「ゴッドナデシコ、発進しました!」
「アキト君なの!?」
「はい! コールは・・・・・香港島から北東方向、おそらく大陸本土です!」
払暁。ネオジャパン領事館は再び騒然としていた。
半日前の襲撃事件。ダイゴウジガイの負傷とメティス・テアの拉致。
それに伴って発生したさまざまな問題の処理に加え、
「ちょっと散歩してくる」だけのはずだったアキトは未だに連絡すらない。
間違いなく何かトラブルに巻き込まれた、そしてそのトラブルは一連の事件と関係がある。
そう考えるのが自然だ。
行方不明のアキトからのコールでゴッドナデシコがいきなり発進したのはそんな時だった。
つまり、アキトはまだ無事でいる。
しかしゴッドを呼ばねばならないような危地に立ってもいる。
その危地とは何か。
即座に武官を数人偵察に出したものの、エリナも、ルリも、リョーコもサブロウタもハーリーもナオもミリアも、
ただただ悪い予感が膨れ上がるのを抑えることが出来なかった。
が、程なくアキトはゴッドと共に帰還した。
一同が揃って胸を撫で下ろしたのは言うまでもない。
ただし、アキトが行方不明の間に遭遇した事態そのものは彼らの予想をはるかに越えていたが。
「マスターと!?」
「ったく、よく無事だったもんだ」
「ああ・・・・・・・」
どこか遠くを見るような表情でアキトが答えを返す。
視線を戻し、そこで漸くこの場の顔ぶれに気がついたらしい。
「それにしてもこの面子はなんだ?
ルリちゃんやハーリーはともかく、なんでリョーコちゃんやミリアさん、ナオさんまでが・・・
まさか、こっちでも何かあったのか」
顔を険しくして一同を見回すアキトに、誰もが咄嗟に返事を返せなかった。
意を決したエリナが口を開こうとしたのと、
先ほどから感じていた違和感の正体に気がついたアキトが叫んだのが同時。
「そう言えばガイはどうした?! まさか、一人だけまだ寝てるわけでもないだろう!」
「ダイゴウジガイは・・・・・さっき意識を回復したわ」
その言葉がアキトの脳に浸透するのに一瞬かかった。
胸の傷は、意外なほど軽かった。
無論それでも重傷には違いないが、安静にしてさえいれば命に関わる傷ではない。
心臓・肺・気管・大動脈のいずれをも影の刃は傷つけておらず、
術式を担当した軍医は奇跡的、いやいっそ芸術的な程に急所を外れているとエリナに言った。
実際、止血と解毒以外に軍医が施した術式といえば殆ど胸と背中の傷口の縫合だけ。
いくら急所を外したとは言え、胸を刃物が貫通してから一日経っていないというのに
ガイが意識を取り戻して天井をずっと睨んでいられるのはそう言うわけであった。
もっとも、周囲からはまた不死身度が上がったとしか思われないだろうが。
だがそれはガイにとってどうでもいい事だ。
今その心を責めさいなむのはメティを守れなかったこと。
わざわざ自分を心配して付いて来てくれたが為に、メティはガイと二人きりの時に襲撃を受ける事になった。
本来ならば会ってから短いとは言え姉のように懐いていたルリに付いて行くつもりだったろう。
その場合側にいるのはガイよりもよほど実戦経験の豊富なサブロウタと、
まがりなりにも最強と謳われるシャッフル同盟の一員であるリョーコである。
足手まといが二人いるとは言えこの二人と一緒にいればメティスも攫われないで済んだのではないか。
もちろん、これが仮定の話でありいくら考えても仕方のないことだということも、
たまたまガイと一緒のときに攫われたからと言ってガイに全ての責任があるわけではないのは、
ガイにだってわかり過ぎるほどわかりきっている。
だが『守れなかった』と言う事実。
これだけは絶対に言い訳しようがない。
不可抗力などという言葉で気持ちや責任を誤魔化すことはできる。
だがそれでも事実だけは誤魔化せない。
絶対に、消えることはない。
そしてもう一つガイを責めさいなんでいる事実。
決勝バトルロイヤル、そしてナデシコシュピーゲルとのファイトの前に負傷したことがそれだ。
今ごろは明後日のファイトに向けて最終調整を行い、
アキトとゴッドの双方を最高の状態に仕上げていなければならないはずだった。
だが、自分が負傷した事によりゴッドの整備は代役を立てるしかなくなった。
急遽駆り出されたハーリー達ライジングナデシコ担当スタッフがいかに優秀で
かつライジングとゴッドが兄弟機であるとは言え、彼らはゴッドの細かい癖まで熟知してるわけではない。
アキトは不完全な状態のゴッドで対シュバルツ戦に臨む事になる。
ガイがナデシコファイターのクルーとしての役目を果たせなかったが故に。
いや、そもそも自分がアキトのクルーとしてどれだけ役に立っていたろうか?
一般にクルーの最も重要な仕事はファイターのセコンド役、つまり激励と戦術的助言だとされる。
だがリョーコとの戦いで、ガイはアキトに何ら有効なアドバイスをすることが出来なかった。
リョーコのクルーであるサブロウタは、リョーコがアキトを倒すための必勝の策を作り上げたのにだ。
あの時、ボルトナデシコのコンディションがもう少し良ければアキトは力勝負で負け、敗北したかもしれない。
そのピンチを、アキトは己一人の機転と度胸で切り抜けた。
リョーコとの試合だけではない。アキトは常に一人で戦っている。ガイを、必要としてはいない。
体調の管理、ナデシコの整備などは他の誰でもできる。
ガイにできること、ガイだけにできることは何もない。
そもそもガイがアキトのクルーに選ばれたのは整備と医療をこなせてかつ絶対に裏切らない人間だったという、
ただそれだけのことであって、ガイの能力そのものがどうしても必要とされていたわけではないのだ。
「・・・・・・・・考えててもしょうがねぇ。寝ちまえ寝ちまえ」
などと、ここで言えるようなら苦労はない。
ガイは確かに所謂単細胞の部類に入る。
細かいことなど気にせず、ただ前に進む馬力と思考形態を兼ね備えている。
だが、単細胞だからこそ悩む事もある。
不器用だから、ごまかすことが出来ないから真剣に悩む。
逃げるという選択肢を持っていないから、馬鹿正直に悩む。
深く、強く、死ぬほどに、胸が苦しくて張り裂けてしまいそうなほどに悩む。
それがどれほど辛いことなのか、恐らく彼以外の誰にもわかるまい。
叩きつけるように扉が開いた。
ずかずかと大またでアキトがガイの寝ているベッドに近づいてくる。
「アキト! 無事・・・・」
ガイは最後まで言い終えることが出来なかった。
怪我人に対する一片の気遣いもなく、アキトがガイの胸倉を掴み上げて自分と同じ目線にまで持ち上げる。
怒りに燃える瞳が、ガイの目を覗き込む。
「ガイ! おまえそれでも男か! 俺の相棒か! 何故・・・何故メティちゃんを守ってやれなかった!」
怒りに任せた、叩きつけるような言葉。
がつん、と来た。
比喩でなしに目の前が真っ暗になり、全身から力が抜ける。
浴びせられる怒声も、どこか遠くから聞こえてくるようで現実感がなかった。
「なんで・・・・・どうしてメティちゃんを守ってくれなかったんだよ・・・・なんでだよガイ!」
メティがさらわれたと聞いた瞬間、アキトは走り出していた。
怒りとも、悔しさとも、憎しみともつかない、どこか自暴自棄な衝動がその体を突き動かしている。
多分、負傷のことを聞いていなかったら口より先に手が出ていたろう。
無意識のうちに、かつて妹たちを失った時の事を思い出していたのかもしれない。
ともかく、アキトは衝動を抑えきれなかった。
突き動かされるままにガイを吊るし上げ、思いつくかぎりの罵声を浴びせつづける。
ただ、全身を支配する衝動を叩きつけていた。
突然現れたリョーコとナオに両腕をつかまれ、アキトはガイから引き剥がされた。
サブロウタがガイの体を支え、ベッドに戻す。
いつのまにか、エリナ達もやってきていた。
周囲の気配にも気づかないほど頭に血が上っていた事にようやく気づき、武闘家の本能が警鐘を鳴らす。
少しだけ、心が冷静さを取り戻してくれた。
「・・・・・・・・何やってるのよ、ケガ人相手に。
しかもメティス・テアがさらわれたのは彼の責任じゃないでしょう?
彼は彼女のボディガードじゃないし、第一彼女は彼より強いんだから」
叱る、というよりむしろ悲しそうにエリナがアキトを諭す。
左右の腕を固めた二人を振り払い、視線を逸らしながらアキトはむっつりとしていた。
「だがガイがメティちゃんを守れなかった事実に変わりはない」
「アキトさん、それは・・・」
「言い過ぎよ! 危険にさらされたのはメティス・テアだけじゃないわ。
ダイゴウジガイも危うく死ぬところだったのよ!
今こうして話ができる事自体、物凄い幸運が積み重なった結果に過ぎないのよ!?」
「・・・・」
今度こそ、エリナが声を荒げてアキトを睨む。
その言葉を裏付けるかのように、先ほどアキトがつかみ上げていたガイのパジャマの下で
包帯が赤く染まり始めていた。
ぎり、とアキトの歯が軋む。握った拳が無意識のうちに震えていた。
衝動をまだ抑えきれないのか、それをガイにぶつけた自分が許せないのか。恐らくは両方だろう。
いきなりアキトが身を翻した。
背中を向けたまま、ガイに言い捨てる。
「もういい! おまえはそこで寝てろ! メティちゃんは俺が探す!」
「待ちなさいアキト君! メティステアを連れ去った連中のこともそうだけど、
ナデシコシュピーゲルとのファイトはもう二日後なのよ!?
只でさえ強敵なのにクルーを欠いて・・・」
「ガイがいなくたって整備くらいはできるだろう! 今大事なのはメティちゃんの身の安全だ!」
「・・・アキト君っ!」
「てめぇ! 今のは聞き捨てならねぇぞ!」
もう一度、がつんと来た。さっきのそれよりもガイには堪えたかもしれない。
だがアキトの方にそれに気がつく余裕はない。
自分自身のうちに荒れ狂う衝動を抑えるので精一杯だった。
「ちょっと、待ちなさいよ! 大体探すって言ってもアキト君一人で何が・・・」
「探すっ!」
病室のドアを叩き付け、アキトが姿を消す。
唖然と、或いは憮然と取り残された人々の中で、ガイの肩が小刻みに震えていた。
拳が固く掴んだシーツに、ぼたりぼたりと熱い水滴が滴っている。
「ぐ・・・・う・・・・ふぐうっ!・・・・・」
誰も、声をかける事が出来ない。
サブロウタとナオが、辛そうに目をそらした。
「畜生・・・・・・畜生! アキトの馬鹿野郎・・・俺の馬鹿野郎!
俺が・・・俺が・・・あそこでメティちゃんを守ってやれれば・・・
畜生畜生畜生畜生畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
ガイが泣いた。泣きに泣いた。
ただ、悲しかった。
雨が降っている。
あれから丸一日半が過ぎていた。
こんな天気でも夜の繁華街には多くの人が繰り出している。
その人の中に、アキトがいた。
この二日間何をやっていたのか、その表情には生気というものが全く感じられない。
今にも消えてしまいそうなほど、存在感というものが欠如していた。
写真や映像でしかアキトを知らない人間が今のアキトを見たとしても、まず同一人物だとは気づくまい。
実際、雨の中傘も差さずに俯き加減で歩く男を誰も気に止めなかった。
ふらふらとした足取りで、アキトは街をさまよっていた。
大通りから路地に入ったところでふと自分の名前を呼ばれたような気がして、アキトは振り向いた。
路地の入り口に見慣れた誰かが立っている。
「アキ・・・・ト?」
ひどく場違いな、気の抜けるほんわかとした声。
その声に何故だか安心しきって、全身に張り詰めていたなにか、
碌に食事も休養も取らず、雨に打たれて消耗していた体を無理に動かしつづけていたなにかが消えた。
あっという間に体から力が抜けへたり込む。
と、そのままアキトの意識は暗黒に塗りつぶされた。
使い古された表現だが、知らない天井。
アキトは、ついぞ体験したことが無いような柔らかい感触の中で目を開いた。
寝起き特有の気だるさはあるものの、気力が驚くほどに充実していた。
活力が全身にみなぎり、腕なり足なりに少しでも力を入れれば忽ち破裂してしまいそうな感覚がある。
ここまで充実した目覚めは随分と久しぶりだったような気がする。
満足そうに深呼吸したとき、胸の当たりの柔らかく心地良い重みと暖かさに気付き、
大儀そうに首を持ち上げて横たわった自分の体を見下ろす。
しばらく、それがなんなのか認識できなかった。
まず最初に目に入ったのは自分の胸を流れ落ちている青味のかった黒髪。
その奥に形のいい眉と閉じた瞼、すっきりした鼻梁、桜色の唇が並んでいる。
ぼんやりとしていた意識が急激に覚醒し始めた。
しばらく固まった後、もう一度自分の体を見下ろしてみる。
暖かい何かを抱いている腕も、絹のように滑らかな何かと絡んでいる足も、
心地よい圧迫感を感じている胴体も全て、首以外の筋肉はなぜか動かなかった。
アキトの胸に頭を乗せ、体を預けるように熟睡するユリカがいる。
自分と同じく、シーツ以外は一糸もまとっていない。
そこまで見て取り完全に目が覚めた。
「あ・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜!?!」
そのアキトの絶叫を聞いてもなおすやすやと、
本当になんの悩みもなさそうな、そしてひどく幸せそうな微笑を浮かべたままユリカは眠っていた。
次回予告
皆さんお待ちかねぇ!
決勝リーグ戦注目の大一番!
テンカワアキトとシュバルツ・シヴェスターが金網爆弾リングで火花を散らします!
ですが、パートナーであるダイゴウジガイを失いテンカワアキトは孤立無援!
必殺のシュトゥルム・ウント・ドランクが容赦なくその体を打ちのめします!
その時現れた救世主とは!
果たしてアキトはこの鋼鉄の旋風を打ち破ることができるのか!
機動武闘伝Gナデシコ、
レディィィィィィ!GO!
もう笑うしかない後書き
ま〜っはっはっはっはっはっはっは。
いや〜、季刊だのなんだのとほざいていたのが嘘の皮。
も〜、
遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れに遅れましたね〜。
もう笑うしかないって状態です。
あっはっはっは。
ちなみに「遅れに」の数は当初の予定から遅れた日数です。
もちろん嘘です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
すいませんごめんなさい勘弁してくださいなにとぞお許しを私が悪うございました平にご容赦を全ては私の不徳のいたす所責任を感じておりますお代官様どうかお慈悲をなにがなんでもちゃんと完結させますので見捨てないでやってください。
さて、最近恒例の読者諸兄へのお詫びはこのくらいにしておいて(爆)。
アキトくんボコられましたねぇ。
ホウメイさんはやっぱり強いです。
明鏡止水を発動してないアキトなんぞぺぺぺのぺぇ。
ほんとに勝てるんでしょうか(爆)。
ユリカについては・・・・・・・ノーコメント(爆)
ただ、Gガンは愛の物語であるっ!
とだけ言っておきましょうかw
ナデシコはどーだか知りませんが(核爆)。
ハイ、またまた暫くぶりですねー。お元気ですかー? プロフェッサー圧縮でございます(・・)
今回は最重要回の一つである「石破天驚拳修得」と「東方不敗の戦う理由」でした。
古来より脈々と続いている、武術の究極の目標は森羅万象である、と申します(゜゜)
天空を裂き、大木を割る稲妻。
大地を砕き、山脈を削る地震。
海原を巻き、大河を呑む竜巻。
力求める者どもは、大自然に畏れおののき、そしてそうありたいと願ったに違いありません。
しからば『到達』したであろうマスターホウメイが、自然との一体の境地に至ったとして何の不思議がありましょうか。
・・・がしかし。
たとえ自然の全てをその身に感じられたとしても、あくまでも主体は自分なのです。
己が矮小さを恥じ、森羅万象に身を委ねようとしても。
それは何処まで行っても自分の意志でしかないのです。
果たしてこの時の東方不敗は、己が意志と価値観を持って自然を認識し、代弁していたと言えるのでしょうか・・・・・・
さあ次回が楽しみになって参りました(゜▽゜)
次は何時になるか解りませんが(核爆)皆さん、わたくしと一緒に末長く待ちませう(・・)
いやーSSって、ホント〜に良いものですねー。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら(・・)/~~
By
故・淀川長治氏を偲びつつ プロフェッサー圧縮
#脈々と続いてると云えば愛の営みもそうなんですが(爆)まぁ生暖かく見守るが吉デス(゜゜)
多分。