<スレイヤーズ西遊記>





第二十一話 リナが素直になった日(前編)



第一章.ほのぼの


あらすじ


 二十話を越したな。
 作者はとうとう人気投票なんて始めたし・・・
 まあ、誰が一位になっても泣くのは作者だな(笑)

(そうですね・・・一位の人の外伝を書かれるらしいですからね。)

 そう、それだよ!!
 ・・・もし例の和尚とか僧正が一位になったら、どうするつもりだろうな?

(・・・それは幾らなんでも(汗))

 甘いなニンエ・・・スレイヤーズファンはそう言った変則的な投票が好きなんだよ。

(・・・書くんじゃないんですか? 多分意地になって。)

 そうだな、確かに書きそうだなあの作者・・・

(それより、ラス○ルとかザン馬さんあたりが面白いかもしれませんよ?)

 どんな話しを書くつもりだ? あの作者?

(ま、全ては投票結果次第ですけどね。)

 そうだよな。

(・・・一応、私もナレーターさんも対象でしょう?)

 ・・・俺は嫌だぞ!!
 どうして外伝まで出演して酷い目に会わないといけないんだ!!

(それは読者に言って下さいよ・・・じゃあ、私はそろそろ消えますね。)

 あ、ああ。
 ふう・・・さて スレイヤーズ西遊記 第二十一話今から始まります!!

「・・・人気投票?」
「ガウリイは一回出てるじゃないの!!」
「私にもサイドストーリーなんてあるんですかね?」
「俺の方こそ聞きたいな。」
「ニャア・・・」(もう・・・好きにしてくれ・・・)





 穏やかな日差しの中・・・
 ガウリイ一行は旅を続けていた。
 ガウリイは相変らずリナと夫婦漫才をしながら。
 ゼルガディスとアメリアはその直ぐ後ろを歩いている。

「・・・何故お前は俺の肩に乗る?」

「にゃ!!」(仕方ないだろう・・・俺と皆さんの歩幅が全然違うんだからさ)

「だから、どうして俺の肩なんだ?」

 いい加減苛立ちが混ざる声で話すゼルガディス・・・

「にゃ〜?」(じゃあ、リナやアメリアの頭に乗って俺は生きて行けるか?)

「・・・アメリアは絶対に許さん!!」

 近頃感情がストレートだなゼル(笑)

「にゃにゃ!!」(そうだろ? リナの頭に乗った日には・・・想像もしたく無い)

「じゃあガウリイの旦那の肩はどうなんだ?
 俺の肩より広いだろうが。」

 ご意見ごもっともだゼル・・・
 だが、甘い。

「にゃ、ふゅにゃ〜」(あのな・・・リナはあれで結構嫉妬深い(ゴス!!)

 ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥンンンン・・・

 ・・・ゼルガディスと一緒に空を飛ぶザンニャ(仮名称)
 しかし、ザンニャ(仮)(笑)
 何を考えてこの名前にした作者?

 取り敢えず・・・一人と一匹は久しぶりに星になった。


「何を言ってる、かな、あの二人は!!」

「ゼ、ゼルガディスさ〜〜〜〜〜ん!!」

 取り敢えず・・・今日もよく飛んだな。

「リナさん!! どうしてゼルガディスさんまで吹き飛ばすんですか!!」

「だって、ザンニャ(仮)だけ狙うのって難しいんだもん。
 はあ、どうしてあんなサイズになったんだか・・・」

「・・・だからって、ゼルガディスさんも一緒にしなくても。
 大体ザンニャさんとゼルガディスさんの、会話の内容をご存知なんですか?」 

 そうそう、あいつ等はかなり後方で話してたぞ。
 まず間違い無く聞こえていない筈だ。

「感よ、感!!
 乙女の感ってやつ!!」

 ・・・それって(汗)

「確証は無かった、と?」

 アメリアの突っ込み・・・

「アメリアは聞いてたんでしょ?
 あたしが間違ってたかしら。」

「う、確かにリナさんの事を話してられましたが・・・」

 弱気だなアメリア(笑)
 まあ、逆らうにしては・・・相手が相手だからな。

「リナ・・・一応、それでも相手に詰問位した方がいいぞ。」

 ここで大御所登場!!

「そうですよねガウリイさん!!
 ほら、リナさんガウリイさんもそう言われてますし。
 今後は無闇に暴力を・・・せめてゼルガディスだけでも振るわないで下さい!!」

 ・・・ガウリイの援護で息を吹き返すアメリア。
 でも、それってガウリイとザンニャは問答無用で殴っていいって事か?
 二人の名前が抜けてるぞ(笑)

「ふ〜ん、それってゼルは殴らないで、って事かしらアメリア?」
 
 リナちゃん、からかいモードに移行!!

「そ、そんな!! ただ私は無闇にリナさんが暴力を振るうのは反対です、って。」

「ほ〜、でもその割にはゼルの名前しか出て無かったみたいだけど?」

 リナちゃんの追撃!!

「う、ううううううううう・・・ガウリイさ〜〜ん!!!」

「はいはい・・・リナ、言い過ぎだぞ。」

 ここでガウリイの仲裁が介入・・・

「何よ!! ガウリイもアメリアの味方をする訳?」

「別に俺は吹き飛ばされても文句は言わないけどな・・・
 ほら、アメリアとしてはだな。
 やっぱり問答無用でゼルを吹き飛ばされるなんて、嫌なんだからさ。」

 ガウリイの後ろでアメリアが必死で頷いている。
 それにしても・・・

「ふん!! そんなのあたしの勝手でしょ!!」

「リナ!! そんな事言うなよ!!
 ・・・ゼルは大切な仲間だろう?」
 
 ま、それはそうだが・・・

「別に仲間なんていなくても・・・あたし一人でもガウリイの護衛は出来るわよ!!」

「・・・そんな身勝手な事を言ってるとリナ。
 誰もリナを助けてくれなくなるぞ?」

 ・・・ガウリイ、君は正しい。
 けど、おい・・・

「ふん!! じゃあガウリイはゼルとアメリアのお供だけで天竺に行きなさいよ!!」

 そう言ってリナは姿を消した・・・
 しかし、君達・・・

「・・・とうとうリナの癇癪が起こったか。」

「何時かはこうなると思ってました・・・
 リナさんは昔から全部一人で物事を解決されてましたから。」

「チームプレーが苦手なんだな・・・
 いや、どう仲間に接したらいいか解らないんだな。」

 ・・・おい、ゼルの心配ばかりしてるが。
 ザンニャ(仮)は会話に一度も名前が出て無いぞ(笑)

「・・・そう言えば。」

「・・・存在を忘れてましたね(汗)」

 リナちゃんの捨て台詞にも出て無いし・・・
 哀れだな、ザンニャ(仮)

 その二時間後・・・一人と一匹はガウリイ達と合流した。 





第二章.秘密の能力


「で、リナの事はどうするんだ?」

 ゼルがガウリイに向けて質問をする。
 ちなみにザンニャ(仮)はお昼寝をしている(笑)
 ・・・性格まで猫化してやがる。

「そうだな・・・取り敢えず居場所だけでも確認したいな。」

「だから、それをどうするんだ、と聞いているんだろうが。」

 こいつに言っても仕方が無いが、といった感じで話すゼル。
 しかし、ガウリイは彼の理解を越える存在だった(笑)

「よっし!! やっぱりここはあいつの出番だな!!」

「誰ですか?」

 アメリアに質問にウィンクで応えて・・・ガウリイが呟き出す。

「何を言ってるんだガウリイ?」

「さあ?」

 怪訝な顔でガウリイ様子を見守るゼルとアメリア。
 その時、突然にガウリイが叫ぶ!!

「我が真名の基に・・・出よN’!!」

「は?」 × 2人

「うにゃ!!」(な、何だ?)


 突然!! 青空が曇り・・・
 遠雷が微かに聞こえる。
 そして・・・ガウリイの声に応える様に空間にヒビが入る!!
 内圧に負ける様に、空間が砕け散る!!

 バシュウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!

「ふ、ふふ、ふははははははははははは!!!
 はぁぁぁぁ、はっはっはっ!!!
 N’ 主の呼びかけにより只今推参!!(^。^)」

 ・・・落雷と共にN’が姿を現した。
 おい・・・(汗)

「よく来たなN’」

「いえいえ、主の召喚を断れる訳ないではないですかニンニン(^○^)」

 あ、当たり前の会話をするな!! そこ!!

「な、何が起こったんだ?」

「何故、N’さんがココに現れるんですか?」

 ・・・俺もその訳を聞きたいよ!!

「じゃあ、そう言う訳で・・・リナの行方を探してくれ。」

「御意!!、でゴザル(-_-)」

 ・・・何か二人だけで話しが成立してるし。
 そしてN’はその場から消えた。
 ・・・アイツも謎が多いキャラだな(汗)

「お、おいガウリイ・・・さっきのは何だ?」

「何だかN’さん・・・ガウリイさんの召喚がどうの、とか言ってましたが?」

 恐る恐る、ガウリイに真偽を訪ねるアメリアとゼル・・・
 俺もお前が恐いよガウリイ(汗)

「うん? ああ、実は俺には召喚能力があるんだ。」

 ・・・さら、っと爆弾発言すな!!!!!!

「しょ、召喚能力だと?」

「また、信じられない事を・・・」

 信じられない、と言う顔をする二人・・・
 俺も信じられないよ。

「実際には結構制限が付くんだけどな。
 例えば異次元の住民じゃないと駄目だし。」

 そ、そうなのか?

「それと呼び出す人物の本当の名前を知っていないと、駄目なんだ。」

 N’の本名って(汗)
 それって公然の秘密じゃあ・・・

「あとは呼び出す時に抵抗されと召喚は難しくなるんだ。
 つまり相互理解の上でじゃないと困難なんだよな。」

 ・・・お前、実は頭いいだろガウリイ。
 どうしてそんなに詳しく説明が出来るんだ?

「・・・それは、秘密だ。」

「・・・秘密も何も。
 それ以前にガウリイ、お前さん一体何者だ?」

「・・・一番理解出来ない人ですよね。」

 本当に・・・
 そこでガウリイの反論。

「俺もこの能力に気付いたのは旅が始まってからなんだぞ!!」

「何?」

「嘘?」

 じゃあ、どうしてその能力に気が付いたんだよ。

「フィリアからの手紙に書いてあったんだ。
 それとこの条件を満たしてる奴はN’が初めてだしな。」

「・・・成る程、辻褄は合うな。」

「でも・・・本当にガウリイさんて人間ですか?」

 それが問題の焦点だよな。
 誰も信じてないぞお前が人間だって事を(笑)

「そうかな〜、俺は自分が人間だと信じてるんだけどな〜」

「・・・」 疑惑の眼差しの二人・・・

 ・・・ (疑惑の眼差しのナレーター)

「にゃ〜〜〜〜〜、うにゃ・・・」(勝手にやってろ・・・俺は寝るからな。)

 次回に続きます・・・ 

 

 

 

 

第二十一話         END
									第二十二話に続く

あとがき

「こんにちわ皆さん。

 ・・・今日は迷惑なゲストが来てます。」

「・・・お前雇い主に向って何を言うかな(汗)」

「賃金分の仕事はちゃんとしていますから。」

「う、まあいいか・・・今日来たのは西遊記もとうとう二十話を越えたので・・・」

「越えたので?」

「ちょっと休憩しようかな〜なんてだな。」

「・・・死にますか?」

「・・・冗談だよ(汗)」

「で、本心は?」

「ちょっと彼女探しと、溜まっているゲームの攻略を・・・まて!! ほんの冗談だ!!」

「本当に冗談ですか?」

「・・・ちょっと本心も混じってる。」

ガシュゥゥゥゥゥ!!!!

「多分もう出てくる事は無いと思います。

 それでは皆さん次回でお会いしましょう!!」

 

「に、二十話まで読まれた方・・・あ、有難うございます。

 ・・・人気投票も、宜し、く(ガクッ)

「・・・結構しぶとい人ですね(グサ!!)

 

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