_前回に引き続き、また出ました。「漆黒の戦神、その戦後の軌跡」
_今回お越し頂いたのは以前に戦神のお話をお聞かせいただいた「青山牡丹」さんの妹さんです
_それではお名前を聴かせてください
私の名前は青山 素子と言います
「漆黒の戦神」アナザー
青山素子の場合
_まず、貴女が何処で「彼」にあったのかを教えてください
私が「彼」に会ったのは、岩手は盛岡に修学旅行で行ったときでした
_ほう、それで?
そこで・・・・・・暴走族に絡まれたのです
_暴走族に!?
は、そうですよ
でも、あの程度の腕の奴らの10人や20人などものの数ではなかったんですが・・・・・・
いかんせん、数が多すぎました
_10人や20人がものの数じゃない!?
_さすがは・・・・・・バッタを剣の稽古の相手にしようとした女性の妹というべきか・・・・・・
なかなかにヴァイオレンスですね
そうでしょうか?
_そうですよ
_ところで、数が多かったって、一体何人くらいいたんですか?
50人です
_ご・・・・・・50人・・・・・・ですか・・・・・・・・・それはまた・・・
_そういえば、「彼」に会ったのは何時ですか?
高二の五月です
_しかし・・・「彼」は本当に神出鬼没ですね
その二ヶ月前には京都、それとこちらは未確認情報なのですが、京都の後には沖縄や北海道にも現れた、という話しもありますし
ほ・・・本当ですね・・・・・・
_それにしても、修学旅行の時に絡まれるとは、運が悪かったですね
まったくです
しかも、絡まれたときはまだ昼間だったというのに・・・
でも、ああいう奴らの行動は何処でも同じなんですね
あっちから私たちにぶつかっておきながら、文句を言ってきたのですから
当然こっちも怒りましたが・・・・・・
一応うちの学校は・・・お嬢様学校とは言いませんが、それなりに、なんといいますか・・・・・・なよなよしい人が多いもので・・・・・・・・・
ですがそこに・・・
_そこに「彼」が現れた、ですか
その通りです
_「彼」が現れるのはいつもそんなときですね
_不思議なものです
確かに・・・何故でしょうか?
_一部の心無い人は、全て「彼」のやらせだ、と言いますが・・・
それはないと思いますよ
「彼」には邪な「気」は全くありませんでしたし
_・・・気?
はい、「気」です
私の流派は、マンガなどによく出てくる「気」を用いますので、そういったものが分かるんです
_そういうものなんですか?
そういうものだと思いますよ、私は
それにしても、「彼」の強さは尋常じゃありませんでした
あの・・・あの姉上が「全く歯が立たないだろう」と言ったのも分かります
一瞬でした
全ては一瞬で終わったんです
何故かは分かりませんが、「彼」は空から落ちてきたんですが、その後で暴走族の連中に因縁を・・・
_ちょ、ちょっと待って下さい
_落ちてきた・・・・・・って、何ですか?
文字通りです
空から落ちてきたんです
そう言えば・・・落ちてくる前と、落ちて起きた砂埃が晴れた後の格好が違ったような気もするんですが・・・・・・
_そ、それはまた面妖な・・・・・・
それで、落ちてきた後、私たちが絡まれてるのを見て
「どこでもお前らみたいなのがやることは同じだな」と言って、その「彼」に暴走族の連中が因縁を付けたわけです
そして、「彼」はその因縁を付けてきたヤツを無言で殴りつけました
殴りつけられ・・・
_も一回待って下さい
・・・?何ですか?
_それはさすがに危ないんじゃないかなぁー、と
別にいいんですよ
「彼」にいかにも頭が悪そうなヤツらが言う悪口を言って、隠し持っていた仕込み刀で斬りかかったんですから
_それじゃあ問題ないですね (問題ないのか? by 原稿整理係のマスダ コウスケ)
ええ、問題ありません
だも、あのマントは一体どうなっているんでしょうか?
仕込み刀は普通の刀よりも切れ味は劣りますが、耐刃繊維で編まれていても、あれだけまともに受ければ
到底耐えられるものではないのですが・・・
_成る程
_確かに不思議ですね
_ところで、「彼」はその刀を避けられなかったんですか?
避けたら、うちの学校の生徒に当たったんです
ですから、避けなかったのだと思います
それで、「彼」はその殴りかかったヤツを殴ったんです
殴られたヤツは景気良く吹っ飛びました
その後は、先ほども言ったとおり一瞬でした
50人ほどもいた暴走族の連中は、それこそ「あ」っという間に、地面に倒れ伏していたんですから
_50人を一瞬で・・・・・・
_「強いものは強いものに勝てても、数には勝てない」といいますが、彼には関係無しですね
全くですね
本当は、私は「彼」の実力に疑問を持っていたんですが、あのときにすっかりその考えは消え去りました
私はもとより、姉上もでたらめな力の持ち主ですが、あそこまでの腕はありません
_たしかにでたらめでしょうね
_昴気・・・といいましたっけ? あれを使うと、宇宙戦艦の外壁をも素手でぶち破るそうですしね
_まさしく人間業じゃありません
_あ、あ〜と、一部の人たち・・・許して・・・くれます? 今の言葉・・・・・・
・・・・・・許して貰えるとは思いませんが?
以前神奈川に現れた戦神の偽物にも容赦なかったみたいですし
_うう・・・・・・やだなぁ・・・・・・明け方の東京湾に浮かぶのは・・・・・・
_あ、そっか 今のはオフレコでお願いします
オフレコにして貰えるといいですね
_はい
_え〜と、それじゃあ、青山さん、本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました
_最後に「彼」に何か一言と、「彼」のことをどう思ったかをお願いします
テンカワさん、あの時は本当にどうもありがとうございました
でも、何故空から落ちてきたんですか?
それと・・・・・・いえ、なんでもありません
今度機会があったら教えてください
_「それと・・・・・・」っていうのが気になるんですが?
いえ、気にしないで下さい
気のせいでしょうから
_はあ、分かりました
_それでは青山素子さん、ありがとうございました
民明書房刊「漆黒の戦神、その戦後の軌跡2」より抜粋
日本国神奈川県日向市ひなた荘管理人室
「ん〜〜、今回もやばいことなかったし、良かった。
でも・・・空から落ちてきた理由?
言っても信じて貰えるのかなぁ。
なるちゃんに殴り飛ばされて・・・・・・だなんて・・・・・・・・・」
同、一室
「ふむ・・・・・・
やはりこう・・・本として出ると、恥ずかしいものだな・・・・・・」
青山素子は顔を少し赤らめていた。
某銀河系某星某所
「アキトはん・・・・・・ほんまに神出鬼没でんなぁ・・・・・・
尤も、うちも人のことは言えまへんか。
今うちがいるのはどことも分からぬ宇宙の果てですし・・・・・・」
そして青山牡丹は顎に手を当てて呟いた。
「それにしても・・・・・・素子はんが思ったことはあれでっしゃろか?
管理人はんとアキトはんの気がようにている・・・・・・そのことやろか?」
地球某国某所
「本当に・・・・・・アキトさんは神出鬼没ですね」 by 妖精
「全くね」 by メンテ
「京都の次は岩手?」 by 天真爛漫
「しかもその前には沖縄に北海道?」 by 三つ編
「ボソンジャンプ・・・・・・かしら・・・?」 by カグヤ(作者はカグヤのコードネームを知らない)
「それはあり得ないわ」 by 科学者
「「「「「どうして?」」」」」 by 五花
「だってボーズ粒子反応がなかったじゃない」 by 裏方
「でも今は何処にいるのかな? アキトは」 by 金の糸
「きっと私たちから逃げているのよ、姉さん」 by 銀の糸
「良い度胸だな・・・アキトのヤロウは」 by 赤い獅子
「神出鬼没って何?」 by 幼き妖精
そして語尾は様々だったが、
「それはそうと、あのインタビュアーは許せない」
と、全メンバー一同声を合わせて言った。
今日も今日とて全然建設的でない話し合いをする某同盟。
果たして彼女たちにアキトを捕捉できる日が来るのであろうか?
それは神(このホームページの場合はBenさん)のみが知る(とE.Tは思う)。
後日、東京湾に半死半生の体たらくの某人物が浮かんでいたのは言うまでもない。
新 本星への報告書2
まずは、神威さん、ありがとうございました。
キャラを貸して貰って。
それと、h-sawamuraさん、刻乃流々歌さん、村嶋秀世さん、感想メール、どうもありがとうございました。
さて、執筆時間ですが、今回は約3時間でした。最近にしては短いです(それぐらいだったのはプロローグぐらいだったような気もするが・・・・・・・・・)。
さて、今度は誰にしようかねぇ。
しのぶちゃんか、スゥか、キツネか、それともはるかさんや瀬田、サラ・・・・・・迷うところです。
でも、一応アキトがパラケルス島で、と言うのも考えたんですが・・・・・・パラケルスに行くのか?アキトは
それではこの辺で・・・・・・
新 本星への報告書2 終
管理人の感想
E.Tさんからの投稿です!!
今度は素子ちゃんですか〜
しかし、修学旅行・・・懐かしい言葉だ(爆)
近頃は旅行にも行ってないな〜
何処かにツーリングに行きたいな〜
でも、会社が忙しいな〜
・・・ふっ
最後にE.Tさん、今回の話のネタとBenの作品のネタがかぶってしまいました。
御免なさい。
ではE.Tさん、投稿有り難う御座いました!!
次の投稿を楽しみに待ってますね!!
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