設定/考察/後書き
>考察:オリジナルキャラクター
略称:オリキャラ。
狂言回し、原因、主人公、副主人公……などに使える万能の登場人物。場合によっては作者本人が登場するケースもある。ただし、乱用すれば物語が破綻する危険を発生させる諸刃の剣。
そして生み出されたキャラクターには説得力が必要になる。
キャラクターというものに関する例としてオリキャラではないが、有名どころから機動戦士ガンダムSEEDの主人公キラ・ヤマトを挙げてみよう。
・彼は『コーディネーター』という特殊な生まれであり、通常の人間よりも遥かに高いポテンシャルを有している。
・初めて見るはずのストライクのOSの不備を看破し、その場で修正を行い、ソフトとハードのマッチングを行わずに戦闘を続行、敵を撃破している。
・MS単体での大気圏突入、至近距離の自爆に耐え生き残り、尚且つ復調するほどの体力を持っている。
・ほぼ全てのキャストが彼を認め、行動を容認しており、咎めていない。
これではキラが凄い、というだけで非常に薄っぺらな人間にしか表現できない。
敵味方には自分の主張以外を認めない人間ばかり。本当の意味で彼の『鏡』となる存在がいれば、彼自身の成長を促す事が出来たかもしれないのに。
二次創作におけるキャラクターはオリジナル(一次)で完成しており、多くの読者がそれを踏まえた上で、書き出されるものをキャラクターの幅の広がり、そう納得して読む事が出来る。
しかしオリジナルキャラクターは別だ。だからこそ、納得出来るだけのクオリティを持たせなければならない。
今回のAgainでは、登場させた『クライスト』及び『人形遣い』に納得させるだけの説得力を持たせる事に腐心したが、それが成されているかは自分では分からない。全く知らない他人が見て、それで納得出来る人物像を書けたのだろうか。
もし此処を読まれた方は、納得できたか、出来なかったか。一言お願いします。
>考察:英雄について
英雄の定義は様々でありますが、要するに『英雄』と呼ばれるに相応しい何かを成し遂げた人間に対して贈る称号のようなものでしょう。その『成し遂げた何か』の方向性や大きさを問わないと条件付けるならば、ですが。
しかし、英雄と呼ばれる存在が居ると言う事は、英雄を必要とする何かがあるということであり、それはきっと不幸な事でしょう。
また、英雄が居ない世界であるのなら、其処に犯罪が無いはずはありませんが、それでも英雄の求められる世界よりは幸福なはずです。
今よりも遥かにシンプルだった古代においては、強者こそを英雄と称えました。
その意味では王や騎士、神話に名を残す戦士たちこそが英雄だったのでしょう。
では現代において英雄は存在しえるのか。
まず物量作戦を行使する現代戦ではありえません。戦闘はシステム化しており、指揮官もまた英雄たりえません。
しかし英雄と認められるほどの功績を、戦いの中で認められる事を良しとする人間は、本当に英雄と呼ばれる精神を持ちえるのでしょうか。私は否定します。
ならば何かを成し遂げる、つまり功績を残す人間こそが現代の英雄なのでしょう。
英雄という言葉の響きにただ憧れるなら、それを模倣するのもいいでしょう。
ただし、英雄にこそ出来ることが有るとしても、英雄だからこそその制約ゆえに出来ない事もまたあるはずです。
たった一人でも世界を変えてしまうほどの力を持ちながら、英雄に出来るのは『百を見捨て、九百を救う』こと、切り捨てる正義だけ。
だからこそ此処での士郎を『仲間が九百を救うと信じ、自分は百を救う』または『英雄願望のある、ただの人間』という『偽りの英雄』としました。
>考察:小聖杯
桜ルート終了後、衛宮家を混乱に陥れた『小聖杯として機能する事による負荷』はあっさりと消滅しました。
これはおそらく、大聖杯からのフィードバック――異常なまでの魔力――自らの心臓を切り開き、臓硯を抜き取っても死なないほどの――により、体にかかる負担や毒素が完全に消去されたのではないかと推測されます。
また、桜はノーマルエンドを見る限り、孫が居てもおかしくないほどの年になるまで生きていられるようです。
ならば、ライダーの現界を継続させるほどの膨大な魔力及び生命力は、同じく小聖杯だったイリヤにもある、と考えるのが自然でしょう。
>考察:魔術
魔術刻印
魔術師が、形を持たない神秘である魔術を、手に取れるほど――形に出来るほど――習熟し、形を与えたもの。
刺青のように刻む事で、血縁者にのみ伝える事が可能。
複数の人間に伝える事が出来ず、その家系における後継者のみが受け取る事になる。
blacksmith(鍛冶屋)/オリジナル
衛宮士郎唯一の魔術から零れ落ちた四つの魔術『解析、変化、強化、投影』が一つの形になったもの。
彼以外の魔術師が使っても、何の意味も存在しない魔術。
しかし固有結界を有する魔術師であるのなら話は違う。自分の心象世界を『究極の一』に作り上げる物であるのだから。
まさに『作り手』であるシロウの特性を極限まで高めた魔術と言えよう。
後にグラムの名を得る事になる、ヴォルスング・サガの選定の剣。および女神が恋人に与えた聖剣カラドボルク。この二つの伝説が入り混じってカリバーン、エクスカリバーが生まれたように。無限の剣に受け継がれていく思いによって、新たな剣を創造する魔術として位置付けました。
最初は『カラドボルク』をアーチャーが『カラドボルクII』に改造した手段の再構築、という設定でした。
『偽り無き、真実の輝き』(オーヴァー・ファンタズム)
人の思いによって鍛えられた宝具、星々の輝きによって鍛えられた宝具と同じく、剣達の意思、魔力によって鍛えられた剣。
諸刃の長剣で、刃の造りは日本刀に似ており、柄には魔力殺しの聖骸布が巻かれている。
担い手である士郎が双剣使いであるため、彼のためだけに生まれたこの剣は長剣と短剣に分離する。
ゴーレム
本来はユダヤ系の術者が作る泥人形で、頭部には『EMETH(真理)』または『Sehem-hamphorasch(神の名前)』と書かれた羊皮紙が張られている。擬似的ではあるが魂と命を持っている。
弱点はその存在理由ともなっている文字から『E』を削り取り『METH』に変える事、同様に『Sehem』を消去し『hamphorasch』とする事。
常に巨大化を続けるため最後には破壊することになり、また動かして良いのは昼だけで、夜に動かせば凶暴化する。
今作におけるゴーレムは、異なる属性を持ち、更に技能の足りないクリスが不完全なゴーレムの劣化品に機械的な補助を加えていたとしています。
本来であれば人間で言う所の『サイボーグ』の観念に近いですが、人造人間というよりむしろ『ロボット』というイメージで構築しました
ちなみに此処でゴーレムを『土』としているのは本来の原材料が『泥』であること、五行における人間が『土行』である、という理由でした。
>考察:戦闘
常に一撃必殺の応酬となる対サーヴァント戦。
駆け引きをどう書くか、それが問題になる。
仮面ライダークウガ48話『空我』における『クウガ対ン・ダグバ・ゼバ戦』のように、ただ殴りあう…という事は残念ながら不可能。
>考察:キャラクター(一部)
衛宮士郎
英霊エミヤの戦闘技術と投影技術、固有結界をコピーした贋作者。
実は第一章におけるアーチャーの手加減が絶妙だったためか、単純な戦闘力はUBW編を超えHF編に迫る。
しかし歴史上、本物に憧れた者達によって贋作や習作は数限りなく作られ、中には真作に迫り、超えるものも多く存在する。故にエミヤと切嗣と言う二人の『衛宮』を、彼の『剣製』が真作を、超えられない理由・理屈にはならない。
アーサー王、アーチャーと言う『英雄』の苦悩を知り、彼にとっての英雄『正義の味方』の有り方に苦しんでいた。
仲間が居る事、それだけで強くなれることを理解できたのだろうか。
アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)
Again第一章で人間のまま人間として復活。しかし、聖杯を破壊したことで将来英霊化する契約が破棄されたかは不明。
士郎の体から取り出された『鞘』は行方不明(歴史の整合性?)、聖剣は泉の貴婦人の手に返還され、残ったのは『風王結界』のみ。
体に宿る竜種の因子ゆえか魔力生成のために消費されるエネルギーは莫大、燃費は悪く、口にする食事量に反比例して非常に太りにくいらしい。
遠坂凛
非常に優秀な魔術師でありながら、僅かに……甘い。
その甘さを克服できるのは唯一、桜ルートのバッドエンドのみ。
その為此処での彼女は、最後の一線を越えていない、言い換えれば人間として最後のラインを保っている。
アーチャー/英霊エミヤ
彼は英霊とは言っても、そのクラスは『守護者』。
世界が『人間自身の手による滅亡』を防ぐ為の抑止力として召還する存在です。しかも宝具クラスの剣(魔力を大量に消費するがそれ以外も)を作り上げ、戦いの場にて剣を見れば、それに力があるのなら、それだけで更なる戦力強化に繋がる。そんな汎用性の高い英霊である以上、常に守護者を欲している世界としては、衛宮士郎を守護者にしようとしているのではないだろうか?
パラメータールールによると、彼の対魔力は最弱の『D』、しかも魔力殺しの聖骸布を纏ってそれである。ならば英霊の力を手に入れる前の……生前の衛宮士郎の最終対魔力とは一体?!
生前の英霊エミヤが、時計塔での修行を行ったかどうかは不明。
間桐桜
桜ルートを経過していないため、吹っ切れていない感があるものの、イリヤと大河に触れて生活していたからか、臓硯と慎二が死んだ為、精神的に余裕のある方向に成長しつつある。
しかしそのためか扱いはもはや準ギャグ要員、ないし囚われのお姫様。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
サイドマテリアルによれば『優雅な物腰、気品溢れる言葉遣い、白鳥のような美貌』、宝石魔術を得意とし、ガンド撃ちも達人レベル。凛との掛け合いは充実しているらしい。士郎のアルバイト先の洋館、其処の主人。
さらには『悉く似たもの同士』…とある。
つまりセイバールートにあった『郊外の森の廃屋での凛の台詞』を考慮するに、『似たもの同士』である彼女にも『ソッチ』の趣味がある可能性は……低くない。そして凛にいつも絡むということは……危うし、凛?
立場と言葉遣いを僅かに変えた凛、といったイメージで書くことに。魅力的だったが『ですわ』口調は狙い過ぎなので止めにしました。
ギルガメッシュ
事実上最強のサーヴァントでありながらセイバールートでは執着、凛ルートでは慢心、桜ルートでは油断と、実力を出し切れないまま敗北した感のある、哀愁さえ漂う英雄王。
アーサー王なら聖剣と聖槍を持つ筈が、セイバーというクラス制限により剣の英霊として召還されていた。ヘラクレスも英雄に相応しい武器と技量をもつ筈が、バーサーカーというクラスのため、ただの力押ししか出来なかった。
という訳で今回、サーヴァントのクラス分けという制限を取り払ってみました。
矛盾を超えて存在する英霊の座のギルガメッシュ。彼はセイバーに負けた事、衛宮士郎に負けた事、間桐桜に負けた事……その他の平行世界での諸々を知っています。よって今回の召還により現れた彼は王様発言と態度は直っていませんが、そのため今謙虚に確実に相手(衛宮士郎)を殺す為に闘います。
ちなみに登場理由は、第二章での士郎の心の叫びが天に通じた為……ではありません。
>オリジナルキャラクター
クリストファ・クライスト
14歳、男子(?)、人形遣い。
クライストの家に百数十年ぶりに生まれた、魔術回路を持つ子供の一人。
知識を持ちながらも力を持ち得なかった一族に、妄執の如き英才教育を施された。それは呪いにも似て彼を縛ってはいるが、囚われてはいない。6代前の当主が暗殺魔術師に身をやつした事、その被害者が居る事に心痛を感じていた。
現在の彼の魂は双子の妹『ライラ・クライスト』の体に封じ込められている。
クリスとライラは同じ血を引く双子の兄妹ではあるがのだが、魔術師としての属性が異なる為、スキップ扱いで時計塔に編入した天才少年のクリスは……体を取り戻す為にと高性能な人形を作り続ける。
これは彼女の魔術属性が人形と相性が悪い為で、本来無用である機械補助を行った理由も同様。しかしその為に建造するたび、暴走する原因となった。
……と、なっていた。
エピソード終了後は『自分が一体何者であるのか』という苦悩に塗れながら、昏睡状態(植物状態?)にある『クリストファ・クライスト』の体を保護している。自分が何者であるのか、その答えが出るのを、出せる時を待ちながら。
シュトラウス・クライスト
150年以上生き続けるといわれる、人形遣いの暗殺魔術師。
第二章において完膚なきまでに敗北を喫し、死亡。
常から送られていたバックアップデータによる復元を行い、クリストファ・クライストの人格を上書き消去した上で再生された人格。
表向きには『追撃に手心を加える条件』として、アインツベルンの情報と冬木市で解析した大聖杯・小聖杯の情報をウェルシュにリークした事になっている。
冬木の聖杯を元に、大量殺戮のための『召還機』を考案した、今回の事件の張本人。
事実上『データ』に過ぎないが、魂でも生命でもない分『蛇』『蟲』よりも性質が悪い。
ウェルシュ
時計塔での役職は『交霊学科・副学科長補佐』。
本人に自覚は無いが仕掛けを施され、クライストの操り人形になっているが、本人はクライストを操っていると思い込んでいる。
小太りで禿頭。本来ならその外見は『柔和な貫禄』となるはずだが、ウェルシュの場合は内心の卑しさ(虚栄心が強く、他人を見下し、金銭感覚が麻痺)が表面に露呈している為、全く意味が無い。
ここではキャラクター扱いだが、本質はただの人形。
>あとがき……というか泣き言。
敵とは一体何か。
書き手として『過去の自分の作品を超える事』が命題である以上、自分の敵は自分自身に他ならない。
メーラーと言う『王の財宝』の如きモノを通して訪れる『肯定と批判』という破壊力抜群の宝具に打ちのめされて、それでもなお立ち上がれるのか。
投影…いや執筆のレベルが下がった時、それが死ぬ時だ。
出来上がってみれば、まだ手の入れようは幾らでもあるし、荒い。
少年誌的なパワーゲームになり下がっているのも駄目。
狂言回しにオリキャラを持ってきて、桜にはまた囚われのお姫様扱い。
……自己評価70点。
今回のお題
1.『真偽』
・偽物は本物に勝てるのか。
・本物は本当に優れたものなのか。
・偽物は、偽者以外になれるのか。
・偽物と本物が完全に同一だとしても、偽物と本物は区別されなければならないのか。
2.『キャラクター描写』
・バックボーンの存在しないオリキャラに、命を吹き込めるのか。
・設定だけのキャラクターに、自分の手で説得力を持たせられるのか。
3.『戦闘』
・戦闘のシーン描写の煩雑さから逃げず、迫力のある描写を書ききる。
・人形遣いの恐怖
……だから、ちょっとクドイのは勘弁してください。
それに本編のほとんどのシーンにバトルが絡んでいるから、好きじゃない人も多いだろうし。
シリアスなら、シリアス一辺倒で書けば良いものを。ギャグならギャグ一辺倒で描けば良いものを。
そう思わざるを得ない。
しかし、どうしても『バトル物』を書きたい欲望は捨てきれず……こうなってしまった。
それにちょーっと、ロボっぽいの書きたかったし。
どんどんボリュームが膨れ上がり、書き終わらない苦痛……久しぶりですよ、こんなのは。最初は5話で100Kくらいだったのに、繋がりが悪いからと手を入れてみれば150Kを越え、最終的には200K……更にHTML化したら……こんなになったし。およそ3週間ですよ、これに費やした時間は。
オリジナルのキャラクターと言うのは、書き手の自己満足にならないものにしなければならない。だから、自分以外の人間に受け入れられるくらいにはっきりと書き込まなければならないし。
デモンベインやFateで『熱血・シリアス・バトル混合テキスト』に耐性のついた『ぜーたく者(私含む)』が増え、個人的にもその批評に負けないものを書きたいと願うようになったからかもしれませぬ。
シリアスとバトルとギャグを最も上手くミックスさせている作品って、今なら『ハガレン』『ガッシュ』かなー、なんて思いますけどね、あれは漫画だし。
でもゲームならビジュアルやサウンドがあるし……純粋にテキストだけで上手く纏めるのって、自分のレベルじゃ無理なのかなあと悩みますし。
あくまで娯楽作品を書きたいしね。
作中で出た某国の料理についてですが、これはあくまで『Fate世界におけるもの』であり、現実とリンクしているかどうかは、各人の判断に任せます。
個人的には店を選べば十分じゃないのか、そう思っております。
>次はどうするか?
それにしても、士郎たちを殺す為にはもう形振り構わぬ感のあるクライスト。
アインツベルンの聖杯システムから願望機としての機能を省き、ただ士郎達を殺す為の勢力を呼び出す『召還機』として機能させました。流石に聖杯ネタは今回で打ち止めにしておこう。
次回構想はどうすべきか。
強化に強化を重ねパワーゲームにする『DB化現象』は少年誌的願望が強すぎてダメだ。正直、書きながら拒否反応が出ている。タイプムーン的主人公の『女殺し』も不許可。
むしろ原点(桜ルート)に返ってホラー色を強くするなんてのもそそられるな。
サンプル
一時の里帰りで賑わいを取り戻した衛宮邸、だが突如士郎は姿を眩ませた。
時同じくして、冬木市に大量失踪事件が発生する。
血を吸い尽くされミイラ化した死体。
かつて人であったものは、人である事を忘れ、人であろうと生者の命にすがり、啜ろうとする。
「まさか、吸血種…?」
凛は現場に残る闇のにおい、残滓を嗅ぎ取る。
「……逃げて、美綴先輩! 先輩は、こちらの世界に来てはだめです!」
自らの過去を償うためにも、守るために戦うことを望む桜。
「オンセン……初めて入りましたが、悪くありません」
「そーねぇ、入りながらの冷酒がたまらないわぁ」
「シャンプーこっちに投げてアーチャー」
「……私は英霊なんだ、三助でも板前でもないんだ、英霊なんだ……」
旅行を全力で楽しむアルトリア、イリヤ、大河、悩むアーチャー。
「行くわよ、桜。代行者が来ない以上、私達でカタをつけるわ」
敵首魁との戦いに耐えられる魔弾は僅か4つ、ただの一撃も失敗は許されない。
「ええ、行きましょう。ここは私達の故郷なんですから」
忌まわしさに封じた魔術を、今一度呼び覚ます決意を固める。
ヒトであることを捨てて力を得た、吸血鬼という名の『超越者』に、二人の魔術師が挑む時が来た。
以上、サンプルでした。
いいかげん、桜にも活躍してほしいって事で、桜派の人のためにもね。
さっきも言ったけど、パワーゲームは本来嫌いなんです。理想は……ガッシュと清麿みたいな、頭脳と信頼と信念で戦い抜く姿ですね。
――って、これは似たようなのが幾つもあるね、月姫クロスとかで沢山。しかしそれを自分の手腕で構築する事こそ、二次創作の醍醐味ではないのか? ……ううむ、悩むなあ。
じゃあ路線変更して――シリアスばかりスポットが当たった分『戦闘無しのほのぼのとしたバイオレンスな日常』はどうだろう? 矛盾しているようですが、Fateって元々そんな話じゃないですか。
例えばタイトルをつけるなら『閑話Again』、タイトル通り、外伝扱いの話だけ。
AgainはSSなので『バッドエンドやデッドエンドを全て回避した場合』になっていますが、もしフラグを踏んでしまっていたらどうなるのか、選択肢を間違えていたらどうなるのだろう、なんて実験作。
再建途中の柳洞寺に行った士郎たちの前に新事実が。なんと『遺留品』が見つかっていて警察の捜査が始まっていたというのだ。
新年会の途中に飲まされたお酒、それが『盃の酌み交わし』で、突如巻き起こらんとする抗争を察知した彼らは……。
自身の魔力を制御しきれない桜は、かつて聖杯戦争で使った『触媒』を見つけ、安定させるためにライダー召還を企む……。
セイバーお料理修行、その秘められた実力の恐怖とは。
でもこれって、別にAgainでなくても出来るし……もしかしてこの第三章で完結扱いできるか?
ところで!!
よく感想などで『望む、フェイトマン連載化』と言われます。……Againも一段落したんだから書け、とか言いませんよね?
冗談でプロットとガイドライン書いてたら興が乗って、気がつけば全13話で構想が纏まってたし。
>予想:代理人氏の発言
前回の『世間の風は冷たいですが〜』を踏まえた上での予想です。
1.『シロウノーマルエンド』
2.『オリキャラノーマルエンド』
さあ、どれだ?!
代理人の感想
微妙にはずれ。
今回の発言はライラノーマルエンドでしたー!
ルヴィアは「エンド」というほど悩んだり決着したりしていないと思います。
シロウもまたしかり。
かつて乗り越えた山と比較できるほどには大きな山ではなかったと思うんですね。
ここらへんは感性の問題でしょうけど。
>某国の料理
ええ、最近では「某国の外国料理の店は美味しい」というのが定説らしいですよ?(核爆)
>フェイトマン
Againも一段落したんだから書け。(何)