機動戦艦ナデシコ アナザーストーリー
世紀を超えて
第76話 始まりが再び(後編)
…歴史の歯車…それはほんの些細な事で大幅に狂いを生じさせていく。
…そしてそれは、何時か修復不可能な段階にまでその齟齬を大きくしていくのだ。
…数多存在する平行宇宙、その一つで…。
今、修復不可能にまで狂った歴史が…軋みを上げながら進んで行こうとしていた…。
…。
カツン…カツン…
燃え盛る街から、一人の男が歩み出てくる。
アキトだ。…その手にはあの後ヘリコプターから落ちてきたらしい写真立てを掴んでいる…。
「くくく…そう言う事か。…だが、俺は思い通りには動かんぞ…?」
…ひび割れた写真立てには…少年と少女が写っていた。
そう、それは…アキトが両親を失う少し前に撮られたもの…。
全ての始まりを告げる鐘は、既に鳴り響いた。
アキトは迷い無く進んでいく…。
だが、それは…史実の崩壊を意味し、混迷する時代の幕開けを告げる使者だったのかも知れない…。
…。
そして…一時間後…。
アキトはサセボドッグの応接間に居た…。
「…そうですか。…それでその写真立てを届けに…?」
「はい。…ヘリがここに降り立った物で…それに少し聞きたい事もあったんですよ。」
…アキトは受付を通り、正規のルートで責任者…プロスに接触を図っていた。
無論…ネルガルはアキトとルリ達の関係を知らない。
…知っていたら、もう少し違う対応をとったはずだ…。
だが、アキトは今、"温厚な一般市民"の仮面を被っていた。
それも、プロスにも気づかせないレベルで…。
「はて…聞きたい事ですか?」
「ええ、この写真に写ってるのって…もしかしたら俺…の知り合いかも知れないんです。」
…アキトは自分が"テンカワ"である事を咄嗟に隠した。
それは、長年の傭兵生活で身に付いた”勘”であったが…。
「ほう!?…どちらのですかな?」
「…何故…そんな事を貴方に教えねばならないのです?」
…静かに…だが、明確な意思を持ってアキトは否定の意思表示をした。
すると、プロスもゆっくりと切り出す。
「やー、ですがこの写真立ての持ち主…ユリカさんは重要人物でしてね…気軽に会わせる訳にはいかんのですよ…では、写真立ては預かっておきますんで…。」
「…それは困りますね。…聞きたいことがあるって…言ったでしょう?」
…その後、話し合いは平行線を辿った。
…途中、プロスは何度も席を立ったが…恐らく何人も出てきた「偽テンカワ」の見分けと処置に当たっていたのだろう。
…そして…そんな中…突如平穏が崩れる。
ヴィーーーーンヴィーーーーン…!!
「な、何事ですか!?」
「…ああ、遠くに木星蜥蜴の大部隊が…逃げなくちゃ。(やや棒読み)」
…そう、ナデシコを沈める為にやって来た(史実では)木星の無人兵器達だ!!
…混乱の中、アキトはドッグの奥へと突き進んでいく事になる…。
…。
…さて、その頃ルリはどうしていたかというと…。
…ここは医務室…。
「…う、うう…ん…。」
「あ、目を覚ましたんだね、ブイ!」
「え…ユリカさん!?」
「あれ…どうしてユリカの名前を知ってるの?」
…ルリ、自爆!
「れ、歴史上の必然です。(汗)」
「ふーん…そうなんだ…凄いね歴史上の必然って。(感心)」
…騙されるなよ…。(汗)
まあ、相手がユリカでなかったら通じない手ではある。
…そこに…プロスが入ってきた。
「やあやあ…ルリさんお久しぶりですな、覚えてらっしゃりますか?」
「はい。…プロスさんですね…。」
「ええ。…かつての事件で貴方が行方不明になってから早数年…探しましたよ…。」
「すいません。」
「で…確かめておきたいのですが…あなた方は一体誰に襲われたんです?」
…ここは思案のしどころである。
もし、不用意な台詞を言ってしまえば、アキトを犯罪者にしかねない…。
「え…実は襲撃者からは色々あって逃げ出せたんです…で、親切な方に引き取られまして…。」
「ふむ…仲間割れでもあったんですかね…まあ、いいです。…実は貴方にお話が…。」
「はい?(ま、用件なんて判り切ってますけど)」
「ええ、実は貴方がネルガルに居たのには訳がありまして…この戦艦を動かしてもらいたいのです。」
「…暫く、訓練から離れていた私にでも可能なんでしょうか?」
「いやー、実は眠っている間に検査をしまして…結果、能力的には申し分ないという事で…。」
「はぁ…。(寝てる間に勝手に検査…やはりネルガルは…私の事を道具としてしか見ていない…)」
「なぁに…先任者に聞いて覚えながらやってもらいます…それに…。」
…ひょい。
「うぁ…お姉ちゃん…。(泣)」
「…サフィー!?」
「この子は未登録のMCのようです。…どうやらご一緒に暮らしていたようですが…。」
「さ、サフィーをどうする気ですか!?」
「…いえ、どうにもしませんよ…とりあえずネルガルで保護する事になったんですが…。」
「…成る程。…私の返事如何で待遇が変わるのですか…?(怒)」
「流石はルリさん。…で、返事はどうなさいます?」
「くっ…。(多少…腹も立ちますが…ま、予定通りでOKですかね…?)」
「待ってください!!」
…突然、ユリカが大声を上げた!!
「な、何でしょうかユリカさん!?」
「さっきから黙って聞いていれば…これはどう考えても脅迫じゃないですか!!」
「…いえ、私は…ネルガルとしてビジネスライクに…。」
「逃げ場無しで何処が対等なんですか!?…ここは私に任せてくれませんか?」
…ユリカの剣幕に押され、流石のプロスもユリカに賭ける他無くなっていた…。
そして…。
「ねぇルリちゃん?」
「はい。」
「ナデシコ乗ってほしいなぁ…駄目?」
「良いですよ。(きっぱり)」
「やったー!…どんなもんですかプロスさん!?」
(そ、即答ですかぁ!?)
…プロス、立場無し!
しかも!!
「それと…クルーを脅迫まがいの手法で集められる訳にはいきません。」
「はい?」
「艦長命令として、プロスペクタ−氏の人事任命権を一時凍結します!!」
「…なんとー!?(驚愕)」
「なお、任命・異動以外の人事権は貴方に付与されたままです。…以上。」
「…あ、あはははは…は、はぁ…。(崩壊)」
…そうしてプロスは、人事権の一部を剥奪され、よろよろと医務室を出て行くのであった…。
そして、残された3人はというと…。
「…あ、そうそう…サフィーちゃんだっけ?…貴方はルリちゃんの扶養家族として扱うからね。」
「ぅあ?…はーい。」
「それと、ルリちゃん…時間が無いから、ジルちゃんに聞いて…早くお仕事覚えてね。」
「はい。(…ジルさん?…誰でしょうか?)」
「あ、来たみたい…じゃあ、早速紹介するね、彼女がジルちゃんだよ。」
…その時、医務室の戸が開き、中に一人の女性が入ってきた。
長身で、片腕に『U』のタトゥー。片目にアイパッチを当てていた…。
「こんにちは…ジルコニア・ラズリです。…貴方がホシノ・ルリですか?」
「は、はい…。」
「量産型のため、能力的には劣るはずですが…仕事は一通り覚えています。…分からない事があったら何でも聞いてくださいね。」
「は、はい。(でも、仕事は全部知ってるんですけどね…。)」
…そして、一行はブリッジに向かった…。
「…私が艦長のミスマル・ユリカです、ブイ!」
「…ユリカ!?…そんなこと言ってる場合じゃないよ!…木星蜥蜴がここを狙ってきてるんだ!!」
そこに、意外な人物が口を挟んでくる。
「まぁまぁ副長…心配要らないから自己紹介ちゃっちゃと始めちゃいましょ?」
「ふ、副提督!?」
「その通り。…ジュン…お前は少し肩の力を抜くと良いよ…。」
「に、兄さ…いえ、参謀!」
…なんか、余計な人が乗っているようだが…?
「お二人とも何言ってるんですか!?…敵が直ぐそこまで!!…あれ?」
…見ると、敵を示す赤いマーカーが次々と減っていく…。
無論、アキトではない。
「…連合では、優秀な傭兵を一人雇ったんだよ。…大枚はたいてね。」
「映像が届いたわ…ほら、御覧なさい?」
…そこには、ライトグレーのエステバリスが敵を次々と葬っている様子が映し出されていた。
「…誰なんです?…イミティッドナイフとラピッドライフルだけで敵を殲滅するなんて…。」
「知らないか?…アースヴァグランツNO,3…『ヒートアイズ』の男を…。」(直訳、熱視線)
「まさか!…ミカヅチ・カイト!?」
「そうよ。…向こうの納得いく金額を提示するのに、随分な額が動いたわ…。」
「…まあ、あの男を軍の命令で動かせるんだ…。安い物だと思ったんだろうな。」
…。
「…えー、じゃあ改めて自己紹介といきましょう!!」
「そうだねユリカ。…じゃあ、艦長のユリカから。」
…とりあえず、緊張の糸が切れてだらけた空気を改ざんすべく、ユリカが動き出す。
「コホン…艦長のミスマル・ユリカです、ブイ!」
…しらー…
「え、え?…もしかして皆のハートをキャッチ失敗!?」
…因みにサフィーだけ、けたけたと笑っている。
お子様には好評な様子だ…。
「えー、副長のアオイ・ジュンです。」
「操舵士のハルカ・ミナトよ、よろしくねー。」
「メグミ・レイナード…通信士です。」
「…ムネタケ・サダアキ副提督を務めるわ、厳しくいくから覚悟しなさいよー?」
「えー、会計役のプロスペクタ−です…。(暗黒)」
「ホーリ・ゴートだ。(何処か偉そう)」
…謎の暗黒を背負うプロスと、役職不明のゴート。
ふむ、中々にいい具合の怪しさだ…。(ヲイ)
そして…
「ホシノ・ルリ、オペレーターです。」
…ルリは以前同様クールに決めた。
下手な行動は命取りだと思ったせいだろう…しかし!
「なお、ルリさんは今まで長期の行方不明でパーソナルデータが一切不明です。…出来れば詳しく細部まで申告していただけませんか?」
「…ジルコニアさん!?…えーと、パーソナルデータと言われましても…。」
「はいはいはーい、サフィー知ってるの!」
「そうですか…それでしたら取り合えず趣味、嗜好だけでも…。」
「しこう?」
「好きな物のことです。」
…その時、ルリの顔が一瞬にして絶望に歪む。
元来明晰なその頭脳が…妹の答えを一瞬で弾き出したのだ…!
「サフィー、ストーーーーップ!!」
「お姉ちゃんの好きなものは−…」
…だが、時既に遅し!!
「お兄ちゃんなの!!」
「成る程…兄弟仲が宜しいのですね?」
「はい!…いっつもお兄ちゃんのベッドに潜り込んでるし…」
ボムッ!!…ルリは沈んだ(爆笑)
「よく、『お嫁さんになる』って言ってるのー!」
「…一応聞いておきますが…その対象は…。」
がばっ!!
「さふぃー!!…止めて−ッ!!(泣)」
「もちろんお兄ちゃんなの−っ!」
どたっ…ひくひく…
…ルリ、轟沈…!!(爆笑)
だが、自己紹介はそんな事お構い無しで進んでいった。
…唯一の救いはその後、別な人の紹介に移っていった事だけであろうか?
…但し、この一件で、ナデシコクルーのルリに対する評価が、
『ブラコン少女』になってしまったのは致し方無い事かも知れない。(笑)
「私はジルコニア・ラズリ…量産型MCです。…ルリさんが復帰した為にサブオペレータを務める事となりました。…宜しくお願いします。」
「…あらー?、量産型の割に感情が豊かなのね?」
「それは褒め言葉と受け取って宜しいのでしょうか、ミナト操舵士?」
「うわ…怒ったりもする『人形』クラスって見た…。」
ここより、暫く会話のみなので、名前を表示…。
「そうかも…普通の量産型って…腕折られても悲鳴すら上げないし…。」(メグミ)
「レイナード通信士…貴方はそのような事をした事がおありなんでしょうか?」(ジル)
「わ、私がそんなことするわけ無いでしょ!」(メグミ)
「でも…ネルガルの特別製よ?…感情ぐらい、あって当然じゃない?」(キノコ)
「でも、副提督…それなら最初から『妖精』クラスを使えば…。」(ミナト)
「私は…ルリさんの代わりでしかありませんでしたから…。」(ジル)
「そうか…量産型なら成体クローンも出来るしね…。」(ジュン)
「「成体クローン!?」」(メグミ・ハルカ)
「あ、あの…プロスさん…それって…。(汗)」(ユリカ)
「あはははは…おや、呼び出しですね…それでは皆さん、さ〜ようーなーらー。」(プロス)
…だだだだっ…。(プロス脱兎走り)
「両者とも忘れたまえ…ジュンも不用意に機密を口にしないでほしい。」(スミヤ)
「ふにゃ?」(サフィー)
…がばっ!!
「な…誰、あのお爺さん?」(メグミ)
「そう言えば最初から居るわね…いきなり立ち上がって…どうしたのかしら?」(ミナト)
…フクベ提督…登場!!
そして、突然叫ぶ!!
「ムネタケ−−−っ!!」
「はっ、提督…何でしょう!?」
…。
「飯はまだかーっ!!」
…。
…ずでででっ…!!…総員派手にこける。
…こけなかったのは、スミヤと状況を理解できなかったサフィーぐらいのものだ…。
「…ねー、なんで皆転んだの?」
「うむ、それは大宇宙のお約束というものだ、サファイヤ君…。」
…ゴートさんも、転んでいなかったらしい…。
けど…大宇宙のお約束って一体…。(汗)
…。
一方その頃…。
…ダダダダダッ!!
「ぐぁあああああっ!?」
「雑魚が…そこを退け。」
マシンガンの掃射が、ネルガルのガード達を蜂の巣にしていく…。
更に…
「これで止めだ…!」
「何っ!?」
ドゥッ…ドガァァアアアン!!
追加で発射されたグレネードが物陰に隠れていた敵を吹き飛ばした!!
なお、これはSMGグレネードという武器である。(元ネタ判る?)
「…さて…ルリ達は何処…ん?…あ、あれは!!」
「…居たぞーっ…賊をナデシコに近づけさせるなーっ!!」
…わらわらと沸いて出るガード達。
だが、会話に致命的なミスがあるような気がする。(汗)
「ほぅ…あれがナデシコか…。」
「そうです、ネルガルが全精力を込めて作り上げた新造戦艦…ナデシコ。」
「…プロスペクタ−か!!」
「はい。…しかし『純白の死神』がネルガルのドッグに攻め込んでくるとは…誰の差し金です?」
「これは俺の意思…誰にも邪魔はさせん!!」
「…な、何と!?」
「…何があったかは判りませんが…今日だけは失敗するわけには行きません!」
「ほぉ?」
「…未だ『黒き皇帝』も現れず…まだプロジェクトは始まってすら居ないのですから!!」
「スキャパレリ・プロジェクトか…この際それも潰してやる!!」
…グワァアアアッ!!
その時…壁を突き破り、エステバリスが現れた!!
…既に多少の損害は覚悟の上のようだ…。
「行きなさい…死神を止めるのです!!」
「止められるか!?…木偶の坊の10機や20機!!」
え…20も居るの?
だが、アキトは気にした様子も無く、全弾討ち尽くしたSMGグレネードを背負う。
そして…何処かからかっぱらって来たのか、厚手の牛切り包丁を手に取った!!
「沈めェェえええっ!!」
「うわあああああっ!?」
…ドガァアァアアン!!
いきなりの特攻…そして…アキトが地に着いた時…数体のエステがなますにされていた…!!
「何…と…包丁でエステの装甲を…!?」
「出来が悪いな…フィールドすら張れないのなら、唯の強化プラスチック…切れない物じゃない。」
…いや、数メーターの巨体を一瞬で切り裂いた事の方が大きな問題だと思いません?
「そらっ!!…これでどうだっ!?」
「うぐっ!?」
…ドタッ…
アキトは一瞬で間を詰めると、エステの装甲に包丁を突き立て…そのまま肩口までずぶずぶとのめり込ませて行く…。
そして、腕を引き抜くと…たいした損害も無いはずのエステがゆっくりと倒れていった…。
「…包丁、赤いですな…。(汗)」
「まあ、料理の後だしな…。」
こ…コクピット狙いか!?(汗)
「そらそらそらっ!!」
「えーい、奴を止めろーっ…何としても通してはいけない!!」
…30分後…。
そこにはアキトとプロス…そして…鉄くずの山が残った…。
「…エステ30機、戦車120台…ガード200人…ついでに掃除のオバちゃん3人…。(汗)」
「掃除のオバちゃんには悪い事をしたな…。」
「…何て事するんですか!…大赤字ですよ!?(注:そう言う問題でも無い)」
「当然だな…さて、消えろよプロスペクタ−…両親の敵もついでに討ってやるさ!!」
「親の敵?…狙いは私だったんですか!?」
「いや…だが、これも何かの縁!!」
な…なんて嫌な縁だ…。(汗)
…。
「死ね…忌まわしき記憶と共に!!(ヲイ)」
「まだ…死ぬわけには行かないんですよ!!」
グワッ…
その時…二人の闘気に反応したのか…旋風が吹いた…。
いや…
グワワワワワアァァアアアアッ!!
…人の顔が付いた竜巻が…ナデシコからこっちに向かってきた!!
…つーか何ですかアレは!?(爆)
「…狙いは俺か!?」
「ごぉぉぉぉおおおおっ!!」
…なんか、見た感じ…"東の方の負けない流派"っぽい。(超絶極爆)
「何者かは知らんが…消えろ!!」
「…あ…あ、あああああっ!?(放心)」
…何故かプロスが大口開けて放心しているがこの際それは無視。
そして…アキトは包丁構えて竜巻に向かっていった…!
ガチン!!
…アキトは吹っ飛ばされた!!
「くっ…一撃で包丁を持っていかれるとは…なんてパワーだ!!」
「ぽかーん…。(プロス放心中)」
…しかも…追随してくる5つの竜巻!!
低空を、時速5キロで突き進んできた…!
ガスッ!…ゴスッ…ばぎっ!…ゴッ!!…ガン!
「ふう、低速だと中心を狙うのも容易い…。」
…こちらは嫌にアッサリだな…。
ま、扇風機を止めるのと同じ原理だとだけ言って置くけれど…。
「そら、後は親玉だけだ!」
「ごぉぉおおおおおっ!!」
…ばきっ…
飛ばされるアキト…正に一方的に…!
「…ちっ…こいつ!!」
「…でー…。」
「なに!?」
「お残しは許しまへんでーっ!!」
…吹っ飛ばされ、意識を失うアキト…。
最後に彼の脳裏に浮かんだのは…。
「待て!…それはアンタの台詞じゃない…。(爆)」
…どさっ…。
そして…アキトは意識を手放した…。
…。
「さて、お気づきですかな?」
「…捕まったみたいだな…情け無い…。」
…プロス…何故だか顔色が悪いままだ。
何か…信じがたい光景を見たとでも言うのだろうか?(爆)
…。
兎にも角にも物語は始まった。
…今…アキトは捕まって…あ、DNA調べてる…。
…。
一応、現在までの所は史実どおり。…と、言っても良いのか?(汗)
…木連の第2波も近づき…歴史は大きく動き出したのであった…!
続く
::::後書き::::
BA−2です。
…今回の新キャラ"ジルコニア・ラズリ"…彼女には明確なモデルが居ます。(笑)
容姿的にも彼女に色々くっつけて性格変えたようなものなんで、気づいた方は想像してみて下さい。
…なんだか不穏な空気がちらほら…。
更に、アキトを完全に粉砕した謎のキャラクタ!!(ヲイ)
バレバレですけどね。(苦笑)
では!
代理人の感想
ま〜、私に言える事はただひとつ。
カッコいいぜっ!(爆笑)
・・・・・さすがにそっちで来るとは思わなかったけど(爆)。