<スレイヤーズ西遊記> 第十五話 坊主の商売魂(・・・もう坊主じゃね〜なコイツ) 第一章.ガウリイの提案 あらすじ ・・・前回の記憶が無い。 ・・・俺は何をしてたっけ? ・・・仕事場には来てた、よな? ・・・目が覚めたら病院だったけど。 (ならそれでいいじゃないですか。) ニンエ!! ・・・お前なら前回俺が最後にどうなったか知ってるよな!! 頼む!! 俺は一体何をしてたんだ!! (・・・世の中には知らずにいる方が幸せな事があります。) 思いっきり引っ掛かるんだけどな・・・その前振りだと。 (じゃあ忘れて下さい。) ・・・実は薄情な奴だったんだなお前って(汗) 不幸でもいいから事実を教えろよ、どうせ大した事・・・何だよこの紙は? なになに・・・!!!!! (減棒半年、有給休暇を全部消去、まあクビにならなかっただけでも恩の字ですね。) ・・・(真っ青)お、俺が何をしたと。 (勤務中の飲酒、及び職場放棄ですよ。) ・・・俺のせいか? なあ、俺のせいなのか!! (じゃ、私は後書きに先に行ってますね。(スタスタ・・・)) ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜!!! 記憶に残ってね〜〜〜〜〜〜!!!! 一体俺は何をしたんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! (ふう、どうやら現実逃避に走りましたね・・・しかたありませんね私が話しを進めますか。 では、スレイヤーズ西遊記 第十五話今から始まりますよ!!) 「何だかちょっと可愛そうだなナレーター。」 「たまにはいいのよ、どうせ直ぐ復活するわよ。」 「結構打たれ強そうですもんねあの人、ザン馬さんと気があってますし。」 「・・・気があうのと打たれ強いのとがどうして繋がるんだ?」 (・・・)欠番(笑) 宴会をし、釣りを楽しみ(いいのか?)、青春を謳歌したガウリイ一行 By ナレーターN 彼等はついに三千里の航海(?)を終え・・・ 今、ゼル壱号は岸に停泊をしているのだった。 「さてと・・・ここで問題は残る所大きなのが一つと、些細な事が一つだ。」 ゼルガディスの突然の言葉に驚いて彼を注目する一同。 「何かまだ問題があったか?」 ガウリイの質問に軽く頷きながら説明を始めるゼルガディス。 「まず大きな問題はだな・・・コレをどうするかだ。」 そう言いながらコレ・・・ゼル壱号を指差すゼルガディス。 一同ゼル壱号を仰ぎ見て一斉に溜息をつく。 若干一名がその現状を理解できず頭にハテナマークを作っているが(笑) 「つまりだな、理解して無い奴の為に言うがこのゼル壱号はオーバーテクノロジーの塊だ。 だからここに放置しておく訳にはいかないんだ。 だが・・・壊すにはしのび無い。」 そのゼルガディスの最後の呟きに全員が黙り込む。 「そうですね・・・この船には短い間しかいませんでしたが。 いろいろと大切な思い出が詰っていますから・・・」 アメリアがゼル壱号を見上げてそう呟く・・・ 「あたしもさすがにこの船を壊すのを躊躇わ・・・」 リナさえもがそう呟く・・・ 「・・・じゃあ売っちまおうぜ。」 「はあ?」 × 3 ガウリイの突然の提案に残りの三人は思わず突っ込む事すら忘れた。 「どうせ普通の人間には動かせないんだろ? だったらゼル壱号には居住区もある事だし。 船で生活をしたいって言う物好きな金持ちにでも売ってやろうぜ。」 ・・・ガウリイ、君は確か前々回でこの船を操舵してなかったか? 「・・・知らんな?」 「そうだぞ、それは幻だ!! このゼル壱号は人間には動かせん!!」 だって・・・見たんだもん(イジイジ) まあ、製作者がそう言うなら私はもう何を言いませんよ。 「いい心がけだ・・・貴様は長生きできそうだな(ニヤリ)」 ・・・何を考えていたんですかゼルガディスさん(汗) まあ、この話しはその案で行くんですか? 「そうね・・・確かにブラックボックスの部分だけ壊しておけば害は無いわね。」 「じゃあその線で話しを進めるか。」 「ふっふっふっふっふっ・・・どうせ売るなら思いっきり高く売ってやるわ!! あ〜〜〜〜あたしの商売人の血が騒ぐ!!!」 そうして彼等の商売魂に火を付けつつ物語は加速する・・・ 「あ、そう言えば後一つの些細な問題って何ですかゼルガディスさん?」 「ああ、本当に些細な事だ。 ザン馬が未だ行方不明なんだ。」 ・・・さらりと言う事ですか? それ(汗) 「な〜んだ、本当に些細な事ね。」 「そうですね。」 「まあ、そのうち顔を出すだろ。」 ・・・納得するんですね・・・貴方達はそれで(汗) ま、まあいいでしょうでは次章にいきますか。 第二章.競売 「で、どうしてこんなに人が集まるんだ?」 見渡せば30人ほどの人だかり・・・ 何処から湧いて出て来たのやら。 「ああ、多分作者の御都合主義でしょ。 一応アメリアとガウリイとあたしの三人で近隣の街に広報はしたけどね。」 ・・・嘘ですね。 気合十分でしたもんね。 多分かなり遠方の街まで(ごすぅぅぅ!!!) 「はいはい、余計な事に首を突っ込むと早死にするわよ♪」 何故に♪(汗) ナレーターAさんて・・・身体張って仕事されてたんですね。 「まあ広報うんぬんはいい・・・何故あいつがその団体に混じってるんだ?」 ゼルガディスの指す方向に一人浮いた男がいます。 ・・・隠す必要も無いのでバラシますがガウリイさんです(笑) 「あれの事? そんなの決まってるでしょうサ・ク・ラよ。」 ちなみに競売にかけるそうですゼル壱号。 ・・・考えたえら誰に所有権があるんでしょうかゼル壱号(笑) 名前からしたらゼルガディスさんみたいですけど。 「もちろん、あ・た・し(はーと)そうよね、ゼル(笑)」 「おい、そんな話しは一言も・・・解ったその通り、だ(汗)」 おや? リナさんその手に持っている写真は一体・・・ 「え? これの事? これはね(笑)」 「頼むリナ!! 俺はもう何も言わんからそれだけは止めてくれ!! ナレーター!! お前も人のプライバシーにまで関わるな!!」 はあ・・・まあそこまで嫌がるのでしたら・・・(後で見せて下さいねリナさん) 「(OK、OK)」 裏取引成立(笑) 「しかし・・・あくまで金稼ぎに拘るんだな(汗)」 「だって家の両親って商売人だもん。 こんな大儲けのチャンス・・・あたし的には楽しみたいじゃない♪」 だけど・・・違う、絶対何かが違う(汗) これはもう、当初の目的と手段が完璧に逆転してる・・・ 競売は激しい戦いになりました・・・ 某坊主は実は水母(クラゲと呼ぶ)王国の貴族という身分で参加してました(爆笑) まあ誰が考えたかは直ぐに解りますが(それにしても怪し過ぎる人物だと思いますが) しかし見た目で人間は騙される物です・・・見た目はいいから(笑) 喋る事も一言だけ、金額を吊り上げるだけですし(ここまでくると本当に詐欺ですね(汗)) そして競売相手が一人減り・・・二人減り・・・ 最終値は・・・ゼルガディスさんの最初の予想の5.386倍(細かい) ・・・暴利を貪りましたねリナさん(汗) 「よっしゃ〜〜〜!! これで当分は路銀には困らないわよ!!」 夜の静寂にリナの勝利の雄叫びが響き渡る・・・ 第三章.再集結・・・か? 暗闇の中、ある場所に人影が現れる。 そしてその場所に落ちていたある物を手に取り静かに見詰める。 「何してるのガウリイ?」 ザン馬が(昔)いたイカダの上にいるガウリイを見付けリナが声をかける。 「リナか・・・ちょっとな。」 手に持った帽子を眺めつつガウリイがそう返事を返す。 そんなガウリイの隣にリナもやってくる。 「何よ? ザン馬の事を心配してるの? ・・・大丈夫よ今回はちょっと復活が遅いみたいだけどね。」 しばしの無言・・・ 「は〜、確かに最後の大技はちょっとやり過ぎたわ・・・ アイツがこれだけ時間をかけても、復活出来ないほどのダメージを与えたのはあたしよ。 ちょっとは反省してるから・・・」 だんだんと小さくなっていくリナの声・・・ 実はリナはもしガウリイがこの事で自分を嫌ったら・・・ その事で頭が一杯であった。 「・・・そうだよな。 ザン馬がそう簡単にくたばる訳ないよな。 今回はちょっと復活が遅れてるだけだろう・・・」 そう呟きつつ何気なくザン馬の帽子を裏返すガウリイ。 ニュ・・・ 「・・・おわ!!!!!!」 「・・・なっ!!!!!!」 帽子の中からザン馬の首が出てくる(・・・おいおい(汗)) そのザン馬の馬面と正面で相対したガウリイ(笑) 思わず帽子をガウリイが手放し地面に落ちるまでに・・・ ニュニュニュニュニュニュニュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! スポン。 上半身(上馬身か?) 下半身(・・・下馬身)と続き。 最後に綺麗に尻尾までが出てくる。 そこには完全復活を果した傷一つ無い、白い馬体を誇るザン馬がいた。 (よう旦那とリナ、おひさ!!) そして呑気に挨拶をかます・・・ ・・・本当に彼は脇キャラですか? ・・・ナレーターAさんが突っ込みをしたくなる気持ちが判りますよ。 「な、何者なんだお前は?」 「ど、どうして帽子から?」 気が付かない内にお互いに抱き合ってるリナとガウリイ・・・ 余りにも予想を越える再登場を果たしたザン馬に気が動転しているようです。 ・・・誰でも動転しますって(笑) 「こ、ここから出て来たよな?」 「そ、そうね。」 地面に落ちているザン馬の帽子の内側を仲良く覗くガウリイとリナ・・・ そこには・・・宇宙(そら)が広がっていた(爆) 「「・・・何処に通じてるんだ(のよ)?」」 そして流れ星が一つ帽子をの中を走る(笑) お互いの目を見詰めアイコンタクトをするリナとガウリイ。 「「・・・(忘れ様この事は)」」 二人の意見は一致を果した。 「お、お帰りザン馬・・・コレ返すぞ。」 ザン馬に帽子を被せるガウリイ・・・ ちょっと及び腰なのがお愛嬌です(笑) (おう、ただいま!! いや〜今回はちょっ〜〜〜〜とヤバかったぜ。) ヒヒヒィィィィンンン!!! と笑うザン馬・・・ うるさいから黙って欲しい、と思う二人。 しかし今この場を占領しているのは紛れも無く・・・ザン馬だった。 「・・・何か・・・怪しい術でも身に付けたのかコイツ(汗)」 × 2 警戒心丸出しの二人だった・・・ そして・・・ 「・・・復活・・・されました、ね(汗)」 「・・・そうだな。」 「せっかくリナさんとガウリイさんに気を効かせて、二人っきりにしたのに!!」 「ま、まあ待てアメリア・・・一応全員無事に集合出来たんだ。 今はそれで良しとしよう。」 ・・・結局覗きをしていた貴方達が最後を締めるのですか? まあ、それもいいですね。 私も疲れました・・・ 今、復活の刻を向かえる!!!!!!! ナレーターA 惨状(爆)!!!!!!! ・・・って、誰もいない? ・・・舞台も暗いぞ? ・・・台本は・・・次回予告? ・・・・・・・・お役御免。 ・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ 次回!! ニンジン果編 始まります!! ・・・ふっ、空しい(泣)
第十五話 END
第十六話に続く
あとがき
「こんにちわ、皆さん。
近頃マルチに働くニンエです。
ナレーターさんもザン馬さんも無事復活されました(笑)
・・・ナレーターさんは無事と言えるかどうか解りませんが。
ザン馬さんは何やら新しい能力(?)を身に付けた様な気が(笑)
しかし近頃は頻繁に呼び出しをかけられますね私・・・
器用貧乏なだけなんですけどね・・・断るのは無理ですし。
でも次回からは本筋の話しに戻りますし。
多分作者も無茶な事は・・・しないと思います(汗)
ではまた次回・・・」