本編(管理人さんの時の流れに)を5話目まで読んでください。

 この話はそこで合流しますので...















 『キモチワルイ...』

 それが少年が最後に聞いた少女の言葉だった...。





        時の流れに 〜新たなる世界〜

            事の始まり       BY ゴーヤ




 今、少年の目の前には『赤い』海が一面に広がっている。

 いつからだったかこの少年は人と話さなくなった。

 いや正確には話せなくなったというところであろう。

 この地域一帯にはこの少年に以外人一人も見当たらないのだから。



 少年は幼いころに母親を亡くし人を傷つけることを恐れそして他人との接触を絶とうとした。

 故に自分の心を閉ざしてしまった。


 赤い瞳の少女は自分は作られた人間ではないものということに恐怖を感じていた。

 しかし少年によって自分は人間だということを認識する。しかしその少年を護るために自らの死を選んだ。

 それにより少年に自分のことを教えるはめになり少年を殻に閉じ込めるための起爆剤のひとつとなってしまった。

 
 青い瞳の少女は少年と同じように幼いころに母親をなくしていた。

 そのせいか自分を見てもらうにはよい結果を出さないと見てもらえないという間違った解釈をしてしまう。

 プライドが高く少年に成績が負けたときは散々少年に嫌味を言った。

 しかし少女は少年の純粋なところを好いてた。しかし心の隅でそれを否定していた。

 最後は少年に負けたという悔しさから心を閉ざすのだった。


 
 少年は誰かに愛してもらいたかった、

 赤い瞳の少女は自分を人間だと認めてほしかった、

 青い瞳の少女は自分の存在を認めてほしかった。

 しかし彼らはそのようなことをしてもらえずにただ単に大人たちの手の平の上で踊っていただけだったのだった。

 




 今までたった一人しかいないと思われた世界にもう一つの生命が現れる。

 それは青い髪で赤い瞳の少女、先ほど言っていたうちの一人だ。

 彼女は彼に言う

 「あなたは何を望むの?」

 少年は言う

 「...もう一度やり直したい。みんなに出会ったときから...。」

 おそらく少年は今まで生きてきた中で一番思い出深かったのであろう、

 その思い出すらもこんな残酷に終わらせるわけにはいかないためであろう。

 もう一つは罪滅ぼし、少年は男でありながら目の前にいる人すらも助けることができなかった。

 少年は優しすぎるために人の死というものにかなり罪悪感を持っているのであった。

 だから少年は過去に戻り少なくとも目に入る人は助けたいと考えるのであった。

 
 少女は少年に言う

 「それだけでいいの?」

 少年は言う

 「力...みんなを護れるぐらいの力がほしい。」

 少女はそれに応える

 「これでいいのならあげるわ、第一使徒アダムの力を。」

 少年は驚く、が少年は少し考えそれを受け入れることにするのであった。

 「みんなを助けることができるならば僕はそれを望む。」

 少女はそれを聞くと少年の手のひらに小さい赤い球体のものをのせる。

 その球体は手の上にのったと思ったら少年の体の中に入っていくのであった。

 少年は少し驚いたが自分が他人を護れる力を得たことに満足するのであった。

 が、少年は一つだけ間違ったことを信じてしまった

 先ほど少女は第一使徒、アダムの力といったが、実際は第十八使徒リリンを覚醒させたに過ぎなかった

 その力はアダムをも超えると考えられるのだった。

 
 少女は力の使い方を説明する

 「基本的にエヴァと同じように考えれば使えるわ。他には武器の様に使うこともできるわ。
  
  力は使いすぎるとフィフスみたいに銀髪、赤眼になるから気をつけて」

 「ありがとう。」

 少女はその少年の感謝の気持ちに顔を赤らめるんであるが話をはぐらかすのであった

 「じゃ、そろそろ跳ばすどいい?」

 「いいよ、...綾波はいかないの?」

 少女、綾波レイが答える

 「私はこの世界をどうにかする必要があるの、だから彼方一人しか飛ばすことはできないわ。」

 「そうなんだ。」

 「向こうの私を大切にしてね。」

 「うん、わかったよ。」

 「じゃぁね、碇君。」

 レイがそう言うと少年、碇シンジの体が光りだす。そして消えるのであった。

 
 レイはシンジが消えたのを確認するともう一人の人間、惣流=アスカ=ラングレーのほうに体を向ける。

 「で、セカンド、貴女はどうするの。」

 「気づいていたのね、私がまだ生きてるって。」

 「ええ、でどうするの?このままここで死ぬ?」

 「いやよ、シンジのいないこの世界で死んでも何も嬉しくないわ。」

 「あら、認めるのね碇君が好きって。」

 「悪い?今まで素直になれなかったけど私はシンジが好きなの。」

 「...で、これからどうするの?」

 「私を跳ばす事はできないの?」

 レイは少し悩んだ顔をして

 「一つだけあるわ。私と同化すればできる。」

 「同化か、そういえば貴女人間じゃなかったのよね。」

 その発言を聞いたレイは悲しそうな顔をする

 「あ、大丈夫よ、決してあなたを嫌っているわけではないから。」

 「そう、ならいいわ、で?どうするの?」

 「不本意だけどこの際仕方ないわ、お願いするわ。」

 アスカがそういうとレイはアスカの手を握る。

 誰かがこの現場を見ていたのであれば赤い髪の少女が急に消えたように見えたであろう。

 これでレイとアスカの同化は完了したのであった。

 青い髪で碧眼という少女だ。これが完了してから数分後、彼女の姿も光に包まれてどこかに消えるのであった。

 
 綾波レイは一つだけ失敗を犯したのであった、それに気づくのは過去に戻ってから数日後であった。

 そう、少年、碇シンジは過去に跳ばされたのではなかった。

 では何処に...それは今時点では誰もわからない...。


 この赤い海の世界がこれからどのようになったかは誰にもわからないのであった...







 <後書き?>

 どうもはじめまして。ゴーヤといいます。

 本当はEVAの小説を書いているのですが、

 EVAのSSサイトをぶらついていたときなんとなく違うのも読んでみようとここに流れ着きました(笑)

 
 え〜簡単に自分のことを紹介したのですが、次はこの小説についてっす。

 題名に『時の流れに』なんて書いてありますが、

 基本的な流れ、キャラは本編と同じで、それプラスEVA(シンジ)を加えます、

 でも、オリの部分や省略などしたりする、そんな小説です。

 作家としては情けないことにあまり文章にすることが得意ではないのでへたれだと思ってください。

 あと、専門的なものはわかりませんのであしからず。

 
 書くスピードがかなり遅いのでどんなもんで投稿出来るかはわかりません、

 でもしっかりと書き進めて行きたいと思うのでよろしくお願いします。

 では、今回はこれで...

 

 

代理人の感想

五話・・・つーと火星に着いたあたりで合流ですか。

・・・しかし、この状況からどうすればあそこに繋がるのやら。

ま、お手並み拝見ですね。