跳んだ
跳んだ
跳んだ
目が覚めた
空を見る
空は闇一色
灰色の大地
あまりにも遠い世界だった
Blank of 2weeks
〜the first 5minutes〜
ハッキリしない頭で
情報を整理する
ここは月
二週間前の月
ありえない
あまりに滑稽だ
でも自分はここに居る
――ふと考える
このまま身を隠せば
誰も自分を見つけられない
「アキト!ゲキガンガーは最高だよなぁ!!」
近過ぎる死
「いいじゃない!モルモットでも!!」
実験動物呼ばわりされる屈辱
「アキトは私の王子様!!」
重すぎる期待
イヤなもの
全てから逃げられる
これは
もはや勝利の決まったかくれんぼ
鬼が動くのは
二週間後
14日後
336時間後
20160分後
1209600秒後
勝ちが決まったかくれんぼ
逃げられる
全てから
簡単に
――しかし
足を動かしかけた時
ふと思い出す
あの艦の
戦争に参加してる自覚を疑うほど
楽しい
皆の顔を
忘れられるのか?
否
忘れられない
会いたい
辛い事があっても
それ以上に楽しい
あの艦へ
戻りたい
ふと思い出す
「料理、食べてみたかったです。」
あの子の顔を
跳び損なった
あの子の顔を
2週間前の今なら
名も知らぬ
あの娘を
助けられるかもしれない
――ああしておけばよかった
知力、体力、判断力
何か一つでも備わっていれば
助けられたかもしれない子供…
――こうしておけばよかった
格納庫に一緒に付いて行ってやれば
少しでも警戒していれば
助かったかもしれない親友…
こんな
やりきれない事で
後悔を背負うぐらいなら
俺は
逃げない
がむしゃらに
戦う
「もう他人の戦争じゃない…」
俺はもう
引けないところまで
浸かってしまっている
だったら
最後まで
戦争の終わりまで
やり遂げて
完遂して
みせる
「これは僕達の戦争…!!」
心の底で紡いだ
言葉の終わりとともに駆け出す
まず何をしたらいいのか?
そんなことも考えずに駆け出す
がむしゃらに
ただがむしゃらに
動いて
あがいて
苦しんで
悩むのは
後悔するのは
それからだ――――――
後書き
とりあえず記念企画に合わせて書いてみた超短編です。
これを機に原作を見直したんですけど、この部分って以外に話の隙は有るんですけど、設定(アキトの行動)の隙が思ったより無かったのであんまり話に影響しない跳んだ直後の葛藤を拙いですが書いて見ました。
副題の意味はそのままずばり、この話は跳んだ直後の五分間の話という意味です。
もしかしたら企画作の中で時間軸及び内容が一番短いんじゃないかなと少々不安です(笑)
それでは失礼します。
管理人の感想
ふじいさんからの投稿です。
淡々と、アキトの戦争に対する決心が書かれていますね。
ただ、残念ながら話としてしは、やはり短いのではないかと(汗)
それに他のキャラの台詞も無いのは、ちょっと寂しいかなぁ。。。と(苦笑)
代理人の感想
多分一番短いでしょうね、やっぱりw
それはともかく。
カワサキでメグミの制止を振り切って走り出したとき、やっぱり彼は一皮剥けていたんでしょうね。
この話は、その剥けた皮の、剥け切れずに纏いついたきれっぱしを振り払う話だったと。
別人28号さんの感想
確かに時間にしては短いかも知れませんが
内容としては充分だと思います、ハイ
普通にやったらこの結論に達するまでに二週間かかるって事も有り得ますし(笑
この2週間という時間でイツキを助けられる事を祈るばかりですが
・・・やっぱり無理なんだろうなぁ(苦笑
ところで
火星の人達は後悔の中に入ってませんか?(爆
まぁ、アキトのせいではないような気もしますが
ゴールドアームさんの感想
う〜ん……
申し訳ないですけど、感想のつけようがありません。
二次創作詩的な表現といっても、うーん……。
ごめんなさい。これで精一杯です。
龍志さんの感想
んーと…詩ですか?(苦笑)
と、冗談は別にしても正直読みにくかったです。
もう少し人に読ませることを意識した文章を書く事を心掛けましょう…人のことは言えないんですがね(苦笑)
内容については少々急ぎ過ぎですね。
アキトはご存知の通りお世辞にも頭の回転いい男では無いので直後にここまで考えられるとも思えませんし。
そして何より最大の問題点。
どうやってアキトは2周間前に来た事を認識したのか。
これが一切謎です。
機体の情報その他はアキトの来た時間軸のままでしょうし。
そこらへんの掘りこみも足りないなぁと思いました。
一回キチンとプロットを立てて、その後に矛盾点が無いかを探す作業をお勧めします。
それではお疲れ様でした。
プロフェッサー圧縮氏の感想
プロフェッサー圧縮inカーネギー・ホール(嘘)の日曜SS解説・特別版
はいどーも、プロフェッサー圧縮でございます(・・)
今回はAction1000万ヒット記念企画と言うことで、解説役にゲストをお招きしておりマス。
圧縮教授「!」←世界一短い返答、あるいは相槌
ハイ、では作品の方を見てみましょう( ・・)/
「これはまた、随分と圧縮してあるのう」
そーですねー、ただ我々との関係はありませんが(謎)
「しかし・・・途中から走馬灯かと思ったぞ」
まあ、文がぶつ切りになってますから。
「逆にそういう捻りがあれば、唸る出来に化けたかも知れんぞ」
そこは作者の意図じゃなかった気がしますが。
「まあ、結果論じゃな」
はい、では次の方どうぞー( ・・)/
日和見さんの感想
これはSSというよりは、散文詩に分類されるべき作品ですね。
事前の条件として2週間と区切っているのに、更にその中で最初の5分間だけを描くというアイディア自体は面白かったです。
只、どうやってたった5分で2週間前へ逆行していることをはじめとした状況の把握をできているのか、やあんだけ覚悟を決めた人間がなんでほぼ丸々2週間を食堂で働いているだけで費やしたのか、など細かい疑問点は多々残ってしまっているのが、少々残念に思います。
皐月さんの感想
長ければ良いものが書けるとは限らないかとw
内容はストレートですが、だから良いとも思います。
下手に地の文を出さなかったからこそ、という話ですし。