時の流れにアナザーストーリー
コハクの君
第2.5話


ムネタケの反乱・・・なのか?


「副提督が気絶状態にある以上、仕方がない。俺たちだけで任務を遂行する」

暗いナデシコの一室で男たちが顔をつき合わせている。
彼らは軍人であり、軍からの指令でナデシコを乗っ取ろうとしているのだ。

「よし、散れ!!」

男たちは動き出した。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

「ナデシコの目的地は火星です!!」

プロスの言葉にナデシコがどよめく、

「残念ながらそうは行かない!」

銃器を構えた男たちがブリッジに突入してきた。

「ナデシコは軍が挑発する!」
「おや軍部とは話がついているはずですが・・・」

ブリッジにたまたま来ていたコハクがわずかに身じろぎし、軍人たちに襲い掛かろうとするのをプロスは視線でなだめる。

「そんなことは知ったことではない!ナデシコは軍が有意義に使用する!!」

すでに他の乗員たちは食堂へと追いやられている。
このまま―ムネタケがいない状態ではあるが―本編と同じになるのであろうか・・・。
しかし、

「そうはいかないわ!!」

オカマ言葉とともに乱入してきたのは、キノコもとい、ムネタケであった。
その後ろにはナデシコ内で布教活動(爆)をしていたゴートも続いている。

「な、ムネタケ副提督どうなされたのですか!?」

驚く男たち、それも当然、本来ムネタケはナデシコを乗っ取る側の人間であるからだ。

「ふふふ、私は悟ったのよ・・・。気絶したとき私は女神を見たわ、そして知ったのよナデシコの、そして私の成すことを!!けっしてあなたたちなんかに邪魔はさせないわ!!」

その場にいた者たちは全員冷や汗を掻いた。
(や、やばいかも・・・)

ムネタケ『覚醒』
♪チャチャチャチャ〜〜〜ン♪
ステータス画面

LV26

LV57
 
精神コマンド

ひらめき 集中

ひらめき 集中 魂 ド根性 愛 友情

ムネタケは大幅なパワーアップを果たした。

「うむ、我もまた神からの言葉を授かった。よって、同士サダアキとともに主らを滅す!!」

「「覚悟!!」」

二人が一気に軍人たちに襲い掛かった。
コハクもそれに続く


「俺たちも!!」

食堂のメンバーたちも暴れだした。

あっ、ヤマダが踏まれた。

「お、俺はダイゴウジ・・・がくっ」

あっ、死んだ。



この後は現れたミスマル提督とユリカの『さうんど・うぇぽん』のためにナデシコクルーが全滅したり(『覚醒者』含む。)
出てきたチューリップにナデシコが体を突っ込んでグラヴィティーブラストを撃ったりと、本編準拠。
ただし、ヤマ「ガイ!!」・・・ガイの出番はなかった。
すべてが終わった後、ナデシコは軍人たちを詰め込んだコンテナを海に投下して去っていった。


ちなみにムネタケは精密検査のためにおろされた。
かれがナデシコに戻ってくることはあるのだろうか?

追伸、やはりジュンは忘れられていた。
さすがナデシコ1陰の薄い苦労人である。
「ユリカァァァァァ!!」

南無南無・・・



座談会
A・・・今日はちょっと短すぎなんで座談会はお休みです。
   だけど、とうとうムネタケ『覚醒!!』元々ムネタケは最後の言葉を見ると熱い人だったようにおもえまして。
   ちょっと生き残らせてみたかったので、『女神』と対面させてやる気を取り戻させてみました。(ちょっと言動はおかしくなりましたが作戦立案能力、政治に関してはめちゃくちゃまともです)
   ちなみに女神が誰かはまだまだ内緒です。
   ヒントは『銀髪』です。これだけでもわかる人にはわかるかも・・・。



代理人の感想

あー、このパターンどっかでみたなー。(爆)

あっちは変な壷販売してたけど(笑)。

 

 

本日の誤字

準所→準拠

立案応力→立案能力