短編小説集・こんなIFがあったとか言う話。
reload番外編「ナデシコさん−シーラ−」
右手を90度に決めてオイッス!
私、シーラ・カシス!
スクライドを心の支えにしながら戦ってるオタク少女!(って自分で言うことでもないカナぁ)
なんか親父が変なヤツで私殺されそうになって血まみれでクタクタのブルーになってたトコロに、
運命のヒト、ヒロシゲサンがぁあぁぁぁっ。
それから一年ほどラヴラヴな生活を送ってたけどまぁたあの親父のせいでエライことになって、
ヒロシゲさんがシンジャッタァァァ・・・・。
〜っとここまでがアラスジなわけよ。
ナデシコにのるまでのアラスジ。。。
今はエースパイロット目指して新兵器の開発中。
もちろん、自分が強くなろう何て気は毛頭ない。
・・・・・・・・・・・・だって、女の子だモン。
ま、今日は新しくパイロットが入ってくるそうで、最終決戦を間近に・・?
ではなくて、まだ月基地に滞在している休暇中だったりするのよさ。
その前に木星蜥蜴が人間だとか騒いだけど、
何をいまさら。
つーか、
バッタはアタシが作ったんデスヨ。
発注先は知らなかったけど・・・まあ、木星だったのは意外だけどさ。
アキトさん達の演技にも別段驚かんかったよ?
だって目が笑ってんモンね。
他のクルーにアホかと馬鹿かとアボガド、バナナかと問いたい、問い詰めたい。
・・・・・・で、新パイロットってダレヨ?
「えー紹介しましょう」
この髭を生やした赤シャツの眼鏡のオッサン、プロスペクターさんはどうも信用いかんね。
話を聞くと悪いヒトじゃないけど、平気で何も知らない民間人を戦艦に乗せるとか。
食えない人種。つーか、それ以前にそのいでたちが気に食わんよ。
何?キミは「坊ちゃん(BY夏目漱石)」の赤シャツデスカ?
「新パイロットのヒロシゲでっす。」
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
スタープラチナッ!ザ・ワールドッ!!
・・・私の中の時は止まりました〜。
そんできっかり5秒後には再起動ですナ〜。
なんでヒロシゲさん生きとると!!?
「いや、カゲバラだから助かった」
便利だね!カゲバラって!
私がヒロシゲさんに抱きつくと、速攻でプラス・・・でわなくてプロスさんが・・・。
「いかんですな・・・クルーの間では手をつなぐ以上の事をされるのは契約違反なんですよ?」
ファッキン、アンクゥ!!
注意・分かってると思いますがancleは叔父さんの意味ですが、
他人には使いません。それよりも学力不足の筆者にとってはこれもあってるかどうか疑問・・・(泣)。
私とヒロシゲサンの甘い一時を邪魔するやつはズバリ、ワンターンキル!!
シェルブリットを装着しようとしていたそこにヒロシゲさんが表情を変えずに言っちゃいますが。
「・・・・・俺達同棲してたから」
「でも契約は契約ですよ」
くどいッ!この爺、いつか事故に見せかけてエステバリスの装甲に貼り付ける!
「・・・・ちなみに入籍してたらどうするんだ?」
「あ、それはフリーですよ」
「んじゃ、役所いこうぜ」
そんなっ!?マジスか!!
この間16になったばかりなのにいいんですか!?
「おおう、プロポーズはしたしな」
yahoooooooo!!最高にハイってヤツだ!!
と、アタシが指の第一関節を頭に突っ込んだ辺りで(死にマス)プロスが水を差す。
「・・・本気で入籍する気ですか」
プロスは(スデに呼び捨てデスガ)契約が届かない場所にいる
(そもそも手をつなぐくらいでは恋に発展しないと思って、入籍禁止とは書いていなかったらしい)
と知って、ソロバン(鉄製)と手提げ金庫を構える。
「・・・・・・てめー、やる気か?」
ヒロシゲさんも物怖じしないでプロスを睨みつける・・・。
ああっ、私のために争わないで!!
・・・モチロンこっそりヒロシゲサンの右腕をシェルブリットにしておくのは忘れずに。
「いえいえ、少々思い知ってもらいたいだけですよ」
「・・・・世間一般ではそれは喧嘩を売ってるって言うんだぜ・・」
「ははは。入社した時の気迫は健在ですか」
「アンタには世話になったからナ・・・一発でしとめてやろう」
ヒロシゲさん、プロスに世話になったって?
「ああ、入社したときに面接官だった」
・・・ソレハ初耳デス。
でも、よくよく考えれば何でここまでプロスは意地になってるんだろう?
契約を外してる、外れてるヒトは数人居たと思うんだけど。
「・・・・・・・それはですね。
その数人のせいで血涙を流す羽目になってる人が数百人居るんですよ」
でぇっ、プロスの目から血涙がァッ!
「プロス・・・あんた・・」
何か感づいたようでヒロシゲさんは眉を引くつかせる。
「ええ、そうですとも!私はシーラさんに好意を抱いてました!
その白髪がどうも昔の恋人を思い出させてしょうがないっ」
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
はぁ?
プロスさん、私がここに来てから3週間と経ってませんよ?
ていうか私は昔の恋人代わりになりたくありませんよ?
むしろ、そういうことはっきり言えない人は嫌いですよ?
そもそもあんたの存在自体が気に食わないですわよ?
「うわあああああ!!(泣)」
あーあー、ハーリーダッシュならぬプロスダッシュ・・・出しちゃったよ。
ハーリー君だったら慰めたくなるけどプロスじゃなぁ・・・。
ま、いっか。
ヒロシゲさんは生きてるし、休暇だし、デートしましょ。
「あ、すまね。ちょっと用事がある」
ギブミー!with you timesっ!!
そんなつれないこと言わないで〜・・・。
私が引き止めてもヒロシゲさんは行ってしまった〜・・・がくり。
「あれ?お母さん、何でそこで寝てるんです?」
・・・なんでここに居るの、セレス。
出番はまだ先だよ?
「ええ、ちょっと用事があって・・」
あなたに用事を頼む人は私ぐらいだよぉぉっ。
それよりも誰の用事よ?
「私用ですが、何か?」
分かったわヨ・・・勝手にシナサイ。
・・・ってアレ?ヒロシゲさんもそんなこと言ってたような気がする・・。
何かやましい所はないよね、セレス?
「・・・・べっつにぃ〜」
!!その態度、どこか余所余所しいぞ、怪しいぞ、この!
てーか、そんな子に育てた覚えはないわよ。
「それはあなたに育てられるのはこの後ですから」
・・・・・・了解。
で〜、どんな用事ナの?
「ええ、ちょっと・・・こっちの次元の(時間軸が違うらしい)方に届けたいものがあったので・・」
あ、気付かなかったけど背中の風呂敷があるね。
(ちなみにここは格納庫でその風呂敷はエステバリスの半分ぐらいの大きさ)
そんなにたくさん何を持ってきたの?
「えーと、『量産型テンカワ・アキト・アンドロイド、モデル1/1』ですよ。100箱・・・」
それは大変ね、誰が作ったの?
「私ですよ」
へ?
「ですから私です。
発注は色々な場所(次元)からありますけど・・・。
実は私の世界のお母さんが居なくなったので食い扶持に困ってるんです(泣)。
・・・・・ただでさえ月一の整備はお金かかるんで・・・」
じゃ、私達の所に来る?
「いえ・・・ちょっと一人で世界を歩きたいんでお断りします。
あ、それと18禁モードとかあるのでお母さんは購入禁止で・・す」
「つまり私とシェリーさんとラピスとマリーは購入できないと?(怒)」
・・・ルリちゃんがマシンガン片手に現われた。
怖っわ〜。
「う、ウソウソ、ホントは嘘ですよ」
「よろしい(満面の笑み)」
ルリちゃん・・・涎をたらしながらそんな怖い笑みを浮かべないで・・・・・怖いよ〜、ヒロシゲさーん。
ヒロシゲさんを追っかけよ〜。そんでにげよー。
−ヒロシゲ−
「締めて1万480円になります」
「はいよ」
カードを渡す。
・・・実は俺は薬局に来ていた。
・・・・理由は言わないでも分かるだろ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナデシコは長旅するからよ。
とにかく、これでシーラの髪を撫でたり服を脱がせたり着せたりする準備は完了だな。
それ以上は聞くな。書けないから。
「ふふふの腐。ヒロシゲ君、生きていたか」
のわぁ!!いつの間にいた、クソジジイ!
てめーのせいで危うく死ぬところだったんだぞ、俺は。
「まあまあ、そういきり立つな。
シーラとの仲を認めるとか認めないとかそういう事を言いに来たんだ」
どっちだよ!・・・それにお前みたいなヤツに認められんでも入籍するわ!!
「・・・君は日本の法律を忘れたのか?
未成年の結婚は親の承諾が必要・・・」
なら、ここでお前を殺せばALL・OKじゃんよっ!
ありがとう、お義父さん!あなたのことは00.1秒間恨んでから忘れてやる!
「・・・・・・・俺じゃない、ウチの仙道がやる」
スラムダンクネタ禁止!
・・・・なんだ?代役か?
「・・・紹介しよう、完成型のアイビス、『しぃ』だ」
がほっ!
なんじゃあっ、鼻血でたぞ、コラァ!
なんだその可愛い子猫は!
つーか、2ちゃんネタも禁止!
「・・・ふふふ、私をただの猫だと思った日が吉日。でわなくて命日。」
なにぃっ、猫が喋った!?
「私は猫ではなく・・・人間!」
煙がっ・・・すると・・・ああっ!
ショートカットのシーラ似の素っ裸(爆)女がああぁあ!!
「ふふふふふふふふふふ、そんなに鼻血を垂らさない」
垂らしてねえ。
噴出させてんだよ。
シーラ似の癖に何だ、その胸は!
軽く100あるだろ!
「そんな細かく突っ込まないの。私とイイコトしない、お兄さん?」
だー、俺にはシーラが居るんだよ。
むしろ、今日はお楽しみだ(爆)。
「ふふふ(笑ってばかりデスガ)、あのナイチチ娘にオネツのようね。
だけど、この胸は真似できないでしょ?
ほら、触っていいのよ〜?」
くそぉっ!本能に勝てねえ!
「その袋の中身・・・アレでしょ?使おうね〜」
や、ヤツの胸に手を伸ばしちまう・・・俺は・・・負けるのか!
「ヒロシゲさぁーーーーん!!」
おおっ、シーラ。ナイスタイミング。
ヘイカモン、マイ・ステディ。
この女が誘惑して来やがる、助けてくれ(他力本願)。
「ヒロシゲさん、シェルブリットを使って!」
・・・シェルブリット?
ああっ!いつの間にこんなモンを!
それより俺はこのまま買い物してたのカヨっ!(赤面)
「いいからその女、ぶっとばしてください!」
よし来た。
喰らいやがれええ!!!
「ふ、馬鹿め。お前等が手を組もうがなんだろうが赤子の手を捻るより簡単にお前等を倒そう」
俺達の力なめんな〜。
俺が死の淵に立っていた時に思いついた必殺技で倒してやる!
「・・・死にそうな時に何考えてるのよ?」
いくぞ、妙技!
眼魔砲!
「それ以前にそれはパクリよぉぉぉ・・・」
どかーん。
あ、こげた。つーかアフロ。オッサンは吹っ飛んだな。全裸で。
ちっ、逃したか。
「ヒロシゲさん、やったね!」
ああ、やったぜ、俺は。
つーか犯るぜ、今日は。
「犯るだなんて・・・(イヤンイヤン)」
よし、帰るか。
そしてスイーティングタイムだコラ。
「まって、お兄ちゃん、お姉ちゃん!」
なんよお前。お前の兄になった覚えはないぞ。
シーラによく似た女。正確に言うとしぃ。
「私・・・私もあのリチャード父さんの遺伝子から出来てます・・・だからシーラさんがお姉ちゃんです」
ほほう、シーラの妹ってか。
「あの・・・父さんが居なくなって(死んでマセンよ)帰れないんです・・・一緒に連れてってくれませんか?」
「別にいいよ」
お、即答だ。シーラ、俺に似てきたか。
「ええ、ヒロシゲさんだってそういうつもりだったんでしょう?」
当たり前。
・・・もちろん、俺の欲望の発散にも使えれば使うぞ。
「ヒロシゲさんのえっち」
びしっ。
・・・照れ隠しにしては振るスイングだな、オイ。
頬の紅葉が真紅の羅刹だぞ。ついでに首が直角に。
まあ、いい。帰ろう。
そして、三人はナデシコに戻る。
夕日(ヴァーチャル)を見、肩を組んで笑いながら三人は歩いた。
・・・・・その夜、ヒロシゲが自分の欲望のまま動いたのかは定かではない。
ただ、翌日にヒロシゲは少しふらつき目が充血し、
シーラとしぃはやけに肌がツヤついていたとだけ言っておこう。
・・・・・・・・・・・何がどうなったか全くの謎である。
謎で・・・謎で・・・謎で・・・。
謎なんだよコラァ!
それと、シーラはセレスがどうやってこの時間軸に着たのかとか、
ヒロシゲが撃たれた時コロニー全体の人が避難中で治療できる人が居なかった事とか、
リチャードがいた事とか、アイビスの事とか、ヒロシゲが眼魔砲をつかえた事とか、
何一つ突っ込む事はなかった・・・。
作者から一言。
・・・元ネタはスクライドアニメブックの巻末おまけ小説でした。
本物もこんな感じでした・・・もっとマニアックですが。
・・・・・・・・あー、すっきり。
代理人の感想
知らん人には意味不明〜♪
まぁ、こんなもんは元ネタを知ってる人だけ楽しめればいいやと割り切って書くもんですからいーですけどね。w