「主任、このチューリップどうすんですか?」
「・・・・・兵器実験場に運んどけ。」
「えっ!まだこれ生きてんのに・・・いいんすか?」
「いいんだよ!!会長命令でボソンの人体実験は中止!こんなもん無用の長物だ!さっさと持ってかんとお前も一緒に捨てんぞ!!」
「わっ、わかりました!さっさと捨ててきます!」
三軍神参上!
第1話
ココは地球、
「ひまだね〜ルリちゃん〜」
世界屈指のお気樂艦長、ミスマル=ユリカは絵に描いたようにだらけきっていた。
「そうですね・・・」
ナデシコメインオペレーター、ホシノ=ルリもまた、暇そうにしていた。
「もう木星トカゲも落ち着いたのにねえ〜」
チューリップもかなり減ったため、最近は戦闘もかなり減った。
「優華部隊の人達がいますから・・・油断は禁物です。」
優華部隊は、断続的に戦闘を仕掛けてきていたが・・・
「でも・・・パイロットの人達・・・楽しそうだよね・・・」
よく言えば接戦、悪く言えばじゃれ合いのような形になっていた。
「あちらの人達も個性的ですから・・・気が合うんじゃないですか・・・」
ルリがとりあえずの結論を出してしまったため、会話が終わってしまい・・・・・
「「暇だね〜(ですね・・)」」
スタートに戻った。ちなみにブリッジには、シフトの関係でこの2人しかいなかった、あまりに暇なため、仕事を某M=H君と某A=J君に押し付けようとしたとき・・・
「艦長、ちょっと・・・」
プロスペクターの通信で退屈は終わった。
「実は、ネルガルの兵器実験場が・・木星トカゲに占拠されまして・・・・そちらの奪還をお願いしたいのですが。」
プロスがブリッジで、ブリッジメンバーとパイロットに事情を説明する。
「はい。」
ラピスが手を上げる。
「なんでしょう?ラピスさん?」
「何でそんなトコにいきなりでるの?チューリップも無いのに・・・・」
「いや〜それが・・・」
「実験場に生きたチューリップがあったのよ。」
もう一人のネルガルに近しい者、エリナが補足する、
「急に有人ジャンプの実験が潰され・・・いらだった馬鹿な連中がポイ捨てしたらしくてね。そこからガンガータイプが出てきて・・実験場は占領されたってわけ。」
「?ガンガータイプって事は・・・人が入ってるんじゃないんですか?だったら説得は・・・」
メグミが、それに期待するかのように聞くが、
「いやそれがですね、応答しないどころか・・・実験場の資材を盗んでるらしくてですね、ハイ。」
「むしろバッタより性質が悪いのよ。」
疲れた顔で2人が返す。ミナトがあきれたように、
「ほんとにその人達・・・優人部隊なの?」
と呟く。それを聞き、プロスは懐から宇宙そろばんを出し計算し、金額を皆に見せながら、
「優人だろうとなんだろうと、このままほっとくと・・・これだけの額が動きます。戦争時のドサクサにまぎれての窃盗もシャクですしね。」
と珍しく怒った顔で言い切る。
「敵の戦力は判っているのか?」
シュン提督がプロスに問いかける。
「ええ、ガンガータイプが二体だそうです。」
「二体・・初期型ですか?後期型ですか?」
ジュンが追加質問をする。ちなみに地球では、初期型はテツジン、マジン等、後期型はダイテツジン、ダイマジン等を指す。
「ええ、通信によると初期型だそうです。」
シュン提督がそれを聞き、艦長と話し合う、
「・・・・初期型二体ならそんなに戦力を割くことも無いな。」
「ええ、ここは誰か一人に行って貰って・・・・・・・・・・・・あれっ?」
ユリカがパイロットたちに眼をやると・・・・・・・・・
「一人足りなくないですか?」
ジュンが顔ぶれを確認すると、
「そういえば・・ヤマダ君がいないね。」
ヤマダ=ジロウ、魂の名前ダイゴウジ=ガイがいなかった。
「むう、パイロットは全員集合なのに来ないとは・・・」
「また医務室じゃないんですか?」
ゴートのつぶやきに、ルリが返す。
「あれ?あいつ、ここに集合したときはいたぞ。ヒカルの隣にいたような・・・」
リョーコの発言と共に、皆がいっせいにヒカルを見る、
「ガイ君だったら、ガンガータイプが暴れてるって聞いたとたんにとびだしていったよ。」
「と、いう事は・・・・」
『艦長ー、ヤマダの馬鹿がさっきっから発進させろってうるせえんだが、なんかあったのか。』
ウリバタケが格納庫から通信を入れてくる。背景では、ヤマダが整備員に取り押さえられていた。
「ヤマダ・・まだミーティング中だぞ、早く戻って来い。」
『うぉぉぉぉぉ、偽ガンガー!俺が退治してくれる!』
「聞いちゃいねえ・・・・」
シュンが頭を抱える。
「隊長、ヤマダでも大丈夫です、『ガンガー』もあることですし。」
アキトがヤマダをフォローする、それを聞き艦長が、
「なら、やる気もあることですしヤマダさんに行って貰いましょう。だから・・ヤマダさん、落ち着いてください。」
と結論付け、ヤマダを落ち着かせる。整備員に解き放たれたヤマダはポーズをつけ、
『ふっ、話がわかるじゃないか、艦長。だが!落ち着いたところでいっておく!俺の名はダイゴウ・・・』
『はやく助けてくださ〜い!』
いつもの名乗りの途中に、通信が入る。画面には、髪を七三に分け、眼鏡をかけた、若い男がいた。
「・・・・・・誰?」
通信士のメグミがつぶやく。
「ああその方は先程、救援通信を入れてきた、実験場の方です。メグミさん、救援が行った事を伝えていただけますか?」
「判りました、プロスさん・・・今そちらに、救援が行きますので、安心してください。」
『了解しました!早く来ないと・・物資が・・・・』
そう言い残し、通信は切れた。
「では、警戒体勢を維持し、解散してください。万が一に備え、パイロットの皆さんはいつでも出撃可能な状態に、整備員の皆さんも・・・ってなにやってんですか!?」
艦長が格納庫に眼をやると、ヤマダ対整備員のハンディキャップマッチが行われていた。ウリバタケが頭を抱えながら答える。
『いやよ、ヤマダの奴が通信で名乗りを邪魔されて、暴れ始めて・・それでこんなことに・・・』
『俺はダイゴウジ=ガイだー!』
『ええい!落ち着きやがれ!早く出ろ!』
『いや、ちゃんとした名乗りをしなければ!ヒーローとして・・』
プチッ
「早くしてください!盗られた分、給料からさしひきますよ!」
プロスの怒号が船に響いた。
「ふっふっふ・・・・・引っかかったみたいだな・・・」
先程ナデシコに通信を入れた男が、通信室で笑っていた。眼鏡をはずし、髪をクシャクシャに崩す。そして、外で働いている機動兵器に声をかける、
「おい、富士!諏訪!客が来るから早く積み込め!」
「おうよ!でも何で・・初任務が強盗なんだ?」
「・・・・能力の・・・無駄遣いだ・・・」
「すいません、物資が不足気味なので・・早めに船に積み込んでください。敵が来ると面倒ですから・・」
「ダイゴウジ=ガイ!ただいま到着!さあこい!偽ガンガー・・・って、いないじゃねえか。」
ガイが実験場に到着したときには、略奪の跡を残し、人っ子一人いなかった。
「う〜む、盗り逃げしやがったか。・・俺の名乗りを邪魔した野郎がいる筈だな、一発殴りに・・いや救助しないとな。」
ガイが建物に眼をやった瞬間、建物が崩れ、影から見覚えの無い機体が出てくる。
「何だ!?」
同時に、空から旋風が襲ってきた。
「ん?・・・!艦長!『ガンガー』敵と交戦中!・・・・・反応、消えました!」
ルリが叫ぶ。それを聞き、
「エステバリス隊出撃!アカツキ機、リョーコ機、アリサ機、ヒカル機は先行してヤマダ機の救助!罠の可能性もあります、アキト機、イズミ機、カザマ機は艦の護衛と付近の哨戒をお願いします!」
ユリカが適切な指示を出す、
「「「「「「「了解!」」」」」」」
「ナデシコ最大加速!」
「了解!全速前進!!」
四機の機体が、空を飛んでいる。
「ガイ君大丈夫かな・・・・」
先行部隊のヒカルが呟くと、
「あいつは・・死なんだろ。」
「確かに・・・・想像ができませんね。」
リョーコ、アリサが答えた。
「でも・・・・・・」
「まあ確かに、ヒカル君の気持ちもわからないでもない、どうやら相手は唯のガンガータイプじゃなさそうだしね。」
アカツキが話を返す、
「こうなると、さっきの通信も怪しくなってくる、あの通信じゃ初期型二機だけだって断言してたからね・・・・・おや?あれじゃないか。」
目の前に、実験場が見えてきた。
「!?ヤマダ!」
リョーコが実験場に眼をやると、初見の機体が『ガンガー』を踏み潰していた。機体の大きさやイメージはデンジンに酷似しているが、ジン独特の鉄人形のイメージは無く、機動兵器に近いバランス、洗練されたデザインになっている。『デンジンタイプ』は、こちらに気付いたのか『ガンガー』から足を離し、上を向き両手を広げこちらに向けてくる。
「なにやってるんですか?アレ?」
アリサが怪訝そうな眼で見る。
「・・・・・来るぞ!みんな!」
アカツキの声と共に『デンジンタイプ』の十指から、ビームランチャーが撃たれた。威力の高さを示すかのように、空気が振動する。
「うわっ!?あの野郎、中々のパワーがあるぜ!」
「そうだね・・・アリサ君とリョーコ君で先行、僕とヒカル君でサポートする!ヤマダくんも気になる、手早く決めよう!」
アカツキの指示が飛ぶ。
「了解!いくぞアリサ!」
「ええ、リョーコ!」
「ガイ君・・・無事で・・・・」
『マルス』と『ルナ』が『デンジンタイプ』に向かっていき、後衛に『ジャッジ』と『煌』がつく。支援と元々の腕もあり、二機は『デンジンタイプ』にちかづいていく。
「はっ!当たるかよ!」
その時、上空の雲の中からすさまじいスピードで何かが飛んできた。
「何ですか!?アレは!?」
「来るぞ!」
だが、物体は2人を無視して、脇を通り抜ける、そして後衛の2体へと突っ込む。
「ヒカル!ロン毛!避けろー!!」
「フォーメンションを崩す気なの!」
リョーコ、アリサが叫ぶ。だが、物体は銃を構える二機に肉薄している、物体が『煌』へと突っ込んだ。
ザシュ
ガシュ
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
足を断たれ、胸に裂傷を付けられ、『煌』が墜落する。
「ヒカル君!ってなんだい?アレは・・・・・」
アカツキの目の前には、『煌』に襲い掛かった物体が姿を現していた。形はマジン、いやスレンダーなせいで、むしろウミガンガーに近い。だが、鋭角的なフォルム、両手の爪、所々についたブースター、
口部分に有る獣のような牙・・・・マジンと呼ぶには、あまりに異質だった。『野獣』が獲物を見定めたかのように、『ジャッジ』に襲い掛かってくる。
「クッ!やらせないよ!」
『ジャッジ』はライフルを捨て、イミディエットナイフに持ち替える。だが・・・・
ウォォォォォォォォ・・・・・
咆哮と共に『野獣』がすさまじいスピードで襲い、すれ違いざま右爪で切りかかった。
「なにっ!?」
直撃は避けたが、『ジャッジ』の右腕に裂傷ができる。傷口から、オイルが噴出し、痛みで耐えられないかのようにナイフを落とした。それの隙を突き、『野獣』が再び踊りかかる。
「やばい・・・・・」
「どけ!ロン毛!」
『ジャッジ』と『野獣』の間に、前衛から戻った『マルス』が割り込む、
ガキッ
キシキシキシ・・・・・・
『マルス』の愛刀『赤雷』と『野獣』の爪が切り結ぶ。
「ロン毛・・・・こいつは俺が止める・・・あっちのリクガンはアリサが・・・お前は先に・・・」
「わかった、ヤマダ君とヒカル君を助けて来るよ。そいつは近距離重視の機体じゃないと動きに・・・」
「へっ・・・・・俺の獲物さ!」
カン!
それを機に距離を取り合う『マルス』と『野獣』、構える『野獣』に対し、『マルス』は居合いの構えを取った・・・・
「・・・・・・一瞬がカギだな・・・・」
バシュバシュバシュバシュバシュ
バシュバシュバシュバシュバシュ
『デンジン』がにじり寄りながらビームを撃つ、十本のビームが『ルナ』一機に襲いかかった。それを何とか回避する『ルナ』だが・・
「・・・流石に一人でこれを捌くのは・・・・」
パイロットのアリサには、疲労の色が見えている。
「長期戦は不利・・・ならば。」
少し離れたある艦で・・・・・
「どうやら、勝負のときみたいだな。」
「大島さんも出たほうがいいんじゃないんですか?」
「う〜ん、確かに。一応準備しとくか。いっちゃん、いつでも逃げられるように『陰月』の火も入れといてくれ。」
「はい、わかりました。」
「ヤマダ君、大丈夫かい?」
地面に打ち捨てられた『ガンガー』を『ジャッジ』が救い上げる。
「すまねえ、アカツキ・・・油断した。」
声からすると、何とか無事なようだ。
「何とか無事なようだね・・動けるかい?」
「すまねえ・・・無理みたいだ・・・」
「・・・ヒカル君もすぐにはいけそうに無いね。こうなったら、あの二人に賭けよう。」
「あの二人なら・・・分は悪くねえな。」
対峙する『マルス』と『野獣』、二体とも期を狙っている。刹那、痺れを切らしたのか『野獣』が双爪で『マルス』に飛び掛る。
ガキッ
キン!
交錯する閃光!次の瞬間、
ボタ・・・・・
『野獣』の左腕が切り落とされた。
「行きます!」
白銀の騎士が『ヴァリキリーランス』を携え、『デンジンタイプ』に突撃する。
バヒュバヒュバヒュバヒュバヒュ
『ルナ』に向けて撃たれるビーム。だが『ルナ』は避けつつも距離を詰める、
「これで決めます!」
『デンジンタイプ』の胸めがけ、白き流星が襲いかかる。しかし・・・
バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
胸部から高密度のグラビティブラストが放たれる。
「そんな!」
紙一重で避けるが、必殺の一撃は脚部を砕いただけに終わった・・・
左腕を断たれた『野獣』だが・・・・
ズバシュゥゥゥ
断たれた左腕を『マルス』めがけ投げつけた!
「なんだと!?」
左腕が『マルス』の下腹部に突き刺さる。予期していなかった攻撃に驚き生まれる隙。
ズブリ・・・
『野獣』が距離を詰め、無事な右腕で『マルス』の肩を貫く。そして・・・・
バキリ・・・・グシャッ・・グシャ・・・
顎部の牙で『マルス』の首筋に噛み付いた。鮮血のように噴出すオイル、なおもかまわず噛み続ける『野獣』。リョーコが叫ぶ、
「こいつ!狂ってやがる・・・バケモンだ!!」
「はずした!?だけど!!」
脚部を砕かれバランスを崩す『デンジンタイプ』に再び槍を構える、すると・・
ボス!
ボス!
炸裂音と共に『デンジンタイプ』の腕が伸びる。
ガキッ
側面から『マルス』を掴みあげ、高く差し上げ・・・・
ブン・・・・
ドガッ!
地面にたたきつける。
「こんな・・・嘘でしょ!」
驚愕するアリサにかまわずに、『デンジンタイプ』は無防備な『ルナ』に向かいビームを撃った。
「ちっ!まさかあんな隠し球持ってやがるとは・・ヒカル!アカツキ!なんとかしてあいつらを引き付けるぞ!」
「うん!」
ガイとヒカルが動こうとするが。
「待て二人とも!」
アカツキがそれを止めた。
「止めんな!あの2人がやられちまう!」
ガイが叫ぶ。だがアカツキは落ち着き払って、
「どうやら王子様がたすけにきたみたいだよ。」
と言った。
(ダメ!やられる!)
アリサは死を覚悟したが、
ボン!
爆発したのは『デンジンタイプ』だった。糸が切れた人形の様に崩れ落ちる『デンジンタイプ』、後ろには黒き羽『フェザー』が舞っていた。
『マルス』に噛み付き続ける『野獣』だったが、何かを察知したのか断たれた左腕を引き抜き、その場から一歩離れた。次の瞬間、『野獣』がいた所に黒い天使が舞い降り、『野獣』に蹴りを入れる、『野獣』は吹き飛んだ。
「大丈夫ですか?」
「相当やられたみたいね・・・」
『白百合』と『鯖』が、『マルス』と『ルナ』を救助し、黒き天使『ブローディア』、漆黒の戦神テンカワ=アキトが『デンジンタイプ』と『野獣』に対峙する。
「アキト兄・・なんかあの二体・・・怖い。」
「僕も・・・何かやな気がする・・・」
『ブローディア』の補助AI、『ブロス』と『ディア』が珍しくおびえている、アキト自身もなにか異様な物を感じ取っていた。
「あの二体は危険だ・・・ココで決めるぞ!」
不安を払拭するかのように一喝し、DFSを構えた。
「来るか!?」
「・・・・・・戦陣が相手・・・面白い・・・だが・・・・・損傷が・・・・・」
「富士!諏訪!引け!『ジュウジン』と『バクジン』は限界だ!そいつは俺がやる!」
シュン・・
二体がボソンジャンプで消える。
「逃がすか!」
「まって、アキト兄!付近にボソン反応!」
『ディア』が別のボソン反応を感知した。
「なんだと!?」
すると二体がいた所に新たな機体が姿を現した。コンセプトはテツジンなのだろうか?しかし体の装飾は竜を模している、そのせいでテツジンとは何か違う印象を受ける。
「ガイ君・・・まさかアレ・・・」
「ヒカルも気付いたか・・・木連め、まさかアレまで作るとは・・・」
ゲキガンガーに通ずる二人が何かに気付く。
「ふっ・・・まさか対峙することになるとはな・・」
アキトも気付く、はるか昔に自分が仮想空間で乗った機体・・・それを模してるのは一目瞭然だった。
「「「ドラゴンガンガー・・・」」」
最強のゲキガンガーを模した機体がそこにいた・・・・・
〜続く〜
後書き?
「やあ!本編にほとんど出なかったのを気にしている、解説スパットだ。今日はやっと名前が出た『ジュウジン』、『バクジン』の二体の一つ『ジュウジン』について、いっちゃん・・・・・いやいや市川君からぱくった・・じゃなくて借りたメモを使い解説しよう!」
ジュウジン(獣神)
パイロット 諏訪成晃少尉
機動力重視の機体、敵陣突破や撹乱を目的とする。体の随所に付いたブースターのおかげで、エステより一回り大きいながらも、直線的なスピードはかなりの物となっている。武装は両手の爪と顎部の牙のみ、遠距離兵器が一切無いため遠距離戦は苦手とするが、加速性能が高いため遠距離戦になることはほとんど無い。ちなみに時々響く咆哮音はブースターの冷却音である。最初はマジンに近い機体だったが、製作者の多瑠博士がパイロット候補の諏訪を見て改造を加えたため、まったくの別物となった。スピードを制御するバランサーの辺りに新技術の影があるが、なぜか多瑠は本星にそれを報告しなかったらしい・・・・
「・・・どこぞの初号機かこれは・・・・まあいいや。次回!やっと真の主役、大島が出陣する!お楽しみに!」
「ちょっと待て!?誰が真の主役だ?」
「うるさいな〜露払いは黙っててくれよ。」
「・・・・・デビュー前に・・・・殺すか・・・」
代理人の感想
ガンガータイプ・・・普通「ジンタイプ」ですが、原作ではそう言えばどう言っていたかな?
それはともかくバクジンとかジュウジンとか、一体どれくらいのサイズなんでしょう?
ジンタイプと同サイズだとすると、カスタムエステと互角のスピードというのはナンボなんでもオーバースペックだし、
かといって開発者の話その他からするとエステと同サイズというほど小さくは無いみたいだし・・・・
ううむ。