機動戦艦ナデシコ



遺失文明乱入?



第7話

「おっしゃー!!久々の出番、暴れるぜー!!」




第3防衛ライン以降、出番のなかったガイが、張り切って出撃していった。




「あまり無茶をするなよガイ。敵の数は今までより多いんだからな。」




張り切るガイに、軽く忠告しながら出撃するアキト。




「そうですよガイさん。アキトさんの言う通り、敵の数は多いんですからね。」




アキトに同意しながら、出撃するイツキ。




「ねえみんな、リョーコが何処に行ったか知らない?」




いつまでたっても、姿を現さないリョーコの事を聞きながら出撃するヒカル。




「さあ、俺は知らないけど。(キャナルちゃんにケーキ食べさせられて、しばらく動けないなんて言えないからな)」




原因を知っていながらも、某同盟がらみの話なので口に出せないアキト。




「今は敵の迎撃が先決よ。リョーコの事はその後。」




珍しくシリアスモードのイズミが、みんなに言う。




「イズミの言うとおりだ。リョーコの事は後にして、

 さっさと敵を片付けちまおうぜ。」




すでに出撃していたケインが、イズミに同意する。




「あれぇ・・ケイン君、キャナルちゃんはどうしたの?」




「ん?キャナルなら用事があるって言うから今回は出ないぞ。」



「用事って?」



「さあ?それ以外、言わなかったし。」




(だいたい予想はつくけどな。)



そう心の中で呟くケイン。




「さて、おしゃべりはそこまでにしておこうか。」



「そうですね、そろそろ向こうも仕掛けてくるでしょうから。」



「作戦は?」



「特になし。あえて言えば、ナデシコから離れすぎないように。

 あっ、あと味方機からもね。それ以外は各自自由に。」



「「「「了解!!」」」」



「よし、それじゃ行くぞ!」























「あら、みんな結構派手にやってんのねえ。」




と、言いながらブリッジに入ってくるキャナル。




「キャナルちゃん、ルリルリや艦長たちが何処にいるか知らない?

 戦闘が始まったのに、いつまでたってもブリッジに来ないのよ。」



「ん?某同盟のメンバーなら例の部屋で失神してるわよ。」




淡々というキャナル。




「はあ・・・予想通りでしたな。」



「どうするの?艦長の代わりはジュン君でいいとして、

 ルリルリの代わりなんていないわよ。」



《その事なら大丈夫だよ。僕だけでもフィールドは張れるからね。》




ミナトの質問に答えるオモイカネ。




「でも、それじゃナデシコは加勢出来ないわよ。」



「大丈夫よ。あの程度の数ならエステバリス隊だけで十分よ。」



「そうですな。テンカワさんとケインさんもいる事ですし、大丈夫でしょう。」



「そそ、大丈夫じょぶじょぶ♪」



「時にキャナルさん。」



「ん、なに?」



「彼女達に食べさせたんですか?」



「うん、そうよ。」



「あまりこういうことは控えて下さいね。」



「はぁーい・・・」



笑うプロスが怖かったのか、素直に従うキャナル。

ホントに従っているかはわからないが・・・


















「ちっ数が多いな。きりがない。」




あまりの敵の数の多さに愚痴をこぼすアキト。

そこにケインが通信を入れてくる。




  「だったら一掃してやろうかアキト?」



「できるかケイン?」



「当然!まかせときな。」



「わかった。

 全機、フィールド全開にしてソードブレイカーから離れろ。」




アキトは全味方機に通信を送った。




「なっ何?」



「どうするんですか?」



「いいから黙ってみてな。」




ケインはそう言うと、あるシステムを起動させた。




「E・ドライバ、起動!」




キィィィィィィィィィン



そんな音を立てて、ソードブレイカーの背中にある3対の翼が輝く。




「コード"T"、入力!」




胸の前でボールを持つように構える。

すると、両手の間にサイエネルギーが集まりだす。

しばらくして、両手の間のサイエネルギーが、青白い色から紫に変わった。





「紫電の光よ!! 全てを飲み込め!!

 荒龍雷光破!!!!」




ギュォォォォォォン




両手を前方に突き出すと、その手から極太の紫の光が放たれた。



放たれた光は、荒狂う龍の如く敵を飲み込んだ。

飲み込まれた敵は、一瞬で爆発・四散した。

光が消えた後残ったのは、戦艦サイズの敵が数隻とバッタが数十機であった。





「なっ、何あの兵器!?」



「サツキミドリでチューリップを落とした兵器ほどじゃないけど、凄いわね。」



「よく見るとあの光、雷を纏っていますね。」



「初めて見たけど、凄い威力だな。」



「なんだ?必殺武器か?」




敵のほとんどを落とした事に、各パイロットは驚いていた。




「さて、あと少しだ。みんなもうひと頑張りだ。」




真っ先に立ち直ったアキトが全員に向かっていった。




「「「「了解!!」」」」














それから5分ほどで、敵は全滅した。

戦闘が終わってすぐに、某同盟のメンバーは復活し、

すぐに自分の持ち場に戻った。

誰かが、今までどうしていたのか?と聞いたが、

彼女達は何も覚えていなかった。

どうやらあのケーキには、記憶を消す効果もあるらしい。



その後、ナデシコは火星に突入。

地上にいる敵にむかい、グラビティブラストを撃ち放った。

なお、この時ブリッジにキャナルがいたので、きちんと重力制御はされた。













んで、前回と同じならアキトは、

メグミを連れてエステバリスで、ユートピアコロニーに行くはずであったが、

現在、ユートピアコロニーにむかっている機体は、ソードブレイカーであった。

ちなみに乗っているのは、キャナルとアキトである。

本当は、エステバリスで行くつもりであったが、

単独で行動できる時間が短いので、ソードブレイカーで行く事になった。

付け加えて言うなら、光学迷彩で透明になれることも決め手になった。




「ユートピアコロニーまで、あとどれくらいなのアキト?」



「うーん・・・そうだなあ・・・っと、キャナルちゃんあそこ、あそこに着陸してくれ。」



「わかったわ。」




アキトに言われた所に機体を着陸させるキャナル。


着陸後、アキトとキャナルはコクピットから飛び降り、

あたりを歩き回った。




「アキトー、見つかったー?」



「いや、まだだけど・・・・っと見つけた、ここだ。」




それを聞き、アキトのところに来るキャナル。




「それじゃあ、いこっか。」




アキトが指し示した場所を踏み抜き、出来た穴に飛び込むキャナル。

それに続いて、アキトも穴に飛び込んだ。


2人は余裕で着地をし、辺りを散策しようとした所で止まった。





「あなた達は何者?どうしてここにきたの?」




声のした方を見るアキトとキャナル。

そこにはバイザーをつけた女性と、数人の男が立っていた。




「私は、キャナル・ボルフィードよ。んで、こっちがテンカワ・アキトよ。」



「俺達は、地球からナデシコという戦艦にのってきた。

 あんた達を助けにな。」
 



アキトは目の前にいる人物に、簡単に説・・理由を話した。




「そう・・・・でも、私たちは乗らないわよ。」



「そうですか、理由は大体わかりますけど、

 一応、その理由を艦長に話してもらいますか?」



「わかったわ、でもそれだけよ。」



「それではこちらへ。」





地上に出た3人はソードブレイカーの前までいった。




「どうやって、ナデシコまで行くの?まさか歩いてなんて言わないでしょうね?」



「ふぇ?どうやってって、これでですけど・・・」




そう言って、目の前を指す。




「これでって何もないじゃない。」



「キャナルちゃん、普通の人は気付かないと思うよ。」



「あっ、そうか、そうよね。ごめん今解除するから。」




キャナルは、そう言って指を鳴らした。

すると、目の前に染み出すようにソードブレイカーが現れた。




「こっ光学迷彩!?しかも透明化なんて・・・」




いきなり現れたソードブレイカーに驚きを隠せない女性。




「さっ乗り込みましょう。」



「あっあなた達はいったい?」



「俺達は『ロスト』。トラブルコントラクターさ。」




笑いながら女性に答えるアキト。

その笑顔を見た女性は、頬を染めながら、




「ふふ・・・さっさと理由を説明して、すぐに戻るつもりだったけど、

 気が変わったわ。私もナデシコに乗り込ませてもらうわ。」



「それは別にかまいませんけど・・・何故気が変わったんです?」



「あなた達に興味が湧いたからよ。それだけ。」




少し笑いながら答える女性。

しばらくして、笑うのをやめるとアキト達の方を見た。




「そういえばまだ名前を言ってなかったわね。

 私の名は、イネス・フレサンジュよ。よろしく。」



「よろしく、イネスさん。」



「よろしく。」



3人はそれぞれ握手を交わした。




「んじゃ、挨拶はそれぐらいにしてそろそろ・・・・」




キャナルは言葉を中断して、いきなり振り向いた。




「アキト・・・」



「ああ、わかってる。」



「透明化をといてまだ5分もたってないのに、

 敵ながら鼻が利くわね。」



「はやくここを離れたよう。」




「どっどうしたの?!」




2人のただならぬ雰囲気にうろたえるイネス。

真剣な顔でイネスを見る2人。




「どうやら、木星蜥蜴に見つかったみたいです。

 すぐにここから離れますので。」




そういうとキャナルは、イネスを抱きかかえると、

そのまま、コクピットに向かって飛び乗った。

2人がコクピットに入るのを確認すると、アキトもすぐに飛び乗った



「力持ちなのねキャナルちゃん。」



「ええ、『ロスト』のメンバーならこれくらい楽勝です。」



「キャナルちゃん、話は後にして・・・」



「わかってるわ。いくわよ。」




キャナルは、そういうと機体を急発進させ、

凄まじいスピードでナデシコに向かって飛んだ。




「アキト、ナデシコに連絡しておいて。」



「わかった。それより振り切れそうかい?」



「追いつかれる事は絶対無いけど、振り切ることはできないわね。

 だったら、ナデシコの所まで行って、迎撃したほうがいいわね。」



「わかった。迎撃準備をさせておこう。」




アキトはそう言うと、ナデシコに通信を送った。




「それにしてもこの機動兵器はすごいわね。

 これだけのスピードが出てるのに、Gが少しも掛からないなんて。

 ますます興味が湧いてきたわ。」




ちなみに現在ソードブレイカーは、ブラックサレナ並のスピードを出していた。




「誉めて頂き、光栄です。」




そんなやりとりの2分後、

キャナル達はナデシコにたどり着いた。

ナデシコに着くと、

アキトはすぐにソードブレイカーを降り、自分の機体に乗り込んで出撃していった。

キャナルもイネスを降ろすと、すぐに出撃していった。

他のパイロットもそれに続くように出撃していった。




「全機、敵をナデシコに近づけるな!」



「「「「了解!!」」」」




掛け声と共にエステバリス隊は散開して行った。

こうして初の火星大気圏内での戦闘が始まった。























前回の戦闘から数日後、

ナデシコはネルガルの研究施設の近くに来ていた。

前回の戦闘で、大気圏を脱出できないほどのダメージを受けたためである。

なぜそこにいるかというと、その施設で修理を出来ないかと考えたからである。

しかし問題があった。

研究施設の周りにチューリップが、数個存在しているのである。

ついでに言うと地球でチューリップに飲み込まれたクロッカスも。

そのことでイネスが、クルーに説明をしたが・・・・

結果は無残だった。ほとんどのクルーが意識を保っていなかった。


研究施設までは特に問題はなかった。

イネスが得意の説明で、クルーをしばらく再起不能にしたり、

某同盟に加入したり、実験でガイが被害にあったりする事以外は・・・

さすがに状況が状況だけに、聖戦は起こらなかった。

しかし、『ミステリーケーキ』の被害は、ほとんどのクルーに及んでいた。

被害を受けたクルーの証言によると、

   オレンジ色の何かが夢に出てきた。

   ケーキなのに少しも甘くなかった。

   ケーキがトラウマになった。

   食感が恐ろしかった。

   時が見えた。

   ぴこぴこ鳴く地球外生物に会った。

   喉に詰まった。

   どこかで了承と聞こえた。

   なんか生暖かかった。

   あれこそ神のケーキだ!

   死んだ家族を見たような気がする。

   etc・etc



であった。中には食べる度に味を変えるものもあったという。

間違っても美味しいというクルーは誰1人といなかった。

それを聞いたキャナルは、「えー・・こんなに美味しいのに。」

とかいったそうだ。



まあ、それはともかくクルーは、どうやって脱出するかを考えていた。

施設に近寄りたいが、チューリップが周りを囲むようにあるためうかつに近づけない。

といっていつまでもこのままではいつか落とされてしまう。

いろいろと意見が飛び交う。しかしなかなか解決策は出なかった。

それでもクルーは、諦めずに考えた。


そうして1つの案が出された。

チューリップを使って脱出する事。提案したのはフクベ提督であった。

この提案に数人のクルーは、反対した。

チューリップに入るとどうなるかが、わからなかったからである。

しかし、他の案に比べれば、まだ脱出できる可能性が高かったので、

最終的に賛成した。





「しかし、どうします?

 チューリップに入る前に、敵は確実に気付きますよ。

 これ以上攻撃を受けると、どうなるかわかりませんよ。」



「よし。ならあれを使おう。」




フクベ提督が指したのは、クロッカスであった。






それから提督は、アキトとイネスを連れてクロッカスに向かった。

使えるかどうか調べるためである。

クロッカス内部に入った3人は、1度だけ敵に襲われたが、

バッタが1体だけだったので、速攻でアキトが倒した。


しばらくしてブリッジについた3人は、クロッカスの点検を始めた。

調べた結果、特に問題もなく使えるとわかった。




「さて、君たちはナデシコに戻りたまえ。」



「やっぱりね。」



「1人残って囮になるつもりですね。」




イネスもアキトも大体気付いていたので、特に驚く事はなかった。




「アキト君、私を恨んでいないのか?」



「何故です?」



「不可抗力とはいえ私は1つのコロニーを壊滅させた。

 君の故郷をだ。私は恨まれて当然の行為をした。」



「確かにあなたの行動で、コロニーは壊滅した。

 でも過ぎた事をいつまでも悔やんでいたって仕方がない事ですし、

 死んでしまった人が生き返るわけでもない。

 それに恨む暇があったら、少しでも犠牲者を減らす努力をしているだけですよ。

 そのために俺達は『ロスト』を創設した。犠牲者を減らせるようにね。」



「ふふ・・強いな君は。」



「全然強くないですよ。ただ失うのが怖いだけです。」



「そうか・・・」




会話は途切れた。
 
何分ぐらいそうしていたのか、

不意にアキトがイネスに声をかけた。




「行きましょう、イネスさん。」



「ふう・・・わかったわ。」




2人はブリッジから出て行った。




「アキト君・・・後悔するよう事だけはするんじゃないぞ。」




2人が出て行った後、フクベは1人呟いた。




















アキトとイネスがナデシコに戻ると、フクベから通信が入った。




「聞こえるか、ナデシコ。私がいまからクロッカスを使って囮となる。

 その間にチューリップに入りたまえ。」



「どういうことですか提督?!」



「どうもこうもない、早く行きたまえ。」



「しかし・・・・」



「君は艦長だろう。

 こんな老兵など気にせずに艦のこと、クルーのことを考えたまえ。」



「・・・・・・わかりました・・・

 ミナトさん、前方のチューリップに向かってください・・・」




「・・・了解。」




ナデシコが前方のチューリップに向かって進み始めると、

前方のチューリップ以外のチューリップが反応し、

中から凄まじい数の敵が出てきた。

空を埋め尽くすほどの大群はまっすぐにナデシコに向かってきた。




「このままでは、チューリップに入る前に敵に捕捉されます。

 どうしますか、艦長?」




ルリの言う通りであった。クロッカスが囮をしてくれていても、

敵の数が多すぎるため、戦艦一隻ではたいした時間は稼げないからだ。




「どうしますかって・・・・」




うろたえるユリカ。

そんな時、ブリッジに通信が入った。




《簡単な事だろ。囮を増やせばいいんだよ。》




その通信と共に1機の機動兵器がナデシコから飛び出した。




「えっ?!ルリちゃん今のは?」



「現在確認中・・・・ソードブレイカーです。」




確認が取れると同時に、ソードブレイカーから通信が入った。




《ナデシコ、俺達が囮をやっている間にさっさとチューリップに入れ。》




真剣な顔つきでケインが言った。




「そんな!?ケインさん達を放っていけません!」




ユリカが叫ぶ。

それにキャナルが答える。




《いいから、いきなさい!

 私たちはこんな奴らにやられないから。

 それに、連合司令官にナデシコを無事に地球に返すって約束したしね。》



「でも・・・」




なおも食い下がるユリカ。




《大丈夫よ。あなた達がチューリップに入るのを確認したら、すぐに逃げるから。》




「・・・・わかりました。必ず生き延びてくださいよ。」



《ああ、わかった。

 アキト、地球で会おう。》



「ああ、わかった。生きろよケイン。」



《きちんとナデシコを護りなさいよ!》



「『ロスト』の名にかけて護るよ、キャナルちゃん。」





《んじゃあな。》




通信を切ると、ソードブレイカーは敵の大群に突っ込んでいった。




「ケインさんやキャナルちゃん、そして提督の行為を無駄には出来ません。

 ミナトさん。少しでも早くチューリップへ向かってください。

 ルリちゃん。チューリップに入ったら、全エネルギーをフィールドにまわして。

 メグミちゃん。警戒を解かないよう艦内に呼びかけて。」



「「「了解!!!」」」





ソードブレイカーとクロッカスが、囮になってくれたおかげで、

ナデシコは被害を受けることなく、チューリップに突入した。

チューリップに入るのを確認したケインは、

リープレールガンを使ってチューリップを破壊した。




「ふー・・・これでナデシコは大丈夫だな。」



《ケイン君、君たちも早く離脱したまえ。》



「なに言ってんですか提督。」



《君たちの目的である、ナデシコの脱出は完了した。

 ここは私にまかせて・・・・》




そこまで言うと突然言葉を遮られた。




「ああ・・・あれ、うそだぜ提督。」



「そうそう、提督を放って逃げるなんてしませんよ。」




2人の答えにフクベは驚愕した。

元から逃げるつもりなどなかった事に気付いたのだ。




《しかし・・・これだけの数を相手に・・・》










「見せてやるよ、提督。特等席でな。」



「私達の実力とソードブレイカーの力をね。」












つづく









後書き


ARX−7:どーもー、あいもかわらず駄文書いてるARX−7です。
      まずは、今回でたE・ドライバについての説・・・解説を。

E(エレメンツ)・ドライバ……サイエネルギーの形状・性質などを炎や雷・水・氷などに変換させるシステム。


ARX−7:簡単に言うと、こうです。短いですね。でも他にいいようがないので。
      今回ケインが使った、『荒龍雷光破』を例に取りますと、
      サイエネルギーと雷に変換したサイエネルギーを混合させ、
      敵にむかって撃ち放つ。っと言ったところでしょうか。
      わかりにくい方は、FFシリーズの魔法剣みたいな物と思ってください。
      もっと簡単にいうと、サイエネルギーに様々な属性をつけるシステム、
      ってところでしょうかね。

???:・・・私が出てないです。

ARX−7:おお!いたのか?

???:・・・最初からいましたです。

ARX−7:そうか。

???:・・・はやく・・・私を出してです。

ARX−7:そんなこといわれてもなあ・・・

???:・・・それが無理なら・・・せめて名前だけでも・・・・・・???は嫌です。

ARX−7:しかしなあ・・・まだ登場していないのに名前を明かすわけには・・・

???:・・・・・・(ごそごそ)ならこれを・・・・

ARX−7:・・・・・わかりました、名前明かしますからそれだけは許して(泣)

???:・・・早く言うです。

ARX−7:でも下の名前だけだからな。
      こほん・・・えーこいつの名前は冬桜(ユキ)っていいます。

冬桜:・・・みなさん・・・改めてこんにちは・・・冬桜といいますです。

ARX−7:まあ出来る限りはやく登場させますけど・・・

冬桜:・・・お願いしますです。

ARX−7:わかった。

冬桜:・・・・あ・・・そういえば・・・紅茶を買ったんです。

ARX−7:紅茶?

冬桜:・・・・はい・・どうです・・飲みます?

ARX−7:ああ、頂こう。


ずずー


ARX−7:うっ・・・冬・・桜・・・これ・・・どこで・・・買・・った?

冬桜:・・・・えーっと・・・雪国です。

ARX−7:くそ・・・やっぱ・・りか・・・邪・・夢・・・入りの・・紅茶・・・


バタッ


 

代理人の感想

冬桜でユキと読むんですか?

何と言うか・・・物凄く個性的な読み方ですね(苦笑)。

あるいは詩的と言うべきか。