機動戦艦ナデシコ
ースリーピースー
第0話[届かぬ想い]
最後の力を振り絞り、愛機のブラックサレナをネルガルの基地から広大な宇宙へと発進させる。
もう、本当に体が動かない。
今自分がコックピットに座っているのか、サレナと共に居るのか、それさえ解らなくなってきた。
だが、何を心配することがある。ラピスとのリンクは切ったし、エリナなら悪いようにはしないだろう。
復讐は終わり、もう何も考えなくても良いんだ。
障害物にぶつかって機体が大破するのが先か、体の崩壊が先か。
それとも、何も感じぬ闇の中で俺が壊れるのが先か・・・
もう疲れた。
何分経った?それとも何時間なのか?
俺は、誰だ?
テンカワ アキト。
この青髪の人は、誰だ?
俺が愛した人、俺が・・った人、俺が・・・
この瑠璃色の髪の子は、誰だ?
大切な家族、俺を・・た人、俺が・・・
この人たちは、誰だ?
大切な仲間、大切な・・、仲間・・・
俺は・・誰だ?
テンカワ・・キト
この青髪の人は、誰だ?
俺が愛した人、俺が護れなかった人、俺が・・・
この瑠璃色の髪の子は、誰だ?
大切な家族、俺を求めてくれた人、俺が・・・
この人たちは、誰だ?
大切な仲間、大切な仲間、大切な・・・
俺は・・誰だ?
テンカワ・・・
この青髪の人は、誰だ?
俺が愛した人、俺が護れなかった人、俺が憎んだ人。
この瑠璃色の髪の子は、誰だ?
大切な家族、俺を求めてくれた人、俺が応えるべきだった人。
この人たちは、誰だ?
大切な仲間、大切な仲間、大切な仲間。
聞こえる・・・君は、誰だ?
「私の声が、聞こえますか?」
誰?
「私は、狂わせてしまった。」
誰?
「私は、選ばなければならない。そして貴方を・・」
誰?
「私は・・」
「コイツは・・俺?それにこっちの子は、誰だ?」
テンカワ アキトが目を開けたそこは、何処か見覚えのある草原
しかし、そこに横たわるのは彼一人だけではなかった
ここから、再び狂ったはずの歯車が動き出す
それは正常な動きなのか、はたまた狂ったままなのか
次回機動戦艦ナデシコースリーピースー
[はじまりは三人から]
〜あとがき〜
はじめまして、えなりんと言うしがない物書きでございます。
いつもは自分のHPで、せこせこと別の小説を書いておりますが、このたびメジャーなHPアクションに投降することになりました。
文章がつたなくあれ?っと想う所がありましたら、どんどん指摘をお願いいたします。
それでは、機動戦艦ナデシコースリーピースー全四十八話よろしくお願いします。
2003年9月23日(火)、えなりん 。
句読点の、修正入れました。
2003年10月3日(金)、えなりん。
代理人の感想
おお?
最初から話数決めて執筆ですか!
※このHP界隈では話数までキッチリ決めて書き始めるのは非常に珍しいことであります(爆)。
と、ゆー訳でそれだけでも期待してしまうのがちょびっと哀しい代理人でした(爆)。