<スレイヤーズ西遊記> 第九話 坊主、第三のお供を得る(後編) 第一章.夜半の訪問者 あらすじ 前話でそんなに話し進んだか?(・・・一応二人程新しいキャラ出しただろ) ・・・名前ね〜じゃん新キャラのくせに。(・・・考えるの面倒だったんだよ!!) ・・・それでシヨウ=ニンエか?(ああ、あれは大分前から考えてた) 不幸な奴だなニンエって・・・作者に遊ばれてるよ。(いいんだよ一発キャラだからさ) 何だかザン馬に端役宣言が・・・(じゃないと死んでるよ・・・アイツ) やっぱり話は進んでねーじゃねーか。(・・・ハッ!! 誘導尋問か!!) これでどうやってあらすじを述べるんだよ?(今回が後編だから来週は多分楽だぞ) 誤魔化すな!! って、もういないじゃね〜かあの作者!! くっそ〜!! 何時かこの意味の無いあらすじを消してやる!! 「じゃあ俺達も早出して来なくていいのかな?」 「そうなるんじゃないの?」 (・・・俺、実際に喋った事無いんだよなこのコーナー) 草木も眠る丑三つ時・・・ 屋敷のある一角に一つの不審な影が生まれる。 その影はまるでこの暗闇の中でも目が見えているかの様に屋敷内を移動する。 そして一つの部屋の前で足を止め。 周りの様子を確認しつつ部屋に音も無く忍び込む。 暫くして・・・ 「引っ掛かったわね!!」 ドコッ〜〜〜〜〜〜ンンン!!! 突然部屋が爆発し・・・いきなり部屋が半壊かよ(汗)。 忍び込んだ人影が吹き飛び屋敷の庭に足から着地・・・しようとして頭から着地。 ゴキュ!! ・・・死んだかな? 「いきなりの問答無用の攻撃!! これはすなわち悪です!!」 なんと涙ぐみながら起き上がった人影が部屋に佇むリナに向って言い放つ!! ちょっと首の角度が心配だが・・・ てっ、女の子だよな? 「はっ!! 笑わせるんじゃないわよ!! 一人の女性に3年間もストーカーするような・・・女の子?」 頭の上にクエスションマークを沢山つけたリナが相手の女の子を観察します。 そしてその女の子は・・・ 「だいたい普通の人なら死んでますよ!! あの攻撃を受けたら!! こんな理不尽な攻撃を受けたのはリナさん以来・・・リナさん?」 「ア、アメリア・・・」 ・・・暫しの沈黙が辺りを支配します。 そしてうめき声がリナの隣から聞こえてくる? 「リ、リナ〜〜〜・・・あれだけ手加減しろって言ったのに・・・」 ガウリイがちょっと焦げた状態で立ち上がります。 それを見たアメリアはいきなり喚きだしました。 「リナさん!! 私をあんな目に合わせておいて!! 自、自分はちゃっかり青春を謳歌してるんですね!!」 ・・・いや・・・まあね(笑) 「な、何を言い出すのよアメリア!! 何時あたしが青春を謳歌したって言うのよ!!」 「・・・今やってるじゃないですか。」 「へ?」 そう!! 何時の間にかリナの隣に復活したガウリイが並んで立っています!! その上さり気なくリナの肩に手を回してアメリアにピースサインなんかしたりしてます(笑) 「あ、あんた現在の状況って解ってるの!!」 「いや〜俺の存在をリナの知り合いにアッピールしとこうかな〜と思ってさ。」 罪の無い笑顔でそう切り返され頬を染めるリナ。 そしてここに現状を許せ無い一人の女性が(笑) 「何をこれ見よがしに夫婦漫才してるんですかリナさん!! ちょっとは反省して下さい!!」 チュドゴォォォォ〜〜〜〜〜〜ン!!! 「おっと・・・」 「あぶねっ」 イチャつきながらもアメリアの攻撃を軽くかわす二人。 ・・・いい反射神経してるなお前等(汗) そして外れた攻撃は・・・屋敷外れの馬小屋に直撃していた(笑) そこに誰が居たかは・・・お約束(爆) 「それにしてもアメリア・・・あんたこの部屋に忍び込むって事は。 ・・・そんな趣味だったの?」 ちょっと引きながらもアメリアにある確認をするリナちゃん(笑) リナの疑問を聞いて怒り狂うアメリア!! 「な、何を人聞きの悪い事言ってるんですか!!」 「そうだぞリナ・・・個人の趣味に口を挟むんじゃ無い。」 ガウリイ・・・それフォローか? 「そうね・・・ごめんアメリアあたしが悪かったわ・・・ でもねそれならそうとストレートに告白・・・って、何で攻撃態勢を取ってるのよ!!」 「・・・問答無用!!」 ドッコォォォォォォンンンンンン!!! アメリアの唱えた広域殲滅呪文によって屋敷はその半分を灰と化したのでした。 「何で俺まで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・」 そして久しぶりに空高く飛んで行くガウリイ。 「ガ、ガウリイ!! アメリア!! よくもガウリイを殺ったわね!! 許さないんだから!!」 ・・・死ぬかよガウリイがあれ位の事で。 「それはこっちの台詞です!!」 そして500年振りに再会を果した友人達は激しい戦いを始めるのでした。 ふう・・・何だか不毛な争いばかりやってる気がするなコイツ等って。 「「うるさい!!」」 第二章.そして第三のお供に・・・ 「ファイアー・ボール!!」 「何の!!」 アメリアがヒラリと避けたファイヤーボールはある場所で炸裂します。 「お返しです!! ボム・スプリッド!!」 「おっと!! やるわねアメリア!!」 間一髪でその反撃を避けるリナ。 外れた攻撃は・・・ある残骸に破裂してます。 ・・・流石に生きてるかな(汗) そんな攻防戦が一時間程続いて・・・ 「なあ・・・外れ弾が全部あそこに集中してるは何でだ?」 ・・・お早いお帰りで。 「おお、この袈裟に・・・・」 もうその袈裟の話しはいいの!! 作者のご都合主義の集大成なんだからソレ!! 「・・・そうか? ちぇっ!!」 自慢したかったのか? もしかして・・・ 「ふん!! もう聞いても教えてやらん!!」 ・・・拗ねるなよな、いい年のくせに。 「それより!! 決着はどうなったんだよ!!」 まあもう直ぐ付くだろ、腐っても斉天大聖だぜ有利に事を運んでるよ。 上空ではリナが如意棒を振り回して泣いて逃げるアメリアを追いかけている。 「そうか・・・で、この残骸にどうして攻撃が集中するんだ?」 あ!! 今その残骸をどけたら駄目だ!! 「・・・コレって・・・ザン・・・」 だから言ったのに・・・そんな青い顔で俺を見るなよ。 仕方ないだろうが動かないって作者に宣言なんかするんだもんザン馬の奴。 「生きてるのかコレ?」 もうコレ呼ばわりかい(笑) まあそう言いたくなる気持ちは解るがな(爆) 多分、章の節目に復活するからそっとしておいてやれよ。 「容赦がないな近頃の作者・・・」 ガウリイも気を付けろよ・・・また裏で何か暗躍してたぞ作者の奴・・・ 「・・・次って俺!!」 ・・・多分。 「・・・」 ・・・ 「降りよっかなこの役・・・」 無理だ・・・諦めろ。 そしてさめざめと泣くガウリイの上空では、アメリアもリナに捕まり泣かされていました。 「で!! どうしてこんな事したのよアメリア!!」 「うううう、私はただ怪しい妖怪を退治してその報告をしに来ただけですぅ。」 「「へ?」」 アメリア衝撃の告白!!(笑) 頭にタンコブを作った状態で理由を話し出すアメリア・・・ それによると例の山の見回りの途中で妖しい妖怪を発見し問答無用で殲滅!! そして地元でこの屋敷の噂を聞き、さてはあの妖怪の事かもしれないと思い報告に・・・ 「・・・来ていきなり攻撃をくらって。」 何時の間にか隣に来ていたニンエがリナをジト目で見詰める。 「・・・そして夫婦漫才を見せられ屋敷を半壊する程の大暴れ。」 これまた何時の間にか来ていた御主人がリナをジト目で見詰める。 「・・・俺を吹き飛ばしザン馬は再起不能、アメリアは頭にコブを作るし。」 「「「お前(あなた)が言うな〜〜〜〜〜〜!!」」」 ニンエ、御主人、アメリアに突っ込みを入れられるガウリイ(笑) 「いやあ。」 意味も無く照れるガウリイ・・・どっと疲れ果てる一同・・・ 結局うやむやの内に事件は解決したのだった・・・ ちなみに依頼料は・・・ゼロだった。 「なんでそうなるのよ〜〜〜〜〜〜!!(泣)」 当たり前だって・・・ 「私も天竺への旅に同行します!!」 「ええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 アメリアの突然の申し出に露骨に嫌な顔をするリナ。 でもリナにはアメリアに天上界での負い目がある為断れません。 それにアメリアがフィリアからこの旅の同行を言い渡せれている事も判明しました。 ・・・ただガウリイが坊主だという事は最後まで信用しませんでしたが(笑) そしてガウリイは・・・ 「ん? 別にいいぞ旅は多い方が楽しいからな。 でも俺とリナの邪魔は・・・ゴフッ!!!」 最後まで台詞を言う事なく地面に沈没するガウリイ・・・ 何時もながら見事なお手前で(汗) 「ふん!! だれかれ構わず言いふらすんじゃないわよこの男は!!」 ボディブローを放った態勢のままでリナが呟く・・・実は顔が赤いのを隠している。 「ふ〜〜〜ん、じゃあリナさんはガウリイさんとの仲を認めてるんですね。」 アメリアが悪戯っぽく笑いながらリナをからかう。 「な、何を言い出すのよアメリア!!」 「あ〜〜〜!! もう顔が正直なんですからリナさんは!!」 そして賑やかに一同は屋敷へと帰っていったのでした・・・ なあ? ザン馬の事はいいのか君達? 第三章.そして旅立ち・・・ 「じゃあ・・・多分お世話になったと思います・・・さようなら。」 「何だかさり気な〜く、嫌味を言われているみたいだけど・・・」 「ははは、多分気のせいですよ。 リナさんが暴れたせいで僕のボーナスが消えた、なんて文句は言いませんから。」 「そうよね・・・ほほほほほ・・・」 「そうですよ・・・ははははは・・・」 二人して最後の最後によそよそしい挨拶を交わすニンエとリナ。 「相変らずこんな調子なんですかリナさん?」 「ああ、でも問答無用で一般人を吹き飛ばす癖は治ったぞ。」 「それは凄いですね!! よくあのリナさんを教育できたものです!!」 ・・・本ッ気で感心してるなお前、アメリア。 「ええ!! リナさんの癖を一つでも治せるなんて釈迦如来様以外で・・・ゴン!!」 後頭部を如意棒で突かれて沈黙するアメリア・・・ だから如意棒で突っ込みは止め様ねリナちゃん(汗) 「いいのよ!! この子は人一倍丈夫なんだから!!」 「だからと言って・・・そう言えば何だか人数が足りない様な気が・・・」 「あ、あたしも。」 「まだ他に誰か旅の仲間がいるんですか?」 ポン!! 二人して同時に手の平を叩く。 「「・・・いたなそう言えば。」」 「なあこの馬小屋の片付けって大変だよな・・・」 「そうだね何だかこの辺りだけクレーターになってるよ。」 「摩訶不思議だね。」 「いや作者の陰謀だよ。」 「作者って誰さ?」 「・・・誰だろう?」 例の馬の世話係の少年達が揃って首を捻っていると・・・ (・・・流石にきいたぜ) ガラガラッ・・・ ザン馬が残骸の下から颯爽と復活する。 信じられない物を見るような気持ちでザン馬を見る二人の少年。 (フッ・・・また生き延びちまったか・・・俺も罪な男だぜ) そう言いながら何故か無事な帽子を口に咥えて器用に頭に被せる。 (さて・・・行くか・・・新たなる苦難の旅路ってやつにな・・・) ・・・どうやらとうとう悟りを開いたみたいだなザン馬(苦笑) パカラッパカラッ・・・ そして夕日に消えて行くザン馬・・・ 「な、何か昨日見た時と比べて迫力があるよな。」 「そうだね、何か男っていうか・・・漢(おとこ)って感じかな。」 ちょっと尊敬の目で見送られながらガウリイ達を追うザン馬でした。 そのころリナ達は・・・ ニンエとまだダベッていた。 ・・・早く旅を進めろよお前等。 まあ言っても無駄だと思うけどな。 「そう言えばガウリイ? あのお嬢様のお誘いをどうして断ったの?」 ちょっと気になっているらしいリナの質問に・・・ 「ん? ああ、そりゃそうだろ、なあニンエ。」 「そうですね・・・」 「何二人だけで会話を進めてるのよ!! あたしにも解るように話しなさいよガウリイ!!」 そのリナの剣幕に押されてガウリイが真実を告白する。 「つまりだな・・・お嬢様じゃなくてご子息だったんだよ。」 「へ?」 「あれは女装趣味の後取り息子です。」 「は?」 「しっかし御主人が必死で隠す訳だ。 その上妖怪に嫁に取られたなんて事になったら・・・」 「大爆笑ですね・・・本当に。ハハハハハハハ!!!」 本当に大爆笑するなよお前等・・・ 「ガ、ガウリイ・・・どうしてあたしが解らなっかたのにあんたに解る訳?」 「それは・・・扇子で口元と喉仏を隠してたろ? それに女性の割に骨太だったしな・・・ 後は勘ってやつだな。」 お、恐るべしガウリイ・・・ 「け、結構侮れない人なんですねガウリイさんって。 ただの遊び人だと思ってましたけど・・・」 ちょっと冷や汗をかきながらリナに呟くアメリア。 「そ、そうね・・・あたしもちょっと侮っていたわ。」 そう言ってるうちにザン馬が合流し・・・ 「生きてたのザン馬!!」 「よう!! 無事だったみたいだな。」 「これからよろしく!! ザン馬さん!!」 (・・・本当に心配してたか? あんた等?) 等などの歓迎をザン馬に送り。 ガウリイ達は新しい旅へと旅立つのでした・・・
第九話 END
第十話に続く
あとがき
・・・ちょと体調がすぐれませんので。
後書きも短いです。
来週からはゼル編です。
以上・・・(気分が悪イッす・・・)