第9話「休日返上、スポーツ大会・・・でもなんでサッカーなんだ?」
「さあーやってまいりました、”ネルガルスタジアム”
今、ここで墨東署最強を決める対決が始まろうとしています。」
全壊前回の演習は主催者側の満足のいく結果となった。
その結果を出したアキトと北斗・・・そして墨東署の職員。
かれらには報酬として完全休暇が4日間与えられる事になった。
「せっかくだから、レクリエーションでもやろう。」という意見が持ち上り、
そしてあーだこーだと議論を交わし、する事になったのはサッカー。
そして、今まさに決戦の火蓋が切って落とされようとしているのである。
「はい!!プロローグ以来の作者の一人称でしたが、
この小説はあくまで私達キャラの視点で話を進めていくものなので、あなたはもう用済みです。
退場してください。」
なんですと!?それが作者に対する態度なのか!?
「実況は私、メグミ・レイナードでお送りします。」
人の話を聞けぇ−・・・
「・・・コホン、では邪魔者が消えたところで、この試合についてある程度の説明をします。
墨東署職員にはまずAチームとBチームの選手と応援団に分かれて・・・
といっても応援団の方も控えとしては登録はされています。
それは後に発表するスターティングメンバーの方々がそう簡単にくたばるほどやわではないため、こうなりました。
そして優勝チームには残りの休日の社員旅行で、好きな方との同室を認めるという特典があります。
それもあってか、女性陣はか〜な〜り、燃えております。
では、スターティングメンバーを紹介します。」
Aチーム「スターチルドレン」
フォーメーション・・・4−3−3
フォワード 背番号
御剣 万葉・・・センターフォワード 11
神楽 三姫・・・ウィング(右) 9
アリサ=ファー=ハーテッド・・・ウィング(左)
7
ミッドフィルダー
テンカワ アキト・・・オフェンシブハーフ(右)
10(キャプテン)
ヤガミ ナオ・・・オフェンシブハーフ(左) 8
アカツキ ナガレ・・・ディフェンシブハーフ
6
ディフェンダー
中嶋 剣・・・センターバック(右)
3
イツキ カザマ・・・センターバック(左)
4
マキビ ハリ・・サイドバック(右)
2
高杉 サブロウタ・・・サイドバック(左) 5
ゴールキーパー
二階堂 頼子
1
Bチーム「アフタヌーン・ティー」
フォーメーション・・・4−4−2
フォワード 背番号
スバル リョーコ・・・ストライカー(右) 11
辻元 夏美・・・ストライカー(左) 9
ミッドフィルダー
ミスマル ユリカ・・・オフェンシブハーフ(右)
10
東 舞歌・・・オフェンシブハーフ(左) 8
小早川 美幸・・・ディフェンシブハーフ(右) 6
有栖川 亮介・・・ディフェンシブハーフ(左)
7
ディフェンダー
紫苑 零夜・・・センたーバック(右) 3
課長・・・センターバック(左)
4
影護 北斗・・・サイドバック(右)
5
影護 北辰・・・サイドバック(左)
2
ゴールキーパー
ヤマダ ジロウダイゴウジ ガイ 1(キャプテン)
「とまあこんな感じになっております。
それではこのメンバーについて解説のイネス・フレサンジュさん。
どう思いますか?」
「説明しましょう!!
まず”スターチルドレン”からね。
このチームはアキト君、ナオ君を要にした攻撃主体のフォーメーションを組んでいるわね。
さらにアカツキ君という広い視野を持つものをボランチに置く事によって、的確な攻撃の指示が出せる。
勿論、守りにおいてもアカツキ君は活躍するでしょうね。
ゴールキーパーに二階堂頼子さんを置いているのは大方、彼女の強大な運にかけてるんじゃないかしら?
次に”アフタヌーン・ティー”
だけど・・・ここも攻撃重視のフォーメーションね。
ディフェンダーに影護親子を置いているというから守り重視だと思われがちだけどあの親子はあくまで”サイドバック”。
おそらく、攻撃となればどんどんオーバーラップを仕掛けてくるわね。
司令塔
そしてその名を知らぬ者はいないであろう地球と木蓮のトップ下コンビ。
ここの攻撃力はハンパじゃないわ・・・
ちなみに”ボランチ=ディフェンシブハーフ”、”トップ下=オフェンシブハーフ”だからね、一応・・・
それとポジションの名称はコ○ミの「Jリーグパーフェ○トストラ○カー」を参考にしたそうよ。」
「解かり易い解説ありがとうございました。
まもなく、試合が開催されます。
主審はプロスペクターでおおくりします。」
ピィーー!!
さあ、キックオフです。
このお話は私を視点として物語を進めていきますので、皆様どうかお付き合い下さい。
まずは”スターチルドレン”からの攻撃となりました。
ボールを持っているのはキャプテン、テンカワ アキト!
早速、リョーコ選手と夏美選手がチェックを仕掛ける!
「甘い!!」
アキト選手!なんなく二人を抜き去ります。
「ア〜キ〜ト〜〜!!」
「ユ、ユリ・・・クァ!?」
お〜と、ここでユリカ選手のフライングボディーアタックがアキト選手を捕らえた。
ユリカ選手、そのままマウントポジション(?)に入る!!(怒)
そして一気にホールドへ持ち込む!!(激怒)
さぁ〜レフリーがカウントを数える「わけないでしょ!!」・・・失礼。
ピー
これは勿論反則です。
いまジュン審判がユリカ選手の所へ駆け寄ります。
「イネスさん。
これはイエロー確実でしょう。」
「そうね・・・むしろレッドカードでも文句は言えないわね。」
「ジュンく〜んおねが〜い、見逃してぇ〜。
ユリカの一生のお願い〜。」
「わかったよ・・・それじゃ注意だけにしとくよ。」
ズルッ (スタジアム内全員)
お〜っと、ユリカ選手。
審判を口説き落として事なきをえた〜!!
「イネスさん、これは!?」
「・・・全国の審判の皆は決して真似しないように。」
「「(勿論、ジュン審判は後でおしおき!!)」」
さあ、そんなこんなで試合が進み万葉選手のシュートをガイ選手がキャッチ。
アフタヌーン・ティーチームのカウンターが始まります。
「トリプルカウンターだ!!行け、小早川!!」
ドガッ!!
ガイ選手、大きくボールを右サイドに出しました!
「イネスさん、トリプルカウンターとは一体何なんでしょうか?」
「さあ・・・大方マンガにでてきたやつじゃないの?
話によるとユリカさんと舞歌さんがメンバーに勉強になるからと言って
”○ュート”とか”キャプテン○”とか”ファンタ○スタ”とかを徹夜で読ませたようだし・・・
まあ、結果をみればどういうものかが解かるでしょう。」
ガイ選手の蹴ったボールは相手チームの最終ラインまで伸びる!!
それを追うのは小早川選手・・・これは速い!!
間に合うか・・・間に合った〜〜!!
「夏美!!」
ガスッ!
そしてそのままダイレクトで夏美選手にあげた!!
「覚悟しなさい!頼子!!」
「ひぇぇぇぇ〜〜。」
バシュッ!!
夏美選手、オーバーヘッドキック・・・ゴーーーール!!!決まったぁ〜〜!!!!!
ガイ選手、小早川選手、夏美選手達三人だけで決めてしまったー!
これがトリプルカウンターなのか!?
「・・・あんなのとれるわけないじゃん。」
ピピッ!!
おおっと、エリナ審判がフエを鳴らした。
これは・・・オフサイドです。
夏美選手、わずかにディフェンダーの前に出てしまっていました。
「うそ・・・」 (アフタンヌーン・ティーの選手達)
「イネスさん。
これはアフタヌーン・ティーの不運でしょうか?それとも・・・」
「ええ、これは正に頼子選手の強運が呼び寄せたスターチルドレンの幸運でしょう。」
ここで頼子選手のゴールキック。
テンテン・・・
・・・ボールはディフェンダーの高杉選手に渡りました・・・
「・ ・ ・(ハッ!!) ハーリー!オーバーラップだ!!」
「わかりました!サブロウタさん!」
ズドドドドドド・・・
気を取り直したサブロウタ選手、ハーリー選手に指示を出す。
ハーリー選手、すばらしいダッシュです。
皆さん、ごらんになられているでしょうか!?
これがかの有名な”ハーリーダッシュ”です!!
今、高杉選手からのロングパスをもらい、目の前の北辰選手を抜けば後は誰もいない!!
「よし!!このまま行けば!!」
「笑止!!喰らえ、瞬獄殺!!」
ハーリー選手と北辰選手が交差する!!
カッ! (辺りが眩しくなる) ズガガガガガガガ・・・(何かを殴りつける音)
何でしょうか・・・今一瞬眩しくなりましたが・・・ああーっと!!
ハーリー選手が倒れている!!
おそらく北辰選手がやった事には違いないと思いますがフエはなってません。
「ふっ・・・これぞ外道にふさわしき技。」
「イネスさん、これは北辰選手のファールでは?」
「審判が見てないんだからしょうがないんじゃない?」
「そうですか・・・それともう一つ。
ハーリー選手の顔がボコボコなのはまあいいとして、
北辰選手の背中に浮き上がった文字”娘LOVE(ハート)”は何なのでしょう。
あ、今消えました。」
「メグミちゃん。
世の中には知らなくていい事がたくさんあるのよ・・・」
ピィーー!!
たった今0−0で半戦が終了しましたが、どうやら両チームの応援団が揉めているようです。
何を揉めているんでしょうか?ちょっと聞いてみましょう。
「おい、そっちのチーム反則ばっかりじゃないか!!」
「なんですって?そっちだって頼子がキーパーってのは反則じゃないの?
はいったと思ったら急に突風が吹いたり地震が起こったりでボールが変な方向にいって、
結局1点も入ってないのよ!
本来なら9点はかるくとってるところなのよ。」
「そっちなんか北斗が枝織になって審判にばれないようにうちの選手気絶させてたじゃないか!!」
「イネスさん・・・(汗)」
「はぁ・・・・・・
両チームとももっと普通にサッカーができないのかしら?」
「わかりました!!
確かにこのままではプレイしている選手達もたまったもんじゃないでしょうから、
バーリトゥード
この際、後半戦はのびのびと何でもありでいきましょう!!
大怪我を負わせなければファールではなし!!
ただし武器の使用は一切認めない!!これでどうですか!!」
主審のプロスさん、なにやらとんでもない事を言ってしまいましたが選手達の反応は・・・上々のようです。
「ちょっとプロスさん。
何でもありってそれヤバくないですか!?」 (アキト)
「そうですよ!!万が一怪我でもしたらどうするんですか?」 (美幸)
それでも反対する人はいるようですね・・・
「しかたありません・・・
では、優勝商品の同室獲得権にさらに副賞として
”二人で一緒に入って寝ればどんなに寒い夜もぽっかぽか印の着ぐるみヒサゴン君”
をセットでどうですか?
旅行先でこれを使えば二人の仲進展間違いなしですよ・・・(ニヤリ)」
なんなら、イネスさんの作ったごにょごにょもセットで・・・(ポソッ)
「ええっ、そ、そんな・・・私と中嶋君は別に・・・そんなごにょごにょなんて・・・・・・」
「美幸さんは納得してくれたようですな。」
「プロスさん、俺は?」
「あなたの意見が通ったことが今までに一度でもありましたか?」
「・・・はい、ありません・・・・・・(泣)」
「よろしい。」
という事で、後半戦は何でもありということになりました。
選手の皆さん張りきってくださいね。
以上、放送席でした。
「それともここで中止にしておいた方がいいですかねぇ?
作者もどうするかあんまり考えてなさそうですし・・・」
あのヒサゴン君欲しかったのよね・・・
あれなら私と中嶋君がぎりぎりで入れるから・・・
でも待って・・・ぎりぎりってことは・・・・・・体が密着しちゃうの!?・・・キャーー・・・・・・
でも私達ってこういう時の押しが弱いからそこをなんとかしなきゃだめよね・・・
んー・・・やっぱり寝る前にプロスさんの言ってたアレ入りのお茶でも飲ませて・・・
いやダメ!!薬に頼るなんて絶対にダメ!!
う〜、けどそうでもしないと中嶋君は絶対一緒に入ってくれなさそうだし・・・
私もそこまで大胆になれないし・・・
よし、やっぱここは薬で行きましょう。
後はなるようになれよ!!
うう・・・こんなのルリちゃん達が手に入れたら絶対に一緒に入ろうって言われるよ・・・
そんでもって誰が俺と一緒に入るかで口論になってしまいには仁義無き戦いが起こって・・・
そんでもって最終的には大人数用ヒサゴン君なんてものをイネスさん辺りがつくるんだ・・・
誰だよ・・・レクリエーションやろうって言い出したのは・・・
・ ・
・俺だったな、そういや。 (滝涙)
後書き・・・
さて、今回はナデナデしちゃうぞでしたが皆さんどうでしたか?
小説でスポーツやるってかなり難しいです。
創作期間も(ほったらかした時期含めて)3〜4ヶ月ぐらいはかかってしったし・・・
後半戦・・・どうなるんでしょうか?
とりあえず、この話も皆さんに楽しく読んでもらえればと思っています。
それと、後書きの上と間違いなしの下の方を範囲指定してみて下さい。
それでは、また。
代理人の個人的な感想
落ちてない・・・・・・・・・・・・・・(汗)