「アキトさん、アキトさん起きてください」
「む・・・? ルリちゃん?」
「『ルリちゃん?』じゃありません。何時まで寝てるんですか?」
「うん・・・あと、三・・・」
「三分も三時間も待てませんよ。早く・・・」
「・・・じゃ、三日」
「もっと駄目です!!!」
高校生テンカワ・アキトの一日
AM:8時13分 通学路
俺の名前はテンカワ・アキト。
ナデシコ学園高等部在学の高校生だ。
きょうは朝からずきずき痛む頭をさすりながら通学路を歩く。
いつの間にここまで攻撃力を上げたんだ? ルリちゃんは・・・
「自業自得ですよ、アキトさん」
「・・・自覚はしてるんだけどね」
「違います。アキトさんは『自覚』してるんじゃなくて『知ってる』だけです」
「・・・参りました」
怒ったような口調で、微笑みながら俺の隣りを歩く、瑠璃色の髪と金の瞳の幻想的な美しさを持つ少女。
テンカワ・ルリ
俺の義理の妹。同じくナデシコ学園中等部在学。
初めて家に引き取られてきた時には、全くと言っていいほど感情を面に出すことは無かったのだが、
最近では表情も豊かになり、日常生活においてだらしない俺の世話を焼くようになって来た。
一つ難を言うなら、余りにも俺の傍にいすぎる・・・ということだろうか?
まあ、かといって、兄離れをされると・・・それはそれで、寂しいのだが。
「アキトさん。そろそろ・・・」
「わかってる。・・・来たか」
ルリちゃんと軽く目を交わす。
耳を澄ま・・・さなくても聞こえてくるあの大声は・・・あいつしかいない。
「ア〜〜〜〜〜キ〜〜〜〜〜ト〜〜〜〜〜♪」
「甘い!!」
サッ!
ズザーーーーーーーー・・・・・・
「おはよう。ユリカ、ジュン」
「ユリカさん、ジュンさん、おはようございます」
目の前に転がっている物体Aと、後ろから駆け足で近づいてくるジュンに朝の挨拶をする。
「おはようテンカワ、ルリちゃん。・・・相変わらず容赦無いね・・・」
「う〜〜・・・酷いよアキト!避けるなんて!」
「やかましい!毎日毎日毎日毎日・・・・いい加減、鬱陶しいぞ」
ミスマル・ユリカ
俺の幼馴染で、これまたナデシコ学園大学部在学
なぜか昔から「アキトは私の王子様!」などと公言し、付き纏ってくる。
最初の頃は、まあ・・・綺麗な女の子にこんな事を言われる気恥ずかしさも手伝い、
顔を赤くしながら避けていたのだが、今は・・・・察してくれ。
アオイ・ジュン
同じく幼馴染。ナデシコ学園大学部在学
一言で言えば・・・・「不幸」(笑)
こいつは昔からユリカの後ろを付いて回っていた。
ユリカに想いを寄せていたらしいのだが、最近では「友人」の関係に収まっている。
何度あからさまなアプローチをかけても「ジュン君は私の大切なお友達」だもんな・・・。
まあ最近では、同じ大学部のチハヤさんと中等部の白鳥 ユキナちゃんから
ラブコールを貰っているらしいんだが・・・完全に吹っ切るには、もう少し掛かるだろうな・・・
「あの・・・そろそろ急がないと遅刻してしまうんですが・・・」
「え!? あっ・・・」
「急ごう! ほらユリカ、早く立って」
「ちょっと待ってジュン君(汗)」
待てるか。
「悪い!先に行かせて貰う!」
「ああ、二人とも気をつけるんだよ」
ジュンの声に見送られ、俺とルリちゃんは学園への道を走り出す。
・・・・後ろからやかましい声が聞こえてくるが、とりあえずは無視。
AM:8時29分 校門前の直線道
「ルリちゃん大丈夫? もう少しだよ」
「ハア、ハア、ハア・・・だ、だいじょうぶです・・」
(まずい。残り時間は30秒。校門までの距離は・・・300Mといったところか・・・
今のルリちゃんの体力じゃ間に合わない・・・か)
しかし!これ以上連続遅刻記録を更新する訳にはいかない!
「ア、アキトさん!?(真っ赤)」
ルリちゃんが焦った声を上げる。
まあ・・いきなり手、握っちゃったもんな・・・。
「行くよルリちゃん!!」
「は、はい・・・(真っ赤)」
残り15秒!
・・・おや? いつの間にか隣りに知った顔が。
「おはようリョーコちゃん、ヒカルちゃん、イズミさん!」
「よっす、テンカワ!」
「アキト君ルリちゃんおはよ〜」
「登校風景・・・五人で走って―――――」
――――――ハッ!?
い、いかん!今ので3.8秒はロスしたぞ!!
・・・・・いや、それだけの時間で復活できた事が奇跡だ・・・
三人の紹介は残念ながらパスだ。
そんな事してたら遅刻してしまう(汗)
残り7秒!!
くっ!人一人引っ張るのは・・・やはり、やり方を変えるか。
「リョーコちゃん!」
「応!!」
呼びかけと同時にリョーコちゃんに鞄を投げ渡す。
リョーコちゃんの方もすぐに俺の意図を察してくれたようだ。
「ルリちゃんゴメン!」
そのままルリちゃんを引き寄せ、右手を脇の下、左手を膝の裏に入れ・・・・
要するに「お姫様抱っこ」だ。
「ア、ア、アアアアア・・・・(真っ赤)」
「喋ると舌噛むよ! リョーコちゃん、スパートをかけるよ!!」
「ああ!行くぜ!!」
5秒!!
先程とは段違いのスピードで校門への道を走る俺たち。
やはり、引っ張るより抱き抱える方が楽だ。
4秒!!
「アキト君、ほら急いで急いで♪」
3秒!!
「・・・微妙ね」
2秒!!
おお、イズミさん珍しく真面目モードだ。
いつもこんなだったら・・・・・・いや、何も言うまい。
1秒!!
「く・・間に合えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!」
0!!
キーンコーンカーンコー―――――
「よしっ!」
「セーフ・・・ですね」
あ、危なかった・・・マジで。
『わああああああああああああっ!!!!!』
『のおおおおおおおおおおおおっ!!!??』
どわっ!?な、なんだ? いきなり校舎から二種類の悲鳴が聞こえてきたぞ?
こういう時に誰か説明・・・ハッ!?
「説明しましょう!!」
でたよやっぱり・・・
イネス・フレサンジュ
ナデシコ学園の保険医だ。
美人で優しい良い先生・・・・この説明好きさえ無ければ。
「イネス先生。HRがあるので手短にお願いします」
ナイスだルリちゃん!
「仕方ないわねぇ・・・一言で言えば、今日あなたが連続遅刻記録を更新するかどうか、賭けが行われていたからよ」
ほほう・・・と、言うことは・・・
「胴元はウリバタケ先生ですね?」
「正解よ、アキト君」
いい度胸してるな、ウリバタケ先生・・・。
そういえば、この間の北斗との決闘に水を注された礼をしていなかったな・・・
「・・・・キトくん? アキトくん?」
「ハッ!? な、なんですか?イネス先生」
「HR始まるわよ? リョーコさん達は先に行ったわ」
なにぃ!? イネス先生が来たからとっとと逃げたな!
「そ、それじゃ失礼します!!」
「待ちなさい」
「え?」
「ルリさんは降ろしていきなさい。教室まで連れて行く気?」
「・・・・・・・ポッ」
・・・・・・・そういえば、ルリちゃん抱っこしたまんまだったっけ。
AM:8時37分 教室
なんとか無事にHRには間に合ったな・・・。
ぬ、リョーコちゃんめ、何食わぬ顔して手振ってきてるよ。
ちょっぴり殺意沸いちゃったな。俺。
「よっアキト。おはよーさん」
「アキト君おはよう。今日は遅刻しなかったのね」
「神威に神無か・・・おはよ」
如月 神威
一言で言えば、俺の親友だ。真友でも心友でもいいぞ(笑)
なぜかは知らないが、ウリバタケ先生を尊敬していて色々と教えを乞うているらしい。
あ、趣味は帆船等の模型作りだからな? 変なフィギュアなんかは作らないぞ?
如月 神無
長い黒髪をポニーテールでまとめた美少女。神威の実妹だ。
周囲の認識は「極度のブラコン」なのだが・・・実は違う。
ちなみに、彼女は売約済みだ(苦笑)
「・・・そうだ。神威、ウリバタケ先生は何処だ?」
「・・・ばれたの?」
「イネス先生がせつゲフンッゲフンッ!・・教えてくれたぞ」
危うく地雷を踏んでしまう所だった・・・(汗
正しく黒髭危機一髪!(何時の時代の物だっけ?)
「せめて放課後まで待ってくれ、今日は重要な授業があるんだ」
「むう・・・そう言う事なら仕方ないか・・・」
「大丈夫よアキト君。授業が終わった後なら何も問題は無いから」
「なるほど・・・ありがとう神無。気を使わせたみたいだね(テンカワスマイル)」
「ううん、気にしないで。あの先生、最近調子に乗ってるから」
ニッコリ笑って返してくる神無。
何故かは解らないけど、神無と北斗と枝織ちゃん以外の女の子は、会話の途中で時々動きを止めるんだよな・・・
・・・いや、最近は枝織ちゃんもか。なんでだろ?
PM:12時05分 教室
退屈な授業が終わり、昼休みが来た。
さて、神威と神無は・・・今日はこっちに来るみたいだな。
「テンカワ君、邪魔するよ〜」
「邪魔する気なら来るな。アカツキ」
アカツキ・ナガレ
自称、元大関スケコマシ。
別に悪い奴じゃないんだが・・・色々と企むんだ。こいつ。
ちなみに、大学部のエリナさんと付き合ってるらしい。
・・・・つーかこいつも大学部だろ、確か。
なんで高等部の校舎にいるんだ?
まあ、アカツキに続いて来るわ来るわ。
付き合っているエリナさんは勿論、俺の妹のルリちゃん、
朝会ったユリカ、ジュン、リョーコちゃん、ヒカルちゃん、イズミさん。
ついでジュンにくっ付いて来たチハヤさんにユキナちゃん。
さらに隣りのクラスのメグミちゃん、ヤマダ・ジロウことダイゴウジ・ガイに御剣 万葉さん。他一名。
面倒臭いので彼らの紹介は無し!(核爆)
そして―――――
・・・ぱふっ
「アー君♪」
「やあ、枝織ちゃん」
俺を背中から抱きしめる、赤い髪の少女―――影護 枝織。
俺の・・・大切な人。
「はい、枝織ちゃんのお弁当だよ」
「あー!!枝織ちゃんばっかりずるいずるいずるい!!枝織ちゃんだけじゃなくて私にもお弁当作ってよアキト!」
「ルリちゃんのお弁当も俺が作ってるぞ。それにお前にお弁当を作る理由は無い」
「だってアキトはユリカの王子様だもん♪」
「誰が王子様だ、誰が!!」
「む〜・・・アー君は枝織と北ちゃんだけのものなんだからね!」
う〜ん。ユリカと枝織ちゃんの睨み合いもパターン化してきたな・・・
「・・・・」
「テンカワ君、さっきの枝織君の台詞に対してのコメントをどうぞ?」
「・・・そうだな、『否定はしない』とだけ言っておこうか」
・・・なんだよアカツキ。その驚いたような顔は。
俺達の関係は知ってるだろうに・・・。
・・・あ、向こうでガイがヒカルちゃんに突っ込まれてる。
「お? 神無、味付け変えたのか?」
「うん、少し醤油を多めに入れたんだけど・・・どうかな?」
あ、神威の奴、返事もせずに全部平らげやがった(笑)
ちなみに、味見役は不肖この俺だ。一応、将来の夢はコックになる事だからな。
「う〜ん、嬉しそうだねえ神無ちゃん。あの笑顔を見て何人落ちた事か」
・・・そういえばアカツキも知ってたんだったな。
PM:12時49分 屋上
ふう、全くユリカもメグミちゃんもしつこい。
もう休憩時間が終わるまで時間が無いじゃないか。
あの後、食事を終えた俺と枝織ちゃんは、日当たりの良い中庭に行こうとしたのだが・・・
凄まじい勢いで、ユリカとメグミちゃんが追いかけてきた。
そのせいで校内を全力疾走で5週。
何とか振り切って、今ここにいる・・・と言ったところだ。
「楽しかったね、アー君」
「ああ、あの二人も日を追う毎に手強くなってくるからな」
最初の頃はものの数秒で撒けたんだけどな・・・(汗)
「・・・・アキト」
突如、枝織ちゃんの口調と雰囲気が一転した。
これは・・・・
「北斗か、どうした?」
影護 北斗
枝織ちゃんの中にいる、もう一人の彼女。
二重人格・・・いや、正確には一つの人格の別々の側面だと思われるが・・・正直な所、よく解らない。
北斗と枝織ちゃん。どちらかが本当の人格、というわけでもないらしいし。
もちろん北斗も俺の大切な人だ。
しかし―――
ヒュバッ!
「・・・いきなり首を狙う事は無いんじゃないか?」
「最近身体を動かしていなくてな・・・・付き合え」
―――こいつに対してはそれ以上の感情がある。
最も大切な人と自分の全ての力を持ってぶつかり合いたいと思う、
いささか矛盾した想いだがな。
一方、教室では――
「・・・・おや? まーたやってやがる」
「どれどれ?」
「あちゃ〜・・・またしばらくは屋上が使えなくなるな〜」
「五時間目は欠席だな。あいつら・・・」
PM:1時52分 教室
ふっ・・・5時間目の担任、ミナト先生に怒られてしまった。
まあ・・授業サボッて屋上を破壊してれば怒りもするか・・・。
しかし、迂闊だった。6時間目の授業が・・・
北辰の保健体育だったとは!!(大・爆・発!!)
影護 北辰
名前を見て解るように、北斗と枝織ちゃんの父親だ。
・・・全校生徒の9割9分9厘が認めてはいないが。
ハッキリ言ってこの男、親馬鹿だ。
校内で北斗(枝織ちゃん)に近づこうとした男子生徒を、ことごとく滅殺している。
よく教員免許を剥奪されないものだ。
・・・・いや、翌日には復活している奴等も奴等か・・・
ん?俺はどうやって彼女と知り合ったか、だって?
それはな、俺が校舎の近くを歩いていた時に、枝織ちゃんが上から落ちてきたんだ(苦笑)
枝織ちゃん、気配を消す事に関しては俺や北斗以上だからな。
全く気付かなかったよ。・・・・授業に戻ろう。
って、なんで高校の授業で人体の急所教えてるんだよ!!・・・ヤバイだろ、それは。
しかも、ご丁寧にどの急所を突けばどのような効果が有るのかを、
事細やかに嬉しそうに、且つ生々しく説明してるし・・・イネス先生ほどじゃないが。
「・・・・では、ここのツボの名称と効果を・・窓際最後尾の者」
俺かい・・・あの眼、わざとだな。・・・そういえば、なんか怪我してるな。珍しい。
はあ・・・一応は授業だし、答えとくか。
「――――――です」
「うむ、完璧だ。流石は婿殿」
「―――――ハイ?」
「ふっ、照れることは無い、婿殿。汝が我が愛娘、北斗と枝織と恋仲である事ぐらい先刻承知」
我が愛娘云々は置いといて・・・・その通りだ。
「そして!汝は、心・技・体においても!愛娘達に対する愛情も!我に全く引けを取らぬ事を確信した!!!」
・・・そういえば、昨夜コンビニから帰る途中で、
ピンクの輝きに包まれた怪しい人物に襲われたな。
北斗と枝織ちゃんがどーたらこーたら言ってたような気が・・・
・・・・ま、カウンター一発で沈めたが。
「これからも、娘達をよろしく頼みましたぞ。婿殿」
・・・・・どう返事をしろというのだ・・・?
ところで、北辰の怪我は一体どうしたんだろう? 北斗がやったのかな?
PM:3時30分 校門
「アー君♪待ってたんだよ」
「ご苦労様です、アキトさん」
枝織ちゃん、ルリちゃん・・・
掃除当番で遅くなるから先に帰っていいって言ったのに・・・・
「二人とも・・・ありがとう」
「それじゃアー君一緒に帰ろ♪」
「アキトさん今日の夕飯は何にするんですか?」
「そうだな・・・そうだ、枝織ちゃんも食べてく?」
「いいの!?」
「うん。久しぶりにすき焼きでも作ろうかと思って。
流石にルリちゃんと二人だけじゃ食べきれないからね」
俺の誘いに、嬉しそうにはしゃぐ枝織ちゃん。
何も言わない所を見ると、ルリちゃんも反対ではないようだ。
明日は日曜日。
路弦帳益山。通称「チューリップ」で北斗との『デート』だ。
通算成績
327戦12勝11敗294引き分け
さあて!次はどうなるのかな?
あとがき
先天:はじめまして、この駄文の製作者の先天です。
神威:なんでこんなとこに来なきゃならんのだ? タイ○ニック号の模型を作っていたのに・・・
先天:そんな事言わないでくれよ。え〜と、今更ですが、私のオリキャラ「如月 神威」君です。
神威:ども。神無共々よろしくな。
先天:今回は初めての創作ということで、いろんな方々にこの作品の試読をお願いいたしました。
神威:この場を借りまして、試読を快く引き受けて下さった皆様方に、深くお礼申し上げます。
先天:それと、北辰の「ピンクの昂気」の使用許可をくださったケインさん。
神威:「時の流れに」のオリキャラの使用許可をくださったBenさんにも深くお礼申しあげます。
先天:・・・・なんか失礼な言い方してないか・・?
神威:気にすんな(汗) それよりこの話、ケインさんの「ナデシコ学園」にそっくりなのでは?
先天:同じ学園物なので仕方ない・・・・・・・・と思いたい(汗)
神威:それを判断するのは俺じゃない(キッパリ)
先天:あ〜・・・・(滝汗) 使用許可を貰う時に言い忘れた〜〜・・・
神威:見苦しい・・・
先天:・・・・よし。今更ジタバタしても仕方が無い。開き直ろう。
それでは、試読の感想の中にあった幾つかの質問に簡単に答えようと思います。
神威:・・・・ま、いっか。行くぞ。1.「神威と神無は双子なのか?」2.「アキトは昂気を使えるのか」3.「ウリバタケは何の先生なのか?」
4.「ラピス等他のメンバーはどうなっているのか?」5.「この話は壊れなのか?」・・・このぐらいか。
先天:それでは簡単に。1:双子です。2:使えます。3:世界史(偏っているが)の先生で自動車部の顧問です。
4:これ以上人数多くしたら書けなくなった(笑)5:多少は。しかし、ルリは壊しませんよ!!
神威:ホントに簡単だ・・・(汗)「5」は珍しいな。
先天:最近は壊ればかりが増殖してるからね。こういう本来の性格のルリもいないと、壊れルリはただの嫌な女の子になるから。
神威:・・・・そうだな。ギャップがあるから面白いんだしな。
先天:しかし・・・試読をしてくださった方々から「続きを楽しみにしています」等のお言葉を頂いてしまった・・・。
神威:なに? 確かこの話は続きを考えていない単発物だろ?
先天:うん。作者の属性を前面に出しつつ、君達如月兄妹をデビューさせるのが目的だったからね。
神威:確かお前、元ルリ×アキト派で現在は枝織×アキト・北斗(&・vs)アキト派なんだよな。
先天:自分ではそう思ってるよ。北斗×アキトも好きだけど・・・どっちかと言うと北斗(&・vs)アキト派だね。
神威:で? この話でお前の好きな北斗(&・vs)アキトは書けたのか?
先天:・・・・自分の実力の無さを痛感したよ(涙)。某団体の方々は認めてくれないだろうな・・・・
神威:お前の腕じゃあな・・・半端な北ちゃんと言った所か。
先天:まあ、とにかく多少は期待されてるらしいから、続きを書こうと思うんだ。
神威:書くのか!?マジで?俺と神無の出番はあるんだろうな?
先天:心配しなくても君達二人はレギュラーの予定だ。・・・それに神無を売約したのが誰かもハッキリさせたいしね(ニヤリ)
神威:・・・・・・・・・くっ!(焦)
先天:それでは、この辺で失礼させていただきます(ペコリ)
神威:おい!ちょっ、まて!おぉぉぉ・・・・・・
(閉幕)
代理人の感想
以後の努力に期待します(笑)。
まぁ、それはそれとして
中学生に手を出す大学生か・・・・
こう聞くとあらためてジュンの犯罪者ぶりが明らかに(爆)。