Ｊａｖａ無し版

「すいませーん、マキビさーん。

シロネコヤマト宅急便でーす。」

「はーい。ちょっと待ってください。」

チャイムが鳴ると同時に、マキビハリは階段を駆け下りていく。

ドタドタドタ・・・

「はい、マキビハリさん宛の荷物です。」

「えっと、ハンコ・・・・ハンコはどこだぁ？」

そういって、部屋に引き返そうとする。

「サインでもいいですよ。」

「あっああ、えっと書くものは・・・・」

またまた部屋に引き返そうとするが、配達人はすぐに自分の胸ポケットから

ボールペンと引き替え用紙を差し出す。

「あ、はいこれどうぞ」

ハリはぎくしゃくと用紙にサインをして、荷物を受け取った。

この箱には、そうドリー○キャスト２（通称ＤＣ２）が入っているのだ。

そう、ここからマキビ　ハリのＰＳＯ２が始まったのだ・・・・

ふぁんたしーすたーおんらいん　いん　なでしこ

第一回「初心者らしく」でいこう！！スケープドールは忘れずに・・・・

前編Ver0.001

２０ＸＸ年夏・・・・・

マキビ　ハリ小学１年生　あだ名は（ハリモグ）ハーリー

両親がエンジュニアということもあり、コンピューターには自信がある。

また頼りないのだが、クラスでも常に上位の成績を誇る。（トップはラピス　ラズリ）

そんなハーリーである、小学生ではあるがＤＣ２の設定も難無くこなす。

「ＢＢＡの設定はこれでよし。ＬＡＮケーブルをつなげて・・・・初期設定だな。」

ユーザー登録・ハンターズライセンスの支払いを終え、いよいよ準備が整う。

「ふーこれで接続完了」

ひといきつけるが、これからが本番なのだ！

「さて、つなぐ前にキャラクターを作るか・・・・」

そう、キャラクターがいなくては話にならない。

まずはキャラクターを作る必要がある。

「うーんどれがいいかなぁ」

また、知られていない上位職業もあるらしいが今選べるのは３種類だけだ・・・

「テクニックかぁ、・・・・・」

『あっルリさんが危ない！　ここはレスタだ！！』

『ハーリーくんありがとう』

『いえいえ大したことありませんよ・・・・』

『ハーリーくん頼もしい（ハート）』

へへ、へへへへへっ・・・・・・」

ハーリー妄想突入から三十分経過・・・・・・

「はっいけないいけない、約束の時間に遅れちゃうよ。

ルリさん達に７：００までにはつなげるようにっていわれてるもんな。」

さっそく、キャラクターメイキングを始める。

「テクニックだよなやっぱり。

じゃぁ職業はフォースと・・・・」

えっとぉ・・・・・・・あと、人間かニューマンかを選ぶのか・・・・

ニューマンとは遺伝子改造より生み出されたというＰＳＯ２の世界におけるエルフのような存在だ。

エルフと同じようにやはりニューマンのほうが魔法に強い。

「よし、これにに決めた。・・・・てやっぱり男だよな。ネカマは嫌われるからね。」

ハーリーが選択したのはニューマンのフォース　「フォニューム」

「・・・・なんかどれもこれもピエロみたい・・・・」

一番ましそうなものを選ぶ。

「なまえはぁ・・・・[HARY]でいいや」

「あ！　時間だ。キャラも出来たこどだし、さてつなげるか・・・・」

ネットワークに接続中・・・・・

ネットワークに接続中・・・・・

ネットワークに接続中・・・・・

パスワードを送信中・・・・・

ＯＫ、ファンタシースターオンライン２の世界へようこそ。

そう、これが僕の初めてのＰＳＯ２

「えっとぉ。確か日本のサーバーは混んでるからアメリカのサーバーだったっけ。

１３−７−７ってことは、ＵＳの・・・・

あった、１３−７だよな。

転送中・・・・・・

どきどきする・・・・これからどんなゲームが始まるんだろう？

あのルリさんがはまっているゲームだ。

おもしろいに決まってるけど・・・・

音楽が変わった！！

そして[HARY]は見知らぬロビーの前に立っていた。

まわりには誰もいない。

（あれ、まだかな？）

ん？ＤＣ２が読み込みしてる・・・・・

そしてしばらくすると目の前にロボットが現れる。

続いて、一人二人とでてくる。

あ、オモイカネさんだ。

ルリさんの知り合いで、ＰＳＯ２の事にめちゃくちゃ詳しいんだって。

ぼくもメールで何度か話をさせてもらったよ。

このＤＣ２を買えたのもオモイカネさんのおかげなんだ。

売り切れで近くのお店では売ってなかったんだけど、

通販の事を教えてもらったんだ。

今度はラピス

ルリさんの妹だ。クラスメイトの前ではブリッコしてるけど・・・・

僕はこの子の正体を知ってる数少ない内の一人だろう。

それに僕は「ハーリー」、ハリモグはよけいだよ。

「ハーリー」はルリさんが付けてくれたあだ名

ラピスは漫画に出てくるキャラに似てるからって、

勝手に僕を「ハリモグハーリー」ってよぶんだ。

わるいかよ、君だってまだＬＶ８じゃないか。

でも、これを書くと間違いなくお仕置きが待っている。

・・・・・・って、ネットだからここまでは届かないじゃないかお仕置き！！

よし早速

オモイカネさんを見て見ろよ。１００越えてるよ。

ルリさんも４０近くあるよ。

え、そうなの？

そうなんだ。

いけない！！変な誤解が生まれる！！

ちっともよくないよ。

うるさいなぁ初心者なんだよ僕は。

くそぉ、ラピスだけには負けたくない！！

うう、ぼくもルリさんと一緒に・・・・・

でもだめだ。今の僕じゃぁ足手まといだよ・・・・

くそぉ。ＤＣ２が届いてまだ一時間ぐらいしかたってないんだぞ。

あ、ルリさんが消えた・・・・・

あぁ、ルリさんがラグオルにおりていくぅ。

ラピスばっかりずるいよ・・・・

そりゃぁ兄弟だけどさぁ

はっ、そうかラピスとルリさんは家族だから同じ家に住んでるもんな。

でもいまいちラピスとルリさんが兄弟なんて実感できないんだよね。

ふーん、ルリさんに会えないのはイヤだなぁ。

と僕は３０分ほど基本的な機能をオモイカネさんに教えてもらった。

うぅ、このままじゃあダメだ！！

よし、ラピスを見返すにはこれしかない！！

ここは意を決して・・・・・

オモイカネさんたのみます！！

ルリさんが小学生の時にネットで知り合ったらしい。

オモイカネさんはルリさんやラピスのことを僕よりもよく知っている。

もちろんラピスの僕に対する仕打ちもよく知ってるはずだ！！

あいつに負ければＰＳＯ２の中でも一生奴隷扱いだ！！

せめて、小姓ぐらいには・・・・ってダメだダメだそんな弱腰じゃぁ

あ、これはさっき習ったシンボルチャットってやつだね。

自分で作ったシンボルを表示することが出来るんだ。

ちなみに今のオモイカネさんのシンボルは鐘みたいなものだったな。

なんか意味があるんだろうか？

え？・・・・・・・・え？え？

信じられなかった。

やっぱり地道にやらないと行けないんだろうなと思ってたのに。

そう僕はこのＰＳＯ２にかけているのだ。

あのにっくきラピスに勝ち、そしてルリさんに・・・・・・

後編に続く

あとがき

フィラです。

あうぅちょっとスタイルにこってみたら前後編になっちゃった。

ＰＳＯ上でチャットする場合は色つきテーブルを使ってます。

中身もですけど、このスタイルについての批評をもらいたいです。