。
クリムゾンを頼るといっても、所詮彼らは営利団体だ。政府に喧嘩を売るようなことをして睨まれるような真似をするとは思えない。
「やっぱり戦争をするしかないか。尤も俺は火星住民の虐殺をするつもりはないけどね」
火星市民は数百万にも及ぶ。その人間のうち何割かは地球に親戚、もしくは家族を持つだろう。
彼らを無闇に殺せば、地球の家族、親戚の恨みを買う事は必定だ。仮に講和にこぎつけたとしても必ず怨恨が残る。
戦争が終わったらすぐに平和になると言う考えは妄想に過ぎない。むしろ戦後こそが正念場となる。
その戦後で障害になりそうなものはひとつでも減らしておくにこしたことは無い。
そして・・・・・・。
「火星市民を生かしておけば、火星の資源や技術が入手可能になる。それは資源、基礎技術に劣った木連では貴重なものになる」
相転移エンジンやグラビティーブラスト、ディストーションフィールドさらに無人兵器など一定の分野では
木連は地球連合を凌駕しているが、他の分野では劣っているものが多い。
100年もの間の差は遺跡の恩恵があったとしてもそうそう埋められるものではない。
「基礎技術と資源を得られれば、例え長期戦になってもそれなりに戦える。まぁ俺は長期戦をする気はさらさらないけど」
国力で劣る木連が長期戦をするなど自殺行為に等しい。
そのため、彼は幾つかの策を考えていた。その筆頭に挙げられたのは地球連合の市民に木連の存在を知らせる事だ。
いくら地球連合政府が頑なでも市民の間に木連の存在が知れ渡れば無視するわけにはいかない。
具体的には、火星に侵攻してフクベの第1艦隊を撃滅した際に、地球〜火星航路を遮断。
制宙権を完全に確保した状況で火星全土に木連の存在と、100年前の歴史を放送する。
これによって火星市民に木連の存在を知らせ、さらに火星から地球に情報が流れるように仕向ける。
火星にもマスコミはいるだろうから、この特ダネには即座に飛びつくと修は判断していた。
(自分達を正義の味方と思いこんでいる連中なら、連合政府の過去の過ちなんて特ダネを逃すはず無い)
マスコミのスポンサー企業、具体的にはネルガルやクリムゾンが妨害するかもしれないが、昨今のネットワークの発達した世界では
個人でも世界に情報は配信できる。たとえ連合が情報統制を行ったとしてもばれるのは時間の問題だ。
しかし最悪の事態とは常に想定の斜め上を行くものである事を経験で学んだ修は別の策も用意している。
「出来れば紛争レベルで終わらせたいけど、仮に連合が頑なで最後まで抵抗するのならこちらも武力による解決方法が必要になる」
勿論、武力による解決とはボソンジャンプによる奇襲攻撃だ。
火星市民を虐殺しなければ、多数のA級ジャンパーを手に入れる事も可能となる。
勿論、修は人体実験どうこうするつもりはさらさらない。相手の同意を取りつけてから協力してもらうつもりだ。
「A級ジャンパー数人による戦略的な奇襲攻撃を行って、連合首脳に冷や水をあびせる。
このボソンジャンプによる奇襲のあとに、そのジャンプの演算装置を共同研究することをもち掛ければ折れるだろう」
修は『今日は体調が悪いので午前中は休む』と電話を軍本部に入れたあとに自分の戦略をノートにまとめ始める。
だがまとめている途中に、あることを思い出す。
「北辰はどうするかな?」
木連の暗部、闇の仕事を取り仕切る男。仮にあの男に疑われれば拙い。
あの男は『草壁春樹』に忠誠を誓っている。仮に草壁春樹が消滅したことがわかれば消されることは間違いない。
「う〜ん、それらしく振舞うしかないか。まぁいざとなったら地球に出向(遠ざけ)させて現地工作をさせれば良いか」
修は北辰に命じて、地球にいるであろうラピス・ラズリの救出を命じることにした。
さらにラピス・ラズリのいたネルガルの秘密研究所の情報をネットワークで流すようにも命じることにした。
「上手くいけばネルガルは大打撃を受ける。クリムゾンもライバルの失墜は喜ぶだろうから、協力を要請しておこう」
クリムゾンがスポンサーを務めるマスコミを使って、ネルガルを叩く。
これによってネルガルのイメージは悪化するだろうから、あのナデシコクルーはナデシコに乗らない確率が高くなる。
つまり強敵になりうる存在が消えることになる。これは長期戦になった場合に有利に働く。
他にも色々と頭に浮かんだアイデアをノートに書き綴った。
「まぁこれだけあれば、当分は苦労しないだろう」
ノートのびっちり書かれたアイデア、もとい今後とりうる戦略を見て修は満足した。しかし・・・・・・。
「あとは臨機応変にやるしかないか・・・・・・それにしても何で俺はこんな苦労をしなくちゃいけないんだ? 一介の大学生の俺が」
何やら理不尽なものを感じ、改めて修はため息をつくのだった。
午後に入り、軍本部に出勤した草壁は緊急招集した軍首脳部の前で火星攻略計画を変更することを宣言した。
「火星攻略作戦を変更しようと思う」
このいきなりの爆弾発言に、強硬派、穏健派ともに絶句した。
「か、閣下、どうなさったのですか?」
南雲が恐る恐るといった風に尋ねる。それも無理は無い。何せこの火星攻略作戦を後押ししたのはほかならぬ草壁自身だったからだ。
「無論、悪逆非道の地球人は徹底的に叩かなければならない。
だが火星には悪逆非道の地球軍だけではなく、火星で生まれ育った人間が多くいる。彼らは地球人というより火星人だ。
私はそんな彼らに殲滅戦を仕掛けるより、仲間にしたほうが得策だと思い直したのだ」
「仲間にですか?」
「そうだ」
そういうと、修こと草壁は自分が朝方に考えたプランを説明した。
尤もボソンジャンプによる奇襲攻撃は、総攻撃と言う言葉に置き換えたが・・・・・・。
「なるほど、最終的には火星を通じて地球の市民に揺さぶりを仕掛けると?」
秋山は草壁のプランに感心した素振りを見せる。
「その通りだ。火星をあっさり占拠され、しかもそれが過去の連合政府の過ちのせいだったとすれば地球では粛清の嵐が
吹き荒れることだろう。仮に地球が頑なに和平を拒否したとしても火星の生産力はこちらの手の内だ。
そうなれば連合相手でもやすやすと負けることはないだろう。
それに時間はかかるだろうが火星への植民も可能になる。資源、人口、エネルギー問題ともに解決できる道筋がつく」
一応、草壁は強硬派の首領だ。それが急に和平論を唱えれば怪しまれることは間違いない。
このため和戦両方の構えを取ることで、草壁は強硬派、穏健派の両者を説得しようとした。
「しかしそれでは火星の人間はともかく、地球人に対する懲罰が疎かになってしまうのではないですか?」
強硬派のひとりが不満を唱える。
これに対して、草壁は木連では信仰となっているゲキガンガーを例に出して説得にあたった。
ようするに、無垢な地球市民の多くは悪逆非道な連合政府に騙されているだけであって、彼ら自身に罪は無い。
正義の味方である木連兵士が戦うべきは悪の親玉である連合政府の政治家と腐敗軍人である・・・・・・と。
「この戦いはわれらの正義を貫くための聖戦だ。
だが同時に我々木連はゲキガンガーのように正義の味方として振舞わなければならない」
その後も、草壁はゲキガンガーの教義を前面に出して強硬派の説得に当たった。
だが内心で草壁こと修はこの『正義のための戦い』と言う言葉に嫌悪感を抱いていた。
(何が正義の戦争だ。アホくさ。正義の戦争なんてこの世にあるわけ無いだろうが。いい大人が真に受けるなよ)
正義の名の下に今までどれほどの血が流れてきたかを知る修は、己が正義を騙らなければならない状況に自嘲した。
(まぁせめて正義を騙るなら、戦争を早く終わらせて、平和な戦後を作る義務があるか・・・・・・やれやれ)
草壁の『正義』を前面に出した説得を受けて、木連軍は火星攻略作戦を大幅に変更することになる。
西暦2195年11月・・・・・・史実より一ヶ月遅く始まった木連の火星攻略作戦はあっけなく終了した。
地球連合軍第1艦隊が壊滅し、制宙権を失ったことを悟った地球連合軍火星駐留軍首脳部は我先に脱出。
残された駐留軍部隊は、衛星軌道に居座る無人艦隊の威圧と降伏勧告を受けてあっさり降伏を受託。
火星市民は当初こそ、無人艦隊を中心とする謎の勢力を恐れたが、それが同じ地球人類であり、100年前に追放された月独立派
であることを知ると、協力する姿勢を鮮明にした。元々火星市民は連合の駐留軍の横暴に悩まされていたために
反地球連合感情が強い。このため火星市民は木連に同情してあっさり木連に組した。
何せあれだけ威張っていた火星駐留軍があっさり壊滅したのだ。火星市民が木連の実力を過大に評価してもおかしくは無かった。
一方で、火星の情報関係者が地球に向けて発信した情報、『木星の謎の勢力は地球人類だった!』との情報はあっという間に
地球圏を席巻した。さらに地球連合が木連の存在を無視してこの戦争を招いたという情報が流れると大騒ぎになった。
連日、連合議会が開かれて主流派と呼ばれる国家は非主流派の国家から追及を受け苦境に立たされている。
「100年前の月独立戦争に介入したとはどういうことです!」
「まして火星にまで逃れた独立派に対して核攻撃を仕掛けるとはどういう了見ですか!!」
無論、この攻勢に連合主流派は「これは異星人の謀略であって真に受けてはいけない」などといって反論するが、
火星から入る情報をすべてシャットアウトするわけにはいかず、次第に連合政府と連合主流派は苦境に立たされる羽目になる。
混乱する地球連合に対して草壁は和平案を送りつけた。
和平案の主な要求は二つ、100年前の仕打ちに対する謝罪と賠償、責任者の処分と木連市民の火星圏と地球圏への移民の承認だ。
その代わりに木連はプラントの技術を地球連合に提供することが盛り込まれていた。
第1艦隊を一方的に壊滅させられ、さらに100年前の暗部を暴かれて市民の信頼を失墜させた連合と連合軍にこれを拒む
余地は残されていなかった。
かくして西暦2196年5月、火星会戦からわずか半年後に地球連合は木連との和平を結ぶ事を発表した。
草壁は高級ホテルから見える平和な光景を感慨深げに眺めていた。
彼は今、ピースランドで開かれた木連と地球連合との講和会議が開かれていた高級ホテルの特別室にいる。
明らかに高級と判る椅子に腰掛けて草壁は、先ほどの講和会議の様子を思い浮かべて笑った。
「まさかホシノ・ルリがこんなに速くプリンセスとして社交界デビューするとはね」
そう、この講和会議で仲介役となったピースランドの関係者の中にはホシノ・ルリがいたのだ。
彼女がいた理由は、一言で言えば草壁のせいでもある。
草壁がかつて北辰に命じて行わせたラピス・ラズリ救出作戦とそれに伴うネルガルの非合法施設の公表は
想像以上の影響を与えたのだ。その中のひとつが連合政府によるネルガルの暗部に対して調査のメスが入ったことだ。
この調査によって、ルリはその存在が明らかになり、彼女はピースランドに引き取られることとなったのだ。
無論、この一件でネルガルの株価が暴落した事は言うまでも無い。
「かくして世界は平和になりにけり・・・・・・か。まぁ完全に平和とは言い切れないが」
木連の代表として会議に出席して講和条約にサインした彼は、会議の疲れもあってか自分に与えられた部屋で休んでいた。
お偉いさんとの会話はそれだけでも疲れるものだ。アズラエルの際の経験があったとしてもそうそう慣れるものではない。
「やれやれ、これで戦争は終わり。あとはもっと面倒な戦後か・・・・・・まぁ細かいことは秋山や月臣に任せるか」
優人部隊の面々は、地球連合軍との交流を行うために地球に来ていた。
草壁は彼らなら、地球連合軍の提督達とも交渉の際には渡り合えるだろうし、同時に多くの友人を作れるはずだと考えている。
「連合も今回の一件で無能提督や腐敗官僚が処分されるから多少は話が通じるようになるだろう。
まぁそれでも相互理解を達成するには、100年単位の時間が掛かるだろうが」
100年もの間、隔絶されていた世界を融合させるのだ。その際に発生する軋轢は想像を絶するだろう。
戦争は短期のうちに、それも犠牲者を最小限にして終わらせることが出来たが本当の苦労はこれからだ。
ボソンジャンプは地球連合と共同で研究することになったが、それがいつ火種になるかはわからない。
それにネルガルとクリムゾンの争いもある。これとボソンジャンプの利権が絡めばひと悶着あるはずだ。
これに加えて今後、A級ジャンパーの存在が明らかになれば、問題はさらに複雑になり、騒ぎは級数的に増える事だろう。
「俺が草壁として生きているうちに出来る事は、本当に平和な世界を築くための土台作りだろうな」
本当に俺は苦労ばかりするな、と心の中で嘆息しつつ、草壁は軽い眠りについた。
講和会議が終了して数十年後、彼、草壁春樹は89歳で大往生を遂げる。
戦争終了後も、地球人類の平和のために尽力した彼の葬儀は盛大に行われた。
尤も本人、草壁春樹に取りついた天城 修から言えばその葬儀には大した意味が無かっただろう。何故なら・・・・・・。
「ふふふ、ははははは・・・・・・今度はこの男かよ!!」
今日も朝から元気に叫んでいた。世界から受ける理不尽に怒りと悲しみを込めて・・・・・・。
「うるさい、うるさいぞ、どうしたのだね?」
紳士を気取る慇懃無礼な髭の魔術師に、
「どうしたよ〜朝っぱらから煩いわね〜」
変なフードを被っておかま言葉を話す魔術師、他にもガキとか筋肉髑髏とか色々と個性的な面々が話しかけるが、
色黒の長身の男は気にも止めない。彼はただ叫ぶのみ。
「どちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
彼に安息の日々は来るのだろうか?
それは神のみぞ知る。
尤もこの世界の神は邪神だが(爆)。
「・・・・・・さて始めよう」
どこかで混沌の女が呟き、イレギュラーが混ざった道化芝居の幕が開く。
あとがき
え〜初の短編、青の軌跡アフター『草壁春樹の場合』はどうだったでしょうか?
・・・このくそ忙しいときに何やっているんでしょう、私は(汗)。まぁ構想5分、書くのに1時間ですから問題ないかな(汗)。
表題どおりこの話は青の軌跡のアフターものです。尤も青の軌跡本編でアズラエルが最後にどうなったかは言えませんが・・・・・・。
このナデシコの世界は草壁のバックアップを受けた木連将校とミスマル提督などの有能な提督の手腕で
それなりの平和を維持しました。尤もこれで恒久平和に繋がるとはいえないのが辛い所です。
まぁ100年もしない内に内輪揉めを起こすでしょう。人間なんてそんなものですし(苦笑)。
それにしても多少、話が強引だったかな?(汗)。それに話が果てしなく地味だったような気が・・・・・・。
それにナデシコキャラの出番がほとんど無かったなような・・・・・・。
さて天城 修が次に紛れ込んだ世界・・・・・・ってもうバレバレですね。(何気に彼が哀れですが(苦笑))
あの世界での話を書くかどうかは考え中です。何せ本編たる青の軌跡がありますので。
それでは駄文にも関わらず最後まで読んでくださりありがとうございました。
代理人の感想
爆笑。
ラストのあれですが、まぁ、これ自体は一発ネタに止めるのが賢明かとは思います(笑)。