紅の軌跡 第18話

 

 

 

 

  大西洋連邦洋上艦隊、北米大陸西海岸を大挙して出航しつつあり・・・

 

 

 

  衛星軌道上からの軌道爆撃任務についていたローラシア級MS搭載戦艦からプラント本土とザフト地上軍に至急報が飛んだのはCE71年6月7日のことだった。

 

  その報告が入ると同時に、地球上/宇宙を問わず、ザフトの軍組織は一斉に喧騒に包まれることとなった。各拠点間の通信量は一気に跳ね上がり、主要部には警報も流れている。

 

  そんな中、ザフトの軍事中枢である統合作戦本部もまた、おびただしい人の動きと情報を求める声が飛び交っていた。

 

  「敵艦隊の針路はどうなっている?」

  「既に出航した艦の針路を見る限り、予測プランBを選択したようです。

   彼らは、西へ向かっています!」

 

  その中でも最重要情報のひとつである艦隊針路について確認が行われる。

  プラントの統合作戦本部地下にある司令部の巨大な戦況を映し出すマルチスクリーンには、北米西岸を順次出航した艦隊が、合流しつつ西に向かいつつあるとの情報が表示されていた。

 

  ザフトの参謀達は、地球連合のオーブ侵攻作戦における重要な要素である艦隊針路について、大きく分けて3つの選択肢を予想していた。

 

  プランAは、北米西海岸からオーブ連合首長国への最短距離である大圏航路を進み、オーブ近海にて他の艦隊と合流するプラン。

  プランBは、北米西岸から西進し、洋上でユーラシア連邦と東アジア共和国の増援艦隊と合流、その後南下して、オーブ近海に至るプラン。

  プランCは、赤道を超え、南回帰線を大きく迂回し、南方方面から攻め寄せるプラン。

 

  その中でも参謀達は、戦力集中の面から地球連合は2つ目のプランを選択する可能性が高いと考えていたが、それでもオーブを急襲するプランAや、またプランCを支持するものも少なからずおり、予想では3:6:1程度でプランBが優勢であった。

  そして、現時点での行動を見る限り、地球連合軍はプランBを選択したと思われる展開になったわけである。

  北米大陸西岸を個々に出航した艦隊は途中で隊伍を組みつつ、おそらくハワイ諸島沖で最後の燃料補給を行うものと見られている。

 

  そんな、喧騒あふれる作戦本部のメインルームには、レイ・ユウキを従えた国防委員長であるパトリックが、先の至急報を聞き、急ぎ入室してきていた。

  すぐさま、担当士官が現状までに判明している事柄を簡潔かつ丁寧に説明する。

 

  「カーペンタリア基地の対応は?」

 

  説明を聞き、さらに正面のマルチスクリーンから情報を読み取り、おおよその状況を把握したパトリックは今度の戦闘における主役となる基地の状況を確認する。

 

  「至急報が入った時点で現地部隊の出港準備が始まっており、数時間の後には出航完了の予定です。」

 

  増援として送り込まれたボズゴロフ級潜水母艦を中心に、カーペンタリア基地の軍港では、乗員が続々と搭乗しており、MSの搭載および燃料・生鮮食料などの補給が急ピッチで進んでいる。

  既に戦闘準備の終了していた艦は、速やかに出航を開始し、一路、戦場として予想されているオーブ北方海域に向かった。

  もともとこの事態そのものは近日中に発生しうると予想されていただけに、その準備の進捗には滞りはほとんどなく、短時日で全ての艦船が出航する予定となっていた。

 

  同時に、大洋州連合及び赤道連合から購入した大型貨物船及び大型タンカーを突貫工事で改装したMS洋上母艦もそれぞれ15機程度のMSを船腹に抱え込む作業を行っている。

  MSの兵器としてのサイズはおおよそ全高18m、全幅10m程度であり、旧世紀の米国海軍の艦載機F−14トムキャットやF−18ホーネットとほぼ同じサイズである。

  米国海軍の正規空母の艦載機の搭載数が約100機であったことを考えると、貨物船やタンカーとはいえ10万トンクラスの大型艦を改装したMS洋上母艦であれば、さらに多くのMSを搭載できるように改装することも可能であったが、彼女らはより多くのMSを搭載する代わりに多数の巡航ミサイルをその内部に詰め込まれていた。

 

  パナマで実施したミサイルの飽和攻撃によって一時的な巡航ミサイル不足に陥っていたザフト地上軍も、その後の定期補給と臨時の増援部隊と同時にもたらされた豊富な補給物資によって、以前に倍する量をはるかに上回る数の巡航ミサイルを手にしている。

  そして、その蓄えられた巡航ミサイルは当然、地球連合オーブ侵攻艦隊に対して発射されることになる。しかもザフトは戦場に持ち込む巡航ミサイルを全て使い切るつもりでいた。

  それだけの量の巡航ミサイルを格納するため、より正確には8×8のVLSシステムを8つ、艦首方向の半分近い面積の船腹に埋め込んだため、大きく容量を取られ、MSの格納数が少なくならざるを得なかったというのが真相というわけである。

  もっとも、MS搭載数が低下しただけの成果はあり、改装MS洋上母艦の最大同時ミサイル発射数は512基という破格というか前代未聞のものになっており、火力だけを見るならば史上最強の火力を持つアーセナルシップと化していた。

  もっとも、あくまで改装母艦でしかないため防御能力はないに等しく、それをカバーするために表面上はもとの貨物船やタンカーに見えるよう偽装されていた。

  当然、掲げる旗もザフトのものではなく、親プラントとはいえ、いまだ中立国である赤道連合のものを使っている。

  正々堂々とした真正面からの戦闘を望む戦士のような兵士からしてみれば許せることではないかもしれないが、これは国際法上、正式に認められている合法的な行為であるため特に問題とはならない。

  いにしえの大航海時代からナポレオン戦争のころにかけて、当時のヨーロッパでは戦争がおきるたびに、敵方あるいは第三国の国旗を掲げて敵の軍港に忍び寄り、やおら自国の国旗を上げて砲撃を加える戦法がしばしば用いられた。

  これは、いわば特攻作戦であり、英雄的な戦闘行為だと考えられていたのである。

  このため、19世紀末から20世紀初頭にかけて戦時国際法が整備されたときも、軍艦の敵味方識別に関しては「最初の一弾を撃つ前に、自国の国旗を掲げて所属を明確にすればよい」とされたのである。

  その後は、知っての通り電子戦が猛威を振るう時代が続いたため、軍艦に掲げられた国旗で相手を識別するような事態はほとんど発生せず、結果としてこの部分に関する戦時国際法もなんら変更されていなかったのである。

  従ってザフト地上軍の参謀たちは、なんら悪びれることなくMS洋上母艦を赤道連合の船に偽装させることができたのである。むろん、戦闘開始時には赤道連合の国旗を下げ、ザフトの旗を掲げることを間違いなく実施するつもりであるため、良心のひと欠片も痛んでいない。

  ある意味、なかなかよい根性をした参謀たちであるともいえる。

 

  「パナマに駐屯していた部隊の方はどうなっている?」

 

  そんな素敵な参謀たちが主導するカーペンタリア基地における戦闘準備の状況をおおよそ確認したパトリックは、もうひとつの部隊の状況を確認する。

 

  「カーペンタリア基地同様、現在出航作業中です。

   所定の戦力の搭載に問題はありません。」

 

  手元のモニターに詳細情報を表示させながらパトリックの問いにレイ・ユウキが答える。

  パナマに残っていた部隊は、もともとカーペンタリア基地の部隊と比較してはるかに少ないため、こちらのほうが先に準備が整い出航することが予想されている。

  マスドライバー「ポルタ・パナマ」を失ったパナマ基地は、それでも南北のアメリカ大陸の連絡線とパナマ運河という大変大きな価値を持っていたが、プラントはあくまで地球封じ込めの一環としての価値を重視していたため、駐留兵力は大きくはなかったのである。

  実際、今回の戦闘に動員される部隊の大半はボズゴロフ級潜水母艦に搭載され既にパナマを出航していた。

  もっとも、ザフトが南北アメリカ大陸のへそというべき位置を占領していた事実は大きな影響を周囲に与え、開戦劈頭に大西洋連邦に軍事占領された南アメリカ合衆国の各所で不穏な動きが表面化しつつあった。

  その動きを捉えたザフトは、早速エージェントを送り込むことでレジスタンスとでも言うべき存在に接触を図り、話の通じた一部の組織には兵器の提供を始めていた。

  むろん、南アメリカ合衆国国民にもコーディネイターに反感を持つものたちはいる。だが、コーディネイターがいるのははるかかなたであり、そして眼前には占領軍としての大西洋連邦軍がいた。

  そういった状態で、占領された国を守るために大西洋連邦に協力する人々と、反旗を翻し祖国を占領したものたちに戦いを挑む人々に分かれるのは必然といってもいいだろう。そして、反旗を翻した人々の一部はゲリラと化すのである。

  ゲリラ化した民衆を抑えるのは例え大国の正規軍であろうとも極めて困難な作業であり、多大な兵力を必要とする。

  事実、ザフト同様に不穏な動きをキャッチした大西洋連邦の南アメリカ駐留部隊は警戒態勢に入っており、本国に向けてしきりと増援を求めていた。

  オペレーション・スピットブレイクの成功は、戦術目標を達成した後も大西洋連邦にボディブローのようにダメージを与え続けていたのである。

 

 

  「太平洋方面における地球連合の新たな動きについて何か報告は上がっているか?」

  「東アジア共和国でも、いくつかの軍港で活発な補給作業が行われております。

   これらの艦艇の補給が終了次第、出航し、大西洋連邦艦隊との合流を目指して東進するのは間違いないでしょう。」

  「いつ頃出航すると見られている?また、増援部隊の内容はどうだ?」

 

  自らも多数の情報に目を通しつつ、そう声を掛ける。

  仮に増援内容が当初の予測を大幅に超えるようであれば、何らかの対処を行う必要性がある。

 

  「一両日中なのは間違いないでしょう。

   戦力は、想定通り対潜ヘリ空母を中心とした護衛艦隊が中心ですが、いささか予測よりも数が多いようです。」

 

  その言葉にパトリックの眉がぴくりと動く。

 

  「事前予測と比較してどの程度だ?」

  「艦数にしておおよそ40%増しといったところでしょうか。ただ、増加した中にはどうも正規空母も含まれているようです。」

  「その情報はカーペンタリアに届いているな?」

  「はい。それは間違いなく。」

 

  パトリックの視線を受けつつ情報参謀が断言する。

  その返事を聞きながらパトリックは黙考する。

  東アジア共和国が正規空母まで出撃させるとは少々予測から外れた出来事だった。事前の予測では、最大で対潜ヘリ空母と見られていたのだから、その差はいささか大きい。

 

  「華南(カオシュン)基地の対応状況は?」

  「基地全域に第一種戦闘態勢を敷いています。」

 

  華南基地は、先に占領したパナマ基地と並んで危険度の高い基地である。アフリカ及びオーストラリア大陸を主な勢力圏としているザフト地上軍から見れば、敵地に突出し、他の基地との連携が極めてとりにくいのだ。

  もっとも、赤道連合の親プラント表明により以前に比べれば状況は好転しているのではあるが・・・

 

  「華南基地へのグングニールの輸送はまだ行われていなかったはずだな?」

  「はい。グングニールは、今のところカーペンタリア基地とジブラルタル基地に対する輸送が行われており、ビクトリア基地に対する輸送船がつい先日出航したところです。」

  「そうか・・・」

 

  既にグングニールがマスドライバーを自壊させる自爆装置(正確には電磁波共鳴を原因としたシステム暴走による崩壊というべきかもしれないが)として役に立つことは、シミュレーションで確認させてある。それゆえ、従来の爆薬による自爆装置とは別に爆破装置のバックアップとして主要な基地へのグングニール配備が進んでいる。

  むろんグングニールの配備は自爆装置としての役目は補助的なもので、あくまで防御兵器として使用することに主眼が置かれている。EMP兵器による攻撃は、使いどころを誤らなければ絶大な効果を発揮するのだ。

  そのため、ザフトとしてもなるべく早く全基地に配備したいのだが、外惑星へのコロニー航行船の準備、主力MSの機種変換及びビームシールドを始めとした使用武器の兵装転換、さらにスピットブレイクに続く攻勢作戦の準備と、プラントにとっても相当に労力を要する事業を進めているため、グングニールの生産がやや遅れ気味となっているのだ。

  それゆえ、まずはザフト地上軍の要の2つの基地へ配備が実行され、その次に諜報活動で反攻が予想されているビクトリア基地への配備が優先されたのである。よって、いまだに華南基地にはグングニールが配備されていない。

  もっとも、グングニールの配備が遅れていることを懸念しているザフトの軍人はほとんどいないのが実情であった。

  これまでザフトが常に攻勢側であったことも影響しているが、既存の自爆装置でも十分だと考えられているからでもある。

  仮に地球連合軍の反攻により宇宙港を有する基地が奪還されたとしても、マスドライバーさえ破壊できればプラント側の戦略的失点は大きなものとはならない。

  地球侵攻の初期目的のひとつであった食料供給地域の確保は、赤道連合との協力関係の樹立とユニウス市のコロニーの農業プラント化の進展により重要性が低下している。

  極端な話、勢力圏にある宇宙港のマスドライバーを全て破壊し、宇宙に戦力を引き上げたとしてもそれだけではプラントにとっては致命傷にはならないのだ。

  もっとも、占領下にある元南アメリカ合衆国のレジスタンスへの兵器の供給、大洋州連合、アフリカ共同体、赤道連合へのMS供給といった点からもわかるように、現在のザフトの基本方針がナチュラルの物量にはナチュラルをもって対抗するというように変わりつつあるため、地上の同盟国を見捨てるような真似はするはずもないが。

  そして、今度の地球連合によるオーブ侵攻作戦を利用し、オーブ連合首長国をザフトの勢力圏に組み込むことをもくろんでいるのだ。

 

  パトリックは、再度モニターに眼を向けると対オーブ侵攻作戦に投入予定の戦力を再確認し、その間に進んでいたセントラルコンピュータの計算の結果を尋ねる。

 

  「敵戦力の誤差を訂正した後のシミュレーション結果はどうだ?」

  「敵戦力を大きめに評価した場合の迎撃プランで対応可能と出ています。」

  「ならばよい。

   現地の判断で戦力の加減をするだろう。その程度のことができるくらいの戦力は与えてあるし、司令部の要員も優秀な者たちがそろっているしな。」

  「よろしいのですか?」

  「作戦の基本方針から逸脱するほどの影響があるわけではないことは確認しただろう?

   ならば、現地部隊に対し指示を出すことで余計な混乱を引き起こしたくはないし、それにいまさらじたばたする必要はなかろう。」

  「了解しました。」

 

  そういい切ったパトリックに質問した参謀が答礼する。

  そんな参謀の後ろからエザリア・ジュールが小走りに駆け寄ってくるのが見えた。

 

  「閣下!」

  「エザリア、休んでいるところをすまないな。」

  「とんでもありません。

   それで、状況のほうは?」

  「まだ始まったばかりだ。本格的な戦いはおそらく一週間ほど先となると思う。

   情報参謀、ジュール議員に概況説明を頼む。」

  「はっ。」

 

  そばでエザリアが状況説明を受けているのをバックグランドノイズとして聞きながら、より詳細な情報を確認する。

  事前に予想されたとおり、大西洋連邦は、太平洋における洋上の機動戦力を根こそぎオーブ戦につぎ込むようだ。その戦力はうんざりするほど膨大で、プラントからの資源供給の断絶や月−地球間の通商破壊戦の影響などまるで出ていないかのようだった。

 

  むろん、実際にはそんなことはない。

  地球連合は、膨大なコストの掛かる既存鉱山の採掘再開と戦前の備蓄を取り崩しつつ今次大戦を戦っている。経済的にも資源の備蓄量的にも長引けば長引くほど苦しくなってくるのは地球連合のほうであるのは間違いない。地球連合自身もそのことは理解しているはずだ。

 

  それゆえに一挙に大兵力の戦場投入を実施し、戦局の転換を図ったと考えるのが妥当だろう。

 

  だが、それを予測してザフトもまた迎撃計画を練ってきた。少なくともそう簡単にオーブを占領させるつもりはない。それ相応の代償は払ってもらう。

 

  そして、代償を払ったからといって得たいものが得られるとは限らないところが、商売と戦争の大きな違いでもある。

 

  「よろしい。さしあたっては問題ない。

   そう理解して間違いないな?」

  「はっ。その通りであります。」

  「うむ。」

 

  地球連合艦隊の動きとパナマ駐屯部隊の詳細を状態をざっと確認したパトリックが、そばによってきた別の情報参謀に声をかけ、情報参謀が背筋を伸ばしながら応える。

  その瞬間であった。

  統合作戦本部地下司令部の各オペレータのモニターに注意を促すフラッシュが走った。

 

  「何事か?」

 

  パトリックが注意のフラッシュに気がつき声を上げる。

 

  「閣下。」

 

  情報参謀に確認を取ろとしたパトリックに、そばに控えていたレイ・ユウキが声を掛ける。

  その声音には若干の緊張が含まれていた。

 

  「どうした?」

  「偵察衛星がアフリカ・ヨーロッパ方面における地球連合軍の侵攻作戦発動の兆候を捕らえました!」

  「・・・何だと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 バタフライ効果、ユーラシア連邦にも波及して、パトリック驚愕す、の巻でした(笑)

 

 それにしても忙しいという漢字は心を亡くすと書く意味をしみじみ実感する日々を送っております。

 でも、管理人や代理人の様子をトップ文章や日記から伺う限りでは、この程度で心を亡くしているようでは甘いと言われるかも(^^;

 まあ、管理人や代理人の主治医にドクターメフィスト・・・ではなくてドクトルシビウがついているのかなあと思ったりもしましたが・・・

 知っている人ならば、それで納得がいくと思いませんか?(核爆)

 

 それにしても、種運命ですが・・・

 既にして突っ込みどころがわさわさとありますが、言っておかねばならないことはただひとつ!

 

 シャア、キシリアと寝たね?(笑)

 

 いや、あのシーンが移った瞬間、何故かそういった映像に変換されてしまったので(苦笑)

 それとレイの声優を最後まで隠していたのは、素顔のクルーゼvs仮面のフラガをやりたかったからなのね?

 これでネオの正体が声優から予想されるとおりだったら、叩かれ度合いはひどいだろうなあ・・・

 

 

感想代理人プロフィール

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代理人の感想

私ゃ過労で死んではそのたびに生き返っとんのかいw

 

それはともかく、地球連合の二正面作戦? それとも大西洋連邦と太平洋機構(だったか?)の同時作戦?

うーむ。

どっちにしろ、地球とザフトの国力にはまだまだ圧倒的な差があると言うことなんでしょうかね。