「ルリ…ちゃん、かい?」
アキトは目の前にたたずむ少女に確認するように声をかけた。
「ええ、そうですよアキトさん。」
少女―ホシノ ルリはアキトの問いに微笑んで答えた。
「どうやら本当にお知り合いの様で…私は邪魔者みたいですからここから去りますか。ルリさん、テンカワさんにナデシコの案内をお願いしますね。」
「はい、解りましたプロスさん。」
「…はて、あんなに明るい方でしたかね、ルリさんは?」
頭をひねりつつプロスは去っていった。彼を悩ませている理由はもう一つあるのだがここでは置いておこう。
「…案内、しますかアキトさん?」
ルリはいたずらっぽく微笑んでいった。
アキトは苦笑した。
「必要無いのは…解っているんだろ?…驚いたよルリちゃん。まさかルリちゃんまで、過去に戻ってるなんて。」
二人の視線が絡む、二人の胸中にあるのは、再び会えたことに対する喜びだった。
「私も驚きました…気が付くとナデシコAのオペレーター席にいたのですから。」
「…もう一度乗るのかいナデシコに?」
アキトの問いにルリはうなずいた。
「ええ、私の大切な思い出の場所…そして、アキトさんとユリカさん達に出会った場所ですから。それにアキトさんも必ず、このナデシコに来ると信じてましたから…」
ルリは微笑んでいた表情を引き締めた。
「ですが、完全に細部まで同じではないようです。過去には居なかったはずの人がパイロット登録されています」
ルリの言葉にアキトは驚いた。
「えっ・・・、一体誰なんだい?それは?」
アキトの問いにルリは申し訳なさそうな表情をした。
「いえ、それがネルガルのコンピューターにも進入してみたんですけど、プロテクトが硬くて名前だけしか・・・。
『アマカワ・コハク』というそうですが他には何も・・・」
「そう・・・、でもナデシコに乗るって事は顔をあわせるわけだし、多分そのときにもっとわかるはず・・・。あせらなくてもいいと思うよ」
アキトはそこでコミュニケに目をやった。
バッタ来襲の時刻が迫っている。
「ルリちゃん…戦闘が始まる。」
「そうですね…では私もブリッジに帰ります。気を付けて下さいね。」
「ああ、解ってるよ。」
アキトはルリに微笑みかけてその場を後にした。
時の流れにアナザーストーリー
コハクの君
「俺は…テンカワ・アキト、コックです。」
アキトはエステにのり昔と同じ言い訳を口にした。
「何故コックが、俺のエステバリスに乗ってるんだ!!」
とは、ヤマダ「ダイゴウジ・ガイだぁぁぁぁ!!」
ナレーションに突っ込み入れんなよ!
「もしもし、危ないから降りた方がいいですよ?」
とは、メグミ・レイナード
「うむ、我が神も大丈夫だといっておる!心配ない!」
とは、ゴート・ホーリー
えっ?
(ゴートさん、何があったんだ?)
思わず背筋に寒いものを感じたアキトであった。
「・・・・・・・困りましたな…コックに危険手当は出せ無いのですが。」
ゴートの言葉を無視してプロスがしゃべる。
アキトもゴートの言葉を無視することにしたようだ。
アキトは若干一名を除いて、昔と変わらないナデシコクルーのメンバーを前に顔が緩みそうになるのを懸命に堪えていた。
そして・・・、
アキト!! アキト、アキト!! アキトなんでしょう!!」
「…ああ、そうだよユリカ、久しぶりだな。」
「本当にアキトなんだね!!あ!! 今はそんな事より大変なの!!そのままだと戦闘に巻き込まれるよアキト!!」
指揮官が戦場でこんなことを言っていいのだろうか?
「パイロットがいないんだろ?俺も一応IFSを持ってるからな…囮役くらい引き受けてやるよ。」
アキトが応じる。実際殲滅するほうが楽なのだが、そんなことはおくびにも出さない。
「本当?・・・うん、解ったよアキト!! 私はアキトを信じる!! やっぱりアキトは私の王子様だね!!」
(前回は守れなかった・・・でも、今度こそ!)
「絶対怪我しないでねアキト!! 後で会おうね!!」
「ああ。」
「・・・テンカワ機、地上に出ます。」
ルリの言葉とともにアキトは蟲たちの飛び交う戦場へと出向いた。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ところ変わって洋上を一機の白い機動兵器が駆ける。
その背後には従者のように二機の戦闘機が張り付いている。
「やばい、もう始まっている!!」
『マスターが寝過ごすからですよ』
「うぐ・・・」
『まったく、ゴートさんの時といい、マスターは深く考えずに行動されるんですから・・・」
「仕方ないじゃない!まさか昔のゴートがあんなに弱かったなんて知らなかったんだよ!!」
そう、コハクはこの時代でのゴートとの格闘訓練でちょっとやりすぎてしまったのだ。
復活したゴート曰く『おれは女神をみた!!』であり、それ以来少しまともでなくなったような言動を取っているのだ。
(・・・でもゴートの話を聞くとあの人らしいんだよね・・・。ボクが気を失うといつもきれいな花畑の所に居る銀髪のお姉さん。
そういえば、何でいつもあの人に会った後、目を覚ますと病室に居たんだろう?)
ひと、それを臨死体験という。
「(ま、いっか)よし、フェリス!フル加速!!、五分でつくように!!」
『了解!!』
白い機体、フェンリルは全身のバーニアを吹かしナデシコが今戦っているサセボへと急いだ。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「こらぁ!逃げずに戦え!!」
「いえいえ、見事な囮振りですよ」
いきまくヤマダさんをプロスさんがなだめています。
「ふっ、我が神の言葉に間違いはない!!」
・・・本当にゴートさんどうなされたんでしょうか?謎です。
後ろでキノコがわめいていますがうるさいので無視しましょう。
あれ?
「高速でこちらに近づいてくる物体があります。数1」
こんなこと、前回はなかったのに、
「えー!?敵!?」
ユリカさんがあわてます。しかし、ちゃんと識別信号が出ています。
「どうやら、間に合ったようですな」
プロスさんがつぶやいています。どういうことでしょう?
あっ、
「こちらに接近中の物体から通信」
「正面のモニターに回してください」
はぁ、しかし・・・
モニターにはでかでかと『sound only』の文字が表示されている。
『―こちら、パイロット、アマカワ・コハク。機動戦艦ナデシコ、応答を願います―』
機械で声を変えたような声がブリッヂに響きます。
「コハクさん、遅かったですね。早速ですが上の機動兵器の相手をしてください。なお、後で遅刻の理由をじっくり聞かせてもらいますので」
『―りょ、了解!!―』
声がわずかにおびえた調子を感じさせて通信が切れました。
一体誰なのでしょうか?アマカワ・コハクという人は?
「ぷ、プロス声の調子が何か怒っていた・・・」
フェンリルのコックピット内でコハクは脂汗を流した。
『プロスさんのお説教長いですもんね・・・』
「くぅぅ、こうなったらヤケだーーーーー!!!!!!!」
GOWOWOWOWOOWOOOOOOOOOU!!!
コハクが一気に戦場へとフェンリルを突入させた。
フェンリルもコハクに答えるがごとく咆哮をあげた。
フレスベルグ二機が先行し下部に取り付けられたオプションパーツのライフルでバッタを攻撃する。
DFも張られているため、あったバッタたちは爆発してゆく。
隊列がばらばらになったところへフェンリルが突っ込む。
斬!!
腕部のクローでバッタを切って捨てる。
発射されるミサイルは、わずかに体を動かして交わす。
クローつきのワイヤードフィストを飛ばしまとめて数機のバッタを串刺しにする。
一機のバッタにDFアンカーを突き刺し、そのまま振り回し数機のバッタに叩きつける。
避けようとしたバッタはフレスベルグのライフルの餌食となった。
まるで舞を踊るかのようにフェンリルは体を動かしていた。
「なんなんだ?あの機体は?」
俺はエステで囮をしているときに乱入してきた白い大型の機影を見つめた。
無論その間にもエステを動かしている。
そのうちバッタたちの大半が白い機体へと向っていった。ろくに反撃もせずに逃げているだけのエステよりも積極的に攻撃を仕掛けるそちらの方に攻撃を優先させたのだろう。
「一体、誰が乗っているんだ?」
俺はどこかその機体に懐かしさのようなものを感じたのだった。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「なんなのよ!!、あの機体は!?」
同じようにナデシコのブリッジもその機体の活躍に騒然としていた。
ムネタケの叫びに落ち着いていたプロスが返答する。
「彼はネルガル所属のパイロットですよ、いやぁ、まさかこれほどとは思いませんでした」
無論、コハクとてシュミレーターをやっている。当然プロスもそれを見たことがあるのだが、社交辞令という奴である。
その間にも、スクリーンの敵を示す光点は見る見るうちに消えてゆく。
「ナデシコ、発進準備完了です」
驚きつつも、自分の仕事をしっかりとこなしていたルリがユリカに発進準備の完了を伝える。
「えっ?は、はい。機動戦艦ナデシコ発進!!」
ナデシコはゆっくりと戦場に向って移動を開始した。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「フェリス!ナデシコ発進まで後何分!?」
バッタをなぎ倒しながらコハクがフェリスに問いかける。
『もうまもなく出て来るはずですが』
フェリスの言葉にうなずき、コハクは避けに専念する。
バッタの残りは後50機ほど、襲来してきたのは100機ほどであった。
つまり、50機をフェンリルは片付けてしまったのである。
「プロスからナデシコ用にとっといてって言われたからね」
おそらく、軍へのデモンストレーション用だろう。
『さすが商売人ですよね』
おそらくその映像を見れば、軍部もこぞってナデシコ級戦艦を買おうとするであろう。
「だけど、あのピンクのエステって誰が乗っているのかな?」
コハクは自分が来る前から、戦場で囮をしていたエステに目をやった。
今もバッタを引き連れて高速で海へと向っている。
その挙動一つ一つをみても、凄腕のパイロットであることがわかった。
『アキトさん並みの腕ですよね』
フェリスも相槌を打つ。
実は彼らは未来でナデシコの活動については大まかにしか聞いていない。
オモイカネの直系たるツヴァイはデータとして、アキトがナデシコに乗っていたことを記憶していたが、そのことをコハクもフェリスも詳しく聞いているわけではない。
よって、今エステにのっているのがアキトとは知らないのだ。
『あっ、ナデシコが出てきました!』
ピンクのエステが、海から出てきたナデシコに飛び乗る。
『グラヴィティブラストを発射します。避けてください』
ルリのアナウンスが入る。
「よっしゃ!!」
コハクはすばやくフレスベルグとフェンリルを上空に上げた。
グラヴィティブラストの黒い本流がバッタたちを飲み込んだ。
「あれが、ナデシコか・・・」
コハクはグラヴィティブラストを放った戦艦をみつめた。
「父さんの『家』か・・・」
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
ナデシコブリッジ
「うそよ・・・、こんなの偶然だわ・・・」
そうつぶやいてキノコは卒倒しました。
よっぽど、あの機体のことがショックだったようです。
あっ、アキトさんが戻ってきました。
「アキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキト!!!!!!!」
ユリカさんがブリッジから走り出て行きました。
あっ、通信
『―任務完了、着艦を許可願う―』
「はい、コハクさん、格納庫に入ったあと、ブリッジまで来てください」
『―了解―』
プロスさんが白い機体の搭乗者に着艦許可を出しました。
どんな人なのでしょう楽しみです。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
アキトが格納庫に入ると、その後に続いて先ほどの白い機体が入ってきた。
その姿は鋭角的で、並みのエステバリスより一回りは大きい体躯をしている。
「おお〜!!ネルガルの新型かぁ〜!!」
(この声はおそらくウリバタケさんだな)
アキトの想像どうり、ウリバタケは目をらんらんと輝かせている。
すでに頭の中は分解の事でいっぱいなのだろう。
プシュっ!
白い機体のハッチが圧搾空気の音をあけて開く、その中から出てきたのは・・・。
「なっ!!」×全員
子供であった。
マシンチャイルド特有の銀髪の髪をしている。
その瞳はミラージュタイプのゴーグルで隠れている。
その子供は高さ5メートル以上あるコックピットから躊躇なく飛び降りた。
すたっ!
ちゃんと両足をついて着陸する。
「おお〜!!」×全員
全員の感嘆の声に子供はぺこりとお辞儀をした。
子供はエステのコックピットから立ち上がったアキトを見たときわずかに驚きの表情を浮かべた。
(なんだ?)
アキトは一瞬子供の顔に映った驚きの表情を見逃さなかった。
と、子供にウリバタケが近づいた。
「ぼ、坊主、これを操縦していたのお前か?」
「うん、そうだよ」
ウリバタケの問いをコハクはうなずいて肯定した。
格納庫内にまた驚きの声が満ちる、皆まさかと思っていたのであろう。
「僕の名前はアマカワ・コハク、おじさんの名前は?」
「おっ、おじさんって・・・、おれの名前はウリバタケ・セイヤだ、整備班長を務めている。それとおれは断じておじさんではない!!」
少年はウリバタケの異常な迫力に少しびびったようであった。
「そ、そう、これからよろしく」
「おうっ!」
二人は握手をかわした。
「それじゃあ、ボクはブリッジに呼ばれているから。じゃね!」
すちゃと右手を上げて挨拶をするとコハクは走って行った。
アキトもまたエステから降りようとするが、
「アキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキトアキト!!!!!!!」
・・・誰が来たかはご想像にお任せしよう。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「というわけで、パイロットのアマカワ・コハクです!コハクって呼んでください。よろしく!」
ぺコンと銀髪の少年は頭を下げた。
「彼はネルガル最高峰のエステバリスライダーでして、パイロットとしてナデシコに搭乗することとなっております」
と、プロスさんの説明です。
しかし、この容姿はマシンチャイルドですね。私と同年代のマシンチャイルドがいたなんて・・・。驚きです。
ですが、目にミラージュタイプのゴーグルをつけた上に黒いコートなんて・・・
(まるで、アキトさんみたいです。性格はユリカさんみたいですけど・・・)
ルリは格納庫内のアキトの様子を小さく表示した。ユリカと話しているがどこか顔色が悪いようだ。
(あとで話をしましょう)
ルリはそう決意した。
ふとブリッジに目を戻すと、どうやらブリッジクルーとの顔見せが終わったようだ。
「あの機体はなんなんですか?」
副長、いい問いです。っていうか、いたんですね。全然気づきませんでしたよ。
さすが、『ナデシコかげの薄い苦労人・ランキング1』です。
「あれは、<フェンリル>といいまして、ネルガルの最高機密でして、副長といえどもお教えするわけには・・・」
プロスさんがごまかします。
そこへ、
『こちら、格納庫!!』
悲鳴が飛び込んできました。
何事でしょうか?
『は、班長が!』
泣きそうな顔で話す整備員、その後ろでは青白い光がびりびり流れている。
『ほががががががごがご!!!!!』
あ、ウリバタケさんが電撃浴びている。
電撃のもとは白い機体、フェンリルです。
コハク君があわてて、コミュニケを操作します。
「フェリス、やりすぎやりすぎ!!セイヤが死んじゃう!!」
コハク君の前に開いたコミュニケに女性が移りました。
紫の髪と緑の瞳をした女性です。
『マスター!私だっていくらなんでも解体はやです!!』
「それでもやり過ぎだってば!!セイヤにはこっちから話しておくから!!」
『・・・約束ですよ』
フェンリルが電撃を中止しました。
「セイヤ、生きてるー?」
『おおー、坊主!頼むからちょっとこいつを解体させてくれないか?』
「だめ!!ちゃんと機体の整備マニュアルあげるから、それで我慢して」
『・・・ちっ、しょうがねぇな』
・・・やけにあっさり引きましたね。ウリバタケさん。
(ふふふ、壊れたらそのとき一気に解体してやる)
なんか、たくらんでいるみたいですね。それにしてもあの女性はいったい?
「えっと、コハク君その人は誰?」
ミナトさんの質問にコハク君がにっこり笑って答えました。
でも、あの笑みは反則ですね。
「フェリスはね、フェンリルのAIなんだよ。ボクの友達」
AIですか!?そうするとオモイカネと同等のスペックを持っているのではないでしょうか。
コハク君は何者なんでしょうか?これは完全に予想外です。注意しておかなくては・・・。
「さて、コハク君。遅刻の件でお話があるのですが・・・」
話が一段楽したところで、プロスがこう切り出すと、傍目にわかるほどコハクがびくッと固まった。
「プ、プロスサン、後ジャダメカナ?」
「だめです。さぁ、いきましょう」
プロスはコハクの襟首をがっしとつかむとそのままブリッジから出て行った。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「ひどい目にあった・・・」
一人自室でコハクはぼやいた。この部屋はコハクとフェリスによってオモイカネの管轄から独立させてあるため、ルリでもそれを破ることはできない。
「フェリス、父さんの異変については?」
淡々とした声音でフェリスにコハクは問いかけた。
『不明です、経歴そのものは『前回』と違いがありません』
「・・・いずれにしても注意は必要だね・・・。ごくろうさま、ボクは少し休むよ」
『はい、情報の収集は可能な限り続けます』
「たのんだ」
ウインドウが消えた後、コハクは一人つぶやいた。
「ボクの存在で世界が変わり始めている?・・・いや、それでもやめるわけにはいかないか・・・」
その瞬間コハクの体をすさまじい苦痛が襲った。皮膚の下を蟲が這いまわり、内臓が食いちぎられるような、そんな感覚が・・・。
「ぐぅ・・・」
コハクは悲鳴をかみ殺す、物心ついたときからの付き合いのナノマシンスタンピードだ。
体中にナノマシンの光の線が写る。
コハクは震える手で、懐から無針注射器を取り出し、自分の首筋にあてがい引き金を引く。
コハクは発作の直後の震える手で自分の肩を抱きすくめた。
「あと、すこし・・・。もう少しだけもって頂戴・・・。ボクの体・・・」
その瞳には切たる願いがこもっていた。
座談会
A・・・は〜い、今回も座談会を始めるよ
K・・・今回は初めてナデシコの人たちと顔をあわせたわけだね
A・・・そういうこと、基本的にコハクは人の名前に『さん』はつけないんだ。
F・・・なんでですか?
A・・・ああ、単純な話、教わっていないからV
F・・・えっ?
A・・・だから、敬語の使い方とかそういうのを教わっていないんだってば、テロ活動に忙しくて
K・・・なるほど、そうなのか
A・・・そういうこと、それでねコハクの性格が彼の息子にしては前向きとかいわれているんだけど・・・
F・・・フムフム
A・・・一応、あのミスマル・ユリカの子供でもあるわけよ。あの天真爛漫な、
K・・・母さんの方の遺伝子のほうがなんとなく強そうだね
A・・・ナデシコ内の状態をみるとね。一応コハクは『髪質』・・・アキト 『顔立ち』・・・ユリカ、見たいなもんだと思ってください。
また、性格が前向きなのはくよくよしてもどうにもならないって割り切っている部分もあるからでもある。
F・・・というと?
A・・・子供っていうのは大人の想像以上に周りの雰囲気に敏感だからね、ことさら自分が明るくして周りに心配をかけないようにっていう考えもある。
K・・・そこまで、ボクは考えていたのか・・・
A・・・って本人も気づいてなかったの?そういえば本編のコハクは味覚がないはずなのになんで前回お茶菓子うまそうに食べてたんだ?(座談会第二回参照)
K・・・―しらない、ボクは多分三人目だから・・・
A・・・そこはかとなくやばいボケをかますな!おいっ!
F・・・えっとそれではお開きです。
今回は我がごとながらちょっと読みづらいです。精進しなくては・・・。
アドバイスをどんどん送ってください。
努力しますので。
代理人の感想
ども、代理人です。
んー、文章の基本的な書式は抑えてるみたいですけど、誤字誤用が多いですね。
例えば「傍目から分かるほど」ではなく「傍目に分かるほど」です。
(「傍目」という言葉自体がそもそも「傍から見て」と言う意味なので、意味がかぶってしまうのです)
他にも「コハクは悲鳴をかみ殺す、物心ついたときからの付き合いのナノマシンスタンピードだ。」
など、「。」を書くべきところに「、」があったり。
後はもう純粋に文章力、表現力の問題なんで修行あるのみです。がんば。