最初に
この作品に登場する方々の本来の性別・人格・性格・容姿などは完璧に無視されています。
その辺をご了承願います。
「君の目的はなんだい?」
「この世にナデシコの素晴らしさを伝えることです」
「君の一番大切なものはなんだい?」
「もちろんナデシコの関連商品です」
「君の今しなくてはいけないことはなんだい?」
「韓国並びに北朝鮮を聖教団の支配下に置くことです」
「ではペテン師くんと一緒に行き、韓国政府軍のコンピューターをクラックしてくれ」
「了解しました」
そう言うと涼水夢は静かにペテン師のプライベートルームを出て行った。
「素晴らしい効果です、恐いぐらいですよ」
十二の翼は初めてSakanaさんの恐さを思い知った。
「大変だ!!
今連絡があって今聖教団の支部が襲われている!!」
駆け込んできたペテン師が衝撃の事実を告げた。
「何だって!?
なんでばれたんだろう?」
BA−2がわざわざ韓国のスパイを連れ込んだことはまだ知らなかった。
「仕方がないです。
ペテン師さんは涼水夢さんと一緒にクラックデータを作って下さい。
僕は僕の機体を取り戻して援護に向かいます」
「わかった。がんばれよ」
そう言って十二の翼とペテン師はお互いの健闘を祈り別れた。
アクション大魔王
第七話 この世で一番恐ろしいもの
黄金聖衣を身に付けた六人は戦いの中にいた。
しかしその戦いは普通ではなかった。
すでに三十分が経過していたがまだ倒れた者はいなかった。
韓国政府軍は三人の命令でその攻防を見届けるしかなかった。
1対1の戦いが三つあり、
ケイン対BA−2、ザ・ワールド対音威神矢、二代目対天砂の戦いがそこにはあった。
「はははーー、君、なかなかやるねえ、このわたしについて来れるとはね。
しかしまだまだ甘いよ」
BA−2の拳がケインの頭部の聖衣を削り取る。
「くっ!!手加減されていたのか!?」
ケインは急いで離れた。
BA−2が初めて攻撃態勢になったことに気付いた。
このままではやられてしまう。
そう思ったケインは離れて闘気を当てていく戦法に変え、勝ちにいった。
しかし離れすぎてしまっては闘気が弱まり、BA−2には効かなかった。
少しずつしかダメージを与えられなかったが、
逆にBA−2は一撃でケインを沈められる可能性があった。
「こんなものでこの私が倒せるとお思いかな?」
ケインの気弾を軽々と弾いていくBA−2.
もうすぐこの勝負が決まりそうだった。
残り二人の聖教団のメンバーはかなり分が悪かった。
ザ・ワールドの攻撃はかなり異質だった。
「堕ちろやーーー!!」
音威神矢の灼熱のオーラがザ・ワールドを襲う。
が、次の瞬間ザ・ワールドが消え、オーラを素通りして行く。
「な、またかいな!!」
「いい攻撃だね、しかし当たらなければ意味はないけど」
そう、ザ・ワールドは一瞬で消え失せ、別の場所に移っていた。
「ホンマに時間操ってんのかいな!?」
「最初からそう言っているだろ」
聖衣に付いていた剣を振りかざし、音威神矢を襲う。
間一髪避けるが、音威神矢は勝てる気がしなかった。
また天砂も苦戦を強いられていた。
二代目のオーラバズーカに近寄ることができずにいた。
「このオーラバズーカは己のオーラを砲弾に詰め込み、
火薬との相乗効果で何倍もの爆発を引き起こすのです」
名前の通り自分の武器を説明していた。
しかしかなり聖教団にはマズかった。
BA−2以外は不利だったし、もし倒しても周りにいる兵士をも倒すことはまず無理だった。
その時誰もが思っていた。
ギャグSSなのにギャグが無え!!!
それは作者がひねくれているからですよ。
深い、とても深い闇の中に一人の女性、いや男性がその影を潜ませていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何か小声で呟いていた。
そして終わったと思うと次の瞬間大声で
「汝が求めるものそれはこれです」
そう告げるとパソコンを取り出し、その画面に写ったものは
「管理人が感想を書いていないSSです!!」
足元にあった紋様が光り出し煙が噴き出してきた。
「バイクなんか乗ってねえで感想書きやがれーーーー!!」
「おいでになりましたか、代魔王様」
「むむ、お前は!?」
「フィラと言います。
あなた様に私の願いを聞き入れてもらいたいのっです」
頭を下げ、必死に願いを聞き届けてもらおうとする。
これが最後のチャンスかもしれないからだった。
「・・・・・・・・・」
代魔王は何も答えない。
何かを考えているようにも見えた。
「お願いします。何でもします」
「・・・・・・なんでもだな?」
「はい、もちろんです」
代魔王は一呼吸つくと
「聖教団を知っているか?
今世界政府と戦いを繰り広げている・・・・・・」
代魔王が聖教団となんらかの関係を持っていることにフィラは少なからず驚きを感じた。
何をさせるんだろう?
なんでもすると言った自分に後悔すらした。
「・・・・もちろんです。私に何をさせる気ですか?」
「一時だけでいいから聖教団に入って力を貸してくれ。
その火竜の力で我々に栄光をもたらして欲しい」
その契約は速攻で交わされた。
サインを書いた時間は0.39秒(世界第二位タイ)だった。
韓国戦はもう決着が着きそうだった。
韓国側はケイン、聖教団は音威神矢がやられて気絶していた。
BA−2対ザ・ワールドが始まっていたが、聖教団は不利だった。
もう天砂はオーラバズーカで黄金聖衣のほとんどが砕け散り、傷だらけだった。
「これでとどめだーーー!!」
特大のオーラ弾が天砂に命中してしまい、声も無く気を失った。
「これで二対一になった。
あんたに勝ち目はもうなくなったな」
「くっ!
タイマンだったら負けないものを・・・・・・」
少し悔しげにその言葉を吐いた。
「くらえーーー!!」
二代目がオーラバズーカをBA−2に狙いを定め撃った。
いや、撃とうとした。
しかしその瞬間に二代目が爆発に巻き込まれた。
「なんなんだ!?」
ザ・ワールドのそのセリフに
「なんだかんだと聞かれたら」
「答えてあげるが世の情け」
「世界の破壊を防ぐため」
「世界の平和を守るため」
「愛と真実の悪を貫く」
「ラブリーチャーミーなかたぎやく」
「ドドンパQ」
「E.T」
「銀河をかける聖教団の二人には」
「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」
言い終ると足元にあったテープレコーダーのスイッチを入れ
『ニャーンテニャ』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沈黙した。
みーんな沈黙した。
ザ・ワールドより時を止めたかもしんない。
スタープ〇チナも超えただろう。
やっと皆動き出し、BA−2が
「応援か!!」
「BA−2さん、さっさとどいてください。」
「そこ、特大ミサイル打ちますから」
するとすぐにごおおおおおーー、という音が聞こえてきた。
「ちなみにこのミサイルはSakanaさんとEnopi議長の合作ですから」
「たぶんすごいよ〜〜。
・・・・・・ん?なんだい?この紙?」
「あ、ドドンパQ会長。それは議長からもらった説明書です」
「だめだよ、こういうのはすぐに出さないと。
え〜となになに、『このミサイルは特別製です。MBMSTをふんだんに使っています。
半径十キロメートルは離れて使って下さい。じゃないと危ないよ』」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二度目の沈黙が辺りを包み込んだ。
みんな動こうとしなかった。
ミサイルはすぐそこまで迫っていた。
「まじですかいな」
音威神矢の関西風の突っ込みがあったのはそこにいた人達しか知らなかった。
後書きっぽいもの
どうも十二の翼です。
また遅れてしまいましたねえ。
すんません。
今回新しい人達出しませんでした。
つーか今回面白くなかったですね。
笑うトコ少なかったし。
今度は頑張って一週間以内に書こうっと。
遅くなってごめんなさい。
間違いあったら教えてね。
でも今日が更新日だから出されるのは日曜日辺りになるけど