こうして、少年の長い１日はようやく終わって・・・・・・・・・いなかった。
ある者にとっては幸福な・・・またある者にとっては不幸な学園生活は、今ここから始まろうと
していた・・・・・
『ナデ学』
〜嗚呼、文化系！！〜
『起承転結』
「だ〜か〜ら〜、オレはコックになるんらって言ってるらろ！！」
「あはは〜、そうら！ア〜キト君はコックになるら〜！！」
散乱する空きカン＆空きビン・・・
無数のツマミ達・・・
そして転がっているのは金髪と銀髪・・・
そう、〈総研〉部室ではいつ終わるとも知れないサバトが繰り広げられていた。
枝織は北斗が迎えに来たために退場。ラピスもアイちゃんに連れて行かれ無理やり退場。
サラとアリサは無念のダウン。
現在かろうじて生き残っているのはアキトとエリナの２人だけである。
「しっかし〜・・・アキト君は〜鈍感ら〜のか？」
「な〜に〜が〜じゃ？」
既に２人とも相当の量を飲んでいる。へべれけでテンションも上がりっ放しである。
「あはははは〜・・・らって〜こんな美人のお姉さんと一緒にお酒飲んでいい雰囲気なのに、
すこ〜〜〜しも手をださないらんて〜・・・・・もしかしてホモらんか〜？」
「て〜やんでい、バカ言ってんらね〜！」
「ほーーー、だ〜と〜す〜る〜と〜・・・度胸がらいんか〜？」
「あにお〜？」
「あははっ、度胸らし〜！ついでに根性らしら〜！！」
「よ〜し、その言葉忘れるらレろ！」
「おっ、ら〜にする気ら〜？」
「ふふふのふ〜、お前らんかこうら〜！」
「にゃはははははは〜、くすぐったいら〜！！そっちがその気らラこっちもお返しら〜！！」
「やったら〜、それら〜こうしてこうしてこうら〜！！」
「や〜め〜るら〜、そこはらめらろ！アキト君はへんたいら〜！！」
「わはははは〜、苦しゅーない苦しゅーない！！」
「あ〜れ〜、お助けくらはい〜！」
「よいではらいか、よいではらいか〜！！」
限りなく危ない方向へ走りながら夜は明け・・・・・
チュンチュン
「う〜〜〜、あったまいった〜い。」
サラ復活。
「アリサ、起きてよアリサ。」
「う〜ん・・・・姉さん？」
アリサ復活。
「あれ、会長とアキトさんは？」
「ちゃんとベットの方に行って寝たんじゃないかしら。」
２人がドアを開けてベットルームに入ると、ベットにはアキトしかいなかった。
「エリナがいないわね？」
「アキトさんの寝顔ってステキですね。」
「たしかに・・・・・でもなんかおかしくない？」
アキトの布団は不自然にふくらんでいた・・・・・そう、まるでもう１人寝ているかのように・・・
「ま、まさか・・・」
「そ、そんな・・・きっと目の錯覚ですよ・・・ね・・・・・」
サラがそっとかかっている布団を取ってみると・・・・・
｢｢・・・・・・・キャ、キャァ〜〜！！｣｣
朝の校舎に大きな大きな悲鳴が木霊した。
それからというもの、アキトにべったりのエリナがたびたび見られるようになったとさ・・・・・
【あとがき】
どもです。いかがでしたでしょうか？ちなみにメインタイトルである『ナデ学』とは、〈機動戦艦
ナデシコ ｉｎ 学園物〉という意味です。
いや〜、実はＳＳ書き始めて未だ２ヶ月でして、読みづらい事この上ない文章でした。
さてさてこのお話、前にも言ったように連載物の予定だったんですよ。ですから結構大まか
なストーリー作ってたんですが、いろいろな事情によりちじまってちじまってこのようになった
というわけなんです。
私自身こんな設定で連載書いてみたいという気持ちはあるので、もしも皆さんからのメール
とかが来るようであれば書いてもいいかなと思ってるんですけど・・・いかんせんネタがない
んですよね。それが連載にしなかった理由の１つでもありますしねぇ・・・・・
ま、兎にも角にも、このような作品を読んで何か感じたところがあれば感想欲しいなぁと思っ
ています。
ではでは。
ｂｙ. Ｃｈｏｂｉ
代理人の感想
なるほど、この短い話を四つにわけたのもそれらが「起承転結」だったのも
これが四コマ漫画ならぬ四コマ小説だったからなんですね！
ううむ、やられたぜ（笑）！
ってなわけでよろしければ目次の方のアドレスからChobiさんにメールを差し上げて下さい。
感想は創作意欲の拠るところ。
あるとないとでは燃え方も全く違おうと言うものです。
管理人の感想
Ｃｈｏｂｉさんからの投稿です！！
いやいや、綺麗にオチまで付きましたね〜
エリナ一人勝ち！！
・・・考えてみたらユリカとの因縁って、なんだったんだろう？（汗）
ま、まあ多分ろくな事じゃなかったんだと思いますが（苦笑）
それではＣｈｏｂｉさん、投稿有り難う御座いました！！