<スレイヤーズ西遊記> 第十一話 坊主、さ迷う(中編) 第一章.朝のしじまに・・・ あらすじ ガウリイ・・・行方不明(現在捜索願がリナさんより提出中・・・何処に?) リナ・・・現在保護者というか恋人候補・・・グヘ!!(ナレーター沈黙)を捜索中。 アメリア・・・リナの嘆願(命令(笑))によりガウリイを捜索中。 ザン馬・・・リナの八つ当たりにより現在行動不可能状態。 ふう・・・こんなもんか。 (でも、これってあらすじですか?) うぉ!! 貴様はニンエ!! 何故お前がここにいるんだ!! (はあ、作者にナレーターを見張っていろ!! って言われたものですから) じゃあその問題の作者はどうしたんだよ? (何でも『俺には裏でやらなければいけない事があるんだ!!』 って言いながら逃げました) ・・・何を考えているんだアイツ。 (多分・・・ろくでも無い事ですよ) そうだろうな・・・ 大体さ、裏でなにやってるんだよ作者? (・・・知りたいですか? 後悔はしませんね?) 後悔するような事なのか、おい? (少なくとも私はマリアナ海溝より深く後悔しましたよ・・・) ・・・さて、スレイヤーズ西遊記 第十一話今から始まります!!(・・・逃げましたね) 「なあ、俺今何処にいるんだろ?」 「知らないわよ!! 早く帰ってきなさいよこのクラゲ!!」 「素直に心配だって言えないんですかね〜」 (俺は何だかまた不幸の予感が・・・(汗)) 「アメリア!! お願いだからガウリイを探して!!」 リナの必死に嘆願する声が朝の静寂を壊し辺りに響き渡ります。 「・・・よく解りませんが・・・リナさん。 その後ろ手に隠している血塗れの如意棒を仕舞ってから、私に説明をして下さい。」 リナの横で何やら肉の塊が震えているのを横目に見ながら、アメリアがリナを鎮めています。 リナの一撃を受けナレーターと一緒に吹き飛ばされ。 リナの元に帰ってきてから目撃した物は・・・教育上不適切なのでカットします(爆) そしていきなりのリナの嘆願から事件は始まったのでした。 「・・・今回は役に立ちそうにありませんねザン馬さんは(ボソッ)」 「何か・・・言ったかしらアメリア?」 「いえ!! 何でもありません!! ・・・ただザン馬さんはどうしてそうなったんですか?」 至極もっともな質問だな。 アメリアが吹き飛ばされる前まではザン馬は無事だったのだから・・・ 「それは、八・つ・当・た・り(はーと)」 ・・・至極理不尽な答えだな。 ガウリイ失踪の原因は・・・原因はガウリイか(笑) 結局ザン馬に全ての不幸は結集するんだな(笑) 「・・・ど、どの方向にガウリイさんは飛んでいかれんたんですか?」 自分の命も危ないと思ったアメリア・・・ 唯一リナを制御出来る存在を早く見付ける事に合意をしたようだった(笑) 「う〜ん、確か河の方向に打ち上げたから・・・ 気絶してなければ川辺にいると思うけどね。」 ・・・それは、気絶していたら河の底だと思うぞ俺は。 それ以前に打ち上げるって・・・人間ロケットかガウリイは(汗) 「・・・普通の人間がリナさんの一撃を食らったら死にますって。 ガウリイさん今回は生身で如意棒を受けたんですよね?」 そうだろうな・・・俺も作者も生きてるけど(笑) だからガウリイも生きてると思うぞ・・・確証は無いがな(笑) 「あんた達は別次元の人間でしょうが!! ガウリイは普通の人間なのよ!!」 「そんな普通の人間相手に如意棒を使いますか?」 ああ、その突っ込みは駄目だよアメリア・・・ ゴン!! 「如意棒の一撃は痛いですぅ〜〜〜〜〜〜!!」 「もう!! 今までの過程の詮索はいいからガウリイを探しにいくわよ!! あたしもガウリイが袈裟を着ていないのを知ってたら、如意棒なんて使わなかったわよ!!」 まあ、ここで遊んでいるよりは建設的な意見だよな(笑) 「了解しました〜〜〜〜〜(泣)」 「さっさと見付けてお仕置きをしてやるんだから!! あのクラゲは!!」 ・・・素直に心配だとどうして言えないのかなこの人は。 「本当に・・・そうですよね〜〜〜〜」 「・・・あんた達また空を飛びたい訳?」 ブンブン!!(首を左右に振る一人と吹き出し(?)) そして彼女達は河に向かった・・・ その場には正体不明の肉塊だけが残されていたのだった・・・ 大丈夫だ今回の出番はこれだけらしいからさ(笑) 次回には完全復活さ!! じゃあ次回で逢おうぜ正体不明の肉槐!! 第二章.河童と坊主 「だからして俺は河童では無い!!」 謎の男のガウリイに対する第一声はコレであった・・・ 現在地はどうやら男の隠れ家らしき洞窟である。 「は? 河童? 誰が?」 そして謎の男に対するガウリイの返答は・・・何時もの事であった(笑) 暫し二人の間に沈黙が訪れる・・・ 「一つ聞いていいか?」 「どうぞ、どうぞ。」 「どうしてこの状況でそんなに余裕があるんだ?」 そう・・・今ガウリイはす巻きにされ、洞窟の天井から吊り下げられていた。 少しは今後について不安にならんのか? ガウリイ・・・ 「いや、別段すぐに殺されるって雰囲気じゃないし、それに・・・」 「それに? 何だ?」 「ほら、ほら、飛んで飛んで飛んで!!」(ピョンピョン!!) 「回って回って回るぅ〜〜〜、か? 一生そこで回ってろ!! それ以前にネタが古過ぎる!! 今度こそ若年層には解らんぞ!!」 そう言いながら宙吊りのガウリイを猛烈な勢いで回す男・・・ ・・・やっぱり付き合いのいい奴だなあんた(笑) いちいち作者の心配までしてるし(笑) 「それから俺の名前はゼルガディスだ!! 覚えておけ!!」 「はらひれほれはれ?」 「・・・わざとだろ? そうなんだな!! 貴様この場で切り捨ててやろうか!!」 一人エイキサイトするゼルガディス・・・ 完璧にガウリイに遊ばれてるな。 「まあ冗談はこれくらいにして・・・俺に何か用かゼルガデ・・・痛っ!!舌噛んだ。」 真面目モードが近頃続かんなガウリイ・・・ それともわざとか? おい? 「・・・俺の名前はゼルでいい。 俺はあの河を渡る人間を見張らないといけない身の上なんだよ。」 ちょっと悟ってきたゼル・・・このままでは第二のザン馬になる日も近いな(合掌) 「じゃあ渡る理由を話したら解放してくれるのか? ちなみに俺の事はガウリイと読んでくれ。」 「まあ、理由によるがな。」 おお!! ガウリイがガウリイが理知的な話し合いをしている!! ・・・だから作者の住処の地域に台風が来てるのか(納得) 「俺がこの河を渡る理由は・・・それは、天竺に行く為だ。」 「ほう? 天竺に行く理由は何だ? この河を渡ってもさらに遠い土地だぞ?」 ガウリイの話しに興味が湧いたのかゼルの口調が真剣な物に変わる。 「俺が天竺に行く理由・・・それは・・・」 おい待てガウリイ・・・お前確か前話では天竺に行く理由を忘れていたような気が・・・ 「それは・・・何だ? もしまたつまらんギャグやボケを飛ばすようなら・・・」 既に腰の剣を抜き構えながら不適に笑うゼル・・・本当に理由を聞く気があるのかお前? 「いま付き合ってる女性の両親に会いに行く為だ!!」 ・・・おいガウリイ・・・本気で言ってるのか? なあ? この時ガウリイを捜索中のリナが悪寒に震えたらしい(笑) 「そうか・・・お前も苦労してるんだな。 ちなみに両親に会ってどうするんだ?」 「ふっ・・・野暮な事は聞くなよゼル。」 この台詞の時リナは何故か見えない鎖に捕われる錯覚を覚えたらしい(爆笑) 「ああ、そううだな悪かった。」 それであっさりと納得するのかゼル? おい? 「実は俺にも心に決めた人がいてな・・・」 「ふんふん・・・」 「なのに何の因果かこんな僻地で300年も河の番人をさせられているんだ。」 まあ、同情の余地はあるかもしれんが・・・真面目に仕事をしてたのかゼル? 「そう・・・全ての歯車が狂ったのは、あの時釈迦如来様のお気に入りの杯を壊した時。 俺の意中の女性は不祥事を起して天上界から追放された。」 何処か遠くを見ながら独白をするゼル。 「捲簾大将(けんれんたいしょう)という役職まで出世し、後はプロポーズだけだったのに。」 ・・・ 「・・・大変なんだなゼルも、頑張れよ俺も応援するからさ!!」 「それだけじゃないぞガウリイ!! 見てくれこの姿を!!」 そう言って白いフードを跳ね上げるゼル!! 「おお!! 仮面ライ・・・痛っ!!」 気持ちは解るが時と場合を考えろよガウリイ(笑) 「確かに改造人間に見えるかもしれん!! しかし!! 俺は合成人間だ!!」 自慢する事なのかゼル? それ以前に改造と合成の違いが俺には解らんぞ? 「どう違うんだよゼル? なあ、姿形でゼルの事を判断するような女性に告白するつもりなのか?」 いきなり説法モード発動か・・・切り替えが早いなガウリイ。 「そ、そんな事は無いぞ・・・ただ俺自身がこだわってるだけだ・・・ アメリアはそんな事で人を差別する様な女性じゃ無い。」 ・・・あのアメリアか? 「・・・アメリア? 何処かで聞いた事のある名前だな。」 今更何だがガウリイ・・・お前の頭の中はどんな構造をしてるんだ? 「こんな構造(パカッ!!) → リナ、リナ、リナ、リナ、リナ(エンドレス)」 ・・・よっく解った・・・聞いた俺が馬鹿だったよ・・・ 天竺に行く意味も何時の間にかリナの両親に会いに行く事にすりかわってるし。 でもアメリアが天上界を追放された理由は確かリナにあったよな(笑) これは・・・まだ一波瀾あるな・・・絶対・・・確実に。 「だが俺にもやっとチャンスが回って来たんだ・・・ 天竺に経典を取りに行く坊主の護衛をこなせば、俺は元の姿に戻れる!!」 あっ・・・ゼルの事忘れてた(汗) 一人の世界にイッちゃてるんだもんな・・・ゼル。 よっぽど嬉しいんだろうな元の姿に戻れるのが。 「その坊主って俺だぞゼル。」 「は? 坊主? 誰が? ガウリイ・・・お前確か付き合ってる女性の両親に会いに行くんじゃなかったのか?」 「両親に会いに行くのが本筋で、経典を取りに行くのはオマケだ。」 ・・・事の重点が入れ替わってる気がするのは俺だけだろうか? 「嘘をつくなよガウリイ、お前を見て誰が坊主だと判断するんだ?」 一言で切って捨てられるガウリイ。 まあクラゲのパジャマを着た長い金髪の碧眼の男性・・・だもんな(笑) 坊主の格好をしてるならともかく・・・今のガウリイに説得力は無いわな。 「・・・本当なのに誰も信じてくれない(泣)」 さめざめと泣くガウリイ・・・自分の普段の行いが悪いせいだろうが(笑) その時!! 洞窟にある女性の声が響き渡る!! 「ガウリイ!! そこにいるの!!」 「何者だ貴様!!」 そして洞窟の入り口に駆け出すゼル!! ・・・行かない方がいいぞゼル(ぼそっ) 「達者でなゼル・・・俺はこの状態だからお前を助ける事はできん。」 コラコラ(笑)、まあ格好が格好だから仕方ないか。 もうガウリイには正体が解ってるみたいだな。 でもゼルの不幸は終わりそうに無いな・・・ では次回でまたお会いしましょう!!
第十一話 END
第十二話に続く
あとがき
「こんにちわ皆さん。
作者からあとがきを任されているニンエです。
今、作者は台風に向かってなにやら叫んでいます・・・
最近ストレスでも溜まってるんでしょうかね?
あと、ある読者のおかげで臨時ボーナスを12月に貰えるそうです(嬉)
その人に感謝をしておけよ、と作者に釘を刺されました。
どうも有難うございます。
ただ去り際に作者が・・・『12月までこの話しが続く事を祈ってるがいい・・・』
等と不吉な事を言ったのが気掛かりです。
何でも作者の仕事の部署が変更するとか、引越しがあるとかブツブツ言ってました。
・・・まあ、まだ何も通知が無いので作者はぼ〜〜っとしてます。
では皆さん来週にまたお会いしましょう。」