<スレイヤーズ西遊記>





第二十四話 ペット(前編)



第一章.・・・飼うのか?


あらすじ

 えへ。

(・・・いきなりソレですか?)

 へけけけけけけけけけけけ。

(・・・)

 ガウリイが一位。

(そうですね。)

 ふふふふふふふふふ・・・

(今日はっずっとこのままですかね。)

 そ~ん~な~こ~と~ないぞ!!

(でも、既にあらすじのコーナーじゃ無いですよ・・・ココ。)

 そうだよん。
 俺の所有地だけんね。

(・・・普通、コーナーを私有化しますか?
 ナレーターが?)

 してるやん。
 目の前の奴が。

(いつか・・・痛い目に会いますよ。)

 ふんふん♪
 それまでは独占させてもらうもんね♪

(はあ・・・
 それでは私は後書きのコーナーに行きますね。)

 おう!!
 元気でなニンエ!!

 人気投票の期間も残り後わずか!!
 さて最後に笑うのは誰だ!!
 参加者の皆様のラスト・スパートに期待します(笑)

 さて スレイヤーズ西遊記 第二十四話、今から始まります!!

「・・・悪気は無いんだよリナ!! だから(ゴシュ・・・)」
「ふん!!」
「あの人が・・・あの人が私の後ろに(泣)」
「・・・済まんアメリア、俺には手の出し様が無い(汗)」
「ニャ?」(ペットって・・・俺か?)






 ・・・おい。

「何だよ?」

 ガウリイ・・・
 お前さ確か、胸部複雑骨折でリタイヤしてたんじゃ・・・

「あ?
 何を意味の解らない事を言ってんだ?
 俺を見て何処が怪我をしてる様に見えるんだよ。」

 ・・・だから不思議なんだよ(汗)
 前回のリナの攻撃で確実にお前は病院送りの筈だ。
 だってさ、血の泡を吹いてたんだぜ?

 それなのにガウリイ君・・・
 ピンピンしてます。
 顔色もいいですし。

 あ!! しまった!!
 この話題は今のガウリイには禁句だ!!

「リナ・・・
 ああ、あれは・・・ヨカッタ・・・」

 お~い・・・
 もしも~~~し。

 遠い眼差しで何かを噛み締めてるガウリイ(笑)
 幸せそうな笑顔がその顔には浮かんでいる。


(十分経過)


 ・・・帰ってこないなガウリイ。
 まあ、本望だったんだろうな。
 ここが宿屋でよかったな。
 道端でトリップされたら大変だからな。

 ・・・でも、どうしてあの怪我がこの短期間で治るんだ?

「ニャ。」(俺知ってるぜ。)

 ・・・いたのかザンニャ。
 お前もリナのゴメンナサイを貰ったんじゃ・・・

 ピンピンしてるな・・・
 まあ、ザンニャは別枠指定の生物だから不思議じゃないな。

「・・・ニャ~?」(・・・別枠指定って何だよ?)

 気にするな自分が惨めになるぞ(爆)
 しっかし・・・お前えらくハマってるなその姿(笑)

 現在ガウリイ君は・・・
 宿屋に備え付けの机の前で、座布団に座ってお茶を飲みながらトリップ中。

(ちなみにリナがお茶をいれた。
 ガウリイが泣いて頼んだから(笑))

 そのリナちゃんは、アメリアと一緒にお買物に出てます。
 
 そして机の端の座布団の上に、お腹を上にしてザンニャは寝転んでる。
 ・・・どう見ても飼い猫(笑)

「フゥ~!!」(ほっとけ!! この格好が一番楽なんだよ!!)

 で? 理由は何なんだ?

「アメリアが治した。
 それだけだ。」

 おや、ゼルガディスさん。
 こんにちわ。

「・・・お前に挨拶をされても、誠意を感じないのは何故だろうな。」

 ああ、誠意が篭ってないからですよ。

「・・・」

「フニャ・・・」

 話しが進みませんし・・・
 野郎と畜生を見ててもつまらないので。

 時間を早送りしましょう。

「お、おい!! 他人の人生をそんな理由で早送りするな!!」

「フニャニャニャ!!」(俺の人生を勝手に操作するな!!)


 ま、普通の反応だね。
 でも俺が暇だから、早送りボタンをポチッ!! と。


 キュリュキュリュキュリュ!!!


 おお!! 早い早い(笑)
 今、俺は確実にこの世界を支配している!!
 ・・・でも、微動だにしないなガウリイ(汗)
 トリップ状態が継続してるんだな。

 ゼルガディスとザンニャは、怒り狂って踊り狂っているのが見えるのに(笑)

「ただいま~!!」 × 二人

 あ、リナちゃんとアメリアが帰って来たな・・・

 停止停止・・・ポチッ!! と。


 そして時は動き出す・・・


「・・・あんた何をやったのよ?」

 別に何もしてないっすよ。

「じゃあ・・・どうして部屋の隅で、ゼルがザンニャを膝に抱いて泣いてるのよ?」

 ・・・おお(笑)
 何か思う事があるんじゃないんすか?

「ゼルガディスさん・・・」

「アメリア・・・俺は自分の周りの時間でさえ、自由に出来ない男なんだ。」

「ニャア・・・」(俺の人生は・・・早送りする程の価値しか無いのか?)

「意味が解りません(汗)」

 ああ、解らなくていいよ(笑)
 ただの愚痴だから。

「まあいいけどね・・・
 そうそうガウリイ!!」

「何だいリナ!!」

 復活したか坊主(笑)

「これ飼ってもいいかな?」

 そう言ってリナがガウリイに見せたのは・・・
 痩せた子犬だった。





第二章.・・・その名前は


 どこにでもいる雑種。
 濃い黒色の毛をしている。
 瞳も黒色だ。
 それがリナが拾ってきた子犬だった。

「そこの路地裏からずっとついて来るのよ・・・
 あたし達の何処が気に入ったのかしらね。」

 そう言いながらも、何処か嬉しげに子犬を抱きかかえるリナちゃん。
 ガウリイ君ちょと眉毛がピクピク(笑)
 
「・・・う~ん、ペットはもう既に一匹いるしな。」

 リナの頼みなら何時もOKを連呼していたガウリイ・・・
 が!! 今回、初めての反抗を試みる!!
 
 ・・・ささやかな反抗だなガウリイ(笑)

「・・・ニャ。」(・・・おい!!)

 ペットじゃん・・・お前(笑)

「だが、このペットはとことん愛想が悪いぞ・・・」

 それは・・・まあ。
 相手が野郎だったらな(笑)

「そうでも無いですよ。
 ほらっ、ザンニャ!!
 猫じゃらし、猫じゃらし!!」

 何処からともなく取り出した猫じゃらしを、大きく振るアメリア。

「ニャッ!! ニャッ!! ニャニャ!!」

 必死で猫じゃらしに飛び付くザンニャ。

 ・・・
 もう・・・昔のお前には戻れ無いんだなザンニャ(泣)

 奥さん(マルチナ)がその姿を見たら泣くぞ・・・絶対。

「・・・ニャ!!」(・・・はっ!! 俺は今、何をしてたんだ!!)

 激しい自己嫌悪にかられ・・・
 泣きながら宿屋の柱で爪を研ぐザンニャ(良い猫は真似しちゃ駄目だよ♪)

「習性まで猫だな。」

 それを見て冷静に呟くゼルガディス・・・
 君もザンニャ誕生に一枚かんでるやん(笑)

「うっ!!
 あ、あれは不可抗力だ!!
 全てはフィリアの陰謀だ!!」 

 などと外野が騒いでいると・・・



「でもさ・・・ザンニャの前の姿を知ってるから。
 流石に可愛がるのはヤだ。」

 リナが不満気な顔をしてガウリイに話す。

「俺はリナがザンニャを可愛がるくらいなら。
 ザンニャを抹殺するぞ。」

 すごく穏やかな顔で、そう宣言するガウリイ・・・
 いや・・・まあ・・・気持ちは解らんでも無いが(汗)

「・・・ニャ(汗)」(・・・マジかこの坊主(汗))

「本気だな・・・あの目は。」

「ですね。」

 俺もそう思う。



「まあ、子犬の一匹ぐらい飼うのはいいが・・・
 リナは犬の方が好きなのか?」

「う~ん、実家(天上界)じゃあ一匹犬モドキを飼ってたから・・・
 それが懐かしかったからかな。」

 犬モドキ?

「リナさん・・・
 それってもしかしてディルギアさん(汗)」

 一度だけリナの家を訪れた事のあるアメリア。
 その時見た、ある一匹の不幸なワーウルフを思い出しました。

「うん、そう犬モドキ。
 姉ちゃんが何処からか拾ってきたのよね。」

 ここで事の真相・・・

 リナ、修行に出掛ける。
 実はストレス発散の為で・・・下界で暴れ狂う。
 それを止めに来た勇気ある盗賊の一人(一匹)の人狼君が・・・
 一撃の元に天上界に召されました(笑)

 それを哀れに思ったフィリアが天上界で転生させる。
 
 しかし、そこでお茶の時間に突入・・・

 よって、転生後は道端に放置される(実は転生させた事をフィリアは忘れていた。)

 しかし道端で帰宅途中のルナに拾われる(爆)

 そして、ルナとリナの二人と幸せな(遊ばれる)日々を過ごす・・・

 以上が、ディルギア君の人生でした!!
 勿論リナはそんな奴の事は覚えていない(笑)


「ニャ(汗)」(他人の様な気がしないぞ(汗))

 そうだね~。
 ザンニャとラス○ルとディルギアでトリオでも組むか?

「・・・ニ~?」(・・・何のトリオだ?)

 そんなの決まってるやん。
 不幸の三羽烏、とか。
 犬じゃないけど歩けば不幸に当る三人、とか。(長いなこの芸名(爆))
 良い意味では不死身トリオ、とか。

「フュギャ~~~~~~~!!」(三つとも却下だ!!!!!)

 ちぇっ・・・せっかく考えてのにな。

 まあ、この話しはここらへんで打ち切るとして。
 今の話題は子犬の名前に移っていた。



「で、どんな名前にするんだリナ?」

「う~~~~~~~~~~~ん・・・
 あ!! 決めたわガウリイ!!」

「どんな名前なんだ?」
ルーク、よ!!」

「・・・おい(汗)」

「それは(汗)」

「・・・ニャ(汗)」(・・・まずいって(汗))

 どうして?

「さあ?」

 その場で平気な顔をしているのは・・・
 訳の解らないガウリイと、子犬を抱いたリナちゃんだけだった。

 

 

 

 

第二十四話         END
									第二十五話に続く

あとがき

「どうも皆さん。

 ・・・何だかナレーターさんが壊れ気味ですね。

 まあ、彼も本職が大変ですからね。

 ・・・でもアルバイトでするにはキツイ仕事ですよ。

 ここのナレーターって(笑)

 作者は暴走してますし。

 さて、次回の話しをちゃんとあの作者は書けるのでしょうか?

 では、次回をお楽しみに!!」

 

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