「やあ良い子のみんな、元気かい?」
「僕の名はナカザト。ナカザトケイジ。」
「でも、この姿になった時はもうひとつの名前・・・・・
そう、ナカザト象って呼んでくれ!」
「僕はナデシコ世界の平和を守る正義の味方だ。
悪の大魔王によって改造されてしまった僕は
その力で人類の自由と平和の為に戦いぬくんだ。
腰のベルトの風車が回転すると鼻が伸びて耳が巨大化し、全身は象の皮膚に覆われるのさ!
象のパワーと体重、分厚い皮膚を手に入れた僕はまさに無敵ッ!
キックの威力はインド象0.5頭分!
足のサイズはアフリカ象の0.3頭分!
牙は厚さ30mmの木の板を貫き、
面の皮の厚さは40mmの鉄板にも匹敵する!
どうだい、凄いだろう!
これが僕のもっとも基本的な戦闘形態、アフリカンフォームの力さ!
他にも耳を巨大化させて自在な空中戦闘を可能にした
高機動・空中戦用ダンボフォーム!
全身の筋肉が膨れ上がり、長い毛を生やす事によって環境の激変にも耐える事を可能とした
筋力強化・局地戦用ナウマンフォーム!
そして全身を完全にインド象化させ、桁外れの体重を有する
重装甲・水上戦用ヒンドゥーフォーム!
これら四つのフォームの力で今日も僕は戦いぬくのさ!
そうだ、ここを読んでくれた良い子のみんなにだけそっといいものを見せて上げよう。
他の人には内緒だぞ?
みんなとナカザト象との約束だ!
一体何かって?
そう、これは僕が必殺技を放つ直前のシーン!
「気」を溜める事によって大地から象の紋章が浮かび上がり、
僕に力を貸してくれるんだ!
でもね、ひとつだけ言っておかなきゃならないこともある。
そう、僕はもう人間じゃないんだ。
悪の科学者に改造されたこの体は一生僕について回る。
僕はこの体と別れる事は出来ないんだ。
普通に暮す事は出来ないし、
世の人が当然に享受している楽しみも幸せも僕には無縁の物なんだ。
でも、いいのさ。
僕は正義の戦士、改象人間ナカザト象なんだから。
絵・別人28号 文章・鋼の城
代理人の後書き
・・・・・・・・どうだったでしょうか(爆)。
別人さんの絵の魅力を僅かばかりでも伝えられたでしょうか(笑)?
私も結構ノって書いてましたが、別人さんの絵はそのはるか上を行ってます(爆)。
なおこのたわけたキャプション(と言っていいのか?)を書くにあたり、作者である別人28号さんはもとより
ゴールドアームさん、日和見さん、ペテン師さん、瑞白さんほかの方々から頂いたご協力を感謝します。
あなたがたのおかげでナカザト象は何倍も格好良くなりました(爆)。