『時の流れに』アフターストーリー
無口と猫と靴下
(もしくは脱出メンバーの装備紹介)
木星と地球、この両者で行われた不毛な戦争は一人の英雄の活躍によって終結を迎えた。
……其の名は、テンカワ・アキト。またの名を『漆黒の戦神』…。
…彼には不思議な人望が有るのか有能な人材が男女問わず集まってくる。
そして、それが女性ならば八割以上の確立で惚れられてしまうのだ。
・・・いまさら、
実は本命はユリカなんです!
とか言っても聞いてもらえないであろう・・・。
特にルリ・ラピス等はそれを知っていても関係無いみたいだし…。
いや・・・それ以前に誰かに刺されるね・・・アイツのように。
で・・・逃亡のやむなきに至る・・・と。
・・・。
ウィーーーン!ウィーーーン!ウィーーーン!
エマージェンシーコールの鳴り響く中、アキト率いる機動部隊が謎の亜空間を突き進んでいた・・・。
先頭を行くのは我等がアキト。
ビットMS数百機を従えるブローディア・・・その漆黒のボディーは、
既にネェルDG細胞(毎ターンHP・ENを50%回復)に侵されている上、
相転移エンジンに加えて、シュウ・シラカワから託された縮退エンジンも使って稼動している。
兵器の強化も進み、背中に大型のキャノンが増設されている…。
…因みにマイクロウェーブ中継衛星が数千機追尾してきているので、
月が出てなくてもサテライトキャノン発射OK
更に、ラグナ・ランチャーの他にWガンダムゼロのバスターライフル(コロニーも一撃(苦笑))を装備し、
既に…歩く火薬庫(過小評価)と化していたりする・・・。
…因みにシュウは某同盟により、公然と二股掛けている事実を告発され、合同結婚式会場に囚われの身。
頼みのファミリアは唐揚げにされてしまい、ネオ・グランゾンは接収され、
…現在…量・産・中。
・・・いと哀れ…。(誰が?)
・・・。
さて…ブローディアに続くのは言わずと知れた白い機体。
そう、νガンダム!それもHWSだ!!
これも、エンジンを縮退エンジンに換装し、全兵装の出力を上げている。
更に肩アーマーはGP02の物を改造使用…当然バズーカも。(ヲイ!)
無論、戦略核装備。
その上、フィン・ファンネルからはディストーションフィールドも張れるようにしてある。(Iフィールドとの併用可)
…物のついでにゼロシステムも搭載したのは茶目っ気だろうか?(汗)
EXAMとの併用はヤバ過ぎだと思うが…。
νガンダムの横に青い機体が存在する・・・。
速水厚志搭乗・・・士翼号改・強襲突撃仕様である。
その無茶苦茶なネーミングの由来は、その性能に有る。
元々生体部品で作られているのを良い事にSS機関を搭載!
活動制限を排除した上で、背中に飛行用の大型スラスターとマイクロミサイルを装備。(複座型のミサイルと同じ。)
ミサイルの照準を合わせている間は機体の動きは士翼号任せになるが、
それは命がけと言う条件下での必死の整備でカバー。(爆笑)
NEPを2本、スラスターの横にヴェスバーのように装着。(改造済み)
当然、使用法もヴェスバーに準じる。
両足に一本ずつ超硬度大太刀を装備。予備として、腰にビームサーベル有り。
両肩には展開式増加装甲×2(超軽量化済み)
腕部にも小型の盾が付いている…但し…パイルバンカー内臓。
さらにその他の武装は虚数空間に隠してあり、ディラックの海から取り出す。
これはSS機関を装備した副産物である。
止めは一見無意味な頭部バルカン砲…実は煙幕弾頭発射用である。
…当然、自己再生機能付き!(これ…欲しかった)
最後に控えるのは40mの大物。紫の巨人
エヴァンゲリオン初号機
これも例に漏れず大改造が施されている。
ヱクセリオンを強襲し、奪い取ったイナーシャルキャンセラーをATフィールドと併用。
(コレの恐ろしさはスパロボ経験者にしか解らないでしょう)
さらに運動性を捨て、装甲を分厚くする換装を行う(装甲値二万オーバー)
その結果…動く事もままならなくなったので、取りあえずエヴァ量産型9体のSS機関を全て取り込む。
メイン兵装は当然ロンギヌスの槍。
ポジトロンスナイパーライフルは捨て、代わりに縮退砲を装備。
なお、ミノフスキードライブ装備で空も飛ぶ・・・。
・・・。
世界征服でもするつもりか?こいつら・・・。
そんな彼等が急いで向かう先は第5世界。速水の故郷・・・。
・・・。
ある高校の校舎裏・・・。
帽子の男が走る、走る、走る。
「…先輩…貴方だけは…貴方だけは違うと信じてたんですけどね…。」
後ろから追いすがるゴーグルの後輩の目にはもはや理性の欠片もない。
「ハヤミスキーや瀬戸口師匠なら解る・・・。」
…速水はもう同志じゃないようだ。
ガチャ…滝川、サブマシンガン準備完了。
「先輩もか?…アンタもそうなのか・・・?」
バラタタタタタタタ・・・連射終了、全弾はずれ。
「この・・・節操無し!!」
バタタタタタタタタタタタタタタ…全力射撃終了、全弾はずれ…射程外。
「・・・小隊の残った女…全員落としやがってーーーっ!!!」
小さくなっていく滝川の叫び声を聞き流しつつ、帽子の男
来栖 銀河
は走っていた。
珍しく、冷や汗をかいている・・・。
全ては介入者が悪いのだ!…と心の中で魂の叫びを上げつつ…。
今回、速水が落としそこなったのは小隊内では全部で3名。
新井木 勇美
石津 萌
ヨーコ 小杉
新井木は、来栖に憧れを抱いているし、萌は自分の事を差別しない人間しか好きにはならないだろう。
来栖の他には2人しか思い浮かばん…。
ヨーコさんは2周目以降、ほおって置くと何故か来栖と付き合い出す可能性が高い。
…あれ、この二人…たしか義理の兄弟のはずでは?(汗)
…まあ、細かい事はほっといて、
…来栖は走る…何時ものスカウトの訓練でもこんなには走らないだろう。
だが
迫り来る小柄な影!
「せんぱーーーーい!!」
新井木が走り寄る!…この子は本当に足が速い…フィールド上では。
…で、デートに誘われた・・・。
「…その提案、受けよう。」
取りあえずそう答え、また走り出す。
すっぽかし、早くも決定!。
校門前まで辿りつく。
が、そこには萌が・・・。しかも話し掛けようとしている!
…洗剤を持っている=一緒に仕事!?
…2時間も余裕は無い!
ならば…とばかりに逆に駆け寄る来栖。
>来栖は靴下を投げてよこした。
顔に命中し、倒れ伏す萌。
・・・だが、次の瞬間「Hな雰囲気」に変化した!
噴水の裏からスッと立ちあがるヨーコの影…。
追い詰められた来栖はアサルトライフルを構える!
・・・。(緊迫した空気)
そして、そのまま人外のスピードで駆け出した!
これぞ聖霊手に並ぶ、来栖所有のもう一つの絶技!
OVERS SISTEMでも0.89の初期型でしか使えない幻の大技
移動射撃キャンセル(バグ技)だ!!!
…多少の不確定要素はあったが、何とか逃げ出した来栖は裏マーケットで買い物をしようと新市街に向かった…。
・・・。
「で・・・お前が今回テンカワ達に合流する男か?」
…だが、今回の脱出は某同盟に察知されていたようだ。
よりによって・・・北斗登場。
それ以外なら来栖には逃げられたろうに・・・。
…スタスタと近づいて来る北斗・・・。
「テンカワは何処だ!」
・・・歴戦のスカウトが縮み上がる!
「解らないか?・・・戦神は何処だと聞いている!」
北斗の殺気に辺りの生き物が逃げ出し始める!
「!…プレハブ…2階…2組教室…だ。」
「…よし、解った!」
一瞬のうちに走り去る北斗…後に残された来栖は冷や汗をかきつつ
「…凄い奴だ。」
と、だけ呟いたらしい・・・。
・・・。
一方…北斗。少しも疑う事をせず、2組教室へと向かう。
ダダダダダダダダ・・・。
「テンカワと枝織を何としても一緒にさせなければならん!」
北斗さん…何故?
「そうしたら、髪を切っても良いと枝織の許可を取った!」
…それだけ?
「親父を消す手伝いもするそうだ。(邪笑)」
…枝織ちゃん…お父さんを売ったの・・・?
《アー君が居ればお父さんは用済み(にっこり)》
…そ…そう。(滝汗)
…何気に綾波化してるね…。
…所で…北斗さん…アンタ、自分の言ってる事の意味…解ってる?
・・・。
「にゃー。」
…人気の無い教室には化け猫が一匹。
「…騙されたか!?」
最初に疑うべきだと思うが…。
だが・・・。
「ようこそ、人外の者よ。」
・・・。
「・・・?」
「我はブータニアス・ヌマ・ブフリコラ。」
《北ちゃん…猫…喋ってる…。》
「猫神族最後の英雄にして」
(…まさか…山崎の作品か?)
「最後の戦神なり。」
・・・。
「おい、猫!…お前の何処が戦神だ!?」
「…客人神としてこの」
「人の話を聞けぇーーー!(怒)」
・・・。
「…五月蝿いのぉ…大体、戦神とは、本来」
「フワフワとしてニャーと鳴く物。」
・・・。
「フ…フワフワ!?」
…猫は頷いた。
妄想中・・・
フワフワのモコモコでニャーと鳴くテンカワ・・・。
(想像してみてください。)
・・・。
「…うわぁあああああああああああ!!」
北斗・・・暴走…まあ、無理も無い。
「…ち、違う!テンカワは決してそんな物体じゃ・・・」
ブン!…ヒョイ。
暴走北斗の攻撃を軽くかわしたブータは、後ろの方にスタッと降り立つ。
「…やりおるな。…では、こちらも本気を出させてもらおう。」
そう言い、ゴソゴソと何かを取り出す。
猫の首輪を着け(全能力+255)
サングラスをかけ(体力+50)
…若宮のビキニパンツを履き(運動力+25)
安産のお守りを首に掛ける(気力+35)
…までならわからんでも無いが(既に爆笑物)
教科書片手に(知力+100)
麦わら帽子を被り(魅力+15)
イカスネクタイを締めた(魅力+45)
のには理解に苦しむ。
…現在の彼の姿を妄想してみよう(爆)
・・・。
今、現在自分の目の前に存在する生命体に呆然とする北斗。
歴戦の勇者たる彼女でも・・・流石に始めてのケースだろう。
!ブータが突っ込んできた
間一髪でガードする北斗!
だが…そのガードの下から猫がニュッと顔を出す!
ギョッとするが既に手遅れ、
…そして猫はニヤリと笑うと何かを突き出してきた…!
ボフ・・・。
・・・。
それは・・・善行の靴下!!(ゾゾッ)
・・・。
バタ…。
北斗、意識を手放し完全敗北・・・。
まあ、相手は2千年のキャリアを持つ伝説の戦士。
悲観する事は無いだろう・・・。
・・・。
「荒削りだが良い腕をしていた。…後は経験を積むが良い。」
偉そうに言い放ち、報酬の分は働いたとばかり立ち去ろうとするブータ。
因みに足元には空のネコ缶(マグロ味)が3つ・・・。
「北ちゃ−−ーん…何処ーーーー?」
…零夜達が駈け付けて来たのを確認する。
暫くブータは考え込んでいたが、黒板に蹴りを入れると窓から脱出した。
・・・。
「北ちゃん?…大丈夫…?」
「ぅ…零夜か?」
「うん。大丈夫?…気絶してたみたいだけど。」
「北斗殿をここまで追い詰めるとは…テンカワ・アキトですか?」
「いや…フワフワの・・・。」
「「「「「は?」」」」」
…精神汚染が激しいようだ…。
ピキシ・・・。
…一同が横を向く。
パリ・・・パリ・・・メリ・・・。
軋む黒板・・・そして
バリー−ーン!・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「「「「「「「 !!!!!!? 」」」」」」」
割れた黒板の後ろからは・・・1トンもの靴下が溢れ出した!!
(・・・詳しくはGPMの中村シナリオで調べてください。)
・・・優華部隊・・・壊滅。
唯一の救いは潰された靴下が、全て女物だったと言う事くらいだろう…。
終わり
−−−一方−−−
「に・・・にゃー。(大汗)」
ゾロゾロゾロゾロ・・・。
強敵、北斗は退けたブータでは有ったが、今、最大の危機に見まわれていた。
齢2千歳。
目の前に広がるのは…一言で言うなら
認知してください
の、群れ。
…猫に言っても仕方ないが…少しは考えろ。(笑)
::::後書き::::
BA−2です。…このシリーズ、既に収拾つかない事になってます。
…ま、このまま行けるとこまで行くまでです。(苦笑)
…今回のは如何でしたか?
来栖ファンの方にはゴメンナサイですかね。
この話、まだ続きがあるんで、何時か書きたいですね。
では!
管理人の感想
BA-2さんからの投稿です!!
銀河君・・・そんなに節操なしだったんだな(笑)
まあ、速水が落とし損ねた人物を、全て手に入れるとは・・・
そりゃ、滝沢も起こるって(爆笑)
しかも、原作そのままに全然戦闘では役に立たないし(核爆)
う〜ん、何時になったら滝沢に春は訪れるんだろう?
それ以前に、他の男子生徒は?(苦笑)
ではBA-2さん、投稿有り難う御座いました!!
次の投稿を楽しみに待ってますね!!
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