機動戦艦ナデシコ  アナザーストーリー


世紀を超えて

第101話 命の価値(前編)





ここは火星ユートピア・コロニー。

アキトの生まれ故郷である…。


「にしても、俺は何でこんな所に…なあサフィー。」

「…行けって言ったのはお兄ちゃんなの。」


…アキト・ラズリは訳がわからないうちにここにやって来ていた。

無論、彼の内部に潜む異なる自分の導きのうちにだが…。


「何にせよ…故郷に来たのは久々だ。…もっとも俺は殆ど何も覚えてないがな。」

「む!…神の宣託によれば、暫く歩き回るとのようだ。…テンカワ、歩け。(ヲイ)


…いきなり意味不明な事を言うゴート。

そして、それに対してアキトは正論で対抗する。


「…ならば尚更歩くわけにはいかん。」

「馬鹿な!…神と運命に逆らうのか!?」


…バキシッ!!


「なら自分で歩けよっ!!」

「…おぐふぉっ!?」


奇妙な軌跡を残し、放物線を描いて殴り飛ばされるゴート。

…そしてそのまま…、


…ズボッ。


ゴ−トの巨体は…地中深くに消えていくのであった…。


…。


「…落ちてっちゃったの…。」

「放っておけ。…何時か自力で這い上がってくるだろ…。」


…じーっ…とゴートの落ちていった穴を覗き込むサフィーと、

冷ややかに応答するアキトが好対照ではある。


「アキト君。」

「…ミナト…?」


…ドン!

いきなり突き落とされるアキト。(笑)


「…あやややや…お兄ちゃん、大丈夫なのー?」

「サフィーちゃん、大人にはね…止むにやまれぬ事情って奴があるのよ…。」


…ドシーーーーン!!


「おごっ!…重いぞテンカワッ!!」

「そう言うアンタも…どきなさい!」


…おや…?

女性の声が聞こえる…。




…。



…薄暗い地下。

かつて何に使われていたのかも不明な空間で、折り重なるように倒れる人影がある。


「…痛…。」

「テンカワ…退け。」


「…アンタもね…ってゴート・ホーリ?」


…アキトの下はゴート…そしてその下に押しつぶされていた女性がよたよたと立ち上がる。

そう、イネス・フレサンジュその人だ。


「む…イネスか。…ふむ、神のお告げの通りだ。」

「…まだ変な宗教にはまってるの。…その心境、説明しかねるわね。


…普通ならメグミ辺りと一緒に来る筈だが、今回落ちてきたのは野郎二人。(爆)

しかも潰されてふらふらしながらもイネスは言う。


「ま、なんにせよ生存者が居たわけか。」

「…正確にいうと捕虜みたいなもんだけどね。」


…スルスル…

何処から持ってきたのかロープを伝い、ナツメが降りてくる。


「…ここに収容されてるのは、火星に帰化するのを拒んだ人たちなのよ。」

「私は否応なくここに押し込まれたけどね。(怒)」


「そりゃあね。…だって貴方イネス・フレサンジュじゃない。

「はぁ…理由になってないわ…。」


…まあ、本人はそうだろう。(爆)

だが、彼女がここに居なければ始まらない…と言うのも真実ではあるのだが。


「何にせよ、一度ナデシコまで行かねばならないでしょうね。」

「む、そうだな。…そろそろナデシコもここまで来ている筈だしな。」


「…ゴート。…何故わかる?」

「…テンカワ、貴様がここに居るからだ。(きっぱり)」


…ダダダッ

アキトは奥の方に走り去っていった…。


「…何なのかしら、アレは。」

「一種の照れ隠しだな。…本気で嫌がっている可能性も否定せんが。」


「もういい!…俺はこの星で生きてやるっ!!」

「…妹の事はいいのか。」


…ぴたっ!…うろうろ…。

アキトはまごつき始めた!(爆)


「あ、迷ってる迷ってる…。」

「…何時か勝手に戻ってくるだろう。…イネス、俺たちは先に行くぞ…。」


「…そうだろうね。…じゃあ、アタシもそろそろ帰るわ。」


帰還の途につく3人。…ついでに避難民?達も付いて行く。(ここの所が前回と違う)

…こうして、アキトは一人取り残された…。



…。


…ひゅー…。


人気の無くなった地下空間。

…結果的に一人取り残される形になったアキトは…。


「…さて…ここに来たのが『黒帝』の導きだとして…黙って従うのも面白くない。」


…どうやって現状を打破するか考えていた。

因みにこの場合、現状と言うのは『誰かに仕組まれた状態』の事を指す。


既に本筋からも外れかけているのだが、それでもアキト的には不服らしい。

まあ、子供じみたワガママではあるが…。


「…まあいいか。…暫く奥まで進んでみよう。…これで何か変化も出るだろ。」


…ついでに言えば、彼は『史実』においてナデシコがここを押しつぶすのは知らなかったりする。

知っていれば違う行動を取っただろうが…。


…。


それからおよそ一時間。

アキトは随分と奥深くへ進んでいた。


「予想より奥が深いな…。」


…ふとアキトの漏らした一言。

だがその時、アキトはピタッ…と立ち止まる。


「だが…深すぎる。…少々作為的なものを感じざるを得んよ。…なあ、そこ!


…スタン!

アキトは投げナイフを壁に投げつける!!


…すうっ


「ふふふ…流石に感づかれたか…。」


…何も無い壁から、すうっ…と人影が現れた。

いや、迷彩か何かで壁に擬態していたのだろう。


「…流石に厚みまでは隠せなかったようだな。」

「成る程…まだ未熟だったわけか…無念!」


…ドサッ

…謎の人影は倒れた。(汗)


「…当たっていたのか。」

「そういう事だな。」


…くるっ!

即座にアキトは振り返り、ブラスターを構える!


「まだ居たのか!」

「ああ、これは罠だしな。…良く見ろ!」


…謎の人影(2人目)は、ダガーを避難民の喉に当てていた。

少しでも横に刃をずらせば、人質はその命を落とすだろう…。


「…ふっ、古典的な手だがこれが一番有効でな、さあ…コイツの命が惜しくば…!」

「…要らん。(即答)」


「…は?」

「ちょっと待ってください!ナデシコは私達を助けに…!」


幸い目撃者も居ない。…じゃあな。」


…パァン!…パァン!…パァン!

人質ごと蜂の巣にするアキト。…まるっきり容赦が無い!


「…ひ、人でなしが!…ごふっ。」

「人質取るような奴には容赦してはいけない。…当然だろ?」


…アキトも人のことは言えない。(汗)

が、何にせよアキトは敵を撃退する事に成功した…ように思われたのだが…。


…。


…罠である事が露見した以上、これ以上ここに居るのは危険。

そう判断したアキトは、即座に今来た道を引き返そうとする。…だが、


「…来た道が…無い!?」


…そう、今まで通ってきた道は土砂のような物で完全に埋め立てられていた。

だが、罠である以上これぐらいは予想してしかるべき物だろう。


「…ちっ、先に進むしかないのか…。」

「そう言うわけでもないでしょ。」


ガチャ!!

また振り向きざまにブラスターを抜くアキト!


「また来やがったか…一体何者だ!?」

「…僕です。」


「誰か判らんなら敵だ!!…死ねッ!!」

「…全くもう…とぉっ!!」


…サクッ

アキトのわき腹ナイフが突きさる。


「ぐっ!?…だが、この刺し方は!!」

「…だから、僕だってば。」


「…カイト…?」

「ええ、待ってましたよアキトさん。」


…そう、この封鎖された地下空間に突然現れたのは他ならぬカイトその人だった…。

だがアキトよ、何故人の刺し方で見分けがつくんだ…?(汗)


…。


− ミカヅチ・カイト −

アキト率いる傭兵団『アースヴァグランツ』所属の男。

多少名前が違っているが、サターンの『空白の3年間』の主人公その人。

…熱の篭った視線でのナンパを得意とする問題児でもある。(笑)



…。


地球に戻った筈のカイト。

…いぶかしんだアキトはそれを問い詰めようと口を開く。


「…お前、地球に帰ったんじゃあ…。」

「ええ、一度戻りましたよ地球には。…そしたら凄い事になってたんです。」


「…凄い事…?」

「ええ、これですよ…このチラシ。」


…ひょい

カイトはアキトに一枚のチラシを手渡してきた…。


「どれどれ…なんだこりゃ…。」

「驚きでしょ。…僕も腰抜かしましたからね。(汗)」


そのチラシの見出し…そこには

『君も美人艦長の救出を待とう!
 
ナデシコ救出待ちツアー!!
       提供:火星臨時政府』



…流石のアキトの額にも、一粒の汗が流れ落ちる…。


「まじかよ…。」

「しかも、ネルガルの認可無しだって…。」


「…しかし、どうやって追い抜いたんだ…?」

「ボソンジャンプで。…フィールドを使えば一般人でもチューリップ通り抜け効くしね。」


…地球と火星の距離は一気に近づいたようだ。(汗)

ここまで一生懸命やってきたナデシコの立場はともかくとして…。


「…で、そのツアーにお前も付いて来たと…?」

「そうだと思って構わない。…ま、それで貴方を待ってたわけだけど…。」


…くるっ

カイトは奥へと進んでいく。


「見せたい物があるんだ。…ちょっとついて来てよ。」

「…ああ、どうせ帰り道も無いしな。…と、その前に…。」


ダン…ダダン…ダダダン!!

アキトはブラスターを周囲に数発撃ちかける。


「ぐ…まさか…気付かれていた…?」
「嘘…。」
「ちっ…焼きが回ったな…。」
「ぐっ…。」



…ドサドサッ


周囲に隠れていた数名が一斉に倒れた。

恐らく先ほどの2人の仲間であろう…。


「…な…まさか…。」

「カイト…この程度の相手がわからんとはな。…勘が鈍ったか?」


唖然とするカイトに呆れながらアキトが応える…。


「…え、あ…ああ…そうかも知れない。…でも気配をまるで感じなかったけど?」

「気配は無いさ。…でもな、数が多い分…呼吸音が五月蝿かった。


「…そんな事に気づくのはアキトさんだけだって。(汗)」

「それに、一度に2人出てきたんだ。…もう一人くらい居ると考えるのが普通だろ?」


…本当にそうなのだろうか?(汗)

それは彼らだけの常識のような気もするが…。


取りあえず、カイトは気を取り直す事にした。


「…まあいいか。…とにかく先を急ごう。」

「ああ、だが脱出口も探さないと…。」


…その時、カイトがニィッ…と笑った。


「…見せたい物…ってのは、それも解決してくれるさ…。」




…。


それから更に30分ほど先に進んだだろうか…?

…袋小路のような場所に出た二人は、そこにある格納庫のような場所に入っていく…。


「ここか…?」

「そう、ここ。…ほら、アレですよ…。」


…格納庫は閑散としていた。

だが、その中心に巨大な何かがある…。


「…アレは…!?」

「…エステバリスですよ、一応ね。」


そうしてカイトはそれの方向に歩き出すと…、

…さっさと乗り込んでしまった。


「…何なんだよこれは…。」

「…見たまんまです。」


…それは、ゲキガンガーXそのものに見えた。

そう、ゲキガンフレームという奴だ…。


「動くのか…カイト?」

「ああ。…今見せるから…。」


…そして、そのままゲキガンフレームに乗ったカイトは、

そのままアキトの方に歩み寄る…。


「…ほぉ、大した物だな。…何処で見つけたんだ…?」

「…関係無いよ。」


「おいおい、冷たいな…。」

「…だって、アキトさんはここで死ぬんだから。」


…。


「…な!?」

「…我らが眷属の恨み…ここで晴らさせて頂く!!」


…ドシィィィン!!

ゲキガンフレームの足がアキトに対し、踏み付けを敢行する!


「…カイト!?どう言うつもりだ!」

「どう言うつもりも何も…なぁ、ケンダッパ!


…ドシ、

アキトの背後に大きな影が…!


「そうなんだな…仲間達のカタキ、取らせてもらうんだな!」

「…貴様は!」


…。


− ケンダッパ −

八部衆の一人で巨漢。

手甲による格闘を得意とする変な甲冑男である。

…実は結構良い奴なのだが。(爆)



…。


「正直…まさか、あいつ等の尾行がばれるとは思わなかった。…流石はアキトさん。」




「…裏切りやがったなカイトォッ!!」





絶叫するアキト…。

だが、カイトは涼しい顔だ。


「違うよ。…僕は元々こっち側の人間さ。」

「そうなんだな、シュラはおで達のリーダーなんだな!」


「…シュラ…?」

「コードネームだよ。…木連・八部衆の一人としての…ね。」


…がくっ…とアキトが膝を付く。

だが、八部衆という事は…今まで出てきた数的に…。…もしかして全滅寸前?


「じゃあ…、まさか最初から…!」

「そうさ。…僕はアキトさんを偵察していたんだ。」


…バァン…バァン!!

アキトのブラスターが火を噴く!…が、装甲に阻まれ傷すらまともにつけられない!


「…無駄だよ、幾らなんでも生身でコイツには勝てない…。」

「判ってる…判ってるさそれぐらい…!!」


…ギリリ…と歯噛みをしながらも、アキトは一心不乱にブラスターの引き金を引き続ける…!

だが…やり切れなさだけは無くなりそうもないようだ。


畜生…畜生畜生…お前もか?…お前もなのか!!」

「…何を今更なんだな。」


「…貴様には聞いてない!!」
「そんな事思ってないんだな!」



…緊迫した空気の中、何故か始まる低次元な水掛け論。(汗)

この場合、アキトの方に精神的な余裕がなくなっているせいだろう…。


「…今だ!」

「…しまった!!」


…ガシッ!


だが、一瞬の隙を付かれたアキトがゲキガンフレームに掴み取られる!!

…抜け出そうとするアキトだが、先ほどカイトに刺された傷が予想以上に深く…力が入らない!


「…アキトさん、せめて苦しまないように…!」

「…冗談じゃない!…なんで俺が!!」


…。


「…この太陽系に住む全ての人々を救うため。」

「…は?」


ジョークにしか聞こえない台詞。

だが、カイトは極めて真面目にそう言い放った…。


「…今、この太陽系全体が大変な事になっている。…人類同士が争ってる場合じゃないんだ。」

「…それと俺がどう関係する。」


「貴方は事実上、木連の希望なんで。…貴方がいれば勝てると思っている連中も数多い。」

「…だとすれば、俺が死ねば木星は滅ぶんじゃないか?」


…カイトはふっと鼻を鳴らす。

まるで問題じゃないとでも言いたげだ。


「絶滅させられるわけじゃない。…止むなしですよ。」

「…良くそんな事、上層部が承認した物だな。…自分を滅ぼしそうな計画を…。」


「…いえ、これは僕の独断。…貴方が生きてる事は…残念ながら世界にマイナスだ。」

「…何!?」


…そして、カイトはアキトをビシッ…と指差した。


「だって、近くで貴方を見てて思ったんです。…貴方、今現在の事しか考えてないでしょ!?」

「…女見れば口説こうとするお前よかましだ!!」


…カイトは少し目をそらした後で続ける。


「コホン…まあ、それはさておき。」
「…置くな。(汗)」



「貴方だけの問題ではないんです。」

「…周囲の連中か?」


「ええ。…貴方を利用し、自分の思うとおりの歴史を作ろうとする奴が多いのも問題だ。」

「確かに…あれは鬱陶しいが…。」


「…そして…もう一つ。」

「…何だ。」


「僕は何度も繰り返してるから判るんだけど…今回の貴方は…異質すぎる。」

「…何度も…繰り返す…歴史をか!?」


…カイトははっとした様に口を押さえたが、

少々思うところがあるのかそのまま続ける。


「ええ、僕はこれで…確か逆行6回目かな。…以前も貴方と出会ったが…。」

「今みたいな俺は初めてと言うわけか。」


「そう。…そして、今回の貴方の考え方は…血に飢えすぎている。」

「…だから、ここで始末をつけるというのか。」


…段々と、単調になっていく二人のやり取り。


ジワジワと感情が感じられなくなっていくそのやり取りは、

…逆説的に双方からの殺気と鬼気による緊迫の度合いをも示す物だったのかも知れない。


「何にせよ、其方に勝ち目はないよ。…僕がこうして機体の腕に貴方を捕らえている限り…。」

「…そうでもない。」


…ゴキ…ゴキ…

アキトがジワジワと捕らえられた腕から抜け出してくる…!


「…関節をはずした!?」

「その通り!」


スタッ!


地面に降り立つと同時に関節をはめ直すアキト。

そして、そんな彼を一人と一機が挟み撃ちにする!!


「逝くんだな!」
「…済まない!!」


「…冗談じゃ…無い!!」


…ガキィィン!!


アキトは振り下ろされたゲキガンフレームの腕に飛び乗り、ケンダッパの鉄拳をかわす!

だが、そのままゲキガンフレームは腕を薙ぎ…アキトは壁に叩きつけられる!!


「…くっ!」

「これで、終わりだっ!!」


…だが、その台詞が実行される事は無かった…。



…。


ピキッ…


「…!?」
「んー?」
「しまった…時間だ!?」


…ピキピキッ!

天井に亀裂が走る…!


「…な、何が…!?」
「ケンダッパ…離脱を!!」


…メコッ!

明らかに天井が歪み、部屋内部に土砂が雪崩れ込んできた!!


「ま、間に合わないんだなぁあああっ!!」
「…くそっ、どういう事だよ!!」
「ナデシコ…ナデシコがフィールドを張ったんだ…!!」


…ズン!!

凄まじい圧力が3人を床に押し付けた!!


「…じ、次元歪曲場なんだな…グボッ!!
「…る、ルリは何やってるんだ!?…ゴブッ!
「ふ、二人とも!!(エステ内部のためまだ無事)」



…。



…ズ…シン…!!


そして…爆音と共に部屋は土砂で埋まる。

だが、それでも彼らはまだ生き延びていた…。


「…これで…良かったのかも。…少なくとも、黒帝伝説はこれで終わる…。」

「…カイ…ト。…それは…違う…。」


「…まだ、無事だったので。…で、違う…とは?」

「…俺一人…居なくても…替え玉を立てれば…良い…話…だ。」


…カイトはゲキガンフレームの中で首を振る。


「いいや、木連が欲しいのは伝説になった力そのもの。…本当の侵略者に対抗する為の…ね。」

「…本当の…侵略…?」


「知らなくていい。…今の貴方には重過ぎることだから。」

「…。」


ぽつぽつと短い会話がなされた後…周囲には沈黙のみが残された。

…気付けばいつしかゲキガンフレーム…カイトの反応すら消えている…。


この世界において、アキトの存在は比類なきほどに大きかった。

彼を手にしたものは世界すら制する。…そんな風に考える向きも多い。


…だが、それは同時に彼の命が物として扱われると言う事でもあった。

彼の生き死にで大金と権力が動き、本人の預かり知らぬ世界での駆け引きに使われる…。


…果たして、彼はそのことをどう思っているのだろうか…?


…。


アキト達を漆黒の闇の中に残したまま、物語は一度場面を変える。

…次は同時刻のナデシコサイドを見てみることにしよう…。

続く


::::後書き::::

どうも、BA−2です。

…えー、アキト生き埋めです。(爆)


…まあ、それはさておき(置くな)次は同時刻のナデシコ。

アキトがいることが判っているのにフィールドを張った理由は何なのか…を書きたいと思ってます。


…こんな物ですが、応援していただけると幸いです。

今後も頑張るんでどうか宜しく。


では!

 

 

代理人の感想

・・・・・・・・こう言うシーンを見ているとつくづく思います。

ラピス、育て方を間違えたんじゃないのか?と(爆死)

 

もう少し広い視点で物事を考えるようにと教えなかったんでしょうか(笑)。