<スレイヤーズ西遊記>





第十九話 ニンジン果って何?(完結編その壱)



第一章.方針


あらすじ

 だんだん正体を現してきた坊主・・・
 その実力の前に倒れ伏す罪の無い人達・・・
 彼等に救いの手は差し伸べられるのだろうか。

(・・・ガウリイさんって悪役でしたか?)

 どっからどう見ても悪役だな。

(・・・言われて見れば(汗))

 ニンジン果の木は正拳突きで折るし。

(そのまま逃走するし。)

 追っ手は全員叩き伏せるし。

(・・・リナさんの寝込みは襲うし。)

 ちょっと待て・・・それは今回関係無いんじゃないのか?

(そうですか?)

 まあ、このまま悪役を突っ走るんだろうなあの坊主は。

(・・・否定、出来ませんね。)

 それではスレイヤーズ西遊記 第十九話今から始まります!!

「・・・えらい、言われ様だな。」
「ちょっと・・・寝込みを襲ったって何よ!!」
「・・・あの時の事ですかね(ボソボソ)」
「・・・あの時の事だろうな(ボソボソ)」
(・・・誰か、助けて(泣))





「問題は一つ、だ!!」


 何をいきなり・・・

「つまりだな!!
 あいつ等はザン馬を人質に取ったと言っている!!」

 


 解ったから声量を落してくれガウリイ(泣)
 俺、二日酔いで頭に響くんだよ。
 見ろ倒れている僧兵達もうめいているぞ。
 ・・・あれは傷が疼いてるのか(笑)

「それなら力ずくで取り返す(?)のみよガウリイ!!」

 だから・・・小声で・・・
 それに取り返すじゃなくて、救出するじゃないのか?
 物じゃないんだから。

「物じゃん。」 × 4人

 ・・・相変らず不幸だな・・・ザン馬。

「その事で報告が一つ・・・(-_-)」

 おお、N’!! 相変らず突然の出現だな。

「ん? 何だよN’?」

「実は・・・(-_-;)」



 こっからN’の回想シーン・・・

(どうして俺ばっかりこんな目に会うんだ!!!!!!)

 煮え立った油の上に吊り下げられ、自分の不幸を呪うザン馬・・・
 その時!!

「今からお助けいたしますでゴザル(ボソボソ)」

(そ、その声はニンエ!!
 お前何処にいるんだ? 声は聞こえるけど姿が見えないぞ?)

「自分はN’と言う名前の忍者でゴザル!!(~_~メ)」

(またまた!! 助けるんなら早く助けてくれよニンエ!!)

「・・・だからN’だと(ーー;)」

(一緒に池につかった仲じゃないかニンエ!!)第八話参照の事

「・・・(-_-メ)」(ブチ!!)

(・・・へ?)

 いきなりザン馬を吊り下げていたロープが切れる。
 勿論ザン馬に万有引力の法則を覆す力はありません(そらそーだ)

(#%$&!|〜¥−^:=−!!!)

 言葉になら無い言葉を叫んでザン馬は・・・煮えたぎる液体に着水した。

 ドッパッッッ〜〜〜〜〜ンンンンン!!!

(#$%$#&’=〜−^¥#$%””!!!!)

 その光景は・・・そうターミ○ーター2のラストシーンに似ていたと、後にN’は語る。
 どろどろに融けてゆくザン馬!!

(オロロロロロロ〜〜〜〜〜ンンンン)

 既に身体(馬体)は個体ではなく粘体へと変化しつつある!!
 まさにT○000状態!!

(グッグッ・・・・)

 そしてザン馬は原初の液体へと還元した・・・
 さらばザン馬・・・君の事は忘れない。

 以上、N’の回想シーンでした!!


「・・・短い付き合いだったな。」

「そうね・・・結構面白い奴だったのに。」

「きっと天国から私達を見守ってくれてますよ!!」

「・・・ところでザン馬の本名って誰か知ってるのか?」

 ゼルガディスの何気無い一言に。

「そんなの知らない!!」 × 3人

 揃って首を振る一同(笑)
 ・・・少なくとも出会った時にはまだ本名があったような気が(汗)

「・・・じゃあ墓も建てられないな(ふぅ)」

「あの、生きてるでゴザルよザン馬殿(~_~;)」

 N’の爆弾発言!!

「おい、生きてるって!!
 融解して身体が無くなったんだろ!!」

「それでも生きてるのザン馬!!」

「まさに不死身ですね!!」

「学術的にも興味の尽きん奴だな・・・」

 お前等・・・少しは喜んでやれよ(汗)

「え〜とですね・・・今は身体を構成するのが難しい状態らしいでゴザル。
 ですからせめて煮えたぎる油から脱出すれば再生出来ると・・・(-_-)」

「・・・どうやって話したんだよN’?」

 ご意見ごもっとも・・・ガウリイ。

「・・・油の上に血文字が浮き出たでゴザル(T_T)」

「それは・・・夢に出てきそうだな(汗)」

「・・・ニンニン(;_;)」





第二章.手打ち


「・・・で、手打ちの条件がニンジン果の木の再生か。」

「それがしと僧正の会見で決まった和平条約で、そうなりました(゚.゚)」

「う〜ん、面倒だからこのまま寺院を襲撃しないガウリイ?」

 ・・・どうして、そう意見が過激なのかなリナちゃん(汗)

「・・・いや、やはり責はこちらにある訳だし。」

「一応、坊主をやってる身の上ですものねガウリイさん。」

「・・・じゃあ坊主じゃなかったら責任を取らないつもりだったのか、貴様?」

「まあな、面倒事は結構だからな。」

 そこで正直な意見を述べるなよガウリイ(笑)
 結局は助けに行くんだよな!!

「でも、助けに行かずこのまま旅を続行しても支障は無いんじゃないの?」

「それは、そうかも。」 × 3人

「ちょっ、ちょっと待てくだされ!!
 それはそれでいろいろと困るでゴザル(-_-;)」

 どうしてお前が焦るN’?

「何よ? 何か文句あるのN’」

「・・・ザン馬殿の奥様に仕返しされるでゴザルよ(T_T)」

「ザン馬の奥さん? マルチナって名前だったけ?
 別に今更竜の一匹や二匹どおって事無いわよ。」

 けらけらと笑って返事するリナ・・・
 待てよザン馬の奥さん?
 設定資料、設定資料っと!! (パラパラ・・・)
 ・・・げっ!!

「ザン馬殿の奥様は行方不明の東海青竜王の娘様でゴザル(T_T)」

「・・・マジ(汗)」

「・・・(コクコク)(-_-;)」

 そりゃあ、それなりの実力を持ってるよマルチナ奥様(笑)
 どうするガウリイ?
 東海青竜王の一族全員と戦争するかいリナちゃん?

「これは・・・救出活動をするしか無いな・・・」

「・・・仕方無いわね。」

 ・・・しっかし、ザン馬の事を心配する素振りも無いな(笑)
 まあ、あそこまで不死身ぶりを見せられたらな・・・

「で、ニンジン果再生の方法に心当たりはあるのかリナ?
 生半可な手段では仙樹は復活しないぞ。」

 ゼルの突っ込みに一同頭を捻る。
 ただしガウリイは除外(って言うか半分寝てる)
 しかしリナには心当たりがあったりした。

「仕方無いわね、フィリアに頼んでみるわ。」

「フィリアさんですか?
 ・・・正直言ってそう言う再生とか、癒しとかの系統が得意に見えませんが?」

 君等(汗)
 仏や神のくせに救いの無い事言ってるな。
 ましてやフィリアって観音菩薩だぞ。
 あれだけ有名な菩薩なのに・・・暴力的だよな(笑)

「・・・取り敢えずアポ取って来るわ。
 ガウリイ達はここで待ってて!!」

 そう言い残してリナの姿はその場から消えた。

「・・・どうする?」

「まあ、果報は寝て待てと言いますし。」

「休憩するとしようか。」

「ニンニン(~_~)」

 ・・・いたのかN’(汗)
 そしてガウリイ一行はリナの帰還を待つ為、その場に腰を下ろした。
 ところで君達・・・周りで苦しんでる僧兵達の手当位してやれよ(汗)





第三章.お茶会


「フィリア〜、いる〜?」

「は〜い!! どちら様でしょうか?」

 軽い返事と共に姿を現した者は・・・

「あ、あんたラス○ル!!
 ・・・そう言えばこの前フィリアに拉致されてたわね(汗)」

「(ピクッ!!)あ、ああ。
 誰かさんのおかげでこの屋敷で無料奉公させてもらってるよ!!」

「ふ〜ん、あたしにそんな口をきくんだ♪
 ・・・もう一度人生を後悔してみる?」

 ・・・ここまできたらラス○ルもただの被害者だな(笑)
 結局、ラス○ルは半殺しで許して貰いました。

「・・・それで、どんなご用件でこの屋敷に来られたのですか?」

「う〜んとね、そうそうフィリアに用事があったのよ!!」

(なら始めからそう言えよな!!)

 等とは口が裂けて天地が逆さまになろうと言えないラス○ル君でした。

「では、お取次ぎいたします・・・」

 すごすごとフィリアの元に向かうラス○ル・・・
 しかし、彼の不幸は終らない。

「今はお茶の時間なので入室禁止(はーと)」

 フィリアの部屋に掛かっているメッセージボードを見て固まるラス○ル

「・・・どうするよ俺(汗)」

 この時、ラス○ルの頭の中には以前お茶会中に誤って部屋に入った時の事を思い浮かんだ。

「・・・殺される・・・次こそ殺される(汗)
 だが今玄関に戻れば斉天大聖に殺される・・・
 俺は、俺は・・・(号泣)」

 両者に板挟みにされたラス○ル・・・
 その姿はそう!!
 言って見れば上司と部下からつるし上げを食らった中間管理職者だった!!
 
 ・・・ちょっと耳が痛いぞこのナレーション(ボソッ・・・)

「・・・逃げよう!!
 何処か遠くへ!!
 そして今度こそ平穏で満ちたりた生活を築いてみせる!!」

 

「・・・取り敢えず何処に逃げるの?」

「そうだな・・・南の島、出来れば無人島がいいな。」

「で、その無人島で何をなさるのかしら?」

「勿論可愛い嫁さんを貰って!!
 俺の過去の苦労話を笑って話せるような暖かい家庭を築くんだ!!」

「・・・で、その過去の苦労話って何(よ)(ですか)?」

「我侭な菩薩の面倒を見た事や、暴力しか取り柄の無い女の被害にあった事とか・・・
 ああ、今思い出しても俺って・・・ふこ・・・う?」

「あらフィリアお久しぶり、取次ぎが遅いんで勝手に上がってるわよ。」

「そうですねお久しぶりです、それとここに入られた事は気にしてませんわリナさん。」

「所でお願いがあるんだけど。」

「ええ、だいたいの事情は遠見の鏡で知ってますわ。」

「じゃあ話しは早いわね。」

「そうですわね、これから私もそちらに伺うつもりでしたし。」

「・・・後は。」

「・・・そう。」

「「お仕置きだけです(ね)(わね)」」

「・・・幸福って何だろ(ボソッ)」

「知るか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 × 2


 ・・・終ったかな(汗)
 取り敢えず巻き込まれない様に避難してたんだけど・・・
 途中からナレーターの仕事してないもんな(笑)
 でも話し終わらなかったよ・・・
 どうするつもりだ作者?
 では次回で本当に話しが終る事を祈りつつ・・・さようなら!!

「・・・人生って何(ガク)」 By ラス○ル

 

 

 

 

第十九話         END
									第二十話に続く

あとがき

「やっぱり終わりませんでしたね。

 やる気があるんでしょうかあの作者?

 それよりN’さんの顔が覆面で表情が見えないって抗議をしたら・・・

 何故か顔文字を挿入しだしましたよ、あの作者(汗)

 ・・・もう少し他の方法を思い付かなかったのですかね?

 ふう・・・それでは次回完結編その弐でお会いしましょう!!」

 

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