「ねぇルリルリ、どうかしたの?」

「別に」

「そ、そう?

 そういえば、艦長どこ行ったか知らない?」

「知りません」

「そ、そう、ごめんね、忙しいのに」

「いえ、お構いなく」





ブロスとディアの正しいアキト君の育て方
 第二十五話 対立





ふぁ〜〜。

眠い・・・

そりゃ、早番が必要なのは解るけどな〜

何も午前三時に起こさなくても、いつもの五時で十分じゃないか。

ホウメイさんも何考えてるんだか、結局あの人もナデシコのクルーだからな・・・

「おはようございま〜す」

「ああ、すまないねテンカワ、こんな朝早く」

「と、言うよりまだ夜って言いません、この時間」

「ははは、違いないね」

「それより・・・なんでこんな時間に?」

「ああ、お前、ルリ坊と喧嘩でもしたのかい?」

「・・・なんでですか?」

「ん?いや昨日なんだかルリ坊が機嫌悪かったから、そうじゃないかと思ったんだけどね・・・

 違うんなら良いんだ、悪かったね」

ルリちゃんが機嫌悪かった?

う〜ん・・・そんな事無かったと思うけどな・・・

「それっていつ頃ですか?」

「そうだね・・・昼にはもう機嫌悪かったね」

昼?確か・・・

「そう・・・ですか?夕方話したんすけど、普通でしたよ」

「そうかい?ルリ坊の機嫌が悪いんだから、お前と喧嘩でもしたのかと思ったんだけど・・・」

「たまたま昼調子が悪かったんじゃないんすか?」

「それも考えたんだけどね、夜も機嫌悪かったし、

 一日中ずっとむすっとしてたって聞いたもんだからね」

何だ?

俺何かルリちゃんの気に触るような事でもしたのか?

ルリちゃんのことだから、

俺の負担にはならないように、平静を装って・・・ありえるな。

「はぁ、なんだかよく解りませんけど、後で謝っときます」

「そうかい、なら良いんだけどね、

 本当に心当たり無いのかい?」

「ええ、特にこれと言って・・・」

「そうかい、喧嘩したんなら仲直りの方法をアドバイスしてやろうと思って、

 速めに呼んだんだが・・・

 ま、確りやんなよ、男だろ!!」

しかし・・・ほんとに何かしたっけかな〜俺?





ん?

コミュニケか、相手は・・・ミナトさん?

ピッ!!

「おはよう、アキト君」

「あ、おはようございます、ミナトさん。

 で・・・何の用っすか、こんな朝早く」

「あのね、アキト君、

 貴方、ルリルリと喧嘩でもしたの?

・・・ミナトさんもそう思ったのか、

マジでなんかルリちゃんの気に触る事でもしたのかな?

「いえ・・・覚えてないんすけど・・・」

「駄目よ、女の子を泣かせちゃ」

「泣いてたんすか、ルリちゃん」

それは・・・困ったな。

「泣いちゃいなかったけどね、

 で、ほんとは何したの、だれにも言わないから」

「いえ、ほんとにこれと言って心当たりが無いんすよ。

 さっきホウメイさんにも同じこと聞かれたんすけど・・・」

「そう?で、どうするの?」

「はぁ、一応後で謝っとこうと思ってんすけど・・・」

「そう、ならいいけど・・・

 ごめんね、こんな朝早く」

「いいっすよ、ちょうど今日は早番でしたから」

しかし・・・ホウメイさんもミナトさんも、

嘘言って俺をからかうような人じゃないしなぁ・・・

思い出せ、マジで俺は何をした?





「・・・・・・・・・・・・」

その日ブリッジは妙に静まり返っていた。

ナデシコっていつも賑やかなんだがなぁ〜

ルリちゃん、どうしたんだ?

俺がブリッジに入ったのにも気付いていないらしい。

静まり返っているので、扉の開閉音はやけに響いたし、

それでなくても、IFS強化体質というのは、コンピュータとリンクする性質上、

同時に何個もの事に注意を向ける事ができるはずだ。

そうでなければ、コンピュータの莫大なデータを全て監視するなど無理だからだ。

事実、IFS強化体質になったお陰で、今までできなかった技が何個かできるようになった。

ナデシコCに乗ってオペレータ無しでユーチャリスと高速戦闘中とか言うのならともかく、

ナデシコAは、そんなにデータの量も多くないはずだし、

まして平時にそんなにデータが飛び交っているはずも無い。

まぁ、ルリちゃんならC計画のデータでも作ってるのかもしれないが、

それでもこの静かな空間で、人が入ってきたのにも気付かないというのは異常だ。

やっぱり怒ってるのか?

「ね、ねぇルリルリ」

「何でしょうかミナトさん」

「い、いや、そろそろお昼だからさ・・・」

「私は忙しいです、お一人でどうぞ」

「そ、そう、じゃあ後で」

「はい」

・・・・・・・・・・・・

なんか・・・最初のときのルリちゃんみたいだな。

これは、怒ってると考えて間違いなさそうだ。

仕方ないな、

俺はいったんブリッジを出た。





「おお、テンカワ」

「あ、ウリバタケさん、どうしたんすか、こんなところで」

「いや、お前の意見が聞きたくてな、探してたんだ」

「ならコミュニケで呼べばいいじゃないっすか」

「何言ってんだ、新兵器についてだぞ、そんな無粋なもんが使えるか」

「はぁ、で・・・なんについての意見です?」

「ふふふふふ、それは見てのお楽しみだ」

「は、はぁ」

「それよりテンカワ、おめぇルリルリと喧嘩でもしたのか?」

「ウリバタケさんもですか・・・」

「何だそれは」

「い、いえ。朝からホウメイさんとミナトさんにも同じ事言われたもんで・・・」

「そうか、いや、俺はさっきルリルリからデータもらおうとしたら嫌に無愛想だったからな、

 おめぇと喧嘩でもしたんだと思ってな」

「は、はぁ」

「で、喧嘩の原因はなんなんだ?」

「それが良くわかんないんすよね。

 何かしたっけなぁ」

「何ぃ、おめぇな、そんなんじゃ駄目だぞ」

それはそうだよな。

「解ってはいるんです。

 だからこうして何が悪かったのか悩んでるんじゃないですか」

「で、おめぇどうするつもりだ?」

「え?まぁ一応後で謝ろうかと・・・

 今ルリちゃんブリッジにいますからね、

 みんなの前では話しにくい事かもしれませんし・・・」

「ふぅん、一応考えてはいるみてぇだな、

 ま、今謝るのが言いかあとで謝るのがいいかは、

 はっきり言って俺にはわかんねぇ。

 俺は男だし、何よりなんで怒ってんのかが解んねぇんじゃ解り様が無いぜ」

「そこなんですよね、俺何かしましたっけ?」

「んなもん俺に解るわけねぇだろう」

それもそうだ。





その後、ウリバタケさんと色々と話した後、

ルリちゃんの仕事が終わるまでの暇つぶしに艦内をうろついていると、

ユリカが話し掛けてきた。

「あっ、アキト〜!!」

今度はユリカか?

「ああ、どうしたんだ、ユリカ?」

「ブ〜、なんか無いとアキトには話し掛けちゃいけないの?」

「いや、そんな事ないけど・・・」

「あのねあのね、ユリカね・・・」

しかし・・・いい年して自分の事を名前で呼ぶなよな・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「そういえばさ、ちっちゃい頃・・・」

しかし・・・よくそんなに話す事があるな、感心するよ、実際。

『違うよ、アキト兄』

〔ん?どういうことだ?〕

『単に同じ事を視点を変えて話してるだけだよ。

 それが終わったら、また同じ視点で話をしてるし・・・

 この話これで百三十六回目だよ、全部で』

・・・なんだかなぁ〜

ん?

「ユリカ、ちょっと待て」

「ん?どうしたの、アキト?」

前にルリちゃんが歩いている、

謝るんなら早い方が良いからな。

「ルリちゃん!!」

「何で・・・すいません、急いでるんで・・・」

ルリちゃんはちょっとこちらを見ると、すぐに走っていってしまった。

今まで歩いていたのに、急いでいるってのは、どう考えても不自然だ。

百人居たら百人がそういうだろう。

「ルリちゃん仕事熱心だね〜。うん、ユリカも見習わなくっちゃ」

・・・こいつは例外だな。

「あっ、ごめんユリカ、俺急用思い出した」

「え〜〜もっとお話しようよぉ〜」

「後でな」

「ブ〜、約束だよ!!」

「ああ」

取り敢えずルリちゃんを追わないとな。

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「ルリちゃん!!」

ルリちゃんってこんなに脚早かったっけ?

「・・・ハイ、どうしたんですか、アキトさん?」

「ごめん」

「え?あ、あの、アキトさん、何の事ですか?」

ん? 怒ってる様には見えないぞ?

「いや、今朝ホウメイさんとミナトさんとウリバタケさんに、

 怒られたんだよ、ルリちゃんと喧嘩でもしたのかって、

 で、さっきもなんか機嫌悪そうだったからさ、

 俺のせいかなって」

「そんな、アキトさんのせいじゃ有りません。

 アキトさんは悪くありませんよ。

 ゴメンナサイ、心配かけて」

「そう?なら良いんだけど・・・

 何があったの?」

「・・・いえ、アキトさんは関係有りません」

「悩みが有るんなら誰かに相談した方が良いよ。

 俺じゃなかったらミナトさんとかホウメイさんとか・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「い、いや言いたくなければ良いんだけどさ、別に・・・」

「ちょっと、良いですか?」

「え?あ、ああ、もちろん」





「悪いのは私なんです」

「何があったの?」

「一昨日のナナフシ戦です」

ナナフシ戦?何かあったかな?

「ああ、それが?」

「ナナフシ戦が終わった後の事、覚えてますか?」

「えっと〜、ごめん、やっぱりあの時の事気にしてたの?」

「どういう事ですか?」

「え?あ、いや、俺のベッドにもたれて寝てたからさ、

 その事を気にしてたのかなって・・・」

「い、いえ、あれは私が好きでやった事ですし・・・

 そうでした、あのせいでアキトさんにご迷惑お掛けしちゃいましたよね、すいません」

「い、いや、いいよ別に・・・」

俺を心配してくれたんだろうし・・・

「それより、・・・ごめん、ナナフシ戦の後すぐ気を失っちゃって覚えてないんだ」

「そうですか、そうでしたね、

 実はですね・・・」

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「と、言うわけなんです」

「う〜ん、でもそれは・・・」

そこがユリカの・・・

「解ってます、ああいうところがユリカさんの魅力だって。

 ユリカさんは自分が良ければ後はどうでも良いなんて全然考えてないって。

 ユリカさんは優しい人だということも、

 でも・・・でも・・・」

「解っているけど・・・っか」

難しい問題だな。

「はい・・・」

「そういうことはミナトさんとかに相談した方が良いんじゃない?」

「そんな・・・そんな事できません」

「どうして?」

「だって・・・その・・・」

ルリちゃんが、うつむいて指をいじくっている。

そのかわいらしい姿に、思わず俺は笑ってしまった。

「わ、笑わないで下さい!!」

「いや、ルリちゃんって以外に子供っぽいところも有るんだなぁ〜て思ってさ」

「私・・・少女です」

こだわるね、ルリちゃん。

「いや、別に少女でも良いんだけどね。

 いいんだよ、だれだってたまには喧嘩する事も有るんだからさ」

「でも・・・」

仕方がないな、ここは強引に話を進めた方が良いか。

ピッ!!

「あ、ミナトさん?今からこっちに来れませんか?」

「ア、アキトさん!!」

「あら、ルリルリも一緒?」

「はい、ちょっと相談が・・・」

「ふ〜ん、良いわよ、ちょっと位なら」

「ミナトさん、良いです、来ないで下さい」

ルリちゃんが騒いでいるが、俺たちは無視して話を進める。

「ありがとうございます、ルリちゃんの部屋に居ますんで」

「解ったわ、今行くから」

ピッ!!

ふう、これで良いか・・・

「アキトさん!!」

「女同士の喧嘩は女の人に任せたほうが良いだろ?」

「それはそうですけど・・・」

またうつむくルリちゃん。

ミナトさんなら、ルリルリか〜いいと言う事請け合いだ。





結局、ミナトさんは来てしまいました。

「で、どうしたの?」

「ええ、実はですね・・・」

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

アキトさんが説明をし終わりましたが、

ミナトさんは黙ったままです。

もしかして怒っちゃたのでしょうか。

そのとき、ミナトさんが口を開きました。

「ふ〜ん、艦長が悪い訳じゃないけど、

 どうしても許す事ができない・・・

 そんな自分の嫌な所を見て、

 激しく自己嫌悪のルリルリでした」

「ミ、ミナトさん」

やっぱり・・・

「いいのよ、怒っちゃいなさい。

 嫌な物は嫌なんだから、我慢したって仕方ないでしょ?」

は?な、何を言ってるんですか?

「あ、あの〜怒んないんですか?」

「ルリルリが自分も悪いことに気付いてなかったらね。

 でもルリルリは自分も悪いって気付いてるんでしょ?

 なら仕方ないわよ」

「でも・・・ユリカさんに悪いですし・・・」

「艦長も大人だもん、

 解ってくれるわよ、きっと」

「そう・・・ですか?」

解ってくれるでしょうか・・・

「そうよ、

 それに、もし解らないんだったら艦長にとってもいい経験よ?

 皆仲良くって訳には行かないもの」

「はぁ・・・」

そういうものでしょうか・・・

「十人居たら、十人と仲良くなるなんて無理よ。

 三人と仲良くなれたら良い方よ?

 逆に仲の悪い人を一人だけにできたら十分よ」

「・・・でも」

「いいのよ、

 私はルリルリの味方だからね」

「そ、そんな、ミナトさんを巻き込めません」

これは私の問題なんですから。

「気にしない、気にしない。

 アキト君もルリルリの味方よね?」

「え?お、俺ですか?」

「そうよ、味方よね?」

「え、あ、いや・・・その・・・」

「ミナトさん、アキトさんは・・・」

「いいのよ、ルリルリもアキト君が味方になってくれたほうが嬉しいでしょ?」

「そ、それは・・・その・・・」

それは確かに嬉しいですが・・・

「ま、まぁ、俺で良ければ・・・」

ア、アキトさん・・・

「ほらルリルリ、アキト君は味方になってくれるってさ。

 なんか言わないと」

「あ、はい、その・・・ありがとうございます・・・」

「い、いや、俺こそ・・・」

何やってるんでしょう、私たちは。





「で、ミナトさん、俺は具体的に何をすれば良いんすか」

「別に何もしなくても良いわよ、

 ま、問題が片付くまでルリルリとなるべく一緒にいれば」

「は、はぁ」

「艦長がルリルリに謝って来るまで無視してればいいのよ、

 女同士の喧嘩なんて意地の張り合いなんだから」

「そういうもんすか?」

「そういうものなの、

 嫌なんだから嫌、それで良いの」

「はぁ」

まあ、解らなくもないけど・・・

「良いんすか、それで」

「しつこいわね、いいのよ、

 どう考えたってこういう場合艦長が引くべきでしょ?

 年齢的にも、立場的にも」

まぁ、確かに・・・

「でもミナトさん、

 ユリカさんは悪くありません」

「悪いわよ、

 クルーが気持ちよく仕事できるようにするのは艦長の仕事でしょ?

 別に艦長が人を好きになっちゃいけないとは言わないけど・・・

 ちょっと問題があるわね」

「でも、ナデシコは曲がりなりにも戦艦ですよ。

 そんな私なんかのために勝手に派閥を作ったりしたら・・・」

「あら、ルリルリは仕事とプライベートの区別もつけられないの?」

「そ、そんな事ありませんけど・・・」

「ならいいでしょ?

 艦長がルリルリが怒ってることに気付いたら許してあげれば。

 ルリルリから見たら嫌かもしれないけど、仕事はきちんとやりさえすれば、

 気付いてない艦長から見れば今まで通りなんだから」

一応筋は通っているが・・・いいのか、それで?

「とにかく、艦長から謝って来るまで、艦長との接触は最小限に押さえる事。

 後、ルリルリについて聞かれたら、それとなく忠告する事、いいわね」

こうして、ルリちゃんとユリカの冷戦が始まった。

・・・大丈夫か、この艦。





第二十六話に続く





あとがき

と、言うわけで「育て方」の第二十五話です。

「時の流れに」では、ルリ君がいきなり壊れていましたが、

基本的に壊れるまでにも色々と葛藤があったと思うのです。

壊れている状態と、壊れていない状態が同居した状態も、

無きにしも非ずと言った感じでしたが、

人というものは、そんな風に変わる物ではありません。

どう考えても、徐々に壊れていくか、

内心はともかく、客観的には突然壊れる物です。

そのあたりを書きたいな、というのがこの話です。

ところが、「時の流れに」だは、内面的にも突然壊れていました。

非常に納得がいきません。

壊れているキャラの、嫌な物は強制排除という考え方は、書きやすいのですが、

私が書くと歯止めが利かなくなるので、

これ以上壊れないように、何とか食い止めたいと思います。



「時の流れに」でのルリ君の言い方は、

アキト君の葛藤を完全に無視している部分が多いです。

ナナフシ戦以後は、完全に壊れているせいか、

アキト君の気持ちなど完全に無視しており、

自分の取って不都合=その人が悪い=何をしてもいいという、

とんでもない三段論法が成立しています。

貴方は何様のつもりですか、と言いたくなります。

絶対に私の近くには居て欲しくありません。

このあたりから、「時の流れに」では、

正義の多様さを理解していたのはアキト君だけだと思います。

皆、知ってはいても理解はしていなかったでしょう。



この辺りには、「時の流れに」のアキト君が妙にフェミニストなせいもあるとは思いますが・・・

TV版劇場版ともに、アキト君がフェミニストだという描写がありましたでしょうか?

自分より運動能力の劣っている人をかばう部分はありましたが、

劇場版で、ルリ君たちに「逃げろ」と言うシーンも、

彼女たちが女性だからという印象はありませんでしたし・・・

ま、この話のアキト君は女性だから殴らないなどという女性軽視はしません。

敵なら女性でも殺しはしなくても無力化、つまり戦闘不能状態程度にはします。

まぁ、子供ならそこまでしないかも知れませんが・・・

この辺りは劇場版の設定に近いですね。



ちなみに私は、

TV番終了時の設定なら、ルリ君以外なら誰でもアキト君を幸せにできたと思いますが、

劇場版の最後の設定では逆にルリ君にしかアキト君を幸せに出来ないと思いますし、

「時の流れに」の序章終了時の設定では、誰もアキト君を幸せにはできないと思います。

ルリ君の変化もありますが、それ以上にアキト君の変化が大きいですから・・・

一応皆それなりのレベルまでは成長させるつもりです。