「アキト、悪い知らせだ・・・」
四機のチューリップを撃破し、
俺がメティちゃんたちのところへ戻ろうとしたとき、
シュンさんから連絡が入った・・・
ブロスとディアの正しいアキト君の育て方
第四十九話 決戦
あれから数日・・・
あの日テツヤが動いたそうです。
しかも、その行動はアキトさんの記憶とは、
かなり異なっていました。
本当なら、ジャンプ実験についてとか、
やりたいことはたくさんあるのですが、
今はテツヤという人の居場所を調べるので手一杯です。
しかし・・・私とラピスがこれだけ探して見つからないと言うことは・・・
もしかしたら、クリムゾンすら知らない場所にいるのかもしれませんね・・・
でも、クリムゾンに連絡も入れていないというのは・・・
!!
これは・・・
そう・・・ですか・・・
テツヤが・・・
「・・・というわけだ」
全てを話し終わったとき、俺は怖かった。
この男が・・・アキトが・・・
アキトのあの闇が・・・
アキトが・・・壊れてしまったら・・・
アキトが本気になれば・・・誰も止められない。
それがわかっていたから。
そして・・・アキトは、壊れる素質を・・・
深い、暗い闇を持っていたから。
復讐の・・・恨みの前に、
光はもろく、弱いものだ。
アキトの持つ光・・・
それを、俺は信じることができなかった。
しかし・・・話さなくてはいけない・・・
しかし・・・アキトは・・・俺の認識の、数段上を行っていた。
全てを聞き終えたとき・・・アキトの顔に在った表情・・・それは・・・
微笑み・・・
恨みでも、怒りでもない・・・
意外なことに驚くでもなく、
力になれなかった俺たちを・・・軍を恨むでもなく、
守りきれなかったガードを罵るでもなく、
情報をリークしていたスパイに対して・・・怒ることもなかった。
ただ・・・微笑んでいた。
それは・・・自分自身へ向けた・・・怒りだったのかもしれない。
そして・・・
「そう・・・ですか・・・」
穏やかにそういって、そのまま部屋を出て行く・・・
闇に飲まれては・・・いないようだが・・・
アキトは孤独だった。
周りに人はいる、
しかし・・・
あいつを支えることができる人は・・・いない。
支えたいと思う人はいる。
そしてそれは・・・支えてくれる人がいないより、不幸なのかもしれない。
そして・・・目的のため、
自分の足元に穴を掘っている。
ひどく不安定で・・・
みんなに支えたいと思わせる・・・
しかし・・・俺には・・・まだ支えてやることはできない。
しかし・・・俺一人では無理でも、
みんなが集まれば・・・支えられる・・・
だから・・・もっと人を頼れ・・・
俺は・・・おまえを助けたい・・・
そう、たとえこの部隊を解散させたとしてもな・・・
その瞬間・・・
俺の中で疑問が一つ解けた。
だから・・・英雄を忌み嫌うのか・・・
だから・・・人を頼らないのか・・・
あいつは・・・人を縛ることが・・・
自分のせいで人の可能性を奪うことが嫌いだから・・・
だから人の生き方に影響を与え・・・
道を限定する"英雄"になりたくないのか・・・
だから頼られることで、人に道を強制することが嫌いなのか・・・
多分・・・過去に自分の道を奪われた事があるのだろう。
しかし・・・
!!
そうか・・・
皮肉なもんだな・・・
テツヤが動いたおかげで・・・
テツヤの居場所がわかるとはな・・・
メティちゃん・・・
絶対に・・・助けてやる。
ナオさんは・・・ミリアさんの所にいた方が良いか、
俺一人なら、ジャンプで奇襲も可能だしな。
「格納庫に高エネルギー反応、
これは・・・ブラックサレナ、発進します!!」
「何!!」
アキトが・・・
あいつ、テツヤのいる場所がわかっているのか?
・・・愚問だな、
わかっていようがいまいが、答えは一つだ。
「全部隊へ、緊急発進して、アキトを追う!!」
今はこれしか方法があるまい。
「よもやここまで見つかるとはな・・・
本社・・・おっと、もうこの言い方はふさわしくないな。
俺はもうクリムゾンの社員じゃない。
ここのことを報告する義理はないんだからな」
・・・しかし、なぜここが?
部下にも、本当に信頼できる一部のやつにしかここのことは教えていない。
・・・まぁいい。
あいつのあの機体・・・
とんでもない加速力を持っているうえ、
グラビティ・ブラストが発射可能で、
相転移エンジンを積んでいるそうだが・・・
チューリップ十二機・・・
十分勝てるはずだ。
まぁ、ここに来る直前の戦闘で使ったあの技・・・
・・・壬だったな。
あれを使われれば、周囲一体ごと完全に吹き飛ばされるが・・・
こちらには人質がいる。
広域殲滅兵器は使えまい。
もちろん人質を使えば、もっと簡単に殺せる・・・
もしかしたらそんなこと気にせず来るかも知れないが・・・
いずれにしろ、人質を使って勝っても面白くない。
俺は・・・あいつに・・・英雄に、完全に勝たないといけないんだ。
「一人で来るとは意外でしたね」
部下が報告する。
「・・・そうでもない。
俺たちの居場所がわかった以上、
こっちの準備が終わる前に攻めるのも手だ。
もし部隊ごときたら、あれほどの高速進軍は不可能だから、
こっちの準備が終わってから戦闘になるからな。
だが・・・一人なら準備が終わってなくてもそう問題ない。
それより・・・
配置の方はどうだ」
「はい、現在戦艦が七十隻、
無人兵器三百」
そうか・・・
予定よりやや多い。
これは勝ったな。
俺は、指令用の装甲車の中で苛立っていた。
「敵、位置の特定ができました」
「そうか、で、様子はどうだ?」
「はい、現在確認しただけでチューリップが十一機・・・
戦艦多数」
「・・・・・・・・・・・・」
いくらアキトといえど、この数では・・・
アキトの機体は、今まで以上の速度で一直線に飛んでいる。
「で・・・レイナは見つかったか?」
俺は、アキトのブラックサレナについて話を聞くため、
アキトの専属整備員である彼女を探していた。
彼女なら、ブラックサレナについて、詳しく知っているに違いない。
戦闘に勝つには情報収集が第一歩、
敵についてはともかく、味方については完全に把握するべきだ。
「はい、今日は休日だったんで、
まだ部屋で寝ていたようです」
アキトはあの日以来、ずっとあの子の家を見張っていた。
それ以来、彼女たちはあまり部屋から出てこなくなった。
ま、気持ちはわかるが・・・
アキトに必要なのは、頼ってくる人ではなく、
頼れる人だと思うんだが・・・
少なくとも、私生活に関してはな・・・
あいつの逃げ道になることができ、
あいつがその人に逃げこむことを肯定できる存在・・・
全てを受け止め、存在を無条件に肯定する存在・・・
あいつは誰かに頼る事を極端に嫌うが・・・
それでもなお頼らせることができる存在・・・
そして、その人に頼る事を、あいつが是とできる存在・・・
・・・両親が早くに死んだといってたな。
要は母親を求めてるのか?
「隊長、レイナから通信です」
「ああ、つないでくれ」
ピッ!
「隊長、テンカワ君が勝手に出撃したって・・・」
「ああ、それで君に聞きたいんだが・・・」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「あれでリミッターが・・・
で・・・アキトがつけていったって言う、その・・・」
「ディサイシブ・ユニットです」
「それはどんな機能があるんだ?」
「さぁ、私も聞きましたが、答えてくれませんでした」
「そうか・・・」
さて・・・このままじゃ・・・
つくまでには終わっているか。
勝つか負けるかまでは・・・解らないけどな。
「敵、さらに加速します!!」
テンカワ アキトの機体・・・ブラックサレナだったか?
それは情報より、かなり速い・・・
さらに、一回り大きくなっている。
追加装甲・・・
強襲用ブースターか何かか?
いずれにせよ、あの速度では小回りは効くまい。
まだアウトレンジにいるものの、
グラビティ・ブラストは重力子砲・・・
拡散するので遠距離には効果が薄いものの、
波の性質上、重ねて打つことで微弱な威力を上乗せすることができ、
やり方によってはアウトレンジでも十分な威力を持つ。
「フォーメーションC
グラビティ・ブラスト・・・打て」
さて、これくらい避けてくれないと・・・な。
しかし、俺の認識は甘かった。
次の瞬間、
アキトの機体が蒼銀色の光に包まれたかと思うと・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ドゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーー!!!
衝撃で部下はオペレータ席から投げ出され、気絶している。
ちっ、だらしのない!!
俺は自ら状況を確認する・・・
あたりの様子を確認して・・・
愕然とした。
そこには何もなかった。
チューリップは全機・・・跡形もなく消滅していた。
しかも、周りの地面は深く削り取られ、脱出もままならない。
俺は映像の記録を探す・・・そして、そこで、
信じられないものを見た。
全部で百五十を超える戦艦・・・それらが一斉に放ったグラビティ・ブラストを、
蒼銀色に包まれたアキトの機体は、一瞬で倍近くの速度に加速し、
さらに複雑な機動を描いて全て避けたのだ。
最終的には音速を超えていた。
そんな状態で機動を描いたら・・・
そう思った瞬間、
アキトはDFSを取り出し、
北極海の戦闘で使ったという、
あのマイクロブラックホール弾を速射した。
馬鹿な!!
あれは、チャージに相当な時間がかかるはず・・・
今みたいな短時間で打ったら、
DFSが爆発するはずじゃなかったのか?
驚く俺の目の前で、そのまま七色の光に包まれたかと思うと、
・・・消えた。
そして次の瞬間・・・
アキトはこの施設の上空にいた・・・
そして・・・
すさまじいエネルギー波を、地上に向けて放つ・・・
そして、今にいたる。
その間わずかに五秒・・・
アキトの機体が蒼銀色の光に包まれてからわずかに五秒、
その五秒で・・・
十一機のチューリップと合わせて、一部隊どころか、
西欧方面軍全軍と、互角に遣り合えるだけの戦力が・・・
消滅していた。
一体・・・
アキトの機体は・・・
テンカワ アキトは・・・
何者なんだ?
いずれにしろ・・・俺は負けたようだ・・・
いや、まだだ、
まだ俺には切り札がある。
メティとかいう名の切り札がな!!
今、アキトの機体は"谷"の向こう岸にいる。
ここまで来るには、時間がかかるはずだ。
アキトを信じきって、穏やかに眠る少女の姿を見て・・・
俺は気付いた。
俺は・・・お袋がうらやましかったんだ。
全てを信じて死ねたんだから・・・
でも・・・俺は死ねなかった。
俺は、死に場所を求めていたんだ。
でも・・・今までそれにふさわしい場所はなかった。
俺は、本物の英雄と戦いたかったんだ。
俺が俺であるには、本物の英雄に勝たなくてはいけなかった。
それが、親父の影を超える事だから・・・
本物の英雄・・・それに殺されること・・・それが俺の求める死に場所だった。
それは、俺の理想・・・
幼いころの夢を・・・取り戻すことだから。
どんなこと・・・どんな卑怯な手も・・・正々堂々と乗り越える・・・
俺を殺せるとしたら・・・そいつは、そうだろうから・・・
そして・・・
俺が銃を取り出した時・・・
アキトは突然現れた。
「メティちゃん、大丈夫?
久し振り・・・と言うには時間が短すぎるか・・・テツヤ」
アキトはこの間と同じような台詞を言った。
「・・・速かったな」
「ああ、時間がなかったんで、ちょっと跳んできた」
「・・・・・・・・・・・・
で、だ。
取引といかないか?
この子と・・・おまえだ」
俺たちは、三人でちょうど正三角形ができるような、
場所で、睨み合った。
さて、どうする、英雄様?
「・・・・・・・・・・・・」
答えは沈黙だった、
「・・・何か聞きたい事があるか?
チューリップについては・・・知っているな?
それとも、俺の動機でも聞きたいか?
おっと、英雄様はたとえ眠っているとはいえ、
小さい子供の前ではそんな話はできないか?」
「俺は英雄じゃない、
それにどちらもすでに知っている。
だが・・・一つ聞かせてくれ。
おまえにも、仲間は・・・友人はいただろう?
なぜ・・・その人を・・・ライザさんを闇へ引きずり込むことができる?
復讐が終わるまで・・・親父さんを殺すとこまでは良い。
なぜ、それが終わってなお、自分の闇に人を巻き込むことができる?」
ふ・・・甘いことを・・・
「・・・考えたこともなかったな。
だが・・・そうだな。
復讐が終わったとき・・・目の前にあったのは、
それだけだったからかな?」
・・・目の前にあったのが・・・それだけ・・・か。
しかし・・・
「お前と俺は・・・
似ていると思った事もある・・・
だが・・・決定的に違うな」
「なにをわかりきった事を」
違う・・・
復讐が終わった時・・・俺の目の前には何も無かった・・・
そこまでは同じだ。
だが・・・
だが・・・
「そうか、お前は・・・俺の人生で、もっとも大切な事件の一つ・・・
それが抜けているのか・・・」
「なにを言っている」
「ふふふふふ・・・
ははははは・・・
は〜っはっはっはっは!!!
そうか、俺もまさかそこまで仕組まれていたとは思わなかったよ。
さすがだよ、さすがはナデシコのクルーだ、
その時点で・・・ナデシコに乗る二十年以上前に、
すでに俺の・・・イレギュラークルーの運命を変えていたとはな」
「さて・・・雑談はもう良いだろう?
さっきの質問の答えを聞かせてくれ・・・
生き残るのは誰か・・・
俺とこの子か・・・おまえかだ」
どちらにしろ、俺はここで死ぬだろう。
そんな気がする。
だが・・・ただでは死なん。
英雄と相打ち・・・まさに俺の理想じゃないか。
俺は・・・英雄と等価値になるんだ。
理想を取り戻し、親父を超える・・・
まぁ、巻き添えになるやつらには気の毒だが・・・
それくらいの覚悟があるやつしかここにはつれてきていない。
できれば助けてやりたかったがな。
「・・・・・・・・・・・・
解った、しかし俺がクリムゾンに入ったとして、
メティちゃんの安全は誰が保障する?」
「おっと、俺はもうクリムゾンの社員じゃない。
さっき辞表を送った。
で・・・質問の答えだが、
俺を信じてもらうしかないな」
「・・・・・・・・・・・・
俺が英雄なら、おまえの言うことを信用するんだろうが・・・
あいにく俺は単なるコック兼パイロットだ。
まさか自分でも信じてもらえるとも思っていまい?」
「英雄様にとって、周りの人は踏み台ってわけか・・・
おまえだけは違うと思っていたが・・・」
「それは違うな、メティちゃんは助ける」
「どうやって?」
俺はその子にブラスターを向けたまま聞く。
しかし・・・
ドガッ!!
次の瞬間、それは蹴り飛ばされていた。
あの距離を一瞬で?
・・・さすがだな、こいつなら・・・俺の求める英雄様には、
それぐらい出来てもらわないと困る。
「と、言うわけだ、
どうする?
俺はいつでもおまえを殺すことができる」
やっぱり万が一にも俺に勝ち目はなかったか・・・
無敵の英雄・・・
そう、こいつは、
俺がほしかったもの・・・
俺が失ったものを、
全て持っているんだ。
でも、俺がなりたかったもの・・・
英雄になることを、拒んでいる・・・
そう、
今気が付いた。
だから、こいつだけは許せないんだ。
俺以上に卑怯な・・・
英雄でありながら、
英雄であることを認めず、
英雄たる義務を果たそうとしない・・・
そう、こいつは本物の英雄だ。
企業や民衆が作り上げた願望ではなく、
都合のよい着色どころか、本人は噂以上だ。
こいつは、本当に必要とされるべき存在だ。
だから・・・こいつを殺す。
俺はボタンを押した。
しかし・・・
「自爆装置か?
さっきチューリップや戦艦とかと一緒に吹き飛ばしておいた」
モニターを見ると、施設の破損分が表示されていた。
そしてそこは、まさしく自爆装置のある地区だった。
しかし・・・罠はこれだけじゃない。
俺は最後の指示を出す・・・
ゴォォォォォォォ・・・
不思議な音に気が付き、
俺は上を見上げる。
「気付いたか、
色々と方法はあるが・・・
せめてもの餞だ、
おまえの故郷と同じ方法で吹き飛ばしてやろう」
そういって、ご丁寧にモニターに上空の映像を出すテツヤ・・・
そこには、落下してくるチューリップが写っていた。
それは、俺に二つの映像を思い出させた・・・
一つはユートピア・コロニーにチューリップが落ちたときの光景、
そしてもう一つは・・・
二回目、サツキミドリが地球に落ちていく光景・・・
絶対にとめて見せる。
ブラックサレナは・・・
ジャンプで向かい、
ディサイシブユニットを強制分離させて・・・
グラビティ・ブラストをチャージして・・・
駄目だ、ブラックサレナは多分動かない。
あのシステムは・・・
・・・使うべきではなかったか?
しかし、あのシステムを使わなければ、
あの状況で勝ち目は無かった。
人質をとられているあの状況では・・・
「アキト、
あきらめろ」
・・・そうだ。
ブロス・・・
第五十話に続く
あとがき
テツヤは・・・
個人的にはあんまり嫌いではないんですよね・・・
彼は、英雄を恨んでいるのではなく、
英雄を偽称するものをうらんでいると思います。
アキト君とは逆ですね。
しかし、だからこそこのアキト君は許せないと思います。
アキト君の人生でもっとも重大な事件の一つ・・・
この場合はアイちゃんの話です。
彼女を助けられなかった(アキト君主観)ことが、
アキト君の基本行動パターンの一つ、
"他人を直接的に傷つける事を極端に恐れる"と言う性格を作った、
重要な要因の一つである事は疑いないでしょう。
まぁ、「時の流れに」では、他人でなく女性のようですが・・・
そんな描写有りましたっけ?
話がそれましたが、
テツヤとアキト君の違い・・・
これは人を直接傷つけることができるか否かだと思うのです。
人を傷つけることができない・・・
ある意味もっとも残酷なことです。
しかし・・・
ディサイシブユニット・・・
あまりに荒唐無稽な能力ですね・・・
もちろん原理も考えてあります。
ほかにもチューリップを破壊する方法とか・・・
アキト君はどうするつもりでしょう?
追記
メティちゃん、
予想に反してどうやら生き残りそうです。
ちぇっ・・・
代理人の感想
「自爆装置は壊しておいた」って・・・・ど〜やって場所がわかったんだらう(笑)。
それ以上に、建物に被害を与えないで自爆装置だけ壊せたのが凄い不思議(爆)